オンラインカード決済とは?仕組み・メリット・サービスの選び方を解説

ネットショッピングやウェブ予約が広がるなか、オンラインカード決済は多くの事業者に利用されている決済手段です。一方で、導入時には決済手数料や入金サイクル、不正利用への対策など、事前に確認しておきたい点もあります。

本記事では、オンラインカード決済の仕組み、利用できるカードの種類、導入するメリットと注意点、サービスを選ぶ際のポイントを解説します。

📝この記事のポイント

  • オンラインカード決済とは、インターネット上でクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードなどを使って支払う決済方法
  • ECサイトでの商品販売、ウェブ予約、継続課金、請求書払いなど、さまざまな場面で活用できる
  • オンラインカード決済に対応すると、支払い方法を理由とした離脱を減らしやすくなる
  • 導入時は、決済手数料、月額費用、入金サイクル、不正利用やチャージバックへの対応を確認することが大切
  • Squareでは、Square オンラインビジネス、Square 請求書、Square リンク決済などを通じて、さまざまな形態のオンラインカード決済に対応できる
目次


オンラインカード決済とは?対面(オフライン)決済との違い

how-to-sell-products-online
オンラインカード決済とは、インターネット上でクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードなどの情報を入力し、支払いを完了する決済方法です。

ECサイトでの商品購入、ウェブ予約時の事前決済、月額制サービスの継続課金などで利用されています。お客さまは実店舗に足を運ばずに支払い手続きを進められるため、事業者は遠方のお客さまとも取引しやすくなります。

オンライン決済には、カード決済のほか、QRコード決済、キャリア決済、コンビニ決済、銀行振込などがあります。オンラインカード決済は、その中でもカードを使って支払う方法を指します。

対面決済では、実店舗でカード本体を提示し、決済端末で読み取るのが一般的です。一方、オンラインカード決済では、インターネット上の決済画面でカード情報を入力して支払います。

オンラインカード決済で利用できる支払い方法

オンラインカード決済では、主にクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードが利用されます。それぞれ支払いの仕組みや利用できる範囲が異なるため、店舗側は対応したいカードの種類やブランドを確認しておくことが大切です。

クレジットカード

クレジットカードは、お客さまが商品やサービスを購入した後、利用額を後日まとめて支払うカードです。オンライン決済では、カード番号、有効期限、セキュリティーコードなどを入力して支払います。

OREND(オレンド)が2025年10月に実施した調査1によれば、ネットショッピング全体では約7割がクレジットカード・デビットカードを利用しており、特にネットショッピングを週1回以上利用する層の約8割がクレジットカード・デビットカードを使用していることがわかっています。

デビットカード

デビットカードは、支払いと同時にお客さまの銀行口座から代金が引き落とされるカードです。口座残高の範囲内で利用するため、クレジットカードのような後払いではありません。

オンライン決済で利用できるのは、基本的にVisa、Mastercard、JCBなどの国際ブランドが付いたデビットカードです。

プリペイドカード

プリペイドカードは、あらかじめチャージした金額の範囲内で支払うカードです。使える金額がチャージ残高に限られるため、使いすぎを防ぎやすい点が特徴です。

オンライン決済では、Visa、Mastercard、JCBなどの国際ブランドが付いたプリペイドカードが利用されます。カード番号がアプリ上で発行されるバーチャルカードや、実店舗でも使えるリアルカードなどがあります。

オンラインカード決済のメリット

Holiday season online shopping checklist
オンラインカード決済を導入すると、お客さまが支払い方法を選びやすくなり、事業者側の売上管理や請求業務の負担軽減にもつながる場合があります。ここでは、主なメリットを紹介します。

売上機会を逃さず、購入率を高められる

オンラインカード決済に対応していると、クレジットカードやデビットカードで支払いたいお客さまに対応しやすくなります。ECサイトや予約ページで希望する支払い方法がない場合、購入や予約を見送られる可能性があります。

カード決済を選べるようにしておくことで、支払い方法を理由とした離脱を減らせる場合があります。高額商品や事前予約が必要なサービスでも、手持ちの現金に左右されずに支払いを進めやすくなります。実際に、株式会社ジェーシービーが公表したレポート2では、1年以内に支払いをした非対面業種のうち、クレジットカード利用割合が最も高いのは「ショッピングサイト・アプリ(91%)」でした。

未回収リスクを抑えやすく、継続課金にも対応できる

オンラインカード決済では、決済が完了すると決済事業者などを通じて売上金が支払われます。銀行振込や後払いと比べて、支払い確認や督促にかかる手間を減らしやすく、未回収リスクを抑えられる場合があります。

また、サービスによっては、毎月一定額を自動で請求する継続課金にも対応できます。月額制の会員サービス、スクールの月謝、定期購入などでは、請求作業の負担軽減に役立つでしょう。

ただし、返金やキャンセル、不正利用によるチャージバックが発生する可能性もあるため、運用ルールを事前に確認しておくことが大切です。

売上管理や経理業務を効率化しやすい

オンラインカード決済では、決済履歴がシステム上に残るため、売上確認や入金管理を進めやすくなります。銀行振込のように、入金者名や金額を手作業で照合する負担を減らせる場合があります。

会計ソフトや予約システム、ECサイトと連携できるサービスを選べば、売上データの確認や経理処理をさらに効率化しやすくなります。少人数で運営する店舗や、オンライン販売と実店舗を並行して運営する事業者にとっても、管理のしやすさは重要な比較ポイントです。

オンラインカード決済のデメリット

jp-blog-credit-card-loan-for-business-2
オンラインカード決済には便利な点がある一方で、費用や入金サイクル、不正利用への対策も確認しておく必要があります。導入前に把握しておきたい主な注意点を紹介します。

手数料や初期費用がかかる

オンラインカード決済を導入すると、決済手数料をはじめとした費用が発生します。サービスによっては、初期費用や月額費用、入金手数料などがかかる場合もあります。

費用の種類 内容
初期費用 サービスの導入時にかかる費用
月額費用 システム利用料などの固定費
決済手数料 決済金額に応じて発生する費用
入金手数料 売上金の振込時にかかる費用

手数料率だけでなく、固定費や入金手数料も含めて、売上規模に合うか確認しましょう。

入金までに時間がかかり、資金繰りに影響する

オンラインカード決済では、お客さまが支払いを完了してから、事業者の銀行口座に売上金が入金されるまでに時間がかかる場合があります。

入金サイクルは決済サービスによって異なります。仕入れ代金や家賃、人件費などの支払い予定がある場合は、導入前に入金日を確認しておくことが大切です。

サービスによっては、通常より早く入金できるオプションを用意している場合もあります。ただし、別途手数料が発生することがあるため、費用と入金スピードの両方を確認しましょう。

不正利用やチャージバックに対応する必要がある

オンラインカード決済では、第三者によるカードの不正利用や、取引内容に関する申し立てが発生する可能性があります。カード会社が申し立てを認めた場合、売り上げが取り消される「チャージバック」が発生することがあります。一般社団法人日本クレジット協会の公表3によれば、2025年のクレジットカード不正利用被害額は510.5億円に上ります。

チャージバックが発生すると、売上金の返還や、発送済み商品の損失につながる場合があります。特にECサイトでは、本人認証サービスや不正検知機能など、セキュリティー対策が整った決済サービスを選ぶことが大切です。

返金やキャンセル、チャージバックの対応ルールはサービスによって異なります。導入前に、管理画面での確認方法やサポート体制も確認しておきましょう。

オンラインカード決済の導入ケース

オンラインカード決済は、ECサイトだけでなく、予約サービスやサブスク、オンライン講座など幅広い場面で活用できます。ここでは、代表的な導入ケースを紹介します。

ECサイト:商品購入時の決済に利用する

Ecommerce-Social-Image
物販のECサイトでは、注文時にカード決済を受け付けることで、入金確認後に商品を発送する手間を減らせます。決済データと注文データを連携できるサービスを使えば、売上確認や在庫管理も進めやすくなります。

たとえば、革製品の製造・販売を行うanalogicoでは、Squareを使って実店舗とオンラインショップの在庫を一元管理しています。ECサイトの注文データも作業タスクとして連携し、少人数でも運営しやすい仕組みを整えています。

宿泊・予約サービス:事前決済に利用する

宿泊施設、サロン、スクールなどでは、予約時の事前決済としてオンラインカード決済を利用できます。来店前に支払いを済ませてもらうことで、当日の会計は不要になります。

また、キャンセルポリシーを事前に案内しておけば、無断キャンセル時にキャンセル料を請求できる場合があります。ただし、請求可否や返金対応は、予約規約や利用する決済サービスのルールに沿って運用する必要があります。

サブスク・会員サービス:継続課金に利用する

月額制の会員サービスや定期購入では、オンラインカード決済の継続課金機能を利用できます。お客さまが一度カード情報を登録すれば、毎月決まった金額を自動で請求できるため、請求作業や入金確認の負担を減らしやすくなります。

語学教室やヨガレッスンの月会費、スクールの月謝、定期購入サービスなどで活用しやすい方法です。

オンライン講座・コンテンツ:都度決済に利用する

動画講座やデジタルコンテンツの販売では、購入ごとに支払う都度決済としてオンラインカード決済を利用できます。決済完了後に、視聴用URLやダウンロードリンクを自動で案内できる仕組みを整えれば、手作業での案内を減らせます。

夜間や休日でも注文を受け付けやすいため、オンラインで商品やサービスを販売したい事業者に向いています。

飲食店・美容室・クリニック:予約と決済を連携する

jp-blog-kampo NSP0314 01 TY
飲食店、美容室、クリニックなどの実店舗でも、ウェブ予約とオンラインカード決済を組み合わせることで、当日の会計や予約管理の負担を減らしやすくなります。

たとえば、漢方カウンセリングルームKaonでは、Square 予約で予約管理を行い、遠方に住むお客さまの支払いにはSquare 請求書を活用しています。

オンラインカード決済サービスを選ぶポイント

Rustica21075 JN 01 Ecommerce Full
オンラインカード決済サービスを選ぶ際は、手数料だけでなく、入金サイクルや対応ブランド、セキュリティー体制、必要な機能も含めて比較することが大切です。ここでは、導入前に確認したい主なポイントを紹介します。

費用と入金サイクルを確認する

オンラインカード決済サービスでは、決済手数料のほか、初期費用、月額費用、入金手数料などが発生する場合があります。手数料率だけで判断せず、自社の月間決済額や客単価をもとに、毎月どのくらいの費用がかかるかを確認しましょう。

また、売上金の入金サイクルもサービスによって異なります。仕入れ代金や人件費などの支払い予定に合わせて、いつ入金されるかを確認しておくことが大切です。早期入金オプションがある場合は、追加手数料の有無も確認しましょう。

対応ブランド・決済手段を確認する

利用できるカードブランドや決済手段は、サービスによって異なります。Visa、Mastercard、JCBなど、主要なカードブランドに対応しているかを確認しましょう。

また、クレジットカードだけでなく、デビットカードやプリペイドカード、その他のオンライン決済手段にも対応できるかを確認しておくと、お客さまが支払い方法を選びやすくなります。自社の客層や販売する商品・サービスに合う決済手段を選ぶことが大切です。

セキュリティー対策を確認する

オンラインカード決済では、お客さまのカード情報を安全に扱うためのセキュリティー対策が欠かせません。PCI DSSに準拠しているか、本人認証サービスや不正検知機能に対応しているかなどを確認しましょう。

不正利用やチャージバックが発生した場合の対応方法も、サービスによって異なります。導入前に、返金や取引確認の手順、サポート窓口の有無を確認しておくと安心です。

必要な機能とサポート体制を確認する

オンラインカード決済サービスには、継続課金、決済リンク、請求書送付、予約システム連携、ECサイト連携など、さまざまな機能があります。自社の販売方法や業務フローに合う機能があるかを確認しましょう。

あわせて、トラブル時のサポート体制も重要です。問い合わせ方法、受付時間、対応言語などを確認し、運用中に困ったときに相談しやすいサービスを選びましょう。

オンラインカード決済を導入するならSquare

jp-blog-free-online-store00

オンラインカード決済を手軽に導入したい場合は、Squareがおすすめです。Squareでは、ECサイトでの販売、請求書による支払い受付、決済リンクを使った都度課金など、さまざまな形でオンラインカード決済に対応できます。

たとえば、ネットショップを開設したい場合は「Square オンラインビジネス」を利用できます。無料プランでも基本的なECサイトの機能が利用でき、低コストでオンライン販売を始めたい事業者に向いています。

見積もりや請求書を送って支払いを受け付けたい場合は、「Square 請求書」を利用できます。メールで請求書を送信し、お客さまは請求書内のリンクからカードで支払えます。定期送信にも対応しているため、月謝や会費など、継続的な請求にも活用できます。

ECサイトを作らずにオンラインカード決済を受け付けたい場合は、「Square リンク決済」も利用できます。決済用リンクを作成し、メールやSNSなどでお客さまに送ることで、商品販売やイベント参加費、サービス料金などの都度課金に対応できます。

ネットショップを無料で開始するならSquare

Square オンラインビジネスはモバイル対応のオンラインストアを無料で構築できるサービスです。実店舗と在庫を自動で連動させたり、店頭受取やデリバリーに対応していたりと、便利な機能が豊富。無料でECをはじめたい小売店や飲食店に向いています。

まとめ

オンラインカード決済は、ECサイトでの商品販売、ウェブ予約、継続課金、請求書払いなど、さまざまな場面で活用できる決済方法です。お客さまがカードで支払える環境を用意することで、支払い方法を理由とした離脱を減らしやすくなります。

一方で、導入時には決済手数料や月額費用、入金サイクル、不正利用やチャージバックへの対応も確認しておくことが大切です。自店舗の販売方法や客層に合う決済手段、必要な機能、サポート体制を比較しながらサービスを選びましょう。

オンラインカード決済を導入したい場合は、Squareも選択肢の1つです。ECサイト、請求書、決済リンクなど、販売方法に合わせたオンラインカード決済の受け付け方を検討できます。

よくある質問

jp-blog-build-an-online-store
最後に、オンラインカード決済に関するよくある質問をまとめました。

キャンセル時の返金方法はどのように行われますか?

キャンセル時の返金方法は、利用している決済サービスによって異なります。一般的には、決済サービスの管理画面から対象の取引を選び、返金手続きを行います。Squareの場合、取引日から1年以内であればSquare データ(管理画面)から払い戻しの手続きができます。

返金が完了するまでの日数や、お客さまの明細に反映されるタイミングは、カード会社や決済サービスによって異なります。店舗側では、返金条件やキャンセルポリシーを事前に案内しておくことが大切です。

オンラインカード決済とクレジットカード決済の違いはなんですか?

オンラインカード決済は、インターネット上で行うカード決済を指します。クレジットカードだけでなく、デビットカードやプリペイドカードを使った支払いも含まれます。

一方、クレジットカード決済は、クレジットカードを使った決済全般を指します。実店舗でカードを端末に差し込む・かざす対面決済も、ECサイトでカード情報を入力するオンライン決済も、どちらもクレジットカード決済に含まれます。

個人事業主や小規模事業でもオンラインカード決済を導入できますか?

個人事業主や小規模事業者でも、オンラインカード決済を導入できます。初期費用や月額費用を抑えて始められるサービスもあるため、事業規模や販売方法に合うものを選ぶとよいでしょう。

たとえば、ECサイトを作成して販売したい場合は「Square オンラインビジネス」、請求書を送って支払いを受け付けたい場合は「Square 請求書」、決済用リンクをメールやSNSで送って都度課金したい場合は「Square リンク決済」も選択肢になります。

導入前には、決済手数料、入金サイクル、対応ブランド、必要な機能を確認しておきましょう。
***

Squareのブログでは、起業したい、自分のビジネスをさらに発展させたい、と考える人に向けて情報を発信しています。お届けするのは集客に使えるアイデア、資金運用や税金の知識、最新のキャッシュレス事情など。また、Square加盟店の取材記事では、日々経営に向き合う人たちの試行錯誤の様子や、乗り越えてきた壁を垣間見ることができます。Squareブログ編集チームでは、記事を通してビジネスの立ち上げから日々の運営、成長をサポートします。

執筆は2026年6月24日時点の情報を参照しています。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。