Square リーダーとは?気になる使い方や料金を詳細解説

「キャッシュレス決済を入れたいけど、コストはかけられない」「今使ってる決済端末は場所を取るし、読み取りも遅い」など、決済周りにお悩みのビジネスオーナーにおすすめなのがSquare リーダーです。

4,980円というリーズナブルな価格で導入できるのはもちろん、Square リーダーにはビジネスオーナーに嬉しいさまざまなメリットがあります。今回はコストや入金サイクル、決済スピードや使いやすさなど、Square リーダーの導入にあたって知りたいことを解説します。

目次


Square リーダーとは

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Square リーダーは、決済代行サービスのSquareが提供するキャッシュレス決済端末です。約7cm四方の小型の端末で、スマートフォンやタブレットとBluetoothで接続して使います。1台で、クレジットカード決済、QRコード決済、電子マネー決済とさまざまな決済方法に対応できるのが特徴です。

以下の表にSquare リーダー(第2世代)の仕様をまとめています。

対応する決済手段 ・クレジットカード(ICカード、タッチ決済)
・電子マネー
・QRコード決済(ユーザースキャン方式)
導入費用 4,980円
決済手数料 3.25%
月額固定費 無料
入金手数料 無料
入金サイクル 三井住友銀行・みずほ銀行は翌営業日、その他の金融機関は週に1回
POSレジとの連動
コードレス
サイズ 66 mm×66 mm、高さ10 mm、56g
スマートフォン・タブレットの用意 必要(iOS、Androidの両方に対応)
接続方法 Bluetooth接続
充電方法 付属のUSB Type-Cケーブルを利用
レシートプリンター 別途購入

Square リーダーの歴史

Square リーダーの歴史を振り返ってみましょう。Square リーダーが初めて世に出たのは、2009年。アメリカでのことでした。当初は、スマートフォンのイヤホンジャックに差し込んで使う、切手サイズの小さな決済端末でした。クレジットカード決済といえばレジカウンターに設置した有線の大きな端末にカードを差し込むという時代に、値段が安くかつ手軽に使えることが支持され、多くのお店でSquare リーダーが導入されました。

2013年には日本での販売を開始、2015年には安全性の高いICチップに対応します。そして、2019年には、Bluetoothで接続するSquare リーダー(第1世代)が登場しました。サイズが大きくなった代わりに、ワイヤレス接続になり、決済スピードがアップし、長時間バッテリーも実現しました。そして、バッテリーや接続のしやすさがさらにパワーアップしたのが、2023年4月20日に発売を開始したSquare リーダー(第2世代)です。

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▲プロトタイプを含む歴代のSquare リーダー

第1世代と第2世代の違いは?

「Square リーダーの第1世代と第2世代って何が違うの」と疑問に思う人も多いかもしれません。第1世代と第2世代の違いをまとめました。

充電ケーブルの変更:充電ケーブルがmicro-USBからUSB Type-Cに変わりました。USB Type-Cはコネクターの部分に上下の区別がないため、向きを気にせず、よりストレスフリーな充電が可能です。
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バッテリーがより長持ちに:第2世代ではバッテリーが改善され、一度の充電で決済に利用できる回数が20%も増えています。
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接続の安定性がアップ:第2世代は最新規格であるBluetooth 5.3 Low Energyに対応しており、スマートフォンやタブレットとペアリングをする際には、より安定した接続が期待できます。
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安全性がさらに向上:安全に決済を受け付けられるよう、Square リーダーにはさまざまなセキュリティー面の工夫が詰まっています。第2世代ではさらに安全性が向上しています。

性能がアップしながらも、お値段は第1世代から据え置きの4,980円(税込)です。手頃な価格で高性能なキャッシュレス決済端末が手に入るのは、ビジネスオーナーにとって嬉しいのではないでしょうか。

Squareなら今すぐキャッシュレス決済導入できる

カード決済、タッチ決済、電子マネー決済、QRコード決済が簡単に始められます

Squareが提供する他の決済端末

Squareが提供しているのはSquare リーダーだけではありません。他にも、「Square ターミナル」と「Square レジスター」、「Square スタンド」の3種類の決済端末があります。

Square ターミナル

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Square ターミナルは、タッチスクリーンとレシートプリンターが搭載されたコードレスの決済端末です。クレジットカード、QRコード、電子マネーの受付ができる決済端末、POSレジの操作ができるタッチスクリーン、レシート・領収書の印字ができる感熱式のレシートプリンターが1台のコンパクトなボディに詰まっています。

テーブル会計をしたい飲食店や、施術後に座席で会計をしたい美容院などにおすすめの決済端末です。

▲Square ターミナルの導入について詳しくは「永福食堂 Square ターミナル導入事例」で紹介しています。

Square レジスター

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Square レジスターは、スタッフ用の大きなタッチスクリーンとお客さま用ディスプレイの2画面を搭載しています。POSレジがあらかじめインストールされているため、電源を入れたらすぐに商品登録、決済、売上管理などSquareのさまざまな機能が使えます。

お客さま用ディスプレイには、購入商品や金額の表示がされます。合わせて、暗証番号の入力やカードの挿入・読み取り、QRコードの表示なども可能です。さらに、ケーブルを使ってお客さま用ディスプレイを本体から最大2m離れたところに設置することもできます。レジカウンターに高低差があるお店やカウンターが広めのお店におすすめです。

▲Square レジスターの導入について詳しくは「SRコーヒー Square レジスター導入事例」で紹介しています。

Square スタンド

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Square スタンドは、決済機能が内蔵されたiPad用のレジスタンドです。画面部分が180度回転するので、支払内容をPOSレジに入力したら、お客さま側にくるっと回し、表示された合計金額を確認してもらいながら、お客さま自身の手で決済をしてもらうことができます。

商品数が多く大きめのスクリーンでPOSレジを操作をしたい小売店や、内装にこだわりたいお店におすすめの決済端末です。

▲Square スタンドの導入について詳しくは「curry草枕 Square スタンド導入事例」で紹介しています。

Square リーダーのメリット

コンパクトかつスピーディーにキャッシュレス決済ができるSquare リーダーには、以下のようなメリットがあります。

1. 5千円以下で多様な決済方法に対応
2. 売り上げが最短翌営業日に入金される
3. 決済スピードが早い
4. 操作が簡単で届いたらすぐ使える
5. 屋外での決済にも対応

一つひとつのメリットを詳しく説明していきます。

1. 5千円以下で多様な決済方法に対応

Square リーダーは1台4,980円(税込)です。アカウント作成費や月額固定費などはかかりません。導入コスト5,000円以下で、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済、タッチ決済と、さまざまな決済方法が導入できます。「開業したばかりでお金をかけられない」「今の端末は維持費の負担が大きいから乗り換えたい」というビジネスオーナーはぜひご検討ください。

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2.売り上げが最短翌営業日に入金される

キャッシュレス決済を導入するにあたって一番気になるのはキャッシュフローへの影響かもしれません。入金が翌月や翌々月になってしまうのは困るというお店も多いでしょう。Squareでは、三井住友銀行またはみずほ銀行の口座なら翌営業日に、それ以外の口座でも週に一度、キャッシュレス決済の売り上げが入金されます。もちろん入金にあたって振込手数料はかかりません。

港区にある「ひろこデンタルクリニック」では、Squareに乗り換えたことでキャッシュフローが安定したと話しています。

「『まだこの端末使ってるんですか。Squareであれば翌日に入金されますよ』といわれたんです。『キャッシュフロー改善にもいいんじゃないですか』とアドバイスを受けて、興味を持ちましたね。自分で事業をされている方で、Squareをすでに使われていました。なのでセットアップなども手伝ってもらいましたね」

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▲詳しくは「ひろこデンタルクリニック カード決済導入事例」で紹介しています。

3.決済スピードが早い

「カードの読み取りに時間がかかって、なんだかお会計の時間が気まずい……」という体験をしたことがあるビジネスオーナーも多いかもしれません。Square リーダーならそんな心配はありません。カードやスマートフォンを、Square リーダーに挿入もしくはかざすだけ。すぐに決済が終わるので、お客さまをお待たせすることもなくなるでしょう。

代々木公園駅からほど近いレストラン「NEWPORT(ニューポート)」では、CAT端末からSquare リーダーに乗り換えたことで、お会計時間が改善されました。

「Squareを使い始めてからわかったことなんですけど、以前に使用していたレジはとにかく遅かったんです。カードが承認されるまでには数分かかっていましたね。忙しいときにまだかな、と待たなければいけなかったという思い出があります」

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▲詳しくは「NEWPORT カード決済導入事例」で紹介しています。

また、神楽坂で雑貨や食品を扱う「神楽坂プリュス」では、タッチ決済を利用するお客さまが多いようです。

「タッチ決済が使えるようになってから、お客さまもものすごく楽で。今結局、タッチ決済が一番いいんです。サインをしなくてもいいので、お客さんもこちらもあっという間に終わります」

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▲詳しくは「神楽坂プリュス Square POSレジ導入事例」で紹介しています。

4.操作が簡単で届いたらすぐ使える

「最新の電子機器は操作が複雑そう……」と、新しい端末の導入を億劫に思ってしまうかもしれません。Square リーダーは操作がとってもシンプルです。設定にかかるのは30分ほど。届いたその日からすぐに使えて、操作マニュアルなども必要ありません。

向島にある古書店「書肆スーベニア」では、開業に合わせてSquare リーダーを導入しました。決済端末を触るのは初めてだったという店主の酒井さんは、すんなりと使い方を覚えることができたそうです。

「電源さえ入っていれば、あとはカードを挿したり、タッチしたりするだけなので。そういう意味でいえば、すごく簡単です。一度覚えてしまえば、いろんなボタンをぽちぽち押してやるよりも楽ですね」

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▲詳しくは「書肆スーベニア カード決済導入事例」で紹介しています。

5.屋外での決済にも対応

Square リーダーは縦横約7cmで、手のひらに収まるコンパクトな決済端末です。また、満充電の状態なら、丸1日使うことができます。イベント出店時やデリバリー時など、屋外での決済シーンにも問題なく対応できます。

ケータリングサービスを行う「TANOJI」では、デリバリー先での決済にSquare リーダーを活用しています。キャッシュレス決済なら、釣り銭を持ち運ぶ必要がなく、デリバリーを担当するスタッフの負担も減ります。

「こんなにコンパクトで決済ができるなんて!とお客さまからよく驚かれます。決済金額が大きいので、私たちも現金で受け取るよりもキャッシュレス決済のほうが安心ですね」

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▲詳しくは「TANOJI Square導入事例」で紹介しています。

Squareなら今すぐキャッシュレス決済導入できる

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Square リーダーに関するよくある質問

Square リーダーを導入するにあたって、気になる点をまとめました。ぜひ導入の参考にしてください。

どんな作りになっているのですか?

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Square リーダーはこの図のような作りになっています。片面にカードスロットがあるので、ICチップのついたカードはここに差し込んでください。また、逆側には電源ボタンと充電ポートがついています。上面には四つのLEDライトがついています。このライトの色や点滅具合から、バッテリーの残量や決済の状況を確認することができます。詳しくは、「Square リーダーを設定する」をご確認ください。

どうやって決済をするのですか?

  • ICチップのついたクレジットカード:Square リーダー上部のカードスロットにカードを差し込んでください。POSレジの画面に表示されるキーパッドを使用してお客さまに暗証番号(PINコード)を入力してもらいます。Square リーダーから「ピー」と音が鳴って緑色のランプが4つ●●●●点灯したらカードを取り出します。

  • 交通系IC、iD、QUICPay、タッチ決済マークの付いたクレジットカード:カードもしくはスマートフォンを、Square リーダーにかざします。POSレジから「ピピッ」と決済音が鳴ったら決済完了です。

  • QRコード決済:POSレジに表示されたQRコードを、お客さまのQRコード決済アプリで読み取ってもらいます。お客さまが自身のスマートフォンを操作し支払いが完了すると、POSレジアプリ上に「承認されました」の文字が表示されます。

詳しくは、「【Square基本のき③】端末の操作方法」で説明しています。

何を準備すればいいですか?

Square リーダーで決済を受け付けるには、以下の4点が必要です。

  1. Squareのアカウント(無料で作成できます)
  2. Square リーダー(公式オンラインショップで購入できます)
  3. Square POSレジ(無料でダウンロードできます)
  4. スマートフォンもしくはタブレット(iOSとAndroidの両方に対応しています)

Square リーダーの接続方法は?

お手持ちのスマートフォンやタブレットのBluetoothがオンになっていることを確認します。Square POSアプリを開き、画面のナビゲーションバーから [その他] >[設定] > [端末] > [Square リーダー] > [リーダーを接続] の順にタップします。

Square リーダーのボタンを3から10秒間押して、ペアリングモードにします。Square リーダーのオレンジ色のランプがチカチカと点滅したらすぐにボタンから指を離します。接続されると、[リーダー準備完了] とアプリに表示されます。詳しくは「Square リーダーを設定する」でも説明しています。

充電方法や充電時間は?

付属のUSBケーブルをSquare リーダーにつなぎます。もう一端をUSB充電器やパソコンのUSBポートなどに差し込んで充電してください。バッテリーは2から3時間の充電で満充電となります。満充電の場合、1営業日 (12時間から16時間) 程度ご利用いただける設計となっています。また、別売のBosstab社製ドックと延長ケーブルを使うことで、充電をしながら決済を受け付けることができます。

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どこで買える?

Square リーダーはSquareの公式オンラインショップ、または家電量販店でも購入することができます。

タッチ決済はできる?

Square リーダーはタッチ決済に対応しています。お客さまがタッチ決済対応のクレジットカード、Apple Payなどをご利用の場合、Square リーダーにカードやスマートフォンをかざします。Square リーダーから「ピー」と音が鳴って緑色のランプが4つ点灯したら、カードやスマートフォンを離します。タッチ決済は基本的にサインレスなので、レシートの送信画面が表示されたら決済完了です。詳しくは、「Square リーダーで支払いを受け付ける」でも説明しています。

暗証番号にも対応してる?

Square リーダーを含むSquareの決済端末は、暗証番号(PINコード入力)に対応しています。お客さまが暗証番号をお忘れの場合は、サインに切り替えることができます。サインへの切り替え(PINバイパス)は2025年3月をもって廃止される予定ですので、ご注意ください。詳しくはこちらをご確認ください。

QRコード決済はできる?

SquareではPayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY、メルペイ、WeChat Pay、Alipay+によるQRコード決済に対応しています。ユーザースキャンと呼ばれる方式を採用しており、Square POSレジに表示されるQRコードをお客さま自身のスマートフォンで読み取ります。このQRコードは決済の度に生成される固有のQRコードです。お客さまがQRコードを読み取ると、決済金額が自動的にお客さまのQRコード決済アプリに入力されます。お客さまによる金額入力が不要なので、よりスムーズな決済が実現します。

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磁気カードはどうすればいいの?

日本ではICチップを搭載したクレジットカードの普及が進んでいます。しかしながら、磁気テープのみのクレジットカードを利用するお客さまも少なからずいるかもしれません。Square リーダー(第1世代)には磁気テープを読み取る小さな専用リーダーが付属しています。磁気テープのみのクレジットカードにはこの専用リーダーをご利用ください。Square リーダー(第2世代)の場合は、手入力による決済など他の決済方法をご検討ください。

返品はできる?

Squareの公式オンラインショップから購入した場合、30日以内であれば返品は可能です。また、Square リーダーには1年間の保証期間があります。

レシートを印刷するには?

レシートや領収書を印刷するには、レシートプリンターの用意が必要です。Squareの公式オンラインショップでもレシートプリンターを販売しています。Square ターミナルなら、レシートプリンターが内蔵されていますので、こちらもぜひご検討ください。

Squareなら今すぐキャッシュレス決済導入できる

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Squareのブログでは、起業したい、自分のビジネスをさらに発展させたい、と考える人に向けて情報を発信しています。お届けするのは集客に使えるアイデア、資金運用や税金の知識、最新のキャッシュレス事情など。また、Square加盟店の取材記事では、日々経営に向き合う人たちの試行錯誤の様子や、乗り越えてきた壁を垣間見ることができます。Squareブログ編集チームでは、記事を通してビジネスの立ち上げから日々の運営、成長をサポートします。

執筆は2023年3月1日時点の情報を参照しています。2024年9月25日に記事の一部情報を更新しました。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。Photography provided by, Unsplash