Squareには、無料で使える「Square 請求書」というオンライン請求書機能があります。対面以外で決済が発生した際に、Square 請求書を使ってお客さまからの支払いをオンラインで受け付けることができます。ここではその特徴や使い方、利用手順を紹介します。
目次
Square 請求書とは
Square 請求書は、お客さまにメールで請求書を送信できるSquareのクラウド請求書機能です。特徴を詳しく見ていきましょう。
メールで送れるオンライン請求書です
Square 請求書は、メールで送れるオンライン請求書です。お客さまのニーズに合わせて、携帯電話のSMSに送信したり、請求書のリンクをコピーしてSNS経由で共有したりすることもできます。
請求書の作成方法はとても簡単。お客さまの情報と請求金額を入力するだけです。パソコンからアクセスできるSquareの管理画面、あるいはスマートフォンのアプリ(※)から作成できます。発行した請求書はすべてクラウド上に保存されます。お客さまの開封状況も確認できるので、請求書の管理も簡単です。
※Square 請求書アプリ、あるいはSquare POSレジアプリから作成・送信・管理できます。
クレジットカード決済機能付きの請求書です
クレジットカード決済機能が付いていることが、Square 請求書の大きな特徴です。請求書を受け取ったお客さまはメール内にあるリンクにアクセスし、請求額をクレジットカードで支払います。
銀行振込のように手間がかからず、24時間いつでもお客さまの都合の良いタイミングで支払える決済手段であるため、入金までのスピードが早くなったという声もあります。東京・蔵前にある焼き立てカヌレ専門店「クラマエカヌレ」は、商品の大口注文にSquare 請求書を利用しています。
「(請求書を送った)その週のうちに入金があることもありました。みなさん、たぶん手元に届いてすぐに支払うんだと思います。自分の携帯に決済完了の通知も届くので、非常に便利です」
ークラマエカヌレ 姫野慶太さま(CLASSIC & SESSIONS INC. 代表取締役 社長)
請求額は決済日の最短翌営業日に振り込まれます
Square 請求書のクレジットカード決済機能を使って受け付けた支払いは最短翌営業日に指定の銀行口座に入金(※)されます。受け付けられるのは、Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discoverの6ブランドです。
※Squareの入金サイクルについてはこちらをご確認ください。
ブラウザから、あるいはスマートフォンのアプリから必要なタイミングでお客さまのメール・SMS宛に請求書を送信できます。
サービスや商品を定期的に購入するお得意さまには、毎週、毎月など、任意の周期で請求書を送信できます。お客さまは請求書を受け取ったら、メール内にあるリンクにアクセスして請求額を支払います。
英会話教室の月謝やスポーツジムの会費など、毎月決まった額を請求している場合、Squareのシステムにお客さまのクレジットカード情報を保存しておけば、その後は毎回、設定した日に設定した金額がお客さまのクレジットカードから自動的に引き落とされます。自動継続課金を利用する際にはお客さまからの同意が必要な点にご留意ください。
※Square 請求書の決済手数料、または保存されたカード情報を使って自動継続課金をする場合の決済手数料については、こちらを確認してください。
お客さまの支払い忘れ予防にはリマインダーが活躍します。デフォルトでは支払い期限の翌日と3日後などにリマインダーが自動送信されますが、カスタマイズもできます。単発のリマインダーも送信できます。
指定した期日に請求書が自動送信されるよう、送信予約ができます。手が空いたタイミングで設定しておけば、請求を忘れる心配もありません。
請求書の支払い状況は、絞り込み機能を活用することで確認できます。たとえば、「未払い」の請求書だけを絞り込んで表示すれば、支払い漏れもすぐに把握できます。
Square 請求書には、見積書の作成・送信機能もあります。お客さまが承諾した見積もりをワンクリックで請求書に変換できるので、請求業務がより楽になります。
必要に応じて、請求書に契約書をはじめファイルを添付することも可能です。添付できるファイルは最大10個です。JPG、PNG、GIF、TIFF、BMP、PDFのいずれかの形式で、最大25MBのファイルを添付できます。
進捗請求機能では、一つの請求書に対して複数の支払いスケジュールが設定可能です。システム開発や住宅リフォームなど、工程別に料金が発生するようなプロジェクトに便利です。一つの請求書に対して設定できる支払日は無料プランだと2回(一部入金と残高)、有料プランだと12回です。
- 一部入金をリクエストする方法(無料プラン)
- 複数の支払日を設定する方法(有料プラン)
言語設定を「English」にするだけで英語の請求書を作成できます。海外からお客さまや外国人のお客さまへの対応も難なく行えます。
請求先ごと、あるいはプロジェクトの種類ごとに請求書のテンプレートをカスタマイズできます。事前に作っておけば業務効率化につながります。有料プランでは最大100種類までテンプレートを作れるので、毎回いちから商品や支払い設定を選んで請求書を作る必要はありません。また、利用規約やキャンセルポリシー、返品に関する注意事項をカスタムフィールドとして追加することも可能です。
Square 請求書の利用手順
Square 請求書はSquareのアカウントさえあれば、はじめられます。実店舗ですでにSquareの決済端末を使っている場合、同じアカウントから請求書を発行できます。実店舗と請求書の売り上げを一つのアカウントから確認できるので、管理も楽です。
早速、利用手順を見ていきましょう。
パソコンのブラウザからアクセスできるSquareの管理画面なら、たった4ステップで請求書の発行から送信までが完了します。
- Squareのアカウントにログインする
- 左側にあるメニューバーの[支払い]>[請求書]にアクセスする
- [請求書を作成]をクリックし、必要な項目を入力する
- [送信]をクリックする
Square 請求書アプリでも、たった4ステップで始められます。
- Square 請求書アプリにログインする
- 右上の[+]をタップし、[請求書を作成する]を選択する
- 必要項目を入力する
- [送信]をクリックする
Square 請求書の料金プラン
Square 請求書には二つの料金プランがあります。基本的な機能は無料プランで使えますが、より高度なカスタマイズが必要な場合には有料プランがおすすめです。どちらのプランも作成・送信できる請求書の件数は無制限です。それぞれの違いについて詳しくは、以下の表をご確認ください。
簡単に使えるうえに、業務効率アップに役立つ機能が充実している「Square 請求書」。ぜひSquareのアカウントを作成のうえ、使い心地を試してみてください。
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執筆は2024年11月6日時点の情報を参照しています。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。