個人事業主・フリーランス・自営業が納める税金の種類4つ
個人事業主・フリーランス・自営業が納める税金の種類
所得税
住民税
消費税
事業税
納税額は所得の金額をベースに算出されますが、確定申告を行うことで同時に個人事業税についても申告したこととなるため、改めて申告する必要はありません。また、個人事業税には一律290万円の控除があるので、事業所得が290万円を下回る場合には納税する必要が発生しません。
大阪市:個人市・府民税が課税される方 (…>市税について>個人市民税)
消費税はどんな仕組み?|国税庁
個人事業主・フリーランス・自営業の税金はいつ払うか
所得税の納付期限
住民税の納付期限
毎年6月に市町村から納付書が届くので、その指示に従って納付してください。
消費税の納付期限
個人事業税の納付期限
主な国税の納期限(法定納期限)及び振替日|国税庁
個人事業主は要確認!所得税の納税期限と3つの納税方法 | マネーフォワード クラウド
個人事業主・フリーランス・自営業の税金が非課税になる条件
所得税が非課税になる条件
具体的には以下の3つのケースが考えられます。
課税対象額が0円であれば、税額も0円になるため、課税されることはありません。
確定申告をする際に青色申告を選択している個人事業主は3年間赤字を繰り越すことができます。たとえば初年度に多額の赤字を負い、2年目、3年目も相殺して赤字が続くようなケースでは所得が0円となるため、それに合わせて2年目、3年目の課税額も0円となります。
所得税を算出する際には、所得から差し引くことのできるさまざまな控除が用意されています。もともとの所得がそれほど多くない場合には、いくつかの控除を適用していくと課税所得が0円になることもあり、その際は所得税が課税されなくなります。
住民税が非課税になる条件
この「均等割」も含めて非課税になるケースとしては以下の条件に当てはまる場合が挙げられます。
生活保護法による「生活扶助」を受けている人は、住民税の「均等割」「所得割」の両方が非課税になります。ただし、「医療扶助」「教育扶助」といった「生活扶助」以外の扶助については対象になりません。
自治体によって異なりますが、前年の合計所得が一定の要件を満たす場合には「均等割」「所得割」の両方が非課税になることがあります。たとえば東京23区では以下が要件として挙げられています。
35万円 × (本人・同一生計配偶者・扶養親族の合計人数) + 31万円以下
45万円以下
消費税が非課税になる条件
個人事業税が非課税になる条件
個人事業税には「事業主控除」というものがあり、1年間で290万円が控除されることになっています。営業期間が1年に満たない場合は月割制となり、ひと月あたり約24万円の控除が得られます。よって、事業所得がこれらの金額を下回る場合は課税されることはありません。
先にも挙げましたが、個人事業税の対象となるのは都道府県ごとに定められた業種のみであり、該当しない事業の場合、個人事業税は課税されません。一般的には、ミュージシャン、スポーツ選手、漫画家、作家などが挙げられます。詳しくは管轄の税務署で確認するとよいでしょう。
所得税の場合と同様に、前3年の赤字の繰り越しがある場合は個人事業税も非課税となります。
白色申告者で、震災、風水害、火災などによって生じた事業用資産の損失の金額がある「被災事業用資産の損失の繰越控除」を受けているような場合も個人事業税が非課税になることがあります。
確定申告をしなくていい金額はいくらまで?金額や判定方法をチェック - 確定申告お役立ち情報 - 弥生株式会社【公式】
個人事業主・フリーランス・自営業が税金を支払わないリスク
所得税を支払わなかった場合のリスク
住民税を支払わなかった場合のリスク
延滞税の利率が上がるタイミングは納付期限から1カ月以上経過した時点に、督促状が発送されるのは納付期限から20日以内と、どちらも所得税に比べると短くなります。
消費税を支払わなかった場合のリスク
個人事業税を支払わなかった場合のリスク
また、税金の滞納は故意であるかどうかで税務署の対応が大きく変わってきます。悪質だと認められた場合には無申告加算税や重加算税が課せられることもあるので、放置することは避けるべきです。納める意志があるのに仕方なく納められないことが見込める場合には、早めに税務署に相談することをおすすめします。
税金が支払えない!個人事業主が知っておきたい対策や制度などをご紹介! | 起業・創業・資金調達の創業手帳
振替納付日について/期限内に納付できなかった場合は|国税庁
個人事業主・フリーランス・自営業が納める所得税はいくら?
1. 所得を算出する
2. 所得から所得控除を差し引いて課税所得金額を算出する
3. 所得税の税率を乗じて所得税額を、さらに特定の税額控除を差し引いて基準所得税額を算出する
その後、住宅ローン控除や配当控除などが利用できる場合はその額も差し引くことができます。ここで算出された額が基準所得税額となります。
4. 基準所得税額をもとに復興特別所得税額を算出して、特定の税額控除を差し引き、最終的な納税額を算出する
個人事業主の所得税はいくら?税金の計算方法や節税対策を解説! | マネーフォワード クラウド
個人事業主・フリーランス・自営業が納める所得税の計算シミュレーション
1. 所得を算出する
500万円 - 50万円 = 45万円(所得)
2. 所得から所得控除を差し引いて課税所得金額を算出する
450万円 - 90万円 = 360万円(課税所得金額)
3. 所得税の税率を乗じて所得税額を、さらに特定の税額控除を差し引いて基準所得税額を算出する
195万円×5% = 9万7,500円
(330万円 - 195万円)×10% = 13万5,000円
(360万円 - 330万円)×20% = 6万円
↓
合計:29万2,500円(所得税額)
360万円×20% - 42万7,500円 = 29万2,500円(所得税額)
所得税の税率|国税庁
29万2,500円 - 15万円 = 14万2,500円(基準所得税額)
4. 基準所得税額をもとに復興特別所得税額を算出して、特定の税額控除を差し引き、最終的な納税額を算出する
14万2,500円×2.1% = 2,992.5円(復興特別所得税額)
14万2,500円 + 2,992.5円≒14万5,492円(1円未満の端数金額は切り捨て)
No.2260所得税の税率|国税庁
個人事業主・フリーランス・自営業の税金対策
青色申告を利用する
必要経費を正確に把握し、計上する
少額減価償却資産の特例を活用する
小規模企業共済制度などに加入する
個人事業主・フリーランスの節税対策!経費や税金を徹底解説 | ビジドラ~起業家の経営をサポート~
個人事業主・フリーランス・自営業が納める消費税とインボイス制度
個人事業主・フリーランス・自営業が納める税金関連記事
個人事業主・フリーランス・自営業が納める税金に関するよくある質問
基本的には「所得税」「住民税」「消費税」「個人事業税」の4つです。「消費税」については、基準期間の課税売上高が1,000万円以下であるなど売上の規模が小さい場合は、納税する必要のない免税事業者になることも選択できます。
所得税がかからないため条件には所得が0円かマイナスでなくてはならず、一概に年収の額を算出することはできません。ただし、確定申告の際、所得が2,400万円以下の場合の基礎控除額が48万円であることから、総所得が48万円以下であれば所得税がかからないということができます。
確定申告時に適用可能な控除の数や種類によっても差が生じるため、はっきりとした数値を出すことはできませんが、1000万円の所得がある人の場合、所得税と復興特別所得税を合わせて年額120万円程度が大まかな目安として挙げられます。