ハンドメイド販売の始め方!売るときの注意点や出品方法を解説

アクセサリーや雑貨など、作った作品を販売してみたい。そう思っても、「どこに出品すればいい?」「値段はどう決める?」「売るときに注意することは?」と迷う人は多いでしょう。

ハンドメイド販売は、作品と販売場所を決め、商品情報を整えれば小さく始められます。一方で、販売手数料や発送費を見落とすと利益が残りにくく、権利や税金の確認も必要です。この記事では、販売先の選び方から出品・発送までの手順、販売前に押さえたい注意点を紹介します。

📝この記事のポイント

  • ハンドメイド品は、使う人や用途を考えて作品を選び、販売場所を選ぶところから始める
  • 出品先はフリマアプリ、専門サイト、自分のネットショップ、対面販売などから選ぶ
  • 材料費・作業工賃・手数料・送料を踏まえて価格を検討し、同種の作品の相場も確認する
  • 著作権や確定申告などのルールを守って、トラブルなく続ける準備も大切
  • Squareなら簡単にネットショップを開設できるほか、小型の決済端末でイベントでもキャッシュレス決済を用意できる
目次


ハンドメイド販売の魅力とは?

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ハンドメイド作品を販売する魅力の1つは、自分のセンスや創造力、技術に価値がつく点でしょう。またこだわりや思いを込めて企画して手作りしたものを届けることで、お客さまとのつながりが生まれるのも醍醐味です。こうした人とのやり取りが作家にとっての喜びになり、新たな作品を生むモチベーションにつながります。

ハンドメイド販売を始める前に決めること

まずは「何を、誰に、どこで売るか」を具体的にすると、出品先や商品写真、価格を決めやすくなります。いきなり多くの作品をそろえるより、少数から反応を見て改善する方法もあります。

作品と購入してほしい人を明確にする

たとえば同じ布小物でも、通勤に使う人向けと子ども向けでは、大きさや素材、商品の説明が変わります。作品の用途、サイズ、色違い、オーダーの可否を整理し、買う人が使用場面を想像できるようにしましょう。作品のアイデアを考える際は、ハンドメイド品で売れるものの考え方をまとめたこちらの記事も参考になります。

最初に用意するものを整理する

作品と材料のほか、明るい場所で撮影するための道具や梱包材、発送方法、売り上げと経費の記録方法を決めます。ネットで販売するなら商品写真や説明文、配送日数、返品・交換の条件も用意します。対面で売るなら値札、お釣りやキャッシュレス決済の準備も必要です。

ハンドメイドを売る場所と出品先の選び方

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出品先によって、作品を見つけてもらいやすさ、自分でできるデザイン、販売手数料が違います。まずは1つの販売場所で始め、注文への対応に慣れてから広げると管理しやすいでしょう。

販売方法ごとの特徴を比較する

販売方法 向いている人 選ぶ際の注意点
フリマアプリ 少数の作品を手軽に出品したい人 価格比較されやすく、販売手数料や配送費を確認する
ハンドメイド販売サイト 作品を探している人に見つけてもらいたい人 作品の掲載ルールや成約時の手数料を確認する
自分のネットショップ ブランドの見せ方を整え、リピーターと関係を築きたい人 集客を自分で行い、決済や配送の設定も整える
イベント・委託販売 作品を直接見てもらいたい人 出店料・委託手数料、在庫管理、当日の会計を確認する

フリマアプリ(メルカリ・ラクマなど)

メルカリなど多くのユーザー数を抱えるフリマアプリは、手軽に利用できるうえ、作品がたくさんの人の目に触れるのがメリットです。ただし、ハンドメイド作品の販売に特化した場所ではないため客層が幅広く、ハンドメイド品のよさや特徴を理解せずに購入される可能性もあります。値下げ交渉なども発生しやすく、その対応の手間も発生しがちです。

ハンドメイド専用サイト(minne・Creemaなど)

ハンドメイド作品の売買に特化した専用サイトでは、客層が手作り品を求める人々に限られることから、フリマアプリよりも作風やオリジナリティをアピールしやすいでしょう。出品は簡単にできるうえ、集客力もあるため販売初心者でも利用しやすいのが特徴です。一方で、販売手数料が高い、価格競争が激しいなどのデメリットがあるほか、販売ページのレイアウトやデザインに柔軟性がなく表現できる世界観には限界があります。

自分のネットショップ(BASE・STORES・Squareなど)

自分の世界観や思いをしっかり伝えたい人は、自身のネットショップを開設するのがベストです。自由度が高い点に加えて、サービスによってはハンドメイド専用サイトに比べて販売手数料を安く抑えられるというメリットもあります。ただし、ショップの認知度を上げるには、SNSを使った集客などに力を入れる必要があるでしょう。

対面販売(イベント・委託販売など)

対面販売の大きな魅力は、買い手との交流です。クラフトマーケットやフリーマーケット、陶器市などイベントに出店してお客さまに直接作品の魅力を伝え、意見を聞けるのは貴重な機会です。デメリットとしては、準備に時間や手間がかかる点、そして販売機会が限られる点が挙げられます。

セレクトショップやカフェ、アパレル店などの店舗に販売を委託するのも1つの手段です。ただし、委託なのでお客さまとの交流機会はあまり得られないほか、陳列方法などの販売中の状態を自分で管理できないという難点もあります。

販売サービスの費用比較

次の表は、主なサービスの料金例です。月額無料でも販売時の費用は発生するため、送料や振込手数料を含めて比較しましょう。

サービス 料金の例 確認したい点
minne minne PLUS非会員の販売手数料は税込10.659%1 作品価格、オプション料金、送料を含めて計算
Creema 通常の成約手数料は決済総額の税込10.67%2 食品など一部カテゴリーは料率が異なる
BASE スタンダードプランのクレジットカード決済は3.6%+40円、サービス利用料3%3 決済方法や販売経路、振込時の費用も確認
STORES フリープランのクレジットカード決済は5.5%4 決済手段やプランで料率が変わる
Square オンラインビジネス フリープランの月額利用料は0円、オンラインのカード決済手数料は3.6% 作品を見つけてもらうための集客も必要

※各社の料金は2026年10月時点

決済サービスのSquareが提供するSquare オンラインビジネスでは、サイト作成の知識がなくても、作品の情報を入力したり画像をアップロードしたりするだけで簡単に販売を始められます。無料プランでも実店舗との連携、請求書の発行、在庫管理、顧客管理など幅広い機能を利用できます。Squareのネットショップ作成機能については、後半で詳しく取り上げます。

ハンドメイド販売の始め方を5ステップで解説

販売場所を決めたら、出品と注文対応の流れを作ります。最初は制作できる数と発送できる日数に余裕を持たせましょう。

出品から発送までの流れ

  1. 作品と販売先を決める:想定する購入者、作品の用途、販売先の出品ルールを確認します。
  2. 写真と商品説明を用意する:全体・細部・使用時の写真を撮り、サイズ、素材、色、個体差、取り扱い上の注意を記載します。
  3. 価格と配送条件を設定して出品する:制作費用に加え、送料の負担者、発送までの日数、返品・交換の条件を明示します。
  4. 注文を確認して梱包・発送する:破損や水濡れを防ぐ梱包を選び、約束した期限内に発送します。
  5. 売り上げと反応を振り返る:手数料や経費を差し引いた利益、閲覧数、問い合わせ内容を見て写真や説明を改善します。

出品時の商品説明には、検索されそうな作品の用途や素材を自然に盛り込みます。購入後の行き違いを防ぐため、写真だけでは伝わりにくいサイズや色味の違いも文章で補いましょう。

赤字を避ける価格の決め方

価格を決めるときは「材料費+梱包費+制作時間に見合う金額+販売手数料+送料負担分」を積み上げます。たとえば材料費600円、梱包費100円、制作にかけた時間を1,000円と考え、手数料・送料を自分が負担するなら、販売価格1,700円では足りません。販売先の手数料が販売価格に連動する場合は、設定した価格から手数料を差し引き、希望する金額が残るか試算しましょう。

ハンドメイドを売るときの注意点

ハンドメイド品を販売する際は、いくつか頭に入れておきたいことがあります。

他者の権利と材料の利用条件を確認する

キャラクターやロゴ、他者の図案などを許可なく複製した作品の販売は、著作権や商標権の問題につながりかねません5。市販の型紙や素材を使う場合も、商用利用や作品販売を認める条件を確認しましょう。出品先ごとの禁止商品や、画像の利用ルールにも目を通しておきましょう。

販売する品目と通販の表示ルールを調べる

食品などは、内容によって営業許可・届出や衛生管理が必要です。販売前に品目に応じた制度を確認し、必要に応じて管轄の保健所へ相談しましょう6。自分のネットショップで通信販売を行う場合は、販売価格、送料、引き渡し時期、返品・キャンセルの条件、事業者情報など、特定商取引法に基づく表示も確認します7。ネット販売に必要な許可の解説記事も参考にしてみてください。

売り上げと経費を記録し、税金を確認する

材料費や販売手数料、送料などの記録と領収書を残し、販売の収入と必要経費を整理しましょう。税務上の「所得」は売り上げそのものではなく、一般に収入から必要経費を差し引いた金額です。

所得税の申告が必要かどうかは、給与収入やほかの所得、各種控除などの条件によって変わります。2026年分からは所得税の基礎控除額も引き上げられます8。会社員などの給与所得者が副業としてハンドメイド販売を行う場合、給与以外の所得が20万円以下なら、所得税の確定申告が必要ない場合もあります。適用には条件があるほか、所得税の申告とは別に住民税の申告が必要な場合もあるため10、不安な人は税務署や税理士に相談するとよいでしょう。

確定申告時に、控除額の大きな青色申告で行いたい場合は、開業届と青色申告承認申請書を期限内に提出しておきましょう11。青色申告特別控除を最大限に受けるには、複式簿記による記帳などの要件を満たす必要がありますが、会計ソフトを使えば初心者でも比較的簡単に作成できます。2027年分からは複式簿記とe-Taxでの申告で最高65万円、さらに優良な電子帳簿の保存などの要件を満たすと最高75万円の青色申告特別控除の対象になります。青色申告についてはこちらの記事、開業届についてはこちらの記事も参考になります。

また、配偶者の扶養を意識して販売する場合は、本人の税額とは別に、配偶者控除や健康保険の扶養の要件も確認しましょう。2026年分の配偶者控除は、販売する人の合計所得金額が62万円以下などの条件を満たす場合に、配偶者が受けられます。62万円を超えても配偶者特別控除を受けられる場合があるため、詳しい要件は国税庁のウェブサイトなどを確認しましょう。

Squareならネット販売も対面販売も効率化できる!

ハンドメイド販売に役立つツールのなかでも、おすすめはSquareです。無料でアカウントを作成するだけで、ネットショップの開設だけでなく、対面決済に役立つ機能やクラウド請求書まで利用できます。

無料でネットショップを開設できる

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上でも紹介したSquare オンラインビジネスは、充実した機能を無料で利用できるネットショップ作成プラットフォームです。商品マスタの作成からサイトの構築まで、ネットショップの開設に必要な作業を効率よく進められるほか、スマートフォン用のサイトにも対応しています。

商品の在庫管理やInstagramとの連携など、ネットショップの運営に役立つ機能が備わっているのもうれしい点です。無料プランでは初期費用や月額利用は一切かからず、必要なのは決済ごとにかかる3.6%の決済手数料のみです。

ネットショップを無料で開始するならSquare

Square オンラインビジネスはモバイル対応のオンラインストアを無料で構築できるサービスです。実店舗と在庫を自動で連動させたり、店頭受取やデリバリーに対応していたりと、便利な機能が豊富。無料でECをはじめたい小売店や飲食店に向いています。

さらに高度な設定やデザイン性の高いウェブサイトを作成できる有料プランもあります。Square オンラインビジネスの各種プランについて、詳しくはこちらを参考にしてみてください。また、Squareでネットショップを作る詳しい手順はこちらの記事でも詳しく解説しています。

対面販売でも決済がスマートに

最近のイベントに欠かせないキャッシュレス決済も、Square POSレジアプリと決済端末を利用すれば簡単に導入できます。また在庫や注文状況、売り上げ、顧客情報などあらゆる情報がネットショップと自動で同期されて1カ所で確認できるため、事業運営の効率が加速するでしょう。

受注制作には請求書が便利

オーダーメイドの商品を販売する場合は、Squareのクラウド請求書が便利です。メールで請求書を送信できるため印刷や郵送の手間が省けるほか、入金の状態はスマートフォンやタブレット上で確認でき、銀行振込のようにわざわざ口座を見る必要はありません。

請求書にはクレジットカード決済機能がついているため、お客さまは受け取ったメールからカードで簡単に支払いを済ませられます。売り上げは通常入金の場合、三井住友銀行またはみずほ銀行の口座なら決済日の翌営業日、それ以外の金融機関の場合は毎週水曜日で締め、同じ週の金曜日に合算で振り込まれます。さらに、即時入金サービスを利用すれば、その場ですぐに売上額が入金されるため、資金繰りの改善にも役立ちます(所定の手数料がかかります)。

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まとめ

ハンドメイド販売を始めるには、作品と購入してほしい人を決め、出品先の費用やルールを比べたうえで、写真・説明・価格・配送条件を整えます。販売後は手数料を含む収支を記録し、買う人の反応を見ながら改善しましょう。権利や通販の表示、税金の確認も継続的に行うことが大切です。

よくある質問

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ハンドメイド販売を始めるときによくある疑問をまとめました。

ハンドメイド作品はどこに出品するのがよいですか?

最初は少ない品数で試したいならフリマアプリ、作品が多くの人の目に触れる機会が欲しいならハンドメイド専門サイト、自分のブランドを育てたいならネットショップが候補になります。販売手数料だけでなく、集客方法や発送のしやすさも比べましょう。

ハンドメイド販売は無料で始められますか?

月額利用料0円のオンライン販売サービスやネットショップ開設サービスを活用すれば、固定費を抑えて始められます。ただし材料や梱包、送料にかかる費用や、注文が入ったときの販売・決済手数料が発生することは念頭に置いておきましょう。

副業のハンドメイド販売は所得が20万円以下なら申告不要ですか?

給与所得者など一定の条件を満たせば、給与以外の所得が20万円以下の場合、所得税の確定申告が必要ない場合があります9。適用には条件があるほか、所得税の申告とは別に住民税の申告が必要な場合もあるため、不安な人は税理士に相談するのがおすすめです。


Squareのブログでは、起業したい、自分のビジネスをさらに発展させたい、と考える人に向けて情報を発信しています。お届けするのは集客に使えるアイデア、資金運用や税金の知識、最新のキャッシュレス事情など。また、Square加盟店の取材記事では、日々経営に向き合う人たちの試行錯誤の様子や、乗り越えてきた壁を垣間見ることができます。Squareブログ編集チームでは、記事を通してビジネスの立ち上げから日々の運営、成長をサポートします。

執筆は2026年10月6日時点の情報を参照しています。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。