※本記事の内容は一般的な情報提供のみを目的にして作成されています。法務、税務、会計等に関する専門的な助言が必要な場合には、必ず適切な専門家にご相談ください。
深夜や週末などの金融機関が営業していない時間帯であっても、ほぼタイムラグなしで資金が即時に振り込まれる即時振込サービス。かつては、着金を待たなければなりませんでしたが、現在は広く普及し、高い利便性が享受できるようになっています。
本記事では、利用シーンによってとても便利な即時振込サービスについて、メリットやデメリットなどのほか、対応している金融機関や選ぶ際に気をつけるべきポイントなども含めて分かりやすく解説します。
📝この記事のポイント
- 即時振込サービスは24時間365日、ほぼリアルタイムで送金可能
- 「モアタイムシステム」対応金融機関同士でのみ即時反映が行われる
- 経理効率化・信頼関係の構築・緊急時対応など多くのビジネスメリットがある
- すべての口座や時間帯が即時対応ではなく、手数料が発生する場合もある
- 利用前に対応時間・口座条件・セキュリティー・費用を確認することが重要
目次
- 即時振込サービスとは
- 即時振込サービスのメリットとデメリット
・メリット1:24時間365日のリアルタイム送金
・メリット2:経理周りの業務改善
・メリット3:イレギュラーな場面の緊急対応
・メリット4:取引先と良好な信頼関係の維持に寄与
・デメリット1:振込先に制限がある場合がある
・デメリット2:手数料が発生する場合がある - 即時振込サービスが使える場面
・オンライン取引の決済
・従業員への給与支払い
・各種サービスに対する請求書の支払い
・個人間の送金 - 即時振込サービスが使える銀行・サービス一覧
・三菱UFJ銀行
・三井住友銀行
・ドコモファイナンス
・楽天銀行
・ゆうちょ銀行
・住信SBI銀行
・JAバンク
・各種地方銀行 - 即時振込サービスを選ぶ際のポイント
・取り扱い日や時間に問題はないか
・即時入金となる対象口座が要件に合うか
・セキュリティーサービスがあるか
・手数料は発生するか - まとめ
- よくある質問
・即時振込サービスはどの銀行で利用できますか
・即時振込サービスは誰でも利用できますか
・即時振込サービスで送金対象の口座に制限はありますか
・即時振込サービスに手数料は発生しますか
即時振込サービスとは
即時振込サービスとは、一般的に24時間365日いつでも金融機関を通じた振込が行えるサービスのことをいいます。
日本では、金融機関を通じて振込を行う際、基本的に「全銀システム」(全国銀行データ通信システム)という仕組みを利用しています。
2018年10月9日以前の「全銀システム」は、原則として平日の8時30分~15時30分の間しか対応していない「コアタイムシステム」のみで運用されていましたが、2018年10月9日からは「コアタイムシステム」がカバーしていない時間帯を網羅する「モアタイムシステム」が導入され、対応している金融機関同士であれば24時間365日、いつでも即時振込できるようになっています1。
即時振込サービスのメリットとデメリット
即時振込サービスにはいろいろなメリットが備わっていますが、おもだったところでは以下のようなものが挙げられます。
- 24時間365日のリアルタイム送金(※メンテナンスや各行の接続時間帯により例外あり)
- 経理周りの業務改善
- イレギュラーな場面の緊急対応
- 取引先と良好な信頼関係の維持に寄与
その一方で、下記のようなデメリットになる部分も見受けられます。
- 振込先に制限がある場合がある
- 手数料が発生する場合がある
それぞれについて、詳しく紹介していきましょう。
メリット1:24時間365日のリアルタイム送金
第一のメリットとして挙げられるのは、最も大きなニーズであった「24時間365日、リアルタイムで送金が可能」になったという点です。
「モアタイムシステム」の導入前でも金融機関の営業時間外に振込手続きはできましたが、あくまでも「予約」扱いになっており、実際に金銭の移動を行うタイミングは次の営業日以降になっていました。
「モアタイムシステム」の導入以降は、振込操作をしてすぐに金銭の移動処理が行われるようになり、ほぼタイムラグなく着金が確認できるようになっています。
メリット2:経理周りの業務改善
即時振込が利用できない場合、事業者は金融機関の営業時間を考慮して入出金計画を立てたり、振込が反映されるまで取引ごとの決済状況を追跡したりする必要があります。こうした作業は手間がかかるうえ、想定外の遅延が発生すれば資金繰りの見通しにも影響します。
一方、即時振込を活用すれば、振込操作から着金確認までをリアルタイムで完結できるため、入出金管理がシンプルになります。経理担当者は本来注力すべき業務に集中できるようになるでしょう。
メリット3:イレギュラーな場面の緊急対応
事業を進めるなかでは、予定外の支払いが突然発生したり、取引先から急ぎの入金対応を求められたりと、通常のスケジュールでは対応しきれない場面が少なくありません。
こうした緊急時でも、即時振込サービスを利用すれば、時間や曜日を問わずすぐに送金を完了でき、支払い遅延による信用低下や契約トラブルを防ぐことができます。反対に、即時振込に対応していない場合は、資金の反映が翌営業日以降となり、商談や納品などのタイミングを逃すリスクも生じます。
突発的な支払いにも柔軟に対応できる体制を整えることは、ビジネスチャンスを逃さないための重要な備えといえるでしょう。
メリット4:取引先と良好な信頼関係の維持に寄与
取引先との関係維持において、支払いのスピードと確実性は非常に重要です。特に、都度請求や短納期での取引の場合、請求書を受け取ってから迅速に振込を行えるかどうかが、相手の信頼度に直結します。
即時振込サービスを利用すれば、請求書の受領から即座に送金までを完了できるため、取引先に安心感を与えられます。これにより、支払い遅延に起因する誤解やトラブルを防ぐとともに、誠実でスピーディーな対応を重ねることで長期的な信頼関係を築くことができます。
デメリット1:振込先に制限がある場合がある
即時振込サービスは非常に便利ですが、すべての金融機関や口座で利用できるわけではありません。振込元が対応していても、振込先の金融機関や口座種別がモアタイムシステムに未対応の場合、即時に着金せず、翌営業日扱いになることがあります。
そのため、「即時で送れるはず」と思い込んで取引を進めると、資金の反映遅れによる誤解やトラブルにつながるおそれがあります。特に初めての取引先や普段利用しない銀行への振込時は、双方の金融機関が即時振込に対応しているかを事前に確認しておくことが重要です。
デメリット2:手数料が発生する場合がある
即時振込サービスは、金融機関・チャネル・時間帯・振込金額などによって、手数料が発生する場合があります。無料の場合もありますが、条件により数百円程度の費用がかかることもあるため、事前に料金表と適用条件を確認し、資金計画に織り込むことが重要です。

即時振込サービスが使える場面
即時振込サービスは多くの場面でメリットをもたらしますが、以下に挙げるようなケースでは特に有用といえます。
- オンライン取引の決済
- 従業員への給与支払い
- 各種サービスに対する請求書の支払い
- 個人間の送金
どのような点で魅力があるでしょうか。それぞれ詳しくみていきましょう。
オンライン取引の決済
近年、ビジネスのオンライン化が進み、商品の販売やサービス提供、請求・支払いのやり取りなど、多くの取引がインターネット上で完結するようになりました。こうしたオンライン取引では、スピードと信頼性の高い決済処理が取引継続の鍵となります。
この点で、「いつでも振込処理ができる」即時振込サービスは、オンライン取引と極めて親和性の高い決済手段といえます。取引成立後すぐに支払いを完了できるため、相手先は即座に入金を確認でき、納品やサービス提供を迅速に進められるのが大きな利点です。
また、リアルタイムで資金が移動することにより、入金待ちによる業務停滞やキャッシュフローのずれを防止できる点も重要です。とりわけ、オンライン上で多頻度の決済を行う企業や個人事業主にとっては、事務効率化と顧客満足度の向上を同時に実現できる仕組みといえるでしょう。
実際、総務省統計局の調査2によれば、2024年時点で世帯の半数以上がオンライン上で商品・サービスを購入しており、こうしたデジタル取引の拡大は今後も続くと予想されています。
従業員への給与支払い
即時振込サービスは、従業員への給与や報酬の支払いにおいても大きな効果を発揮します。
正社員の場合は、締め日から支払日までに一定の期間が設けられているため、企業側も資金繰りの計画を立てやすい一方、アルバイト・パート・業務委託といった働き方では、勤務日数や成果に応じて支払額が毎月変わることが多く、支払処理の迅速さが求められます。
即時振込を活用すれば、勤務当日または申請直後に報酬を振り込むことが可能になり、従業員のモチベーション向上や定着率の改善につながります。
各種サービスに対する請求書の支払い
企業間取引では、毎月の締め日に基づいて請求書を発行し、後日振込で支払う「掛け取引」が一般的です。こうした取引では、キャッシュフローを最適化するため、支払期日直前に振込を行うケースも少なくありません。
しかし、従来の振込では金融機関の営業時間に制約があり、土日祝日や夜間の振込が翌営業日扱いになることもありました。その結果、支払期日に間に合わず、取引先への信頼を損なうリスクが生じることもあります。
即時振込サービスを利用すれば、休日や夜間でもその場で着金が反映されるため、期日ギリギリの振込でも安心です。資金繰りを維持しながら、支払い遅延によるトラブルや信用リスクを回避できる点は、経理担当者にとって大きなメリットといえるでしょう。
個人間の送金
個人どうしの送金では、「きちんと支払われたか」「相手に届いたか」といった確認の不安がつきものです。即時振込サービスを利用すれば、支払いと受け取りがほぼリアルタイムで完了するため、こうした不安を軽減できます。特に、友人・家族への立替金精算、イベント費用の集金など、少額かつ頻繁に発生する送金の場面で便利です。
また、近年ではカードローンやクレジットカードのキャッシングといったサービスにも即時振込が広く導入されています。対応口座を保有していれば、申込から最短30分程度で資金を受け取れるケースもあり、急な出費への対応や資金調達の柔軟性が向上しています。
即時振込サービスが使える銀行・サービス一覧
「モアタイムシステム」に対応している金融機関は、2025年8月1日の時点で1,070件あります3。
「モアタイムシステム」に対応している金融機関
| 都市銀行 | みずほ銀行、三井住友銀行、埼玉りそな銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行 | 計5行 |
| 地方銀行 | 千葉銀行、横浜銀行、福岡銀行、静岡銀行、京都銀行など | 計61行 |
| 第二地銀協加盟銀行 | 仙台銀行、栃木銀行、東京スター銀行、あいち銀行、トマト銀行など | 計36行 |
| 信託銀行 | 三菱UFJ信託銀行、三井住友信託銀行、みずほ信託銀行、オリックス銀行 | 計4行 |
| 外国銀行 | シティバンク、ジェー・ピー・モルガン・チェース銀行、香港上海銀行 | 計3行 |
| その他銀行 | PayPay銀行、セブン銀行、イオン銀行、商工組合中央金庫、ゆうちょ銀行など | 計15行 |
| 信用金庫 | 京都中央信用金庫、城南信用金庫、岡崎信用金庫、多摩信用金庫、埼玉縣信用金庫など | 計254行 |
| 信用組合 | 近畿産業信用組合、茨城県信用組合、長野県信用組合、広島市信用組合、大阪協栄信用組合など | 計138行 |
| 労働金庫 | 労働金庫連合会、中央労働金庫、東北労働金庫、近畿労働金庫、九州労働金庫など | 計14行 |
| 信用農業協同組合連合会・農業協同組合 | 農林中央金庫、北海道信用農業協同組合連合会、上伊那農業協同組合、愛知みなみ農業協同組合、福岡八女農業協同組合など | 計527行 |
| 信用漁業協同組合連合会・漁業協同組合 | 北海道信用漁業協同組合連合会、東日本信用漁業協同組合連合会、JFしまね漁業協同組合、西日本信用漁業協同組合連合会、九州信用漁業協同組合連合会など | 計13行 |
| 合計 | – | 1,070行 |
これらのなかから主だったところと、即時振込に対応しているカードローンサービスをピックアップして紹介しましょう。
三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行では、全銀システムが「モアタイムシステム」を導入した2018年10月9日から即時振込サービスの提供を開始しています4。
三菱UFJ銀行のATMやコンビニのATMに加え、インターネットバンキング・モバイルバンキング(テレフォンバンキングを除く)の三菱UFJダイレクトや、法人向けインターネットバンキングのBizSTATIONで利用できます。
三井住友銀行
三井住友銀行も「モアタイムシステム」導入時から即時振込サービスを実施しています。
ただし、システムメンテナンスのタイミングとなる毎週日曜日21時から月曜日7時までの手続きは即時振込にはならず、振込指定日の9時頃までに順次着金することになるので気をつけましょう5。
ドコモ・ファイナンス
カードローンを手掛けるドコモ・ファイナンスが提供する即時振込サービスは、いつでも手数料0円で利用できるのが特色です。24時間365日、余計な費用を負担せずに自身名義の金融口座でお金を受け取ることができます6。
楽天銀行
ネット銀行の一つ、楽天銀行でも2018年10月9日から即時振込サービスを提供しています。
基本的に即時振込ではありますが、振込方法によっては祝日や年末年始、月曜および土日の深夜など、曜日や時間帯によっては着金が翌営業日になることがあるので注意してください7。
ゆうちょ銀行
ゆうちょ銀行では「即時振替サービス」を提供しています。これはPayPayやメルペイなどのキャッシュレス決済アプリへのチャージ、あるいは証券口座への入金用に、ゆうちょ銀行の口座を登録しておくと、口座情報をその都度、入力することなく、即座に入金ができるサービスです8。
住信SBIネット銀行
楽天銀行などとあわせて国内のネット銀行大手である住信SBIネット銀行でも即時振込サービスを提供しています。
ただし、スマート認証NEO登録端末以外から手続きをする場合には、フィッシング詐欺などによる不正送金に対するセキュリティー対策として名義人本人以外への振込が翌日以降の実行となるので注意が必要です9。
JAバンク
JAバンクでも即時振込を実施していますが、年末年始や大型連休中などの期間のほか、通常でも深夜から早朝の時間帯などに対応していないので、事前に取扱時間をよく確認してから利用するようにしてください10。
各種地方銀行
千葉銀行や横浜銀行、福岡銀行、静岡銀行、京都銀行など、61行の地方銀行でも即時振込サービスが利用できます。(2025年8月時点)
また、東京スター銀行や名古屋銀行、トマト銀行をはじめとする36行の第二地銀協加盟銀行、254行の信用金庫、138行の信用組合などへも即時振込サービスは普及しています。

即時振込サービスを選ぶ際のポイント
即時振込サービスを利用する場合、どのような点に注意すべきでしょうか。ぜひ確認しておきたいポイントとして、以下のような項目が挙げられます。
- 取り扱い日や時間に問題はないか
- 即時入金となる対象口座が要件に合うか
- セキュリティーサービスがあるか
- 手数料は発生するか
それぞれを掘り下げて紹介していきましょう。
取り扱い日や時間に問題はないか
即時振込といっても、すべての時間帯で必ず即時に反映されるわけではありません。金融機関によっては、深夜や早朝など一部の時間帯を対象外としていたり、メンテナンス時間中は処理が翌営業日扱いになったりする場合があります。
また、即時振込は振込元と振込先の両方の金融機関がサービスに対応していることが前提です。どちらか一方でも対応していないと、振込は即時に完了しません。
特に急ぎの振込を行う場合は、自分の口座がある金融機関だけでなく、振込先の金融機関についても、公式サイトなどで「即時振込の対応時間」「反映タイミング」「メンテナンス予定」などを事前に確認しておくことが重要です。
即時入金となる対象口座が要件に合うか
即時振込サービスを提供している金融機関であっても、すべての口座や振込方法が即時対応になるとは限りません。たとえば、特定の口座種別(定期預金口座や一部の法人専用口座など)は対象外となる場合があります。
また、同じ金融機関でも、利用チャネル(ATM・インターネットバンキング・アプリなど)によって即時振込が適用されないことがあります。さらに、事前に即時振込サービスへの登録や設定が必要なケースもあり、登録が済んでいないと通常の振込扱いとなる点にも注意が必要です。
安心して利用するためには、振込元・振込先の双方で「対象口座」「対応チャネル」「利用条件」を事前に確認しておくことが大切です。
セキュリティーサービスがあるか
「全銀システム」自体にも、高度なセキュリティー対策が施されていますが、各金融機関も独自の安全対策を導入しています。
たとえば、スマートフォンアプリを利用する場合は、起動時に生体認証(指紋・顔認証など)を求める仕組みが一般的です。インターネットバンキングでは、ワンタイムパスワードの発行やトークンデバイスの利用、ウイルス検知ソフトの無償提供など、取引の安全性を高める取り組みが行われています。
また、不正送金やフィッシング詐欺を防ぐため、取引端末の認証(登録デバイス以外からの取引制限)や取引時の追加認証を導入している金融機関もあります。
手数料は発生するか
即時振込サービスの手数料は、金融機関や利用方法、時間帯、振込金額によって異なります。無料で利用できる場合もありますが、条件によっては1件あたり数百円から1,000円程度の手数料がかかることもあります。
特に振込件数が多い企業や個人事業主にとっては、積み重なると大きな負担になる可能性があります。スピード重視の即時振込はビジネスの信頼性を高める一方で、コストとのバランスも重要です。利用前に各金融機関の条件を確認し、自社の取引に合った使い方を心がけましょう。
まとめ
即時振込サービスは、「モアタイムシステム」の導入によって実現した、24時間365日利用可能な新しい振込の仕組みです。従来のように金融機関の営業時間に縛られず、深夜や休日でもほぼリアルタイムで送金できる点が大きな特徴です。
このサービスは、企業にとっては経理業務の効率化やキャッシュフローの改善、個人にとってはスピーディーな支払いと安心感の向上というメリットをもたらします。さらに、急な支払いや緊急対応にも柔軟に対応でき、取引先や顧客との信頼関係維持にも役立ちます。
一方で、すべての金融機関・口座が対応しているわけではない点や、手数料が発生する場合があることには注意が必要です。利用前には、取り扱い時間・対象口座・手数料・セキュリティー対策などを確認し、自分の取引スタイルに合った使い方を選びましょう。
よくある質問
以下、即時振込サービスについてよく寄せられる質問を集めましたので、参考にしてください。
即時振込サービスはどの銀行で利用できますか
即時振込サービスを利用する際の拠り所となる「モアタイムシステム」に対応している金融機関は、2025年8月1日の時点で1,070件です。
三菱UFJ銀行や三井住友銀行といった都市銀行から、楽天銀行などのネット銀行、ドコモ・ファイナンスなどの消費者金融事業者、ゆうちょ銀行、JAバンク、各種地方銀行、第二地銀協加盟銀行、信用金庫、信用組合にいたるまで、さまざまな金融機関でサービスが提供されています3。
即時振込サービスは誰でも利用できますか
基本的には、口座を持っていれば誰でも即時振込サービスを利用できます。ただし、金融機関や利用方法によって条件が異なる点に注意が必要です。
たとえば、即時反映がインターネットバンキングのみ対応の場合や、事前にキャッシュカードの発行・本人認証の設定が必要な場合があります。また、窓口やATMで現金振込が可能な金融機関もありますが、即時反映の対象外となるケースもあります。
利用を検討する際は、自身の口座種別や利用チャネルが即時振込に対応しているかを、事前に金融機関の公式サイトなどで確認しておくと安心です。
即時振込サービスで送金対象の口座に制限はありますか
はい、送金先の口座には制限があります。即時振込サービスを利用するには、振込元と振込先の双方がサービスに対応している金融機関・口座であることが条件です。
どちらか一方でも対応していない場合、即時反映されず、翌営業日以降の入金となることがあります。利用前に、取引先の口座が即時振込に対応しているかを確認しておくと安心です。
即時振込サービスに手数料は発生しますか
手数料は、金融機関・利用チャネル・時間帯・振込金額などによって異なります。無料で利用できる場合もありますが、条件によっては1件あたり数百円から1,000円程度かかることもあります。事前に各金融機関の料金体系や適用条件を確認し、取引内容に合った方法を選ぶようにしましょう。
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執筆は2025年10月16日時点の情報を参照しています。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。Photography provided by, Unsplash
1:「モアタイム」知ってる? 夜も休日も銀行振込が即時入金(2019年10月23日、ImpressWatch)
2: 家計消費状況調査 ネットショッピングの状況について(二人以上の世帯)-2024年(令和6年)平均結果-(総務省統計局)
3:全銀システム利用金融機関一覧(全国銀行データ通信システム)
4:24時間365日即時振込(三菱UFJ銀行)
5:振込の手続時間と入金のタイミング(三井住友銀行)
6:即時振込サービス(ドコモ・ファイナンス)
7:通常振込・振込予約(楽天銀行)
8:即時振替サービス・双方向即時振替サービス(ゆうちょ銀行)
9:【不正送金対策】指定可能な振込日時の変更について(住信SBIネット銀行株式会社)
10:即時振込のお取扱い時間の拡大に関する各種ご案内(JAバンク)

