【2024年版】ネットショップ開業おすすめサービス10選比較

通販サイトやECサイト、ネットショップを開きたいと考えたとき、悩ましいのはどのサービスを使うかの見極めでしょう。

注文管理、決済、在庫管理など、ネットショップ開業サービスは仕組みの違いにより、大きく「モール型」と「ASP型」に分かれます。また、ASP型には無料版と有料版があり、それぞれ提供する機能の特徴が異なります。

ここでは、スモールビジネスがネットショップを開業するときにどのような点に注目すればよいのか、サービスを比較する際のポイントと、代表的なサービスの特徴を紹介します。

目次


ネットショップの開業方法二つ

ネットショップ開業サービスの種類は大きく「モール型」と「ASP」型にわかれます。まずは簡単にそれぞれの特徴をみていきましょう。

(1) モール型

モール型は、インターネット上のショッピングモールにテナントとして出店する形でネットショップを開業します。モール型の代表的なサービスとしてはAmazonや楽天が挙げられます。

モール型はASP型にくらべて集客力が高く、その代わりに維持費も高くなる点が特徴です。インターネットで買いものをする際、まずモールでほしい商品を検索する消費者も多く、モール独自のポイント制度など囲い込みもあって、モールに出店することで商品やサービスを認知してもらえる可能性が高まります。一方で、維持費はASP型より高い傾向がみられます。

またモール型は出店者が多く、価格競争も激しくなりがちです。モール内での商品検索によって同じ商品が1画面に一覧表示され、さらに「価格の安い順」などで並び替えて比較されるため、独自性の打ち出し方に工夫が必要となります。

(2) ASP型

ASPはApplication Service Providerの頭文字をとった言葉です。ネットショップ運営に必要な商品管理機能や決済機能が搭載されたシステムをレンタルするような形で出店します。独自ドメインを設定できるサービスもあり、インターネット上の路面店といったイメージが近いでしょう。

ASP型はさらに月額費用の有無によって有料版と無料版にわかれます。どちらもモール型と比較するとデザイン面の自由度が高い点が特徴です。

ここからは有料版と無料版の違いをみていきましょう。

有料ASP

有料ASPは初期費用や月額費用が発生するASPです。費用がかかる代わりに、無料ASPよりも機能が豊富な点が特徴です。

たとえばショップデザインのテンプレートや利用できる決済方法、他サービスとの連携、アクセス解析など、無料ASPにくらべて多くの機能を利用できます。また決済にかかる手数料も一般的には無料ASPより安く設定されています。

有料ASPにはさまざまな種類があり、サービスによって特徴が異なるため、ビジネスの規模や必要な機能から比較検討して選びましょう。

無料ASP

無料ASPは初期費用も月額費用も発生しないASPです。無料である分、機能も比較的シンプルですが、ネットショップの運営に必要な機能はひととおり用意されています。また、なかには追加料金を払えば使いたい機能をオプション形式で利用できる場合もあります。なお決済手数料や入金手数料は都度発生し、有料ASPよりも高めである点には留意しましょう。

無料ASPもさまざまなサービスが提供されており、無料で利用できる機能もサービスによってさまざまです。有料ASPと同様に、重視する機能で比較して選ぶとよいでしょう。

最適なネットショップ開業方法を見つけよう

モール型とASP型はそれぞれどのようなビジネスに適しているのでしょうか。これまでに紹介した特徴を整理してみましょう。

モール型・ASP型、どっちが向いている?

モール型は、金銭的な負担が大きくなりやすいことから、それなりのコストがかかってもネットショップ運営を続けられる見込みが立っているビジネスに向いています。

下記はモール型が向いている例です。

  • 商品を安く仕入れられるなど、価格競争に自信がある
  • 利益が少なくても、とにかく商品を販売して売り上げを伸ばしたい
  • 維持費が高くても集客の手間を省きたい

モール型に対し、ASP型は、有料・無料のどちらにしてもモール型よりは集客力が劣ります。したがって、収益を上げるためには魅力的なショップの構築やSNS発信といった取り組みがより求められます。

有料ASPは、お店のデザインや商品にこだわりを持ち、費用や集客の手間がかかっても本格的に商品販売を行って利益を伸ばしたいビジネス向きといえます。

たとえば有料ASPが向いているのは下記のとおりです。

  • 手づくり商品を受注生産したい
  • 実店舗にてすでに商品を定期購入してくれる顧客がおり、ある程度の売り上げが見込める状態でネットショップを始めたい
  • ショップのデザインにこだわりたい

無料ASPは、有料ASPよりも全体的に使える機能が限られているため、紹介した3種のなかでは集客やマーケティングの努力を最も必要とする開業方法です。とはいえ、金銭的なリスクを抑えることはできるため、ある程度の売り上げを見込めるところまでの試験運用には向いているといえます。

たとえば下記が無料ASPに向いている例です。

  • はじめてネットショップ開業に挑戦する
  • 売り上げの見込みが立っていない
  • 副業などで小規模からネットショップ運営を始めたい
モール型 高いコストを支払う余力のある
・価格競争に自信がある
・利益が薄くてもとにかく売り上げをあげたい
・維持費を払っても集客の手間を省きたい
有料ASP 費用と集客の手間がかかっても本格的に商品販売を行いたい
・手づくり商品を受注生産したい
・ある程度の売り上げが見込める状態でネットショップ開業を考えている
・ショップのデザインにこだわりたい
無料ASP 金銭的なリスクを抑えてネットショップを開業したい
・はじめてネットショップを開業する
・売り上げの見込みが立っていない
・副業などで小規模からネットショップ運営を始めたい

ポイント別にモール型と有料・無料ASPの違いを比較

モール型も、ASP型も、ネットショップは「お店」ですから、最も重要なのは毎日の運用です。当然ながら気になるのはどのくらいの利用料がかかるのかといった費用面でしょう。

ただ、店舗運用に重要なのはコストだけではありません。お客さまが訪れやすい仕組みになっているかといった集客も重要ですし、登録できる商品数や掲載できる画像の容量、デザインの柔軟性など、お店や商品をどのくらい充実させることができるかにも注意が必要です。

さらには、ネットショップのページと自社サイトの連携ができるかどうかも重要なポイントになります。

ここからは、店舗運営に欠かせない7要素について、モール型とASP型の有料版・無料版でどのような違いがあるかをみていきましょう。

初期費用

無料ASPでは初期費用がかかりませんが、モール型・有料ASPでも初期費用が発生しないサービスもあります。

ただし無料ASPにおいて、ショップ作成の際に有料テンプレートを利用する場合はテンプレート代が初期費用ともいえるでしょう。

またモール型と有料ASPは基本的に出店初月から月額費用が発生します。まだ商品が売れていない状態でも月額費用の支払いは必要です。安定して商品が売れるようになるまではコストがかさんでしまうかもしれません。

なお無料ASPについては、追加料金がかかるオプション機能を契約しなければ、商品が売れるまでコストは発生しません。

システム維持費

利用料ともいえる月額費用のほか、システム維持費がかかるケースもあります。とくにモール型では、ポイントの原資負担、モールが行うセールやキャンペーンの原資負担、アフィリエイト手数料など複数種類のシステム維持費が利益を圧迫しかねません。

一方ASP型ではモール型のようなシステム維持費は比較的少ない傾向がみられます。月額費用のほかに発生するおもな費用としては、都度発生する決済手数料、入金手数料が挙げられます。

維持費の面では、ASP型のほうが安くショップ運営できるといえるでしょう。

粗利益率

粗利益は売り上げから売上原価を引いて求める利益です。売上原価は一般的に商品の仕入れや製造にかかった費用を指しますが、ネットショップの場合は売上時に派生する決済手数料や送料を含めて考えます。

モール型では粗利益率は低くなりがちです。モール型は価格競争の激しさから薄利多売になりやすいためです。粗利が不十分では固定費を支払う余裕が生まれません。とくに単価の安い商品を扱う場合は意識したいポイントです。

一方、ASP型は、モール型と比較してある程度の粗利を確保しやすいといえます。有料版・無料版ともにショップや商品のオリジナリティで勝負しやすく、付加価値を乗せやすいためです。

無料ASPは有料ASPよりも決済手数料が高く設定されていることが多いため、商品が売れれば売れるほど決済手数料の負担が大きくなります。

集客

モール型は、モール自体に会員登録しているユーザーがいるため、商品をみつけてもらえる確率が高くなります。モール側が仕掛けるポイント制やキャンペーンなどもあり、モール側が集客してくれているといえるでしょう。会員登録者数が多ければ多いほど、商品に関心を持つ人も多くなる可能性があります。

逆にいえば、モール型の場合、店舗同士の競争が激しくなります。ユーザーは商品をモール内で横断検索し、値段や品質などを比較するため、店舗名を覚えてもらうのは難しく、価格競争になりやすいといえるでしょう。また、モール型は登録されているユーザー情報が明かされない場合があり、購入者への次のアクションが限定される可能性があります。

モール型に対してASP型は、自分でページをつくっていく形なので、はじめから登録されたユーザーがいるわけではありません。集客は自力で行い、積極的なSEO対策や広告、SNS運用などを行って顧客獲得を行う必要があります。

しかし、いったん獲得した顧客は自社サイトで管理できるため、リピーターになってもらえる可能性も高く、価格競争に疲弊する可能性も少なくなります。

容量

登録できる商品数の上限と、アップできる画像ファイルの容量には気をつけたいところです。商品の種類はあまり多くないと思っていても、サイズ違いや色違いなど、意外と点数は多いものです。

ネットショップの店舗規模は面積ではなく商品の点数によります。また、写真などで詳細なイメージが伝わると購入への訴求力も高まります。このため、容量は大きいほど、店舗運用としての自由度は上がるといえます。

一般に、モール型のほうが登録点数に上限を設けている場合が多く、ASP型では無料版のほうが有料版に比べて登録できる点数が少なくなります。

デザイン

お店のイメージを大きく左右するデザインですが、モール型はページデザインを統一していることが多く、商品画像や説明などの掲載ルールが厳しい場合があります。

ASP型の場合は、モール型に比べてデザインの自由度が高くなります。テンプレートも用意されているため、商品を登録するだけで手間なく始められるものもあります。

無料ASPはテンプレートの点数に制限があり、シンプルな機能であることが一般的です。有料ASPになると機能追加もデザインのカスタマイズもしやすくなり、店舗の特色も出しやすくなります。

独自ドメイン

ネットショップも店舗の一つです。独自ドメインが使えることは、重要な販売戦略になります。サービスを乗り換えた場合でも引き続き同じドメインが利用でき、ネットショップを気に入り、URLをブックマークしてくれたお客さまを失うことがありません。

モール型の場合、モール独自のドメインになるため、自社の独自ドメインを使うことができません。

ASP型は、独自ドメインを使えることが大きなメリットになります。ただし、無料版などのなかには追加料金がかかったり、独自ドメインの設定ができないものがあったりするため、よく確認しておきましょう。

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代表的なモール型のネットショップを比較

ここからは、モール型のネットショップの代表格である、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングを紹介します。

Amazon

ショッピングモールとしてみた場合、Amazonはサイト全体が大きなカタログのようになっているところが特徴です。1商品が1ページとして統一されています。

1商品でも登録でき、店舗のページをつくる必要がありませんが、ショップとしての独自性を出すのが難しいともいえます。

店舗としてのページを作りたい場合、大口出品プランを選択してブランド登録を申請し、登録できるとストアページを作ることができます。プランは2種類あります。

プラン 2種類(小口出品プラン、大口出品プラン)
登録可能商品数 小口出品プラン毎月49点まで、大口出品プラン毎月49点以上
デザイン 変更不可
初期登録費用 無料
月額費用 小口出品プラン無料、大口出品プラン4,900円/月
販売手数料 カテゴリー別に8%から45%。小口出品プランはさらに1点販売するごとに100円
決済手数料 無料

楽天市場

楽天市場は、モールとしての統一ルールはあるものの、デザインのカスタマイズができるため、店舗としての自由度を高めることができます。開設時にはサポートしてくれるアドバイザーもいます。ポイント制の活用やメルマガの発行、アフィリエイトやSNSの運用などもできるため、店舗独自の販路拡大や顧客の定着なども可能性があります。

プランは3種類あります。プランにより、登録可能な商品数やアップできる画像の容量が異なります。

プラン 3種類(がんばれ!プラン、スタンダードプラン、メガショッププラン)
登録可能商品数 がんばれ!プランは5,000、スタンダードプランは20,000、メガショップランは無制限
画像容量 がんばれ!プランは500MB、スタンダードプランは5GB、メガショッププランは無制限
デザイン 変更可能
初期登録費用 60,000円
月額費用 19,500円から100,000円
楽天ペイ利用料 月間決済高の2.5%から3.5%
システム利用料 月間売上高の2%から7%
楽天ポイント 楽天会員の購入代金×1%(通常)
安全性・利便性向上のためのシステム利用料 月間売上高×0.1%
楽天スーパーアフィリエイト アフィリエイトを経由した売上の2%から4%とパートナーへの成果報酬の15%から30%
R-Messe 月額3,000円から
メールマガジン配信サービス 1通あたり1円

Yahoo!ショッピング

Yahoo!ショッピングは、初期費用や月固定費、売上ロイヤリティが無料のモール型サイトです。独自ドメインを含む外部サイトとの連携ができるのが特徴的です。

ページのデザインテンプレートは、現在は1種類になっています。独自性を出す余地は減りますが、その分メニューがシンプルになり、ページ作成や商品登録がしやすくなったといえます。

プランは1種類のみです。登録できる商品数は無制限となっています。

プラン 1種類
登録商品数 無制限(20万以上になる場合は別途相談)
デザイン テンプレート1種類
初期費用、月額費用、売上ロイヤリティ 無料
ストアポイント原資負担 1%から15%
キャンペーン原資負担 1.5%必須
アフィリエイトパートナー報酬 1%から50%
アフィリエイト手数料 アフィリエイトパートナー報酬の30%
決済サービス手数料 3.0%から4.48%(決済方法による)

下表はAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの比較点をまとめたものです。

  Amazon 楽天市場 Yahoo!ショッピング
プラン ・小口出品プラン
・大口出品プラン
・がんばれ!プラン
・スタンダードプラン
・メガショッププラン
1種類のみ
登録可能商品数 ▼小口出品プラン
49点未満 / 月

▼大口出品プラン
49点以上 / 月
▼がんばれ!プラン
5,000点

▼スタンダードプラン
20,000点

▼メガショッププラン
無制限
無制限
(初期設定200,000点)
デザイン 変更不可 変更可能 変更不可
初期費用 無料 60,000円 無料
月額費用 ▼小口出品プラン
無料

▼大口出品プラン
4,900円
▼がんばれ!プラン
19,500円

▼スタンダードプラン
50,000円

▼メガショッププラン
100,000円
無料
各種手数料 ・販売手数料 ・システム利用料
・楽天ポイント
・楽天スーパーアフィリエイト
・安全性・利便性向上のためのシステム利用料
・R-Messe
・楽天ペイ利用料
・ストアポイント原資負担
・キャンペーン原資負担
・アフィリエイトパートナー報酬
・アフィリエイト手数料
・決済サービス手数料

代表的な有料ASP型のネットショップを比較

ここからは、有料版のASP型ネットショップとして、ショップサーブ、makeshop、カラーミーショップ、Shopifyの4サービスを紹介します。

ショップサーブ

プランは3種類あり、独自ドメインを適用することができます。専任の担当者がサポートについてくれるため、出店時だけでなく運用時も安心です。

プラン 3種類(プラン4S、プラン4G、プラン4P)
初期費用 開通料30,000円(税別)
月額費用 プラン4Sは23,000円(税別)、プラン4Gは63,000円(税別)、プラン4Pは143,000円(税別)
決済手数料 Visa・Mastercardは3.5%〜3.7%、JCB・Diners・American Expressは4.3%
登録可能商品数 3,000点(3,000点以降追加料金対応)
データ容量 10GB(10GB追加料金対応)

makeshop

プランは2種類で、独自ドメインの適用が可能です。販売手数料が無料で、年間の流通額が大きいところが特徴です。

プラン 2種類(プレミアム、エンタープライズ)
初期費用 プレミアム11,000円(税込)、エンタープライズ110,000円(税込)から
月額費用 プレミアム12,100円(税込)、エンタープライズ60,500円(税込)から
決済手数料 プレミアム3.19%から、エンタープライズ3.14%から
登録可能商品数 プレミアムは10,000、エンタープライズは50,000
データ容量 プレミアムは100MB、100MB以上は有料で追加可能

カラーミーショップ

カラーミーショップは、データ容量の制限はプランによって異なるものの、登録できる商品数はどのプランでも無制限です。無料版でも独自ドメインの適用が可能です。有料版も3プラン用意されているため、規模や拡張機能に応じてプラン移行を行うことができます。

プラン 無料1種類(フリー)、有料3種類(レギュラー、ラージ、プレミアム)
初期費用 フリー 無料、レギュラー・ラージ3,300円、プレミアム22,000円
月額費用 フリー 無料、レギュラー4,950円、ラージ9,595円、プレミアム39,600円
決済手数料 フリー6.6%+30円、レギュラー・ラージ4.0%から、プレミアム3.14%から(決済手段により異なる)
登録可能商品数 無制限
データ容量 フリー 200MB、レギュラー5GB、ラージ・プレミアム100GB

Shopify

越境ECに向いているASPで、各国の言語や決済方法、税率などに対応します。独自ドメインの適用も可能です。プランは4種類あり、どのプランでも登録できる商品数、データ容量ともに無制限で利用できます。

プラン 3種類(ベーシック、スタンダード、プレミアム、プラス)
初期費用 無料
月額費用(年払い) ベーシック25ドル、スタンダード69ドル、プレミアム299ドル、プラス2,300ドル
手数料 3.25%から(決済手段により異なる)
登録可能商品数 無制限
データ容量 無制限

ショップサーブ、makeshop、カラーミーショップ、Shopifyのおもな違いを以下の表にまとめます。

  ショップサーブ makeshop カラーミーショップ Shopify
プラン ・プラン4S
・プラン4G
・プラン4P
・プレミアム
・エンタープライズ
・フリー
・レギュラー
・ラージ
・プレミアム
・ベーシック
・スタンダード
・プレミアム
・プラス
登録可能商品数 3,000点(3,000点以降追加料金対応) ▼プレミアム
10,000

▼エンタープライズ
50,000
無制限 無制限
データ容量 10GB ▼プレミアム
100MB、100MB以上は有料で追加可能
▼フリー
200MB

▼レギュラー
5GB

▼ラージ・プレミアム
100GB
無制限
初期費用 30,000円(税別) ▼プレミアム
11,000円(税込)

▼エンタープライズ
110,000円(税込)から
▼フリー
無料

▼レギュラー・ラージ
3,300円

▼プレミアム
22,000円
無料
月額費用 ▼プラン4S
23,000円(税別)

▼プラン4G
63,000円(税別)

▼プラン4P
143,000円(税別)
▼プレミアム
12,100円(税込)

▼エンタープライズ60,500円(税込)
▼フリー
無料

▼レギュラー
4,950円

▼ラージ
9,595円

▼プレミアム
39,600円
▼ベーシック
25ドル

▼スタンダード
69ドル

▼プレミアム
299ドル

▼プラス
2,300ドル
決済手数料 ▼Visa・Mastercard
3.5%〜3.7%

▼JCB・Diners・American Express
4.3%
▼プレミアム
3.19%から

▼エンタープライズ
3.14%から
▼フリー
6.6%+30円

▼レギュラー・ラージ
4.0%から

▼プレミアム
3.14%から(決済手段により異なる)
3.25%から(決済手段により異なる)

代表的な無料ASP型のネットショップを比較

ここからは、無料版のASP型ネットショップとして、Square、BASE、STORESを紹介します。

Square

無料版のほか、有料プランも2種類用意されているため、事業規模が大きくなったときにプラン変更するだけで拡張できるようになっています。独自ドメインは外部で取得したものも適用できるため、すでに自社ドメインを使っている場合でもショップの構築がしやすくなっています。

Squareの大きな特徴は、実店舗にSquareを導入すると、売り上げと在庫をネットショップと連動できる点です。在庫管理売上管理が一元化されるため、効果的な運用を行うことができます。登録できる商品数やデータ容量は無制限です。

また、Instagramに商品をタグ付けして投稿し、商品ページへの誘導が可能です。ネットショップ内にInstagramの投稿を表示させることもできます。ASPの弱点といわれている集客の強化が見込めます。サポート窓口はメールのほか、電話も対応しています。

デザインテンプレートは、小売、飲食店、サービス業など、ビジネスの内容に応じたものが用意されています。商売の特徴をつかんだデザインや機能があらかじめ設計されているため、使い勝手がよくなっています。

プラン 無料1種類(フリー)、有料2種類(プラス、プレミアム)
初期費用 無料
月額費用(年払い) フリー無料、プラス3,375円、プレミアム9,180円
決済手数料 3.6%(プレミアム3.3%)
振込手数料 無料
登録可能商品数 無制限
データ容量 無制限

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BASE

BASEのプランは無料版と有料版1種類の計2種類です。外部で取得した独自ドメインを適用させることができます。登録できる商品数もデータ容量も無制限です(1日あたりの上限はあります)。デザインテンプレートは無料のほかに有料のものもあります。HTML編集ができるため、カスタマイズもできます。

プラン 無料1種類(スタンダード)、有料1種類(グロース)
初期費用 無料
月額費用(年払い) スタンダード 無料、グロース16,580円
決済手数料 スタンダード 3.6%+40円〜、グロース2.9%〜
サービス利用料 スタンダード3%、グロース無料
振込手数料 一律250円(20,000円未満は500円の事務手数料を加算)
登録可能商品数 無制限(1日最大1,000件)
データ容量 無制限

STORES

STORESのプランは、無料版のほか有料版が1種類あります。登録できる商品数やデータ容量は無制限です。デザインは無料のテンプレートが48種類と豊富です。独自ドメインは、有料版を利用すればSTORESの中で取得することができます。ただし、外部で取得したドメインを使用することはできません。

プラン 無料1種類(フリー)、有料1種類(ベーシック)
初期費用 無料
月額費用 フリー 無料、ベーシック2,980円(年払・クレジットカード払時の換算)
決済手数料 フリー 5%、ベーシック3.6%
振込手数料 275円+事務手数料275円(入金額10,000円以上の場合は事務手数料0円)
登録可能商品数 無制限
データ容量 無制限(デジタルアイテムは1アイテム1GB、商品画像は1画像5MB)

Square、BASE、STORESのおもな違いを下表にまとめます。

  Square BASE STORES
プラン ・フリー
・プラス
・プレミアム
・スタンダード
・グロース
・フリー
・ベーシック
データ容量 無制限 無制限 無制限
初期費用 無料 無料 無料
月額費用 ▼フリー
無料

▼プラス
3,375円

▼プレミアム
9,180円
▼スタンダード
無料

▼グロース
16,580円
▼フリー
無料

▼ベーシック
2,980円
決済手数料 ▼フリー、プラス
3.6%

▼プレミアム
3.3%
▼スタンダード
3.6%+40円〜

▼グロース
2.9%〜
▼フリー
5%

▼ベーシック
3.6%
入金手数料 無料 250円(20,000円未満は+500円) 275円(10,000円未満は550円)

スモールビジネスのネットショップ選びのポイント

スモールビジネスを展開する事業主が重視したいポイントを三つ紹介します。

初期費用・月額利用料金

月々の売上見込みから初期費用や月額利用料の許容範囲を見極めましょう。初期費用や月額利用料は、売り上げが立たなくても発生します。仮に商品が売れたとしても固定費を回収できず、赤字が続くようでは早い段階でショップ運営も苦しくなってしまいます。

商品をどれだけ販売できるか未知数の場合はとくに、金銭的なリスクをできるだけ抑えられる形で運営を始めましょう。

操作のしやすさ

サービスの操作性や使い勝手のよさも大切なポイントです。操作性が悪いと一つひとつの作業に時間がかかります。はじめは小さなストレスかもしれませんが、日々続くとなると時間のロスもストレスも大きなものとなってしまいます。

下記は操作性を確認しておきたい作業の例です。

  • 商品登録
  • 受注管理
  • 在庫管理
  • カスタマイズのしやすさ(ASP型)

個人事業主や副業などネットショップ運営に1人で取り組む場合はとくに、割ける時間や手間が限られ、操作のしやすさは優先度が高くなります。

手数料

商品が売れた場合に発生する手数料もよく比較しましょう。決済手数料をはじめ売り上げに対して一定の割合を支払うタイプの手数料については、商品を販売するほど負担が大きくなりがちです。

モール型はシステム利用料、ポイント利用料など独自の手数料を設けているサービスも少なくありません。各種手数料を細かく比較検討しましょう。

ネットショップを無料で開始するならSquare

EC作成から、オンライン決済、店舗連動の在庫管理まで、便利な機能が無料で簡単に始められます。

ネットショップの出店方法はモール型とASP型の大きく2種類があり、ASP型は有料版・無料版にわかれます。モール型とASP型(有料・無料)ではコスト面や集客のしやすさ、デザインの自由度などにそれぞれ特徴があります。

スモールビジネス経営者については、とくに初期費用・月額利用料金、操作性、各種手数料の3点を重視してサービスを選ぶとよいでしょう。

出品する商材や売り上げの見込みのほか、ショップの開設や運営、集客にかけられる時間などを踏まえ、適切なネットショップサービスを選択することが、ネットショップ運営を成功させる第1歩です。


Squareのブログでは、起業したい、自分のビジネスをさらに発展させたい、と考える人に向けて情報を発信しています。お届けするのは集客に使えるアイデア、資金運用や税金の知識、最新のキャッシュレス事情など。また、Square加盟店の取材記事では、日々経営に向き合う人たちの試行錯誤の様子や、乗り越えてきた壁を垣間見ることができます。Squareブログ編集チームでは、記事を通してビジネスの立ち上げから日々の運営、成長をサポートします。

執筆は2021年8月23日時点の情報を参照しています。2024年3月28日に記事の一部情報を更新しました。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。Photography provided by, Unsplash