四季折々の自然が味わえる日本、冬にもその季節にしか味わえない魅力がたくさん魅力がたくさんあります。冬のスポーツとして多くの人に楽しまれているものに、スキーがあります。
今回は、スキー場の経営者向けに、スキー客を集客するためのヒントを紹介します。
スキー場の現状
スキーやスノーボードを楽しむ人口は、1990年代をピークに半分以下にまで減少しているようです。一方、日本の雪質やスノーリゾートへのアクセスの良さなどは海外の観光客から注目を集めています。たとえば、北海道のニセコには良質のパウダースノーを求めてオーストラリアや欧米、アジアなど各国からお客様が訪れています。
スキー場の集客ヒント
スキー場に向けた、具体的な集客のヒントを紹介します。
近隣小学校に無料招待券を配布
小学生やその家族の来場を促すために、近隣の小学校に対してシーズン中使える無料招待券を配布するのも効果的です。
無料招待券を配布することで、子どもの興味を引き出すことはもちろん、子どもと一緒に家族も来ることによって、集客につなげることができます。
中には、長年スキーをしていない人もいるでしょう。子どもと一緒に保護者もスキーを楽しむことで、再度興味がわきスキー場に通うことも期待できます。
無料招待券の配布は、長期的な集客につながるのではないでしょうか。
レッスン教室の開催
スキーやスノーボードのレッスンに関しては、初心者から上級者までレベル別にレッスンが受けられる環境を整える必要があります。中には、プロスキーヤーと契約をして「プロに学べるスキー場」としてブランディングをしているスキー場もあります。初心者にとっても上級者にとっても、プロスキーヤーのレッスンは魅力的です。他のスキー場との差別化を図る上でも、プロスキーヤーの存在は効果的といえます。
ツアー会社との連携
国内外のツアー会社と提携し、スキー場への集客を狙うことも考えられます。
外国のお客様が多い北海道のスキー場なら、「雪に触れたことがない人」や「北海道の良質な雪を体感したことがない人」に、北海道の雪を楽しんでもらえるプランを作りましょう。北海道の雪に魅力を感じて、毎シーズンごとに訪れる人も少なくありません。
規模が小さめなスキー場なら、「混雑していなく、ゆっくり楽しめる」ことをアピールするのもいいかもしれません。
観光客の中には、混雑したところが苦手な人もいらっしゃいます。「ゆっくりと楽しめるスキー場」はそのようなお客様に好まれるかもしれません。
ソーシャルメディアの活用
情報の発信ツールとして活用できるソーシャルメディア。ソーシャルメディアでスキー場情報の拡散を狙うなら、インスタ映えを意識した写真を選びましょう。また、細かな情報などを逐一投稿することが重要です。ゲレンデのコンディションからイベントの詳細まで、ソーシャルメディアに投稿することで、より多くの人たちの目に留まりやすくなります。
外国人観光客を集客するには
日本のお客様よりも、海外からのお客様のほうが多いスキー場もあります。そこで海外からのお客様が多いスキー場だからこそできる集客方法を紹介します。
スキー以外のアクティビティ
スキーやスノーボード以外にも、雪を楽しめるプランを企画してはいかがでしょう。
海外からのお客様の中には、それまで雪を見たことも雪に触れたこともない人がいます。プラン内容がスキーとスノーボードのみだと、楽しめないお客様もいるかもしれません。
ソリや雪上車、スノーモービルに乗って雪の世界を楽しんでいただくプランや、スノーシューを用意して雪の中を散策できるようなプランなど、子どもから大人までスキー以外にも楽しめるプランを準備してはいかがでしょうか。
バックカントリーエリアの提供
コース外では滑走を禁止しているスキー場も多いですが、中にはディープパウダーを求めてコース外を滑りたいお客様もいます。
特別会員限定でバックカントリーエリアを提供しているスキー場もあります。
海外からのお客様の中には、北海道の雪を求めて、毎シーズン来日するリピーター客も少なくありません。北海道のディープパウダーを味わえる取り組みは、さらなる集客につながるでしょう。
クレジットカード決済の導入
スキー場の規模にかかわらず共通する集客方法の一つとして、「クレジットカード決済」の導入が挙げられます。
クレジットカードでお会計ができれば、日本よりもクレジットカード決済が普及している国から来たお客様にとってはより利用しやすくなります。
スキー場では、リフト券以外にも売店やレストラン、温泉、スキーウエアショップなどでお金のやりとりが発生します。クレジットカード決済ができるかどうかは、スキー場選びの重要なポイントの一つになるのではないでしょうか。
Squareなら手続きは専用のIC カードリーダー(Square Reader)の購入と無料アカウントの作成だけで、普段お使いのスマートフォンやタブレット端末を使ってクレジットカード決済を受けつけることができます。また月額利用料金は不要なので、ランニングコストも抑えられます。ぜひ検討してみてください。
それぞれのスキー場に合った集客方法を取り入れることで、顧客満足度の向上と売上拡大を目指しましょう。
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執筆は2017年12月20日時点の情報を参照しています。2019年4月5日に記事の一部情報を更新しました。
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