個人事業主・フリーランスができる、新型コロナウイルス対策

この記事は2020年3月23日時点(2020年12月21日一部情報更新)の情報を参照しています。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生状況、感染予防に関する最新情報は厚生労働省のウェブサイトも合わせてご確認ください。

世界の至るところで感染者が確認されている、新型コロナウイルス(COVID-19)。国内でも自粛ムードが漂い、外出を控える消費者が増えるなか、「客足が遠のいてしまった」というビジネスも少なくないかもしれません。

この記事ではコロナショックがさまざまなビジネスに波及するなか、スモールビジネスや個人事業主ができることをまとめています。



健康管理において、積極的に行いたい取り組み

営業している限りは必然的に人と接触する機会が生まれる接客業。感染拡大防止、予防に努めるには、以下の取り組みが考えられます。合わせて、夏は熱中症対策も欠かせません。

  • 従業員に咳やくしゃみ、発熱などの症状があれば、休養をとるよう促す

  • 手洗いは頻繁に行い、くれぐれも顔は触らず、店舗には消毒液を設置し、こまめに消毒する
    »»» 厚生労働省が発表している手洗いのポスターもご確認ください。

  • 手を使わなくてもいい、足踏み式の消毒液スタンドを店頭に設置する

  • トイレには、手をかざすだけで石鹸が出てくるソープディスペンサーを設置する

  • POSレジ代わりとして扱うタブレットやスマートフォンなどのモバイル端末もこまめに除菌する
    »»» Apple製品のお手入れ方法はこちらから確認できます。

  • ドアノブなどを触らずに入店できるよう、扉を解放しておく

  • 感染防止ガイドラインに従い、感染防止徹底宣言ステッカーを取得する(東京都)
    »»»ステッカーを取得するには、業種別に作成されている感染防止拡大チェックリストにある項目を全て実施のうえ、専用フォームから申請をしましょう。詳しい取得方法などについては、こちらからご確認ください。

  • 熱中症対策を行う
    マスクを着用する機会が増えるなか、お客様や従業員が気づかないうちに脱水状態になってしまったという状況は避けたいところです。熱中症対策とエコ活動の一環として、給水サービスを提供する店舗が増えています。
    »»»全国の給水スポットを検索できるアプリ「mymizu」に店舗情報を登録しましょう。

  • インフルエンザ対策を行う
    秋冬に流行する季節性のインフルエンザは、新型コロナウイルスと症状が似ていることもあり、より一層の予防対策が求められます。マスクの着用、手洗い、手指消毒、換気はインフルエンザ対策にもなります。
    »»»飲食店でできるインフルエンザ予防についてはこちらも参考にしてみてください。

人同士の接触を減らす支払い方法

厚生労働省のウェブサイトにある「新型コロナウイルスに関するQ&A」によれば、コロナウイルスの感染経路は飛沫感染と接触感染が主だと考えられています。支払い時は現金の受け渡しなどから、お客様と接触せざるを得ない場面です。支払いを受け付ける際には、以下のようにしてお客様と接触する頻度を減らしてみましょう。

参考:新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省)

1. 店舗での支払いにはタッチ決済を促す

利用している端末がタッチ決済に対応している場合は、お客様にタッチ決済での支払いを促してみるのも一つの手でしょう。非接触決済マークがついているカード、またはスマートフォンを決済端末にかざすだけで支払いを完了することができるうえ、合計金額によってはサインも不要(※1)なので、お客様と接触することなく決済を完了することができます。

Squareでは以下の非接触決済マークがついているカード、Apple Pay(※2)、または電子マネー(※3)でのタッチ決済が利用できます。

jp-blog-nfclogo

※1:サインが不要とされる上限金額はカード会社によって異なります。
※2:Apple Payに対応しているクレジットカード、電子マネーで決済いただけます。
※3:Squareが対応している電子マネーは、こちらからご確認ください。

2. クラウド請求書で支払いを受け付けてみる

接触を避けるには請求書による決済も一つの案です。たとえば新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、客足が遠のいてしまった小売店などでは、商品をインスタグラムなどのソーシャルメディアで紹介し、注文を受け付けてみてはいかがでしょうか。その際の支払いはクラウド請求書で受け付けてみましょう。クラウド請求書はメールで送信できるので、オンラインストアがなくても簡単に支払いを受け付けることができ、自粛ムードの中でもお客様に商品を届けることができます。

Squareでは、無料アカウントを作成するだけで請求書をタダで作成・送信できます。

3. ネットショップを開設する

非対面決済の代表的な例が、ネットショップです。今は特に、混み合う可能性のある店舗よりも、誰とも接触することなく買い物が楽しめるネットショッピングのほうが安心、と思うお客様が多いかもしれません。接触を避けたい客層だけでなく、遠くに住んでいる人など、より幅広い客層に商品やサービスを届けられることから、売り上げの拡大も期待できます。Squareであれば、ネットショップを無料で立ち上げることができます。必要なのは、無料アカウントだけ。売上額は最短で翌営業日に振り込まれるので、資金繰りにも安心です。ネットショップの詳しいはじめかたは、こちらからご確認ください。

4. 【飲食店向け】セルフオーダーを導入する

お客様との接触を最小限に抑えるうえで有効なのは、席から注文できるタブレットなどの導入です。全席に新しくタブレットを導入するとなると費用は決して安くなく、小規模の飲食店にとって導入は現実的でないかもしれません。

小規模の飲食店でも手軽に導入できる方法として挙げられるのは、お客様のスマートフォンを使ったセルフオーダーの導入です。セルフオーダーでは、お客様のスマートフォンからメニューにアクセスできるQRコードを発行します。お客様は自身のスマートフォンからメニューの確認・注文、サービスによっては会計まで可能なので、従業員との接触機会をぐんと減らすことができます。

Squareで注文ページを作成すると、メニューにアクセスできるQRコードを簡単に発行することができます。注文ページの作成・QRコードの発行は無料の月額プランから利用できるので、コストの節約につながります。

消費の冷え込みを防ぎつつ、お客様とビジネスを守る工夫

不要不急な外出は控えるよう呼びかけがあるなか、「客足が遠のいてしまった」というビジネスも少なくないかもしれません。売上減少を防ぐための対策を練るのはもちろんのこと、来店したお客様の不安を軽減するために「何ができるだろう」と考え始めているビジネスも多いかもしれません。飲食店と小売店が今できることをまとめてみました。

読んで知ろう»»»

中小ビジネスや個人事業主に向けた救済策や支援策

政府や自治体などからどのような救済策が用意されているのか、自分のビジネスは対象になるのか、などは把握しておきたいところでしょう。各省庁、自治体や金融機関、団体などからさまざまな救済策が発表されています。詳しい内容や手続き方法は以下の記事からご覧ください。

読んで知ろう»»»


Squareのブログでは、起業したい、自分のビジネスをさらに発展させたい、と考える人に向けて情報を発信しています。お届けするのは集客に使えるアイデア、資金運用や税金の知識、最新のキャッシュレス事情など。また、Square加盟店の取材記事では、日々経営に向き合う人たちの試行錯誤の様子や、乗り越えてきた壁を垣間見ることができます。Squareブログ編集チームでは、記事を通してビジネスの立ち上げから日々の運営、成長をサポートします。

執筆は2020年3月23日時点の情報を参照しています。2020年12月21日に記事の一部情報を更新しました。
現時点では、タクシー・ハイヤー等での電子マネー決済のご利用はできません。
当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。