「ひとりカラオケ」や「ひとり旅」など一人で行動するお客様をターゲットにしたサービスが年々増えています。おひとり様をターゲットにした集客に効果を期待できるのは、飲食店も同様です。グループで食事を楽しむのもいいけれど、たまにはひとりで気兼ねなく食事をゆっくり味わいたいという人も少なくないでしょう。
今回は、飲食店に向けておひとり様をターゲットにした集客について紹介します。
おひとり様集客に力を入れるメリット
グループのお客様の場合、会話を楽しみながら食事をすることが多く、滞在時間も長くなることが予想されます。一方、おひとり様の場合は食事に集中し、食事が済むと長居せずに帰る人が多いと考えられます。
また、一人で来店するお客様に相席を承諾してもらえれば、効率よくお客様をご案内することができます。おひとり様の集客は、回転率のアップにつながることが期待できます。
おひとり様集客のヒント
おひとり様を集客するためのヒントを紹介します。
おひとり様歓迎をアピールする
まず、一人で来店するお客様を歓迎している店だとを認知してもらう必要があります。
たとえば、お店のホームページやブログ、FacebookやTwitter、Intagramなどのソーシャルメディアを活用してアピールできます。店内の雰囲気が分かる画像などと一緒に、おひとり様限定の割引サービスがあることを宣伝してみてはいかがでしょう。また、お店の前の看板に「おひとり様歓迎」と書き添えておくことも、気軽に入ってもらえる工夫です。
カウンター席を設ける
一人で来店するお客様のために、カウンター席を用意することもオススメです。女性のお客様の中には、「一人 = 寂しい人」と思われることに抵抗を感じる人もいるようです。
参考:おひとりさま、外食・レジャーはどこまで出来る?(アサヒグループホールディングス)
周りの目を気にせずに過ごしてもらえるよう、カウンター席を設けてみてはいかがでしょうか。カウンター席を設ける際に考慮すべきポイントを紹介します。
パーソナルスペースを考慮する
隣の人との距離が近いと、食事に集中できなかったり、居心地が良くないと感じたりするお客様もいるかもしれません。このように他人に近づかれると不快に感じる空間のことをパーソナルスペースといいます。パーソナルスペースは人によってさまざまですが、席と席の間にある程度の余裕を持たせることをオススメします。
お店のスペースやレイアウトの関係で難しい場合は、間仕切りなどを使って工夫することもひとつの手段です。
カウンター席を設けることが難しい場合でも、一人で来店したお客様は大人数のグループ近くには案内しないなどの配慮をするようにしましょう。
座席近くに荷物置き場を設ける
カウンター席の場合、荷物をどこに置けば良いか迷ってしまうお客様もいるかもしれません。座席近くに荷物を置ける場所を確保するようにしましょう。
たとえば、カウンター下のスペースや座席下のスペースなどに荷物置き用のカゴやボックスなどを用意するのも良いでしょう。また、テーブルにカバンを引っかけるためのフックを付けたりや、上着をかけられる場所を用意したりすることもおもてなしにつながります。
ハイカウンターでは足掛けをつくる
ハイカウンターの場合は、疲れないように足をかけられるデザインのイスを選ぶなど、お客様に居心地が良いと思ってもらえるような工夫が大切です。
手持ち無沙汰にさせない
雑誌
一人で来店したお客様は、料理が出てくるまでの間、手持ち無沙汰になるかもしれません。そこで、カウンター席の近くに雑誌や新聞などを置いてみてはいかがでしょうか。
Wi-Fi導入
料理を待っている間、スマートフォンなどを操作して時間を過ごすお客様もいるでしょう。データ通信量を気にしなくてもよいよう、Wi-Fiの導入も効果があると考えられます。Wi-Fiを導入する際には、セキュリティ対策を徹底することが大切です。「集客力と顧客満足度アップ!?飲食店のWi-Fi導入について」の記事もぜひ参考にしてみてください。
お客様のタイプを見極め、適度な距離を保つ
おひとり様の中には、お店のスタッフと会話を楽しみたいと思う人もいれば、ひとりでゆっくりと過ごしたいと思う人もいるでしょう。お客様のタイプを見極めつつ、適度な距離を保つようにしましょう。
再来店してもらうための工夫をする
一人で来店するお客様にリピーターになってもらうためには、「また来たい」と思ってもらえるような工夫が必要です。おひとり様のリピーターを増せれば、回転率や客単価のアップにつながり、お店の売り上げのアップも期待できます。
たとえばSquareギフトカードなら、チャージすることで何度でも支払いに利用することが可能です。また、カードのデザインは自店だけのオリジナルのデザインにできるため、他店との差別化にもつながるでしょう。メンバーズカードの代わりにもなるので、ぜひ導入を検討してみてください。
執筆は2018年5月15日時点の情報を参照しています。
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