飲食店ビジネスの成功を左右する「集客」にはさまざまな方法があります。ただし、施策を増やせばよいわけではありません。お店のコンセプトやターゲットに合う方法を選び、「見つけてもらう→来店してもらう→また来たいと思ってもらう」という流れをつくることが大切です。
この記事では、飲食店の代表的な集客方法を紹介したうえで、新規客を増やす考え方やSNSの活用方法、店舗タイプ別の選び方を解説します。実際の飲食店の事例も参考にしながら、自店で取り組みやすい方法を考えてみましょう。
📝この記事のポイント
- 飲食店の集客方法は、ターゲットと目的に合わせて選ぶ
- 新規客には「認知→来店理由→来店」の導線をつくることが重要
- SNSやGoogle ビジネス プロフィールは、店を見つけてもらう入口になる
- チラシやイベントは、地域の客層に店名や看板商品を知ってもらう機会として使える
- Squareならキャッシュレス決済やモバイルオーダーを活用し、来店後の注文・会計をスムーズにできる
目次
- 飲食店の集客方法8選
・SNSを運用する
・Google ビジネス プロフィールを作成する
・グルメサイトやアプリに掲載する
・ウェブサイトを作成する
・チラシを配布する
・イベントに出店する
・インバウンド対策をする
・モバイルオーダーを活用する - 飲食店で新規客を増やす3つのステップ
・1. まずお店を知ってもらう
・2. 「行ってみたい」と思える理由をつくる
・3. 来店後の体験を再来店・口コミにつなげる - 飲食店のSNS集客で意識したいポイント
- 店舗タイプ別に集客方法を選ぶ
- 飲食店の集客がうまくいかない主な原因
・ターゲットと施策が合っていない
・営業時間やメニュー情報が古い
・投稿しただけで来店導線がない
・集客後の混雑対策ができていない - Squareでさらに効率的な集客を
・クレジットカードもインバウンド決済も1台で対応
・モバイルオーダーを簡単に始められる - まとめ
- よくある質問
・飲食店の集客でまずやるべきことは?
・飲食店がお金をかけずに集客する方法は?
・飲食店のSNS集客では何を投稿すればよいですか?
飲食店の集客方法8選

飲食店の集客方法には、SNSやGoogleなどのオンライン施策から、チラシやイベントといったオフライン施策まであります。まずは代表的な方法と役割を整理してみましょう。
| 集客方法 | 役割 | 向いている目的 |
|---|---|---|
| SNS | 写真・動画で魅力を伝える | 認知向上、新規客獲得 |
| Google ビジネス プロフィール | 検索・地図で見つけてもらう | 新規・近隣客獲得 |
| グルメサイト・アプリ | 店を比較する人に情報を届ける | 新規客獲得 |
| ウェブサイト | メニューや営業時間などをまとめる | 来店判断 |
| チラシ | 商圏内へ直接知らせる | 地域客獲得、新店告知 |
| イベント | 商品や店名を実際に知ってもらう | 認知向上、新規客獲得 |
| インバウンド対策 | 訪日客が利用しやすい環境を整える | 訪日客獲得 |
| モバイルオーダー | 注文をスムーズにする | 混雑対策、店舗体験 |
お店の立地や課題などに合わせて優先順位を決めたうえで、取り組んでいくのがおすすめです。
SNSを運用する
オンラインでの宣伝として、SNS(ソーシャルメディア)アカウントの運用は飲食店の強い味方です。スマートフォンなどで簡単に投稿でき、日常的な発信だけでなく、営業時間の変更など急なお知らせにも適しています。
写真や動画で飲食店の魅力を伝えるなら、Instagram、LINE、TikTokなどを使えます。SNSによってユーザー層や使われ方に違いがあるため、ターゲットに合わせて選びましょう。
Google ビジネス プロフィールを作成する
Google ビジネス プロフィールを作成すると、Google検索やGoogle マップに飲食店の情報を掲載できます。出先で近隣の飲食店を探している人に見つけてもらううえでも重要な入口です。
作成は無料で、飲食店の住所や連絡先、営業時間、ウェブサイトのURL、写真や動画も掲載できます。営業時間や写真などを最新状態に保ち、お店を探している人が検索から地図、来店へと進みやすい状態にしておきましょう。また、一般ユーザーからの口コミ投稿も可能です。
グルメサイトやアプリに掲載する
グルメサイトやアプリは、初めて行く店を比較している人に見つけてもらう場として役立ちます。飲食店側が発信する情報だけでなく、ユーザーの口コミも来店判断の材料になります。
口コミは飲食店側でコントロールできませんが、貴重なフィードバックでもあります。必要に応じて返信し、店舗運営の改善に生かす姿勢も大切です。
ウェブサイトを作成する
ウェブサイトは、SNSやGoogle検索で店を知った人が、メニューや価格、営業時間、予約・注文方法などを確認する「受け皿」になります。
テンプレートを利用できるサービスを使えば、開設のハードルも下げられます。決済サービスなどのビジネス向けプラットフォームに付帯する機能を使えば、多機能なウェブサイトを無料で作成することもできます。初めて来店する人が知りたい情報を整理し、迷わず次の行動に進めるようにしておきましょう。
チラシを配布する
飲食店の情報や写真を載せたチラシは、地域の人に直接お店を知ってもらえる方法です。新規・改装オープンやキャンペーン、新メニューの告知などに活用できます。
QRコードでメニューや地図、Instagramなどにつなげれば、紙で店を知った人をオンラインの情報へ誘導することもできます。近隣の店舗に置いてもらうほか、新聞の折込チラシとして配布する方法でも活用できます。
イベントに出店する
新規オープンの飲食店や気軽に立ち寄りにくい立地の飲食店にとって、イベントへの出店は店名や味を知ってもらう機会になります。
地元の人にアピールするなら地域のマルシェや商店会のイベントなど、ターゲット層が参加する場を選びましょう。ショップカードの配布やSNSのフォローを促すなどの施策で、その後の店舗来店につなげることを意識しましょう。
インバウンド対策をする
訪日外国人も集客の対象にするなら、外国語のメニューやウェブページを用意するなど、来店前後に迷わない環境を整えておくことが大切です。インバウンド対応として、旅行者が利用する情報サイトへの掲載も検討できます。
インバウンドの集客では、決済への対応も大切です。クレジットカードに加え、WeChat PayやAlipay+などのQRコード決済に対応しておくと、訪日客が普段使う決済方法を選びやすくなります。これらの決済手段をまとめて導入したい場合は、決済代行会社が便利です。
たとえば、決済代行会社Squareの加盟店である「CIRTY CAFE」では、中国人観光客が1日の来店客の半数を占める日もあります。SquareでAlipay+やWeChat Payなどを受け付けられるようになってから、こうしたお客さまの取りこぼしが大幅に減ったそうです。各種支払い方法を店頭に掲示したり、特に訪日客の利用が多い決済手段は大きく目立つようにロゴを貼り出したりといった取り組みも集客アップにつながります。
モバイルオーダーを活用する
宣伝が成功しても、注文待ちや行列が長くなれば「待ち時間が長そうだからやめておこう」と考えるお客さまが増える恐れもあります。そこで検討したいのが、お客さまが自身のスマートフォンなどから注文できるモバイルオーダーの導入です。
千葉県・幕張のベイポイントカフェでは、モバイルオーダーアプリfunfoとSquareの決済端末を連携させることで、ランチタイムに200〜300人が来店することがあっても、5人のスタッフで運営できるようになったといいます。funfoとSquareを活用したモバイルオーダーの事例については、こちらもご覧ください。
飲食店で新規客を増やす3つのステップ

飲食店で新規客を増やすには、単に広告を出すだけでなく、認知から来店までの流れを考える必要があります。
1. まずお店を知ってもらう
お店の存在を知らなければ来店にはつながりません。Google、SNS、グルメサイト、チラシなど、ターゲットが日常的に触れる場所で認知を広げましょう。
2. 「行ってみたい」と思える理由をつくる
「本格イタリアンをラグジュアリーな空間で提供する」「流行のスイーツを『映える』内装の店内で楽しめる」など、飲食店によってコンセプトは千差万別です。看板商品や価格帯、店内の雰囲気などの魅力が伝わると、来店動機につながります。
コンセプトに合うメインのターゲット顧客層の設定もします。低価格帯なら学生やファミリー層、高価格帯なら記念日利用など、届けたい相手や利用シーンによって集客方法を考えましょう。
3. 来店後の体験を再来店・口コミにつなげる
一度きりのキャンペーンで終わらせず、「また行きたい」と思える店舗体験まで考えましょう。料理や接客はもちろん、注文や会計のスムーズさも含めて満足度を高めることが、再来店や口コミにつながります。
飲食店のSNS集客で意識したいポイント

飲食店の集客でSNSを使うなら、投稿回数を増やすことより「何を見せれば来店したくなるか」を考えることが大切です。
新メニューの短い動画、仕込みや店内の様子、限定メニューのお知らせなど、実際に来店したときのイメージが湧く内容を発信してみましょう。投稿からプロフィールや地図、予約・注文ページなどへ進める導線も確認しておきます。
Square加盟店で東京・神保町などに店舗を構える「SRコーヒー」では、SNSで人気になったチーズケーキを目当てに、週末には列ができるほどファンが増えました。「何を食べられる店なのか」が伝わる商品は、SNS上で来店理由をつくるきっかけになります。
店舗タイプ別に集客方法を選ぶ
集客方法にはそれぞれ得意な役割があります。店の状況に合わせて優先順位をつけると、必要な施策に絞って取り組めます。
| 店舗の状況 | 効果的な集客方法 |
|---|---|
| 新規オープン | Google、Instagram、チラシ |
| 地域密着型 | Google、LINE、地域イベント |
| 写真映えする商品が強み | Instagram、TikTok |
| 観光地・訪日客が多い | Google、多言語対応、キャッシュレス |
上記はあくまで一例です。店舗の立地やターゲット層を考慮して、複数の施策を組み合わせて取り組むのが効率的です。
飲食店の集客がうまくいかない主な原因

施策を実施しても来店につながらないときは、集客方法そのものではなく、情報や導線に問題がないか確認してみましょう。
ターゲットと施策が合っていない
高級志向の飲食店が半額クーポンだけで集客すると、一時的な来店にはつながっても、店のコンセプトや長期的な常連客づくりとは合わない可能性があります。誰に来てほしいかを決め、その人が「また来たい」と思える施策を選びましょう。
営業時間やメニュー情報が古い
GoogleやSNSで店を見つけても、営業時間や価格などが実際と違えば来店をためらう原因になります。店舗情報は定期的に更新しましょう。
投稿しただけで来店導線がない
SNSで興味を持っても、場所や営業時間、予約方法がすぐ分からなければ離脱につながります。プロフィールやウェブサイトから次の行動へ進みやすくしておきましょう。
集客後の混雑対策ができていない
来店客が増えても、注文や会計で長く待たせてしまえば、次の来店につながりにくくなります。集客施策と店舗オペレーションはセットで考えることが大切です。
Squareでさらに効率的な集客を

集客とは宣伝だけで完結するものではなく、お客さまに「このお店に行きたい」「また来たい」と感じてもらうための活動です。宣伝の甲斐あって来店につながっても、お店での体験が満足なものでなければ、その後の口コミや再来店にはつながりにくくなります。
そこで重視したいのが、キャッシュレス決済やモバイルオーダーなどを活用した業務の効率化です。注文や決済など来店体験全体をスムーズにできれば、リピーター獲得にもつながります。Squareの各種サービスを活用すれば、1つのアカウントでこれらの課題を一気に解決できます。
クレジットカードもインバウンド決済も1台で対応

たくさんの決済方法に対応するために複数の決済端末を導入すると、レジ周りがすっきりしないほか、スタッフ教育の手間もかかってしまいます。Squareなら、1台の端末で次のようなキャッシュレス決済を受け付けられます。
- クレジットカード各種
- 交通系ICカード
- PayPayや楽天ペイなど国内QRコード決済サービス
- 中国系QRコード決済(WeChat PayとAlipay+)
スピーディーな決済は、行列解消や来店体験の向上にも役立ちます。たとえば、前述のSRコーヒーで以前まで利用していた決済端末は、タブレットとの接続に20秒ほどかかっていたそうです。Squareの決済端末の導入後は、決済時間が最大45秒短縮されました。
「その20秒の積み重ねで、列の1番後ろで並んでいる5人目のお客さまへの提供時間が3分ぐらい遅くなってしまっていた。(Squareは)速さがめちゃめちゃ気持ちいいです。僕らも安心してクレジットカード決済を受け付けられるようになりました」
ー「SRコーヒー」店主・加藤渉さん
Squareのキャッシュレス決済はサービスそのものの導入費用がかからず、端末代金だけで利用を開始できます。端末は機能別に複数あり、最も手頃なもので4,980円(税込)からとなっています。月々の使用料はかからず、決済ごとの数%の決済手数料だけで使えます。コストを抑えたい飲食店ビジネスにぴったりです。
モバイルオーダーを簡単に始められる

Squareは決済以外にも、飲食店ビジネスに役立つ機能・サービスを幅広く提供しています。
Square オンラインビジネスを使えば、デザイン性の高いテンプレートを使ったオンラインショップやウェブサイトを無料で作成できます。注文用サイトも開設できるので、テイクアウト注文の受付やモバイルオーダーの導入も可能です(QRコード注文の利用には、Square オンラインビジネスの有料プランへの加入が必要です)。また、前述のモバイルオーダーアプリfunfoとSquareの決済端末を連携させることで、funfoで受けたモバイルオーダーのお支払いをSquareの決済端末で処理することも可能です。
飲食店ならSquareにおまかせ
Square レストランPOSレジはテーブル管理、臨機応変なメニュー更新、キッチンとの円滑な連携など、オペレーションの効率化に貢献するPOSレジシステムです。バー、居酒屋、カフェ、高級レストランなど、各種飲食店のニーズを合わせた機能を備えています。
まとめ
飲食店の集客で大切なのは、コンセプトやターゲットに合う施策を選ぶことです。まずはお店を見つけてもらい、来店したい理由を伝え、実際の店舗体験を再来店や口コミにつなげていきましょう。
SNS投稿やチラシ配布など、それぞれの役割を理解して組み合わせることで、お客さまとの接点を増やせます。来店客が増えた後は、Squareの各種ツールで注文や決済をスムーズにして、無理なく集客を続けてみてはいかがでしょうか。
よくある質問

ここでは飲食店の集客に関するよくある質問を紹介します。
飲食店の集客でまずやるべきことは?
まず、お店のコンセプトと来店してほしい客層を整理しましょう。そのうえで、ターゲットが店を探す場所に合わせてGoogle、SNS、グルメサイトなどの優先順位を決めます。立地や客層によっては、チラシや地域イベントも有効です。
飲食店がお金をかけずに集客する方法は?
Google ビジネス プロフィールやSNSなど、無料で利用できるサービスから始める方法があります。ただし、情報更新や投稿などの運用には時間がかかるため、継続できる方法を選ぶことが大切です。
飲食店のSNS集客では何を投稿すればよいですか?
看板メニューや新商品、調理風景、店内の雰囲気など、来店後の体験を想像しやすい内容が候補になります。営業時間などの実用情報も適宜発信しましょう。
Squareのブログでは、起業したい、自分のビジネスをさらに発展させたい、と考える人に向けて情報を発信しています。お届けするのは集客に使えるアイデア、資金運用や税金の知識、最新のキャッシュレス事情など。また、Square加盟店の取材記事では、日々経営に向き合う人たちの試行錯誤の様子や、乗り越えてきた壁を垣間見ることができます。Squareブログ編集チームでは、記事を通してビジネスの立ち上げから日々の運営、成長をサポートします。
執筆は2025年1月28日時点の情報を参照しています。2026年8月19日に記事の一部情報を更新しました。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。

