簡単にカード決済を導入できる、スマホ決済とは

カバンの中から財布を引っ張り出し、「これなら500円のお釣りが返ってくる」と暗算しながら現金をコイントレーに並べるのも今や昔。最近では都市部を中心に、スマートフォンを決済端末にかざして、お会計を済ませる光景をよく目にするようになりました。スマートフォンを片手に「Suicaで支払えますか」などと聞かれることが増えたと感じる店舗オーナーも少なくないのではないでしょうか。

「スマホ決済」と呼ばれる支払方法の導入に迷う店舗オーナーに向けて、スマホ決済の基本知識やメリット・デメリット、導入方法を解説します。

目次



スマホ決済とは

スマホ決済とはその名の通り、スマートフォンを用いて支払う方法です。

お客様が利用しているアプリによって、決済完了に至るまでの手順が若干異なりますが、基本的には

  • お客様がスマートフォンを決済端末にピッとかざす
  • 店舗が掲示しているQRコードをお客様が読み取る
  • お客様が表示するQRコードを店舗側が読み取る

のいずれかの方法で決済を完了させることができます。

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スマートフォンをかざすと聞くと、駅の自動改札機を思い浮かべる人も多いかもしれません。駅だけにとどまらず、最近ではコンビニエンスストアや飲食店、個人商店などでも、スマートフォンをお財布代わりに決済端末にかざす人が増えてきています。

スマホ決済の種類

スマホ決済には、大きく分けて

  • 非接触IC決済
  • QRコード決済

の二種類があります。詳しい違いを見てみましょう。

  非接触IC決済 QRコード(バーコード)決済
支払方法 お客様がスマートフォンを決済端末にかざす お客様のスマートフォンに表示されたQRコード・バーコードを読み取る
OR
お客様が店舗側のQRコード・バーコードを読み取る
決済に必要な端末・設備 非接触IC決済に対応したキャッシュレス決済端末 紙に印刷されたQRコード
OR
QRコード決済に対応したキャッシュレス決済端末
代表例 ・モバイルSuica
・iD
・QUICPay
・PayPay
・LINE Pay
・au PAY

表の代表例から、スマホ決済という大きなくくりの中には、さまざまなサービスが存在することに気づいたでしょう。最近ではコンビニエンスストア独自のQRコード決済(FamiPayなど)が誕生していたりと、上記以外にもたくさんの決済サービスがあります。

ここで理解しておきたいのは、導入する決済端末によって対応しているスマホ決済のサービスは異なる、という点です。

たとえば非接触IC決済には対応しているけれど、QRコード決済には対応していない非接触IC決済からQRコードまで幅広く対応しているなど、さまざまです。

基本的には対応しているサービスが豊富であればあるほど、端末代金や初期費用もかさむ傾向にあります。

コスト節約に向けたアドバイス💡

余裕があれば、導入を決める前に「日頃どのような決済方法を希望する人が多いのか」を独自で調査し、「せめてこれだけは対応しておくべき」というスマホ決済の種類を見極めておきましょう。自店舗に合ったスマホ決済に対応した決済端末の候補を絞れるうえ、コスト削減にも取り組めるかもしれません。

補足ではありますが、QRコード決済は特別な機器を購入しなくても、自分のパソコンからQRコードを印刷できるサービスも多くあります。導入コストがその分浮くことから、非接触IC決済に対応した決済端末と併用するケースも稀ではないようです。

スマホ決済の導入に最適なモバイル決済サービス

選択肢が豊富だからこそ、どの決済サービスを導入してスマホ決済に対応するかは悩みどころかもしれません。

この記事ではお手頃かつ簡単に導入できるモバイル決済サービスに絞って、導入方法やメリットを説明します。その前に、モバイル決済端末が何かを把握しておきましょう。

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モバイル決済サービスが提供する端末(モバイル決済端末)は、上記の画像にもあるように小型でワイヤレスなものがほとんどで、タブレットとBluetooth接続して使います。この端末さえあればスマホ決済はもちろんのこと、クレジットカード決済にも対応することができます。

写真に映る真っ白の決済端末Squareなら、以下のカードブランド・電子マネー・交通系ICに対応することができます。複数の端末を揃えなくても、たったの一台で多彩なキャッシュレス決済方法に対応できるのはうれしい点かもしれません。

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近年、規模の小さな飲食店や小売店でもキャッシュレス決済の導入が進んでいる理由として、モバイル決済サービスの誕生により、キャッシュレス決済導入におけるハードルがぐんと下がったことが挙げられます。以下のような変化が生まれたおかげで、限られた予算でやりくりをする個人事業主でも「キャッシュレス決済を導入してみよう」と思えるようになりつつあるようです。

これまでの決済端末 モバイル決済端末
😓配線工事が必要 😀配線工事が不要
😓導入には1カ月強かかる 😀最短即日に導入できる
😓初期コストは数十万円程度 😀初期コストは数千円から数万円
😓維持コストがかかる 😀維持コストは無料の場合も
😓入金サイクルは月1回 😀売上額は最短翌営業日に振り込まれる
😓有線で持ち運べない 😀ワイヤレスでどこにでも持ち運べる

モバイル決済サービスは、「スマホ決済の対応にあまりコストをかけたくない」「なるべく簡単に、早くスマホ決済に対応したい」と希望する店舗オーナーに寄り添うサービスともいえるかもしれません。

スマホ決済のメリット

利用者が増えていることから、クレジットカード決済や現金決済と合わせて対応しておきたいスマホ決済。ここではスマホ決済に対応するメリットを見ていきましょう。

販売機会を逃さずに済む

近年、キャッシュレス決済を利用できる場所が増えていることもあり、「現金をあまり持ち合わせていない」「支払いはほとんどキャッシュレス」という消費者も増えているようです。このような流れから、現金にしか対応していないとわかった時点で利用をやめるお客様も出てくることが考えられます。スマホ決済に対応していれば、現金が手元にないお客様にも変わらず利用してもらえるかもしれません。

現金管理の手間を軽減できる

お釣りの準備、レジ締め時に現金を数える作業、売り上げを銀行に預ける手間……現金を扱うにはそれなりの時間と手間が発生します。スマホ決済を導入し現金決済が減れば、現金管理に割く時間も自ずと減るでしょう。

盗難のリスクが減る

セキュリティーがいくら万全でも、多くの現金を店舗に保管しておくことは盗難のリスクを伴います。スマホ決済を導入し、売上額がキャッシュレス決済と現金決済に分散されれば、店舗に多くの売上額を保管しておく必要も減るかもしれません。

レジの混雑解消につながる

JCBが2019年に発表した調査からは、

  • 非接触型決済
  • クレジットカード決済
  • QRコード決済
  • 現金決済決済

のうち、最も早く決済を終えられるのは非接触型決済(平均8秒)、三番目に早いのはQRコード決済(平均17秒)であることがわかりました。最も時間がかかる決済方法は現金決済で、平均は28秒、長ければ40秒かかる人もいたそうです。

参考:決済速度に関する実証実験結果(株式会社ジェーシービー)

特に飲食店であればランチタイムやディナータイムなど、レジにズラリと人が並ぶ時間帯が決まっているかもしれません。あまりにも待ち時間が長ければ、少しばかりの不満を抱えて店を後にするお客様も出てくるかもしれません。お客様に満足度の高いサービスを提供するうえでも、サッと支払いを済ませられるスマホ決済への対応が役立ちます。

スマホ決済のデメリット

コストや入金サイクルにまつわるデメリットを理解し、自身にあった決済サービスを見つけましょう。

初期費用や維持コストがかかる

決済端末の導入には少なからずコストが発生します。なかには初期費用とあわせて毎月固定費がかかるサービスもあります。ただ冒頭で紹介したように、初期費用は端末代金のみ、固定費はかからないモバイル決済サービスという選択肢も近年では登場しています。コスト節約においては、自身の予算に合わせた決済サービス選びが肝となります。

売上額がすぐに手元に渡らない

スマホ決済の売上額が現金化されるまでには、多少の時差があります。入金サイクルは決済サービスごとに異なり、Squareのように最短翌営業日に売上額を振り込むサービスもあれば、月に一回、2カ月に一回とかなり間隔が空くサービスもあります。少しでも早く売上額を手に入れるためには、検討している決済サービスの入金サイクルを必ず確認しておきましょう。

設定が難しく感じることも

パソコンやスマートフォンなど、電子機器に触り慣れていない人にとって、決済端末の導入や操作は難しく感じることもあるかもしれません。モバイル決済端末の場合、セットアップは自身で行うことが一般的なため、最初のうちは手間取る部分もあるかもしれません。

スマホ決済の導入に必要なもの

スマホ決済に対応したい場合、何が必要になるのでしょうか。ここではお手頃なモバイル決済サービスを利用した場合に絞って紹介します。

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必ず必要になるものと、用意が任意なものは以下の表にある通りです。

必須 ・スマートフォンまたはタブレット
・モバイルデータ通信(4G・LTE)やWi-Fiが利用できる環境
・スマホ決済に対応したモバイル決済端末
オプション ・レシートプリンター
・キャッシュドロワー
・バーコードスキャナー

レシートプリンターは必ず用意しなければいけないと考える店舗オーナーも多いようですが、モバイル決済端末の多くには、レシートをお客様のメールアドレスに送れる機能がついています。これを機に環境にやさしいペーパーレスに移行し、レシートプリンターは用意しないという手もありかもしれません。

導入や維持にかかるコスト

スマホ決済に対応した場合の費用の内訳を見ていきましょう。
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レシートプリンターやキッチンプリンターなどを揃える場合には、追加で費用がかかります。

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サービスによっては手数料を支払う代わりに、規定の入金日を早められることもあります。このような「早期入金手数料」も維持費としてかかることがあります。

Squareでスマホ決済を導入しよう

Squareでは冒頭でも少し触れたように、スマホ決済に対応したモバイル決済端末(Square リーダー)を提供しています。

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初期費用は端末代金にかかる7,980円(税込)のみ。レジ代わりにはタブレットやスマートフォンを使用します。モバイル決済サービスによってはAppleのタブレットやスマートフォンにしか対応していないものもありますが、SquareならAppleからAndroidまで幅広く対応しています。接続にはネット環境が必要になりますが、Wi-Fiに限らず4GやLTEなど、携帯電話会社が提供するインターネット通信でも利用ができます。

またタブレットを持っていない人には、POSレジがすでに搭載されているタッチパネル式のSquare ターミナル(税込46,980円)もおすすめです(※)。レシートプリンターも搭載されているので、タブレット・決済端末・レシートプリンターをそれぞれ個別で揃えるよりもコストを節約できるかもしれません。

※Square ターミナルはSquare リーダーと同じカードブランド・電子マネーに対応しています。詳しくはこちら

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▲Square ターミナルでスマホ決済を受け付けている様子

どちらの決済端末を導入した場合にも、入金は資金繰りにうれしい最短翌営業日(※1)。維持費は決済ごとにかかる手数料(※2)のみです。振込手数料や早期入金手数料などはかかりません。

※1:三井住友銀行・みずほ銀行をご登録の場合です。三井住友銀行とみずほ銀行以外の金融機関口座をご登録の場合は、毎週水曜日で締め、同じ週の金曜日に合算で振り込まれます
※2:スマホ決済にかかる手数料は、Suica, PASMO, Kitaca, toica, manaca, ICOCA, SUGOCA, nimoca, はやかけんの交通系IC決済なら3.25%、iDとQUICPayは3.75%です。詳しくはこちらからご確認ください。

Squareでスマホ決済に対応するには、以下のステップを踏みましょう。

(1) アカウントを作成する
(2) スマホ決済に申し込む
(3) 決済端末を手に入れる
(4) 決済端末の設定を行う (Square リーダーの場合はこちら、Square ターミナルの場合はこちら
(5) ご利用開始!

Square リーダーで今日からキャッシュレス決済導入を

カード決済、タッチ決済、電子マネー決済がこれ1台で

お客様の大半がキャッシュレスを希望する日はまだ遠いかもしれません。とはいっても感染症の影響を受け衛生面を考慮するお客様が増えるなかで、キャッシュレスで支払える選択肢は「あって当然」という考えも浸透してきています。スマホ決済に対応することは、キャッシュレスを希望するお客様にしっかりと応えて、販売機会を逃さないための手段ともいえます。

Squareは、スマホ決済の対応を希望する店舗オーナーの心強い味方です。Squareを導入した加盟店の声を導入前に読んでおくと、より安心して導入に挑めるかもしれません。

第一歩は、無料アカウントの作成です。そのほかにも以下をご参考ください。


Squareのブログでは、起業したい、自分のビジネスをさらに発展させたい、と考える人に向けて情報を発信しています。お届けするのは集客に使えるアイデア、資金運用や税金の知識、最新のキャッシュレス事情など。また、Square加盟店の取材記事では、日々経営に向き合う人たちの試行錯誤の様子や、乗り越えてきた壁を垣間見ることができます。Squareブログ編集チームでは、記事を通してビジネスの立ち上げから日々の運営、成長をサポートします。

執筆は2018年3月5日時点の情報を参照しています。2021年9月8日に記事の一部情報を更新しました。
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