展示会やポップアップ、フリーマーケット、音楽イベントなどの物販や飲食販売を行うイベントでは、行列を避けるためにも支払いをスピーディーに進めることが重要です。また、最近は現金を持ち歩かない人もいるため、現金払いだけでは購入機会を逃す可能性があります。
そこでおすすめなのが、決済代行サービスの活用です。決済代行を利用すれば、クレジットカード決済をはじめ、電子マネーやQRコード決済など複数の支払い方法にまとめて対応できます。サービスによっては導入サポートや決済端末のレンタルに対応しているものもあります。この記事では、イベントで決済代行を利用するメリットや費用、申し込みから導入までの流れを解説し、Squareの活用方法も紹介します。
📝この記事のポイント
- イベントで決済代行を利用すると、複数のキャッシュレス決済に対応でき、現金の持ち合わせが少ない人も取り込める
- 端末の購入・レンタル費用や決済手数料、通信費用や決済端末のコンパクトさなどが選ぶポイント
- 大規模イベント主催する際には、必要な端末台数をレンタルするのがおすすめ
- 小規模イベントにブース出店する場合は、手頃で小型の決済端末が有力候補
- Squareなら5,000円以下で買える決済端末やスマートフォンでのカード決済受付機能があり、レンタルも相談可能
目次
- イベントで決済代行を利用すべき理由
・(1)キャッシュレス決済の需要の高まり
・(2)現金管理の負担を減らせる
・(3)決済をスピーディーにできる
・(4)売上データを簡単に確認できる - 決済代行サービス利用にかかる費用
・費用を見積もるときの考え方 - イベント決済代行の申し込み・導入方法
- 大規模イベント主催者向け:端末レンタル
・大規模イベントで確認したい運用ポイント
・Square ターミナルのレンタルで大規模イベントに対応! - 小規模イベント出店者向け:低コストで決済代行
・4,980円で買えるSquare リーダー
・手持ちのスマートフォンでカードのタッチ決済に対応できる - まとめ
イベントで決済代行を利用すべき理由

現金払いだけでイベントを行うと、支払いに時間がかかったり、釣り銭の準備が必要になったりするため、業務の負担が増えます。こうしたお悩みを解決してくれるのが、決済代行サービスです。
決済代行を利用すると、カードや電子マネー、QRコードなど複数のキャッシュレス決済にまとめて対応でき、来場者の利便性が上がるほか、イベント出店者・主催者側の業務も効率化できます。なぜイベントで決済代行を利用すべきなのか、その理由を詳しく見ていきましょう。
(1)キャッシュレス決済の需要の高まり
経済産業省がまとめた「我が国のキャッシュレス決済額及び比率の推移」1によると、2025年の日本のキャッシュレス決済比率は58.0%(国内指標)と、2020年の37.3%に比べて20ポイント以上の伸びを記録しました。また、日本国内の一般消費者3,500人を対象にしたJCBの2025年度版「キャッシュレスに関する総合調査」2では、クレジットカードの利用率は81%に上り、コード決済は72%、電子マネーも64%の人が利用していることがわかりました。
このように、日常の支払いでキャッシュレスを選ぶ人が増えていることから、現金を持ち歩かない来場者を取りこぼさないためにも、イベント会場にキャッシュレス決済を用意しておく必要性は高まっています。より幅広いお客さまのニーズに応えるには、決済方法ごとに個別契約するより、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など広く使われている複数の支払い方法にまとめて対応できる決済代行サービスを利用する方が効率的だといえます。
(2)現金管理の負担を減らせる
現金のみで販売する場合は、釣り銭の金種と必要額を見積もり、イベント前に用意しなければなりません。当日も受け取った現金の確認やおつりの受け渡しが必要で、混雑時には会計ミスや待ち時間が生じやすくなります。現金を保管しておく鍵付きの箱などの準備も必要です。
キャッシュレス決済を導入すれば、現金を扱う回数を減らせます。レジ締めや売上金の保管にかかる負担も軽くなり、接客や商品説明により多くの時間を割けるようになります。
(3)決済をスピーディーにできる
特に利用が広がりつつあるタッチ決済では、カードやスマートフォンを端末にかざすだけで支払いを進められるため、お客さまを待たせることなく決済をスピーディーに済ませられます。決済代行会社のSquareが委託して行ったタッチ決済スピードの第三者調査では、Squareの平均タッチ決済時間は5.13秒と、比較対象となった主要5社の決済端末の中で最速でした。タッチ決済は決済速度が速いだけでなく、現金の受け渡しや釣り銭の確認が不要なため、来場者が集中するイベントで会計時間を短縮するのに役立ちます。
(4)売上データを簡単に確認できる
決済代行サービスを使えば、キャッシュレス決済の履歴は自動的に記録されます。POSレジを組み合わせることで、販売した商品や利用した決済手段、さらにサービスによっては顧客情報なども会計情報と紐付けて記録しておくことができます。
手書きで販売額を記録し、イベント後に集計し直す手間を減らせるほか、時間帯ごとの売れ行きや人気商品といった売上データも簡単に確認できます。仕入れ量やスタッフ配置の検討に活用することで、イベント当日だけでなく、その後の販売計画にも生かせます。
決済代行サービス利用にかかる費用

決済代行サービスをイベントで利用する際の費用は、端末費用(購入・レンタル)、決済手数料、通信費の3つに大きく分けられます。
| 費用項目 | 内容 |
|---|---|
| 端末購入費 | 決済端末やカードリーダーを購入する費用 |
| 端末レンタル費 | イベント期間だけ端末を借りる費用。台数や利用期間などで変動 |
| 決済手数料 | 決済ごとに発生する手数料。決済方法によって料率が異なる場合もある |
| 通信費 | 会場で利用するWi-Fiやモバイル回線の費用 |
費用を見積もるときの考え方
決済代行サービスの利用には費用がかかりますが、現金管理にかかる時間やイベント後の集計作業、販売機会の損失といったロスやコストを削減できるというメリットもあります。出店者として継続的にイベントに参加する予定なら、手頃な価格の決済端末を購入しておくと、長期的に見るとコストを抑えられるかもしれません。狭いブースでも使いやすいよう、コンパクトな決済端末がおすすめです。
試しに利用してみたい場合や、大規模イベントの主催者として一度に多くの決済端末を確保する必要がある場合などは、レンタルも候補になります。ただし、端末をレンタルする場合は、イベント後に返却する手間がかかり、貸し出しデスクと担当スタッフを用意し、受け渡し・回収方法を決める必要があります。これらの設営費や人件費も加味した総コストで検討するとよいでしょう。また、サービスによってはレンタルに対応していない決済端末もある点には注意しましょう。
なお、決済代行サービスによっては、専用端末を使わず、手持ちのスマートフォンでカードのタッチ決済を受け付けられる場合もあります。Squareで使えるスマートフォンを用いたタッチ決済については、後ほど詳しく解説します。
イベント決済代行の申し込み・導入方法

イベントで決済代行を導入する際の基本的な流れを以下にまとめました。イベント主催者か出店者かによって変わる部分もありますが、基本のステップは以下の通りです。
| 目安時期 | やること | 主な内容 |
|---|---|---|
| 3〜4週間前まで | 決済方法を決める | 販売商品、想定客数を整理し、必要な支払い方法を選ぶ |
| 3〜4週間前まで | 決済代行へ申し込み、端末を手配する | 事業者情報や銀行口座、本人確認書類を準備し、必要な端末台数を申し込む |
| 2週間前まで | 端末・アプリを設定する | 端末の動作確認とテスト決済を行い、商品や税率を登録する |
| 1週間前まで | 当日の運用を確認する | スタッフへ操作方法と返金手順を説明し、通信・充電対策を確認する |
| イベント当日 | 決済受付を開始する | 利用できる支払い方法を掲示し、トラブル対応手順を手元に用意する |
| イベント後 | 売り上げを確認する | 売上データと入金予定を確認し、レンタル端末の場合は返却する |
審査や端末配送に時間がかかる場合があるため、開催直前ではなく、遅くとも3〜4週間前を目安に動き始めましょう。多数の決済端末が必要な場合は、決済代行会社やレンタル会社に早めに問い合わせて台数を確保しておくと安心です。Squareのイベント出店時のチェックポイントの記事でも、イベントに向けたキャッシュレス決済導入の流れを詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
大規模イベント主催者向け:端末レンタル
開催期間だけ端末を使いたい、当日のトラブル対応を相談したいといったニーズには、決済端末のレンタルサービスが適しています。
大規模イベントで確認したい運用ポイント
複数のブースやフロアで販売する大規模イベントでは、会計場所が1カ所だけだと行列ができるため、主催者は各ブースに端末を配るのか、共通のレジカウンターを設けるのかを決めたうえで、必要台数と設置場所を見積もる必要があります。持ち運びができる決済端末なら、後述するSKYLRKの東京ポップアップの事例のように、エリア全体に接客販売員を配置し、その場で支払いを受け付けるという運用も可能です。
端末を出店者へ貸し出す場合は、受け渡しと回収の方法を決めておきましょう。通信トラブルや操作上の質問に対応する窓口や、ブースに配るマニュアルも用意しておくと安心です。さらに、どの端末をどのブースに割り当てたかを管理しておくと、イベント後の売上データを正確に集計できます。人気コンテンツや売り上げが集中した時間帯を把握できれば、次回イベントの会場配置や開催時間の検討にも役立ちます。
Square ターミナルで大規模イベントに対応!
Squareなら、大規模イベント向けの決済端末レンタルについて営業チームに相談でき、条件に応じて持ち運び可能でレシートプリンターが内蔵されたSquare ターミナルをレンタルすることができます。会場内の各ブースに貸し出すことも、複数の会計カウンターに分けて運用することも可能です。イベント時のサポートにも対応しており、動作確認やトラブル発生時の対応もSquareに相談できます。
横浜・大さん橋ホールでNYLON JAPANが主催したフリーマーケット「NYLON JAPAN YARD SALE」では、Square ターミナルを60台レンタルし、会場内の支払いをオールキャッシュレスにしました。イベント責任者の戸川貴詞さんは、Squareのサポート体制について以下のように語っています。
「Squareさんのサポートがなかったら、オープンが3時間ぐらい遅れていたと思います。イベントでの利用を検討している方には、まずサポート体制が素晴らしいよともう声を大にして言いたいです」
ー カエルム株式会社代表、NYLON JAPAN 編集長 戸川貴詞さま
また、Squareの決済端末で受け付けた決済データは、無料の売上レポートで確認できるため、貸し出したブースごとの売り上げを分析し、次回のイベント計画の参考にできたそうです。
▶︎NYLON JAPAN YARD SALEの導入事例を読む

また、Justin Bieberが手がけるアパレル兼ライフスタイルブランドSKYLRK(スカイラーク)が期間限定でオープンしたポップアップでは、固定レジを持たず、空間全体をレジとして機能させる「フローティング・レジオペレーション」を採用しました。
1階と2階の売り場には、それぞれ4〜6名の販売スタッフが立ち、全員がSquare ターミナルを使って接客と決済を行うことで、接客の流れのまま商品購入まで完結できる仕組みにしました。混雑状況に応じてSquare ターミナルを追加し、スタッフと端末の配置を柔軟に調整することで、長い行列をつくらず、回転の早いポップアップ運営を実現できたそうです。
「Squareの担当者やサポートチームとの経験は非常にスムーズでした。導入から東京のポップアップでの実装に至るまで、私たちのブランドや独自のリテールニーズを深く理解し、カスタマイズされたソリューションを提供してくれました。質問や懸念があれば常に対応してくれ、プロセス全体を通して手厚いサポートを感じました。」
ー SKYLRKチーム
小規模イベント出店者向け:低コストで決済代行

出店者が個人的に決済代行サービスを利用する場合、なるべくコストを抑え、自分で持ち運びや設定をしやすい方法を選ぶのが現実的です。小型のカードリーダーや手持ちのスマートフォンを使う方法など、場所を取らない決済方法が向いています。
4,980円で買えるSquare リーダー
Squareの決済端末、Square リーダーは、スマートフォンやタブレットと組み合わせて使える4,980円のコンパクトなカードリーダーです。手のひらに収まるサイズでブースの邪魔にならないため、定期的にイベントへ出店する人にぴったりの端末です。
Squareのキャッシュレス決済なら、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済に対応でき、料金体系もシンプルです。初期費用や月額費用はかからず、必要なのは決済端末の購入費と、決済ごとに発生する決済手数料のみ。主要なクレジットカードの決済手数料は、Squareなら2.5%(※)です。

※年間キャッシュレス決済額が3,000万円未満の新規かつ中小企業の加盟店の場合、Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discoverの決済手数料を2.5%でご利用いただけます。年間キャッシュレス決済額が3,000万円を超える場合、すべての決済手段においてカスタム決済手数料をご利用いただける可能性がありますので、営業チームまでお問い合わせください。
手持ちのスマートフォンでカードのタッチ決済に対応できる

「もっと簡単な準備でキャッシュレス決済を受け付けたい」「決済端末の購入はまだ早いかも……」という人には、専用の決済端末がなくても、お手持ちのスマートフォンでタッチ決済を受け付けられる機能がおすすめです。iPhoneのタッチ決済やTap to Pay on Androidを使えば、iPhoneやAndroidのスマートフォンで、タッチ決済対応のクレジットカードやモバイルウォレットに登録されたクレジットカードによる支払いを受け付けられます。
東京・日本橋のスイーツ店sweetie shop GRANDPAは、月に1回程度のイベント出店の際に、iPhoneのタッチ決済を活用しています。共同経営者の三上龍馬さんは、イベント時の使い方について次のように語っています。
「『iPhoneのタッチ決済』の機能自体がすごいですし、ぼくたちにはすごく合っています。8月も沖縄でイベントがあるのですが、基本的には端末を持っていかずに、iPhoneだけでって思ってます」
ー sweetie shop GRANDPA 三上龍馬さま
▶︎sweetie shop GRANDPAの導入事例を読む
まとめ
物販や飲食販売を行うイベントでは、複数のキャッシュレス決済をまとめて導入できる決済代行サービスが役立ちます。現金を持たない来場者にも対応できるほか、現金管理と売上集計の負担を減らせます。
個人出店者なら、初期費用が抑えられて持ち運びができるコンパクトな決済端末がおすすめです。大規模イベントを主催する場合は、決済端末のレンタル利用も候補になるでしょう。Squareなら、5,000円以内で手に入るカードリーダーや、決済端末のレンタルの相談にも応じていますので、ぜひ検討してみてください。
Squareのブログでは、起業したい、自分のビジネスをさらに発展させたい、と考える人に向けて情報を発信しています。お届けするのは集客に使えるアイデアや資金運用・税金の知識、最新のキャッシュレス事情など。また、Square加盟店の取材記事では、日々経営に向き合う人たちの試行錯誤や乗り越えてきた壁を紹介しています。Squareブログ編集チームでは、記事を通してビジネスの立ち上げや日々の運営、成長をサポートします。
執筆は2026年8月4日時点の情報を参照しています。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。

