飲食店にこそオススメ!コスト削減に繋がるエコ活動とは

節水や節電、紙やプラスチックの再利用など、エコ活動は人々の生活にも根付いています。地球環境を考えるとエコ活動に積極的に取り組むべきだとは分かっているけれど、なかなか重い腰が上がらない方も多いのではないでしょうか。

飲食店ではエコ活動はコスト削減にも繋がります。また、お客様がお店を選ぶ基準にもなるかもしれません。手間と考える前に、エコ活動を売上を上げる手段として捉え直してみませんか。

参考:意識するだけで変わる、今すぐ注目したいコスト削減ポイント

エコなお店づくり

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これから飲食店をオープンする予定、もしくは二店舗目を開く予定でしたら、エコなお店づくりをしてみませんか。

漆喰や珪藻土を使った呼吸する壁、無垢の木材を使った素足で歩きたくなるフローリング、自然の風が通る店内、LED照明に節水型トイレ。内装は特にコストがかかる部分なので、決して簡単には決められませんが、自然素材を使用し、エネルギーを効率良く使うことは、長期的な視点で見た時には電気代やガス代が節約でき、コスト削減に繋がるのではないでしょうか。

エコな造りのお店は従業員にとっても、お客様にとっても居心地の良い場所になるかもしれません。特に小さな子どもを持つお母さんやアレルギーなどを持つお客様は食材ももちろん、お店の内装に使われている素材も気になるものです。

太陽光発電システムやLED照明、ハイブリッド車等を購入する際には自治体から助成金の補助がある場合もありますので、ぜひお近くの自治体でご確認ください。

参考:平成29年度 《事業所用》かつしかエコ助成金のご案内(葛飾区)

シェアをする

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カーシェアリングやシェアハウス、モノやサービスを共有することは私たちの生活では当たり前になってきました。飲食店でもシェアすることで必要のない買い物を減らしたり、コスト削減に繋げることができるのではないでしょうか。

例えば、営業時間外にキッチンや客席を貸し出してみるのはどうでしょうか。副業でケータリングビジネスを行っている方や、料理が趣味で業務用キッチンを使ってみたいと思う方もいらっしゃるかもしれません。もちろん普段の営業に支障が出ないように、貸し出す際のルール作りはしっかり行いましょう。

参考:本業の合間にビジネスにチャレンジしたい!副業の始め方

また、飲食店には予約やアルバイトのシフトを管理したり、経理の作業を行ったりと、オフィススペースは欠かせません。ただ、店舗の賃料を考えると、オフィススペースを作る余裕までないかもしれません。同じ建物や近隣にある店舗のオーナーと共有で使えるオフィススペースを作ってみてはいかがでしょうか。

プリンターやスキャナーなどのOA機器、会議室などはあれば仕事の効率が上がるものですが、これらの設備は決して24時間使い続けるものではありません。近隣の経営者同士でシェアすることで効率を保ちつつ、コストを削減することができます。

仕入れや宅配に使う車も同様にシェアして利用することでコスト削減と同時に環境にも配慮できます。

紙を減らすとスペースも節約できる

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オフィスに比べて飲食店で紙を使う機会は少ないかもしれませんが、請求書や領収書などの証憑書類には一定期間の保存が義務付けられています。

例えば、税の申告期限日より7年間の保存が義務付けられている請求書。7年分の請求書をファイリングし、保管することはそれだけ手間ひまもかかりますし、スペースも必要です。紙の保存のために限られた店舗内のスペースを使うのはもったいないのではないでしょうか。電子データでの保存が認められている書類に関しては、できるだけデータで保存することで事務作業の手間だけでなく、スペースの節約にもなります。

Squareでは、お使いのモバイルデバイスから取引先やお客様にかんたんに請求書を作成・送信できるSquare請求書を提供しています。取引先のメールアドレスに請求書を直接送信することができ、売り上げや支払い状況が一目で確認できます。印刷や郵送の手間を省けると同時に、紙を使わないことは環境にも良いのではないでしょうか。

参考:
処理漏れゼロで請求書を安全に管理するコツ

保存義務有り!領収書の電子データ化のすすめ

お客様に負担をかけない

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エコ活動で重要なポイントは来店するお客様に負担をかけないことです。エコなお店がお客様にとって不便なお店になってしまっては折角の努力もムダになってしまいます。

例えば、食べ残しを減らすことは飲食店にとってはエコですが、すでに満腹のお客様に無理に食べることを勧める訳にはいきません。まずはお店で働く従業員がきちんと各料理の特徴を含めてボリュームを把握し、お客様に説明できるようにしましょう。人数に対して注文の量が多いと感じたら、「メニューには載っていませんが、ハーフポーションにもできるので、色んな料理を試したいならハーフポーションはいかがですか?」と言ってみるとお客様にも喜ばれるかもしれません。テイクアウト用の容器を準備して余った料理を持ち帰れるようにするのもよいかもしれません。

また、使用する食材をなるべく地元で作られた食材にすることも環境に優しい取り組みの一つです。食材の輸送距離が短くなることでCO2の排出量が減ると当時に、お客様にとっては近隣にいる生産者の顔が見える食材を食べれることは安心にも繋がります。実際に生産者を招いて、お客様と直接コミュニケーションを取れるようなイベントを行ってみるのもよいかもしれません。

最近では幼稚園・保育園、小学校で、食の大切さを教える食育教育が行われています。食育に積極的に関わってみてはいかがでしょうか。栄養の知識やバランスの良い食べ方、食べ物の生産など、食に関する正しい知識や習慣を身に付ける食育。お店で使っている食材について説明をしたり、キッチンを見学する機会を設けたり、これらの活動は直接売上の増加には繋がらないかもしれませんが、子どもの保護者には良い印象を与えることができますし、子どもたちも将来の顧客になってくれるかもしれません。

環境に優しいお店はお客様にも優しいお店になるのではないでしょうか。

執筆は2017年7月26日時点の情報を参照しています。
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