キャッシュレス決済とは?​種類や​メリット、​導入方法を​徹底解説

消費者が​財布に​ある​お札や​硬貨の​数を​気に​する​ことなく、​「ほしい」​「食べたい」と​いう​消費行動を​満たせるのが、​キャッシュレス決済です。

近年では​国内でも​キャッシュレス決済の​ニーズが​高まり​つつ​あり、​導入しておく​ことで​客単価アップを​はじめ、​会計スピードの​短縮、​レジ締め作業の​軽減などさまざまな​うれしい​メリットが​期待できます。

この​記事は​キャッシュレス決済の​導入に​興味を​寄せている​店舗運営者に​向けた​完全ガイドです。​キャッシュレス決済の​仕組みや​国内に​おける​キャッシュレス決済の​利用状況、​店舗や​お客さまが​得られる​メリットなど、​導入前に​気になる​点を​網羅しています。​低コスト、​かつ簡単に​キャッシュレス決済を​導入できる​Squareに​ついても、​本ガイドで​紹介していきます。

目次


キャッシュレス決済とは

キャッシュレス決済とは、​紙幣や​硬貨などの​現金を​使わない、​電子的な​支払い​方法を​指します。​小銭を​数えると​いった​手間がなく、​端末に​「カードを​差し込む」​「スマートフォンを​かざす」だけで​支払いが​終わるなど、​決済方法が​非常に​シンプルなのが​特徴です。​さっと​決済を​済ませたい​ときに​選ばれる​支払い​手段でも​あります。​キャッシュレス決済の​手段には​クレジットカードを​はじめ、​デビットカードや​電子マネー、​QRコードが​含まれます。

国内に​おける​キャッシュレス決済の​利用状況

日本は​現金への​信頼が​厚く、​長い​こと​「現金大国」と​されてきました。​キャッシュレス決済比率は​ようやく​3割程度に​達しましたが、​世界の​先進国の​キャッシュレス決済比率を​見ると、​3割は​決して​高い​ほうではない​ことが​わかります。​半数以上の​国が​5割以上の​キャッシュレス決済比率を​誇るなか、​日本は​少し​遅れを​とっていると​いえるかもしれません。

  キャッシュレス決済比率(2021年)
韓国 95%
中国 83%
オーストラリア 72%
英国 65%
シンガポール 63%
カナダ 63%
米国 53%
フランス 50%
スウェーデン 46%
日本 32%
ドイツ 22%

参考:キャッシュレス・ロードマップ 2023​(2023年8月、​一般社団法人キャッシュレス推進協議会)

ただようやく​3割にまで​漕ぎつけた​背景には、​数年前から​キャッシュレス社会の​実現に​向けて​政府が​主導してきたさまざまな​施策が​あります。​2018年には​「キャッシュレス・ビジョン」が​策定され、​将来的には​キャッシュレス決済比率を​世界水準の​8割まで​引き上げる​ことを​目指しています。

実際に​ここ数年で​キャッシュレス決済の​利用状況には​どんな​変化が​あったのでしょうか。

参考:​「キャッシュレスの​将来像に​関する​検討会」の​とりまとめを​行いました​(2023年3月20日、​経済産業省)

コロナ禍が​キャッシュレス決済を​後押し

2019年から​2020年に​かけて​キャッシュレス決済の​利用や​導入を​促す​「キャッシュレス・ポイント還元事業」が​施行された​ことも​あり、​店舗にも​消費者にも​着々と​キャッシュレス決済の​利用が​浸透していきました。

参考:キャッシュレス・ポイント還元事業​(2019年10月~2020年6月)​ ​(経済産業省)

こうして​キャッシュレス社会に​向けた​基盤が​徐々に​できていくなかで、​キャッシュレス決済の​利用を​後押しする​大きな​出来事が​ありました。​コロナ禍です。​人との​接触を​減らす​ことが​推奨され、​キャッシュレス決済を​以前よりも​意識的に​使う​人が​増えました。

電通が​2022年に​発表した​調査に​よると、​「2020年3月の​緊急事態宣言以降、​支払いや​買い物に​占める​キャッシュレス決済の​比率が​増えた」と​回答した​生活者は​6割近くにも​およびました。

具体的な​内訳は、​以下のと​おりでした。

17%: ​これまで​ほとんど​キャッシュレス決済を​使っていたが、​さらに​キャッシュレス決済が​増えた
18%: ​これまで​現金より​キャッシュレス決済の​ほうが​やや​多い​程度だったが、​キャッシュレス決済が​増えた
13%: ​これまで​現金決済が​キャッシュレス決済より​多かったが、​キャッシュレス決済が​増えた
7%: ​これまで​現金しか​使わなかったが、​キャッシュレス決済が​増えた

もともと​キャッシュレスでの​支払いに​慣れていた​人に​限らず、​現金中心の​生活を​送っていた​人も、​コロナ禍を​きっかけに​キャッシュレス決済の​利用が​増えた​ことが​わかります。

参考:電通、​第2回​「コロナ禍に​おける​生活者の​キャッシュレス意識調査」を​実施​(2022年01月21日、​株式会社電通)

QRコード決済が​急成長

ここ数年で​著しく​成長している​キャッシュレス決済方法と​して​「QRコード決済」が​あります。

2021年には​QRコード決済の​キャッシュレス全体​件数に​占める​割合が​前年比で​79%増加し、​翌2022年も​前年比で​43%増加しました。​一般社団法人キャッシュレス推進協議会が​まと​めた​「キャッシュレス・ロードマップ2023」に​よると、​支払い​件数でも​平均利用金額でも​QRコード決済は​電子マネーを​上回る​ほどです。

参考: キャッシュレス・ロードマップ 2023​(2023年8月、​一般社団法人キャッシュレス推進協議会)

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「キャッシュレス派」は​6割以上にも​およんでいる

これまでは​キャッシュレス決済を​導入しなくても、​なんとか​対応していけると​いう​印象が​あったかもしれません。​ただ、​2023年に​実施された​調査に​よると、​自分の​ことを​「キャッシュレス派」だと​答えた​全年代​(20代から​60代以上)の​平均は​61%で、​半数以上が​現金よりも​キャッシュレス決済を​好んで​利用している​ことが​わかります。

キャッシュレス派が​今後も​どんどん​増えていけば、​キャッシュレス決済への​対応は​避けて​通れない​ものになっていくかもしれません。

参考:​「現金派か​キャッシュレス派か」を​1,000人対象に​実施した​アンケート調査の​結果を​公開!​~現金派38.9%に​対しキャッシュレス派は​61.1%~​(2023年9月28日、​株式会社モデル百貨)

代表的な​キャッシュレス決済手段

最近では、​各決済サービスの​ロゴが​ずらりと​並んだ​案内を​レジ横に​よく​見かけるようになりました。​キャッシュレス決済と​ひと​口に​いっても、​たくさんの​種類が​あります。​大きく​以下の​4つにくくる​ことができるでしょう。

  • クレジットカード
  • QRコード決済
  • 電子マネー
  • デビットカード

「キャッシュレス・ロードマップ」に​よると、​それぞれの​利用件数に​占める​割合は​以下のと​おりです。

  キャッシュレス全体件数に占める割合(2022年)
クレジットカード 53%
QRコード決済 24%
電子マネー 20%
デビットカード 3%

参考:キャッシュレス・ロードマップ 2023​(2023年8月、​一般社団法人キャッシュレス推進協議会)

それぞれの​特徴を​詳しく​見ていきましょう。

(1) クレジットカード

クレジットカード決済とは、​その名のと​おり、​クレジットカードを​使用して​支払う​決済方法です。​決済端末に​カードを​差し込む​あるいは​かざす​ことで、​支払いが​完了します。

(2) QRコード決済

QRコード決済は、​スマートフォンの​アプリを​介して​決済する​方法です。​お客さまは​スマートフォンで​QRコード決済アプリを​開き、​店舗側の​QRコードを​読み取る、​あるいは​店舗に​自身の​QRコードを​読み取って​もらう​ことで、​支払いが​完了します。

クレジットカードまたは​銀行口座と​紐づけて​使うのが​一般的のようです。​サービスに​よっては、​ATMなどから​アプリに​現金を​チャージする​こともできます。

(3) 電子マネー

電子マネーは​スマートフォンの​アプリを​介して、​あるいは​ICカードを​利用して、​その名のと​おり、​「電子」的に​決済を​行う​キャッシュレス決済方法です。

具体的には、​以下の​支払い​方法が​含まれます。

  • iD
  • QUICPay
  • Suicaを​はじめと​した​交通系IC

上記の​電子マネーは​どれも​電子的に​支払う点では​共通していますが、​異なる​点も​あります。​大きい​ところで​いうと、​入金の​タイミングでしょう。​詳しくは​以下の​表から​見ていきましょう。

  入金のタイミング 当てはまる決済サービス
プリペイド型 前払い(事前にチャージ) Suica、PASMO、楽天Edy、nanaco、WAON、iD など
ポストペイ型 後払い(クレジットカードと紐づけ) iD、QUICPayなど
デビット型 銀行口座から即時引き落とし iDなど

事前に​チャージしたり、​あるいは​クレジットカードと​紐づけたりなど、​利用者の​ライフスタイルに​よってどの​決済サービスを​利用するかが​決まるとも​いえるでしょう。

電子マネーに​ついて​詳しくは​以下の​記事も​参考に​してください。

▶️電子マネーを​実店舗に​導入する​方法。​ビジネスに​合った​方法を​選ぼう!

(4) デビットカード

消費者が​現金で​支払いたいと​思う​理由は、​もしかしたら​想像が​つくかもしれません。​NIRA総合研究開発機構の​「キャッシュレス決済実態調査」に​よると、​20代から​60代の​回答者の​あいだでもっとも​回答数が​多い​理由は​同じでした。​ずばり​「使いすぎてしまうから」です。

こう​いった​消費者でも​利用しやすい​ものとして、​デビットカードが​あります。​デビットカードは​銀行口座に​紐づいており、​決済を​すると​即時で​決済額が​引き落と​されます。​口座から​残高が​減っていくのが​リアルタイムで​見えるので、​現金に​近い​感覚で​利用できるでしょう。​「Visa」や​「Mastercard」など​国際ブランドの​マークが​ついている​デビットカードなら、​そのブランドの​加盟店で​利用できます。

参考:キャッシュレス決済実態調査2023​(速報)​(NIRA総合研究開発機構)

クレジットカード決済の​仕組みと​手数料

クレジットカード決済は、​お客さまに​とって​後払いの​決済手段です。​そのため、​購入したタイミングでは​購入代金の​受け渡しは​発生しません。​加盟店には​どの​タイミングで​売上金が​支払われるのでしょう。

クレジットカード決済の​仕組み

現金に​よる​支払いの​場合、​購入代金の​受け渡しに​関わるのは​お客さまと​店舗の​従業員だけです。​一方、​クレジットカードでの​支払いには、​以下の​5者が​関わります。

  • カード保有者​(消費者)​:カードを​保有し、​利用する​消費者
  • 加盟店:カード決済を​受け付ける​事業者
  • イシュア:消費者に​カードを​発行し、​会員情報を​管理する
  • アクワイアラー:加盟店と​契約し、​管理する
  • 国際ブランド:Visa、​Mastercard、​JCB、​American Express、​Diners Clubなど

上記の​関係者が​以下の​6ステップを​踏む​ことで、​購入代金の​受け渡しが​完了します。​加盟店に​売上金が​渡るのは、​5段階の​うち、​2段階目です。​具体的には​以下のような​処理が​行われます。

  1. カード保有者​(消費者)が​加盟店で​商品や​サービスの​購入代金を​クレジットカードで​支払う
  2. アクワイアラーが、​カード保有者の​購入代金を​立て​替える
  3. 購入代金から​決済手数料を​差し引いた額が、​売上金と​して​加盟店の​指定口座に​入金される​(アクワイアラーと​加盟店の​間に、​決済代行会社が​入る​こともある)。
  4. アクワイアラーが、​イシュアに​カード保有者の​取引情報を​送る
  5. イシュアが​カード保有者に​購入代金を​請求する
  6. カード保有者の​口座から​購入代金が​引き落と​される

以下の​図を​参照してみると、​イメージが​湧きやすいかもしれません。​大雑把に​いうと、​店頭や​オンラインなどで​お客さまが​カード決済を​した​ところから​始まり、​お客さまの​口座から​購入代金が​引き落と​される​ところで、​無事決済に​関わる​全段階が​終わります。

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クレジットカード決済に​かかる​手数料

クレジットカードでの​決済は​現金での​決済と​異なり、​加盟店が​決済ごとに​3%から​10%程度の​手数料を​負担します。​実際に​この​決済手数料は、​何に​充てられているのでしょうか。

加盟店と​契約を​結び、​カード決済の​インフラを​提供する​アクワイアラーは、​決済手数料を​主に​以下の​コストに​充てています。

(1) インターチェンジ・フィー
​お客さまの​カード発行会社に​支払われる​手数料です。​この​手数料は、​カード発行会社の​カード会員管理コストなどに​利用されます。

(2) 国際ブランドの​ライセンスフィー
この​手数料は、​Visa、​Mastercard、​American Express、​Diners Club、​JCBなど​世界中で​利用できる​カードブランドの​ネットワーク利用料に​当たります。

(3) リスク管理・​不正利用対策コスト
クレジットカード決済を​導入する​際に​気を​つける​点と​いえば、​情報漏えいや​不正利用の​リスクです。​お客さまの​情報を​安全に​扱えているかどうかは、​店舗の​信頼性を​大きく​左右する​点です。​万が​一情報が​漏れてしまえば、​事業者には​罰金や​補償など​膨大な​コストが​かかってしまう​ことも​考えられます。

上記​三つに​合わせて、​決済代行会社にも​手数料の​一部が​渡ります。​使い道と​しては、​加盟店に​より​快適に​サービスを​利用して​もらう​ための​機能開発などです。​これらの​手数料は、​それぞれどれくらいの​割合で​決済手数料を​構成しているのでしょうか。​参考と​して、​Squareでは​以下の​図のように​配分されています。

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店舗側が​キャッシュレス決済を​導入する​メリット

キャッシュレス決済を​導入すると、​店舗には​どのような​メリットが​あるのでしょうか。​どの​業種にも​当ては​まる​メリットを​見ていきましょう。

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1. 売上拡大に​つながる

現金決済に​しか​対応していない​お店だと、​お客さまは​財布の​残高が​足りなければ​商品の​購入を​諦める​ことに​なります。​飲食店では​「本当は​ドリンクセットを​頼みたいけれど、​現金が​足りないから​単品で……」と​いった​選択が​なされてしまうかもしれません。​単価アップなら​ぬ​「単価ダウン」を​複数の​お客さまが​実行していると​想定すると、​店舗に​とっては​知らぬ間に​大きな​機会損失が​生じている​可能性が​あります。

キャッシュレス決済に​対応しておく​ことで、​こう​いった​機会損失を​なくし、​ひいては​売上拡大に​も​つながる​ことが​期待できます。​実際に​経済産業省の​調査に​よると、​導入の​上位の​理由は​「機会損失の​回避」でした。

店頭で​「キャッシュレス決済、​使えますか?」と​聞かれる​頻度が​増えているのであれば、​そろそろ対応する​タイミングかもしれません。

参考:キャッシュレスの​将来像に​関する​検討会とりまとめ​(経済産業省、​2023年3月)

2. 訪日外国人の​集客に​つながる

水際対策の​緩和、​そして​終了に​伴い、​海外からの​観光客が​順調に​日本国内に​戻ってきています。​三井住友カードと​日本総合研究所の​発表に​よると、​カード1枚あたりの​決済額は、​2019年12月よりも​2022年12月の​ほうが​大幅に​増えています。​台湾では​2.3倍、​タイでは​1.9倍と​なっています。​また、​JCBと​アメリカン・エキスプレスが​共同で​実施した​調査に​よれば、​訪日外国人の​増加に​伴い、​8割以上の​店舗が​クレジットカード決済の​利用が​増えたと​回答しています。​観光客の​「食べてみたい」​「お土産と​して​持ち帰りたい」と​いう​気持ちを​売り​上げや​集客に​つな​げていくうえでも、​キャッシュレス決済への​対応は​役立つでしょう。

参考:
​訪日外国人の​クレジットカード消費動向レポート​(2023年1月30日、​三井住友カード株式会社、​株式会社日本総合研究所)
​訪日外国人の​増加に​伴い、​8割以上の​店舗が​クレジットカード決済の​利用増加を​実感​(2024年2月28日、​JCB)

3. 釣り銭の​準備に​かかる​手間と​コストが​減る

現金を​取り扱う​際に​手間が​かかる​ことと​いえば、​釣り銭の​準備です。​店舗経営者なら、​銀行に​行って​帰ってくるだけでもなかなかの​時間が​かかる​ことは​すでに​肌で​感じている​ことでしょう。​最近では​両替手数料も​改定され、​手数料の​額も​無視できない​コストに​なりつつ​あります。​キャッシュレス決済を​導入し、​利用者が​増えてくると、​銀行で​現金を​両替する​頻度と、​それに​伴う​手数料の​削減が​期待できます。

この​効果を​実感している​飲食店が​あります。​神楽坂に​ある​スペイン料理店​「エスタシオン​(Estación)」です。​コロナ禍前まで​キャッシュレス決済が​占める​割合は​5割ほどだったそうですが、​最近では​8割近くに​増加しており、​その​おかげで​週に​2回、​両替の​ために​銀行に​行っていた​ところが、​月に​2回行くだけで​済むようになったそうです。

銀行に​行く​手間が​少し​減るだけでも、​時間に​余裕が​できるはずです。

エスタシオン​(Estación)の​導入事例を​詳しく​読む

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4. レジ締めの​時間が​短縮する

キャッシュレス決済を​導入すると、​レジ締めに​かかる​時間も​短縮します。​たとえば​Square POSレジのように​決済を​受け付ける​度に​売上データを​自動保存してくれる​POSレジと​連携すると、​1日の​終わりには​受け付けた​決済額が​POSレジに​表示されます。​あとは​キャッシュドロワーに​入っている​現金と​合っているかどうかを​確認するだけです。

さらに​オールキャッシュレスに​すると、​レジ締め自体の​必要がなくなります。​たとえば​カスタムサラダ専門店​「CRISP SALAD WORKS」の​各店舗では​基本的に​オールキャッシュレスで​決済を​受け付けている​ため、​スタッフは​閉店時間の​10分後には​退勤できている​そうです。​レジ締めは​一般的に​30分ほど​かかると​いわれています。​オールキャッシュレスの​導入が​作業時間の​大幅短縮に​貢献している​ことが​わかります。

▶️CRISP SALAD WORKSの​導入事例を​詳しく​読む

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お客さまが​キャッシュレス決済を​利用する​メリット

お客さまが​キャッシュレス決済を​利用する​メリットも​見ていきましょう。

1.支払いが​楽、​かつ早い

も​たつく​ことなく​スムーズに​終えたい​レジでの​会計。​キャッシュレス決済で​あれば、​小銭を​探す必要もなければ、​従業員が​「お返しは​五、​六、​七千……」などと​札束や​小銭を​数える​時間を​待つこともなく、​支払いを​さっと​終えられます。

2.ポイントが​貯められる

キャッシュレス決済に​あって​現金にはないうれしい​特典と​いえば、​利用額に​応じて​貯められる​ポイントでしょう。​「旅行が​好きだから​マイルが​貯まる​カードを」​「よく​使う​ECモールで​ポイントが​多く​つく​アプリを」など、​還元率や​特典内容を​もとに​キャッシュレス決済サービスを​選ぶ消費者も​少なく​ありません。​「使った​分だけ​返ってくる」と​いう​お得さは、​消費者を​キャッシュレスに​惹きつける​点でも​あります。

3.ATMの​手数料が​かからない

現金が​必要な​とき、​近くに​よく​使う​銀行の​ATMがなく​手数料を​払わなければいけなかった……と​いう​経験は​ありませんか。​ソニー銀行が​コンビニATMの​利用頻度を​調査した​ところ、​対象者の​半数以上は​月に​1回もしくは​2回利用すると​回答しています。​年間で​計算すると​約1,000円から​3,000円ほど​手数料に​割いていると​考えられます。​仕方なく​手数料を​支払ったり、​ATMを​わざわざ探したりする​ことなく、​食べたい​ものや​欲しい​ものを​手に​入れられるのも、​キャッシュレス決済の​メリットです。

参考:
コンビニATM手数料の​利用実態を​調査​(2016年11月 9日、​ソニー銀行)

4. 利用履歴が​残る

キャッシュレス決済を​利用すると、​支払履歴が​クレジットカードの​明細や​QRコード決済の​アプリなどに​反映される​ため、​いつ・どこで​・いくら​使ったかを​可視化しやすくなります。​最近では​家計簿アプリなどと​連携できる​サービスも​あるようで、​工夫次第で​一層管理しやすく​する​こともできます。

業種別で​見る、​キャッシュレス決済導入の​メリット

キャッシュレス決済の​導入は​業務効率化や​売上拡大に​役立ちますが、​業種に​よって​そのメリットは​少しずつ異なります。​ここでは​飲食店と​小売店に​分けて、​メリットを​説明します。

飲食店での​キャッシュレス決済導入

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1.会計が​一段と​スムーズに​なる

注文と​会計を​別々の​お客さまから​同時に​お願いされたと​思ったら、​新たな​お客さまが​来店……!​飲食店では​よく​ある​ことでしょう。​お客さまを​待たせずに、​複数の​タスクを​こなしていく​ためには、​単純作業の​効率化が​重要です。​キャッシュレス決済で​あれば​お釣りを​数えたり、​計算ミスしないように​気を​使ったりなど現金特有の​煩雑さから​解き放たれて、​会計時間を​できるだけ短く​できます。

2.手持ちの​有無問わず​入店して​もらえる

キャッシュレス決済の​導入は、​集客に​つながることも​考えられます。​Squareが​行った​調査に​よれば、​ひと月に​1回以上​カードを​利用する​人の​うち、​74%が​クレジットカード決済に​対応しているかを​お店選びの​基準に​する​そうです。​新規の​お客さまを​獲得する​うえで、​このような​お客さまの​選択肢からは​除外されたくない​ところです。​幅広い​お客さまから​選ばれる​お店になる​ためにも、​キャッシュレス決済は​一役​買います。

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参考:Square調査、​カード決済非対応が​店舗経営の​機会損失に​つながる​ことを​明らかに​(2014年9月25日、​Square株式会社)

3.追加オーダーで​客単価アップが​望める

現金払いのみの​場合、​飲食できる​金額は​財布の​中身に​縛られてしまいます。​20代から​60代の​男女1,000人を​対象と​した​調査に​よれば、​財布に​入れる​現金の​平均額は​15,115円。​1回の​食事に​財布の​中身を​すべて​充てるとは​限らないと​考えると、​会話に​花が​咲いたころに​「もう​1杯頼みたい。​でも​現金が​足りない」となる​お客さまも​いるでしょう。

キャッシュレス決済に​対応しておくと、​お客さまの​「あと​一杯・あと​一皿」が​実現でき、​客単価アップが​期待できるのも​メリットの​一つでしょう。

参考:財布の​現金 平均1万5115円​(2018年7月7日、​日経新聞)

Square加盟店である​mouの​店主DJ Moriuraさんも、​お客さまに​飲食を​より​快適に​楽しんで​もらううえで​キャッシュレス決済は​一役​買っていると​いいます。


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「酔っ払っている​ときに​現金を​数えるのって​面倒じゃないですか。​mouは​幸いコンビニが​近くに​ありますが、​ATMの​手数料を​お客さまに​払わせるのも​申し訳ないですし。​クレジットカードが​使えれば​その分もう​1、​2杯​お話が​できますよね」
ー下北沢​(東京都世田谷区)に​ある​バー、​mouの​店主DJ Moriuraさん

小売店で​キャッシュレス決済を​導入する​メリット

次に、​小売店で​キャッシュレス決済を​導入すると​得られる​メリットも​見ていきましょう。

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1.売上アップが​期待できる

お目当ての​商品が​あった、​たまたま​通りかかり気に​なって​入ってみたなど、​お客さまが​入店する​理由は​それぞれでしょう。​なかでも​買いたい​商品の​値段を​把握したうえで、​十分な​現金を​持って​店舗を​訪れる​お客さまは​少数派かもしれません。​現金払いのみの​場合、​手持ちがなく​購入を​諦めてしまう​お客さまも​出てくるでしょう。​この​際に​キャッシュレスを​別の​決済手段と​して​提案できれば、​購入に​つなげる​ことができるかもしれません。

機会損失を​防いで​客単価アップを​狙ううえでも、​キャッシュレス決済の​導入は​検討して​おきたい​ところです。

2.見込み客の​来店意欲を​アップさせる

JCBが​2019年に​行った​調査からは、​キャッシュレス決済が​できないと​知ると​来店意欲が​「とても​下がる」と​回答した​人と​「どちらかと​いうと​下がる」と​回答した​人が、​合わせて​53%にも​及ぶ​ことが​わかっています。​気軽に​来店できる​店舗づくりにも、​見込み客を​逃さないためにも、​キャッシュレス決済は​打てる​手の​一つです。

参考:キャッシュレス決済に​関する​調査​(株式会社ジェーシービー、​2019年7月18日)

3.在庫管理が​楽に​なる

小売店に​とって、​手間と​時間の​かかる​作業と​いえば​棚卸しです。​キャッシュレス決済端末を​POSレジと​連携し、​商品登録を​しておくと、​売り上げは​もちろんの​こと、​決済を​受け付けるたびに​在庫数が​リアルタイムで​データと​して​更新されます。​最近では​低コストで​導入できる​POSレジも​増えています。​このような​機能を​活用する​ことで、​在庫管理に​かけていた​時間を​より​優先度の​高いタスクに​充てられるようになるでしょう。

Square 加盟店で​ヴィーガンスイーツを​販売している​「ovgo Baker」では、​実店舗を​かまえる​前に​ファーマーズマーケットで​出店を​していました。​キャッシュレス決済は​当初から​採用しており、​さまざまな​メリットを​実感できていたそうです。

「クレジットカードで​支払って​もらった​ほうが​購入単価が​高かったりするので、​チャンスロスや​手間と​比較して​考えると​キャッシュレス決済の​ほうが​現金より​いいんじゃないかと​思いますね。​それに​マニュアルで​売り上げを​記録するのって​面倒じゃないですか。​そこに​かける​時間を​考えると、​デジタルで​記録が​残った​ほうが​いいし、​手数料分くらいは​全然惜しくないと​思います。​小さい​ビジネスこそ入金が​早い​ことも​大事だし、​そういう​意味で​Squareは​いいんじゃないかと​思います」
ー株式会社 ovgo 代表取締役 溝渕由樹さま

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Squareで​キャッシュレスを​はじめるべき​5つの​理由

Squareでは​個人事業主や​開業したての​ビジネスでも​手が​届く、​お手頃な​決済端末を​提供しています。​従来のような​回線工事は​不要。​下記の​4種類の​決済端末から、​予算や​ニーズに​合わせてお選びいただけます​(※)。

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※飲食店向けには​セルフオーダーシステム​「Square キオスク」も​提供しています。​詳しくは​こちらを​ご確認ください。

どの​端末でも​クレジットカードは​もちろんの​こと、​QRコード、​電子マネーを​含むキャッシュレス決済を​受け付ける​ことができます。

タッチ決済​(※)だけの​ご利用で​十分と​いう​場合は、​「Tap to Pay on Android」または​「iPhoneの​タッチ決済」の​機能が​便利です。​お手持ちの​Android端末または​iPhoneに​Square POSレジアプリを​ダウンロードすると​タッチ決済が​受け付けられるようになる​機能で、​無料で​使う​ことができます。

※ここで​いう​タッチ決済は、​タッチ決済対応マークが​ある​クレジットカードまたは​モバイルウォレットに​登録された​クレジットカードのみと​なります。​電子マネー決済には​対応していません。

ここでは​Squareで​キャッシュレス決済を​導入すべき​5つの​理由を​見ていきましょう。

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1. 売り​上げが​最短で​翌日に​振り込まれる!

Squareでは、​当日の​売上額は​最短翌営業日​(※1)に​振り込まれます。​振込手数料が​別途かかる​ことも​ありません。​「月1回の​入金だと​資金繰りが​大変そう……」などを​理由に​キャッシュレス​(※2)​決済が​なかなか​導入できずに​いた個人事業主や​中小ビジネスでも、​検討しやすい​支払い​サイクルでしょう。

※1: 三井住友銀行・みず​ほ銀行を​ご登録の​場合:0:00 から​23:59 までの​決済分が、​決済日の​翌営業日に​振り込まれます。​三井住友銀行と​みずほ銀行以外の​金融機関口座を​ご登録の​場合:毎週​水曜日で​締め、​同じ​週の​金曜日に​合算で​振り込まれます。
※2: Squareで​受け付けられる​キャッシュレス決済には、​Visa, Mastercard, American Express, Diners Club, Discover, JCB, 交通系IC​(Suica, PASMO, Kitaca, TOICA, manaca, ICOCA, SUGOCA, nimoca, は​や​かけん)​, iD, QUICPay、​QRコード決済​(PayPay、​d払い、​楽天ペイ、​au PAY、​メルペイ、​WeChat Pay、​Alipay+)が​含まれます。

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2. ​最短​申し込み当日から​使える!

申し込みに​必要なのは​たったの​数分。​オンラインで​いつでも、​どこでも​行えます。​最短で​申し込んだ​その​日から​(※)​キャッシュレス決済を​受け付ける​こともできます。

※決済端末は​Squareショップから​ご購入いただけます。​お届けまでに​2日から​5日程度かかります。

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3. 決済手数料は​一律、​固定費は​ゼロ

キャッシュレス決済の​利用には​つきものとされていた​月額固定費も、​Squareで​あれば​無料。​初期費用は​決済端末の​購入代金​(Square リーダーなら​税込で​4,980円)のみです。​他の​決済代行会社で​よく​みられる​事業規模や​業種に​よって​異なる​決済手数料も、​Squareなら​業種を​問わず​一律3.25%​(※)です。​詳しい​料金体系は​こちら

※年間キャッシュレス決済額が​3,000万円未満の​新規かつ中小企業の​加盟店の​場合、​Visaと​Mastercardの​決済手数料を​2.5%で​ご利用いただけます。​年間キャッシュレス決済額が​3,000万円を​超える​場合、​すべての​決済手段に​おいて​カスタム決済手数料を​ご利用いただける​可能性が​ありますので、​営業チームまで​お問い​合わせください。

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4. 豊富な​機能が​無料で​利用できる!

小売店で​役に​立つ在庫管理機能や​請求書の​作成・送信機能、​飲食店には​あるとうれしい​オーダーエントリーシステムや​複数店舗管理機能、​あらゆる​業種で​活用できる​売上レポート機能……​これらを​兼ね備えた​Square POSレジアプリは、​無料で​利用が​可能​(※)。​使い​始めるには​Squareの​アカウント​(無料)を​作成するだけ。

※一部​有料機能を​除く。​無料で​使える​機能は​こちらから​ご確認ください。

5. 簡単に​持ち​運べる​手の​ひらサイズ

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屋外イベントや​ケータリング、​宅配サービスなど、​店の​外で​クレジットカード決済を​受け付ける​場面も​あるかもしれません。​従来の​決済端末は​有線、​かつ​重たい​ものも​多く、​外へ​持ち運ぶ​ことは​難しい​ものでした。​Squareには​無線かつ片手で​持てる​コンパクトな​サイズの​決済端末​(Square リーダー、​Square ターミナル)も​あるので、​持ち運びも​楽ちんです。​多額の​現金を​持ち運ぶ​負担も​減ります。

Squareで​キャッシュレス決済を​はじめるには

Squareで​キャッシュレス決済を​はじめるのに​必要なのは、​以下に​ある​四ステップだけです。

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審査結果の​通知が​届き次第、​決済端末を​手に​入れましょう。​どの​決済端末も​Square ショップから​手に​入れる​ことができ、​家電量販店からでも​購入できます。​取扱店舗は​こちらから​検索できます。

国内でも、​海外のように​現金よりも​キャッシュレス決済を​好む消費者が​徐々に​増えています。​最近では​低コストで​導入できる​クレジットカードの​決済端末も​登場しており、​個人事業主や​小規模事業者でも​取り​入れやすくなりました。​お客さまの​「食べたい」​「欲しい」を​満たし、​売上拡大や​集客に​も​つながる​キャッシュレス決済を​会計手段に​加えてみては​いかがでしょうか。

お会計を​すべて​Squareで

決済受付、​商品登録、​価格設定、​業務管理など、​1台ですべてに​対応できる​「Square レジスター」。​POSレジ搭載で、​箱から​出して​すぐに​使えます。​お客さま用と​スタッフ用の​2画面が、​スピーディーな​お会計を​実現します。


Squareの​ブログでは、​起業したい、​自分の​ビジネスを​さらに​発展させたい、と​考える​人に​向けて​情報を​発信しています。​お届けするのは​集客に​使える​アイデア、​資金運用や​税金の​知識、​最新の​キャッシュレス事情など。​また、​Square加盟店の​取材記事では、​日々​経営に​向き合う​人たちの​試行錯誤の​様子や、​乗り越えてきた壁を​垣間見る​ことができます。​Squareブログ編集チームでは、​記事を​通して​ビジネスの​立ち上げから​日々の​運営、​成長を​サポートします。

執筆は​2020年8月13日​時点の​情報を​参照しています。​2024年11月日に​記事の​一部情報を​更新しました。​当ウェブサイトから​リンクした​外部の​ウェブサイトの​内容に​ついては、​Squareは​責任を​負いません。