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主婦が起業するには。はじめる前に知っておきたいポイント

Square (スクエア), ブログ編集者

主婦をしている人の中には、趣味やセンスを生かしてお客様に商品やサービスを提供してみたい、子どもが大きくなって時間に余裕ができビジネスに取り組みたいという人も少なくないでしょう。今回は、起業を考えている主婦を対象に、起業について説明します。

主婦が起業するメリット

高齢化や少子化が進む中で、日本政府は近年、家で家事を担ってきた主婦(主夫)にも家庭外での労働の担い手となることを期待しています。労働というと企業で働くことを考えがちですが、これには起業も含まれます。
※ 主夫という生き方も知られるようになってきましたが、本記事では主に女性の主婦を対象に説明します。

主婦の就業と起業を比べてみると、起業にはいくつかのメリットがあります。起業には自分の得意分野や好きなことを生かして収入を得られるという魅力があります。得意分野や好きなことがはっきりしている人は、すでに起業を選択肢の一つとして考えているかもしれません。

また、スケジュール管理能力は必要になってきますが、自分自身で起業することで場所や時間にしばられずフレキシブルに働けます。家にいて家事もきちんとこなしたい、育児や介護のためなるべく自宅またはその周辺で仕事をしたいという人は、フリーランスでの在宅ワークと合わせて起業も選択肢の一つとなるでしょう。さらに、定年がないことも、人生100年時代には大きな強みとなるでしょう。また、金銭面では事業を軌道にのせることで、家計を助け、自分で自由に使えるお金も得られます。

そのほか、主婦をしていると人とのつながりが限られた範囲になってしまうと感じることも少なくありません。外の世界に踏み出して自身が中心となって事業を営むには勇気が必要ですが、事業を介して多くの人とつながり、社会の一員としての実感や世界の広がりに満足感を得られるでしょう。

主婦が起業する際に覚えておきたいこと

主婦の起業のメリットを知って、起業したいという意欲が高まったという人もいるかもしれません。ただし、主婦にとって起業は魅力的な選択肢である一方、起業するにあたって覚えておきたいこともあります。

少し厳しい現実ですが、就業期間が途切れていることを認識しなければいけません。就業経験によらず独自のセンスを生かして事業に成功している主婦がメディアで紹介されることもありますが、事業計画が甘い、基本的な商習慣を知らないといった理由で起業に苦労している人が数多く存在します。就業経験が乏しいこと、起業初心者であることを忘れず謙虚に起業に取り組みましょう。起業の基本を知りたいという人は、地域の商工会議所などの起業講座に参加するとよいでしょう。主婦向け、女性向けと対象を絞った講座があることもあります。

法的、税制的な規則に従うことも忘れないでください。たとえば、小さく始める個人の事業といっても、一定以上の収益を得れば納税する必要があります。起業する前には最低限の知識が必要です。書籍でも学べますが、起業講座に参加すると自身の事業に合わせて質問し、疑問を解消できます。法律違反や脱税といった事態に陥らないためにも、起業を思い立ったらまず専門家に話を聞ける機会への参加をおすすめします。

事業を始めるにあたって、取り返しのつかない失敗をしないことはとても大事です。自身の貯蓄を使ったり、家族に金銭的な支援頼んだりする場合、失敗してもやり直しができる範囲を見極めて事業を始めてください。あまりにも大金をかけて事業を始めてしまうと、お金が気になり事業に専念できません。最悪のケースでは家族の生活に悪影響を及ぼしてしまうかもしれません。初期投資を小さめにすることと合わせて、最初から収入を期待しすぎないことも重要です。営利事業である以上、収入があるに越したことはありませんが、お金や気持ちに余裕があれば「お金は後からついてくる」とよいサービスや商品を作ることを第一に事業を営めます。

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主婦が始めやすいビジネスとは

主婦の強みを生かすビジネスとしては、住み慣れた地域に密着したビジネス、女性の視点を生かしたビジネスが挙げられます。たとえば、現在暮らしている地域に長く住んでいるという人は、まわりのお年寄りや忙しい家庭の御用聞きを事業にしてもよいでしょう。普段の家事や育児、近所づきあいからニッチなニーズが見えてくるのは主婦ならではといえます。

特技がある人は、自宅で教室やサロンを開くのもよくある起業方法です。英語が得意な人であれば地域の子どもを対象にした英語教室、ヨガが得意な人はヨガ教室を開くといった具合です。そのほか、教室系では手芸教室、茶道や華道、習字教室、サロン系ではネイルサロンやマッサージサロンなどがあります。

インターネットやコンピューターが普及し、多くの人がスマートフォンを持つ現代。インターネットを利用した起業は初期投資やランニングコストが少なく、主婦の起業に向いているといえます。手先の器用さに自信がある人は、手芸作品をネットショップで販売してみてはいかがでしょうか。仕入れコストや送料はかかりますが、商品を選ぶセンスに自信があるという人は海外から商品を仕入れるなどして、ネットショップをオープンしてもよいでしょう。インターネットが普及し始めた頃とは異なり、ネットショップは数クリックで簡単にオープンできるようになっています。

また、ソーシャルメディアで質の高い情報を発信することも将来的に事業につながるかもしれません。競争の激しい世界ではありますが、ブログや動画配信サービスの広告収入で生計を立てている人も少なくありません。ここで重要なのが、あまりにも目先の閲覧数や広告収益に一喜一憂しすぎないことです。焦っている姿勢は見ている人に伝わってしまいますし、何より本業の質の高い情報の発信に専念する方が起業への近道になります。

主婦の起業では大きな収益を初めからあげる必要がないことから、小さな事業の余裕を生かして、よい商品やサービスを提供することが重要だといえそうです。

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主婦が活用できる支援制度

インターネットを検索すると、主婦の起業を支援するさまざまなサービスが検索結果として出てきます。数多くのサービスからぴったりのサービスを見つけるのは難しく、有料のサービスを利用するのはハードルが高いと感じる人も少なくないでしょう。

起業を思い立ったら地域の起業講座を探してみてください。多くの商工会議所が起業講座や起業家による講演会を開催しています。参加費は無料のものもあり、有料のものでも高額ではありません。講座や講演会から知識を得られるだけでなく、地域の起業家や起業を目指している人と知り合うきっかけにもなります。

実際に資金が必要な場合には、金融機関に相談するのと合わせて、助成金や融資プログラムを探してみるのも一つの手です。女性や若者、シニアの活躍を促進するという観点から、対象を限定して助成金や融資が提供されています。

また、ある程度の規模で具体的に事業をイメージできているという人は、事業プランコンテストに参加してみてもよいでしょう。コンテストに向けて準備し、審査員や観客からフィードバックを受けることで事業がブラッシュアップされます。また、事業の宣伝にもなり、入賞すれば賞金が出ることもあり、起業の助けとなるでしょう。

起業するのは自分自身ですが、事業やそのアイデアは周りの人と育てていくことができます。起業をする際にはぜひ支援制度を探して活用してください。

本記事では主婦の起業について説明しました。起業は気になるけれど、何だか大変そうだと起業を迷っていた人も少なくないでしょう。でも、実は、社会に対して提供したい商品やサービスについてニーズを把握しながら考え、あとは起業講座に参加するなどして一通りの知識を得て、失敗しても大怪我をしない範囲で初めの一歩を踏み出すだけなのです。ぜひ本記事をきっかけに起業したいという思いを形にしてください。

執筆は2019年11月7日時点の情報を参照しています。
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