リンク型決済って何?各社のリンク型決済を比較!

「オンラインショップを開くほどの点数はないけどブログやメールで商品を売りたい」「自分の作品をウェブサイト上で販売したい」など、アイデアはあるけれど販売手段に困っているという事業者やクリエイターは多いのではないでしょうか。

そんな時におすすめなのが「リンク型決済」です。たとえば、ウェブサイトなどで「購入する」「支払う」というボタンを見たことがあるかもしれません。それらのボタンを押すだけで、決済画面に進むことができます。他にも、URLをクリックして決済画面に飛ぶ方法もあります。メールやソーシャルメディアを使って、商品やサービスを案内する時など活用できる方法です。

jp-blog-slug03

珈琲店であればオリジナルの焙煎した豆や、クリエイターであれば自分の作品など、商品数は少ないけれど販売したいという人にとって便利なシステムです。新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、オンラインでのショッピングをするお客さまが増えている今だからこそ、リンク型決済を導入して新しい販路を開拓しましょう。

目次



リンク型決済のメリットとは

リンク型決済には、さまざまなメリットがあります。

オンラインショップを開設しなくてもOK

オンラインショップを開設するには手間やコストがかかりますが、リンク型決済であればショップがなくても手軽に商品を売ることができるので、短期間かつ低コストで販売をはじめることができます。ウェブサイトやブログに決済ボタンを設置したり、メルマガに決済リンクを貼ったりしてお客さまにアピールしましょう。ただし、オンラインショップが必要なリンク型決済もありますので、既にオンラインショップを持っている事業者は販売するものによって使い分けると良いでしょう。

お客さまの購入までの手間が省ける

ボタンやURLをクリックするだけで購入画面に移動できるので、お客さまの購買までの手間が減り、より購買につながりやすくなります。「この商品が欲しい」と思ったお客さまはリンクをクリックするだけで決済画面に移動できるので、商品は欲しいけど購入までの手間が面倒なので購入をやめる、といった機会損失が少なくなります。

セキュリティー対策を事業者が行わなくてもOK

オンラインで物品を販売する時に、販売する側もお客さまも気になるのがカード番号や個人情報の流出などのセキュリティー対策。ECサイトを構築してセキュリティー対策を事業者自身が行うのは時間もコストもかかりますが、すでにセキュリティー対策が行われているシステムを導入することで負担が大幅に減ります。たとえば、Squareのリンク型決済「Square リンク決済」では、不正利用を含めて安全に決済できるように対策がされており、安心して利用することができます。

たくさんあるリンク型決済サービス。その違いは?

実際に、現在日本で使えるリンク型決済サービスを五つ紹介します。

初期費用はどれくらいかかる?

  • Squareの「Square リンク決済」:無料
  • Shopifyの「購入ボタン」:有料プランのみ。ベーシックプランは月額料金25ドル
  • Paypalの「かんたん決済ボタン」:無料
  • メタップスペイメントの「Paysys(ペイシス)」:要問合せ
  • ヤマトフィナンシャルの「リンク方式」:無料

決済手数料はどれくらいかかる?

Square Shopify PayPal Paysys ヤマトファイナンシャル
決済ごとに3.6% 決済ごとに3.4%
(ベーシックプランで、日本のクレジットカードの場合)
決済ごとに
3.6%+40円
(月間の売上高が30万円以下、国内取引の場合)
要問い合わせ 決済ごとに5.5%
(クロネコwebコレクトの場合)

※Square リンク決済の決済手数料について詳しくはこちらをご確認ください。

対応している決済方法は?

Square Shopify PayPal Paysys ヤマトファイナンシャル
Visa、Mastercard、American Express、JCBなどのクレジットカード決済 Visa、Mastercard、American Expressなどのクレジットカード決済に加え、Amazon Payやキャリア決済にも対応 PayPay決済、Visa、Mastercard、JCBのクレジットカード決済 Visa、Mastercard、American Express、Diners Club、JCBなどのクレジットカード決済とコンビニ決済 Visa、Mastercard、American Express、Diners Club、JCBなどのクレジットカード決済(クロネコwebコレクトの場合)

開発者レベルの知識は必要?

これら五つのサービスでは、開発者レベルの知識は必要ありません。たとえば、Squareでは、商品名と値段を入力するだけで決済リンクと決済ボタンが作れます。この他にリンク型決済サービスを提供しているStripeやPay.jpではJavaScriptを組み込む必要があり、開発者レベルの知識が必要です。

ECサイトは必要?

jp_blog_What is payment link 3

Square、PayPal、Paysysでは、既にECサイトを持っていなくてもサービスを使うことができます。ECサイトを新しく立ち上げるほど手間はかけられないけど、商品やサービスを販売したい人におすすめです。

Shopifyは、Shopify上でネットショップを作成した人向けのサービスなので、Shopifyの有料プランに申込後ショップを開く必要があります。ヤマトフィナンシャルも同様にECサイトが必要です。

リンクの他に決済用ボタンも作れる?

jp_blog_What is payment link 4

決済リンクの他に決済ボタンを作ることができると、ウェブサイトやブログなどボタンを設置することで、よりわかりやすくお客さまを購入に誘導することができます。

リンク型決済を選ぶ際、他に重視すべき点は

リンク型決済を提供している五つのサービスについて、初期費用、決済手数料、決済方法などの点で比較をしました。これらの点に合わせて、導入までの期間、入金サイクル、定期購入に対応できるかどうかも大切な点です。Square リンク決済の場合、最短で申し込み当日から利用可能で、三井住友銀行・みずほ銀行の場合は決済した翌営業日に入金されます(※)。さらに、サブスクリプション機能があるので、毎週、毎月、3カ月に一度など定期的に発生する支払いにも対応できます。ECサイトを作成するほど手間がかけられない、かつすぐに販売をはじめたいという場合には、初期費用が無料で導入に時間がかからないSquare リンク決済がおすすめです。

※ 三井住友銀行とみずほ銀行以外の金融機関口座をご登録の場合、毎週水曜日で締め、同じ週の金曜日に合算で振り込まれます。

ECサイト不要でオンライン販売が可能に

Square リンク決済なら会計リンクを作成しSNSやメールで共有するだけ。ECサイトがなくても誰でも簡単ににオンライン販売が可能です。


Squareのブログでは、起業したい、自分のビジネスをさらに発展させたい、と考える人に向けて情報を発信しています。お届けするのは集客に使えるアイデア、資金運用や税金の知識、最新のキャッシュレス事情など。また、Square加盟店の取材記事では、日々経営に向き合う人たちの試行錯誤の様子や、乗り越えてきた壁を垣間見ることができます。Squareブログ編集チームでは、記事を通してビジネスの立ち上げから日々の運営、成長をサポートします。

この記事は2020年7月27日に公開しました。最終更新日は2024年7月5日です。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。Photography provided by, Unsplash