費用を抑えて利用者間の交流も!コワーキングスペースのメリットとは?

21世紀に入って働き方の多様化が加速する中で、個人事業主やスモールビジネスの事業者が働く場所としてコワーキングスペースが注目を集めています。今回は、コワーキングスペースとは何か、コワーキングスペースを利用するメリットや選び方について説明し、都内のオススメのコワーキングスペースを紹介します。

コワーキングスペースとは

コワーキングスペースとは、個人や比較的規模の小さい企業を対象に、共用のオフィススペースやビジネスサポートを提供するサービスです。略してコワーキングと呼ばれることもあります。コワーキングスペースは、日本より働き方が多様な欧米で、IT関連のクリエイターや起業家を中心に利用が広まりました。日本でも近年首都圏を中心にコワーキングスペースが増えています。

コワーキングスペースの利用にあたっては、一般的に、利用を希望する人は自分に合ったプランを選び、初期費用と月会費を払ってコワーキングスペースの会員になります。コワーキングスペースやプランによって、法人登記や郵便物の受け取り、個室か共用スペースかといった作業スペースのタイプ、会議室利用、利用時間帯が異なります。また、コワーキングスペースによっては、初期費用や月会費がかからないドロップイン(一時利用)が可能なところもあります。ドロップインでは時間単位、一日単位で利用料を支払います。

コワーキングスペースと似た概念として、シェアオフィスがありますが、両者の間には明確な違いはありません。シェアオフィスはオフィスという施設を利用者に提供することを目的とし、コワーキングスペースは仕事と交流のためのオープンな場を提供することが多いようです。シェアオフィスの中にはコワーキングスペースが併設されていたり、コンセプトが近かったりするものもあるので、コワーキングスペースを検討する際にはシェアオフィスにも視野を広げてみるとよいかもしれません。

コワーキングスペースを利用するメリット

個人事業主やスモールビジネスの事業者の中には、「オフィスを持ちたいけれど今はまだ固定費を抑えておきたい」という人も少なくないでしょう。事業が軌道に乗って大きくなるまではできるだけ固定費を抑えてリスクを小さくしておきたいところです。

コワーキングスペースを利用すると、オフィスにかかる初期費用や毎月の固定費を抑えられます。専用の個室を希望すると10万円を超えることもありますが、共用スペースを利用して、オプションをあまりつけなければ1万円代からコワーキングスペースを利用できます。コワーキングスペースによっては、法人登記や郵便物の受け取りが可能なところもあります。まずはコワーキングスペースにオフィスを確保して、事業の成長と合わせて、ビジネスサポートを利用する、専用の個室を利用する、自分でオフィスを構えるといった具合にステップアップしていくとよいでしょう。

コワーキングスペースのメリットは金銭面だけではありません。個人事業主やスモールビジネスの事業者には、自宅を仕事場とするという選択肢もありますが、仕事と生活の切り分けがしにくくなります。家ではなかなか仕事に集中できない、逆にいつまでも仕事を続けてしまいリラックスする時間や家族との時間が取りにくいと感じたことのある人もいるでしょう。コワーキングスペースを利用すると低コストで仕事と生活を切り分けやすくなります

また、利用者間の交流を重視し、イベントや勉強会を開催しているコワーキングスペースも少なくありません。個人事業主やスモールビジネスの事業者は、一人で仕事をしているとどうしても煮詰まってしまうことがあります。同じように孤軍奮闘している他の利用者と何気ない会話を交わすだけでもよい気分転換になり、新しいアイデアが出てくるかもしれません。コワーキングスペースの縁で新しい事業が生まれることもあります。

コワーキングスペースの選び方

コワーキングスペースを選ぶにあたって、コワーキングスペースに何を期待するか、価格、自宅からの距離を指標とするとよいでしょう。

コワーキングスペースに何を期待するか
オフィスとしての機能以外にコワーキングスペースに何を求めていますか。郵便の受け取りや税務・法務相談といったビジネスサポート、静かな環境、他の利用者との交流、勉強会、試作のための装置など、利用者ごとにコワーキングスペースに期待することは異なります。コワーキングスペースの中には、クリエイター向けのコワーキングスペースなど、分野や職種に特化したコワーキングスペースもあります。コワーキングスペースに何を期待するのかをはっきりさせてからコワーキングスペースを検討すると、より働きやすいコワーキングスペースをみつけることができるでしょう。

価格
さまざまな価格帯のコワーキングスペースがあり、一つのコワーキングスペースにもさまざまなプランがあります。ついつい「いい環境であれば少し高くても……」と考えがちですが、まずは事業の収支からコワーキングスペースの月会費に支払える金額を計算し、予算を設定してください。いくら機能が充実していて雰囲気のよいコワーキングスペースでも、予算をオーバーしてしまっては事業を圧迫してしまい本末転倒です。

自宅からの距離
個人事業主やスモールビジネスの事業者の場合、時間に自由が利きやすいとはいえ、あまりに遠いコワーキングスペースに通うのは現実的ではありません。毎日利用しない場合でも、コワーキングスペースへの距離や交通手段を検討し、無理なく通えるコワーキングスペースを選びましょう。

この三つの要素を考慮することで、どのコワーキングスペースを利用するとよいか、かなり絞り込めます。気になるコワーキングスペースがあったら、見学が可能か問い合わせてみてください。外部の人も参加できる勉強会や交流会に参加してみたり、ドロップインで利用してみたりするのも一つの手です。

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都内のコワーキングスペース三選

ここでは都内にあるコワーキングスペースの中から、低額で利用できるコワーキングスペース、機能が充実しているコワーキングスペース、少し個性的なコワーキングスペースという切り口で三つのコワーキングスペースを紹介します。

低額で利用できる:coin space

coin spaceの魅力はなんといっても手頃な価格と立地のよさにあります。渋谷に数店舗、五反田、錦糸町にコワーキングスペースがあり、都内近郊では横浜にも店舗があります。都内の主要店舗を終日利用可能なコインスペース会員全日プランは10,000円で、平日17時以降利用可能なコインスペース会員ナイトプランは月額5,000円です。ドロップインは1時間数百円、店舗によっては1日1,500円で利用できます。

機能が充実している:WeWork

世界的なコワーキングスペースチェーンWeWorkは、2018年東京にオープンし、次々と店舗を増やしています。価格は非公開で比較的高価格であると考えられますが、ビジネスの規模に合わせたサービスが充実していて、世界22ヶ国以上のWeWorkのコワーキングスペースにアクセスできるグローバルプランも用意されています。

個性的なコワーキングスペース:BathHaus

さまざまなコワーキングスペースがある都内には、個性的なコワーキングスペースもあります。BathHausはその代表格で、仕事して、ひとっ風呂浴び、ビールを1杯ひっかける。をコンセプトにした銭湯つきのコワーキングスペースです。

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この記事ではコワーキングスペースの利用を検討している個人事業主やスモールビジネスの事業者を対象に、コワーキングスペースについて説明しました。コワーキングスペースを利用すると、オフィスを単独で借りるよりも初期費用や月額費用を抑えられ、さらに他の利用者との交流も期待できます。ぜひ本記事をきっかけに気になるコワーキングスペースを見学してみてください。

執筆は2019年12月9日時点の情報を参照しています。
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