オンライン決済の​賢い​選び方とは。​種類や​メリットも​ご紹介

通販を​はじめたり、​イベントを​オンラインで​開催したりなど、​実店舗と​オンラインの​両立を​目指している​ビジネスは​少なく​ありません。​そこに​欠かせない​ことと​いえば、​決済方法です。​今までは​店舗で​現金だけを​扱ってきた​ビジネスも、​オンラインで​受け付けられる​決済方法を​導入する​必要が​出てきます。​オンライン決済は、​現金決済のように​すぐに​売上金額が​手元に​入らない分、​資金繰りも​気に​なるでしょう。

ここでは​オンライン決済の​概要や​種類を​説明しながら、​資金繰りを​踏まえた​オンライン決済の​選び方、​さらに​オンライン決済が​簡単に​導入できる​Square リンク決済を​紹介します。

目次



オンライン決済とは

オンライン決済とは、​インターネットを​介して​商品や​サービスの​料金を​支払う​ことを​指します。​たとえば、​ECサイトで​洋服を​購入する​ときに​クレジットカードで​決済する​ことや、​イベントの​参加チケットを​キャリア決済で​購入するのも、​オンライン決済に​含まれます。

オンラインで​モノや​サービスを​購入する​際、​購入者は​どのような​決済手段を​好んで​利用しているのでしょうか。​株式会社ネットプロテクションズが、​ECサイトで​使用される​オンライン決済の​方法を​調査した​ところ、​クレジットカード決済の​利用率が​群を​抜いて​高い​ことが​明らかに​なりました。​ほかの​決済方法と​比べてみると、​その利用率の​高さが​より​顕著に​分かります。

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参考: ネットプロテクションズ、​令和版決済ニーズの​アンケート結果を​公開​(株式会社ネットプロテクションズ、​2020年4月6日)

ここでは​上記の​調査に​含まれていない​決済方法も​合わせて、​6種類の​オンライン決済を​紹介します。

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クレジットカード決済

前述の​ネットプロテクションズの​調査で、​ECサイトで​クレジットカードを​利用する​理由を​聞いた​ところ、​最も​多かった​回答は​「支払いが​便利・楽だから​(52.2%)」。​続いて​「どんな​サイトでも​使えるから」と​答えた​対象者は​49.8%にの​ぼり、​「ECサイトでは​クレジットカードが​使えて​当たり前」と​考える​消費者が​半数近く​いる​ことが​わかります。

参考: ネットプロテクションズ、​令和版決済ニーズの​アンケート結果を​公開​(株式会社ネットプロテクションズ、​2020年4月6日)

クレジットカード決済は、​決済画面に​お客さまが​カード情報を​入力して​支払い​手続きを​する​決済方法です。​事業主の​口座には、​手数料を​差し引いた​売上額が​後日​振り込まれます。​どの​サービスを​利用するかに​よって、

  • 決済手数料
  • 入金サイクル
  • 入金手数料

などが​異なります。

売上額を​週に​1回の​サイクルで​振り込む決済サービスも​あれば、​月末締め翌月末​振り込みの​ところも​あります。​最近では​スピーディーな​入金サイクルが​特徴な​サービスも​登場しており、​たとえば​Squareで​あれば​最短で​翌営業日​入金が​可能です​(※)。

※三井住友銀行・みず​ほ銀行を​ご登録の​場合:0:00 から​23:59 までの​決済分が、​決済日の​翌営業日に​振り込まれます。
三井住友銀行と​みずほ銀行以外の​金融機関口座を​ご登録の​場合:毎週​水曜日で​締め、​同じ​週の​金曜日に​合算で​振り込まれます。

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コンビニ決済

冒頭の​調査では、​利用者が​1割以上いた​コンビニ決済。​その名の​通り、​コンビニで​代金を​支払う​決済方法です。​支払い​方法は​前払いと​後​払いが​あり、​ECサイトなどに​導入する​場合は​いずれかを​選択する​ことが​多いようです。​クレジットカードを​持っていない​層に​向けて​用意して​おきたい​決済方法でしょう。

銀行決済

銀行口座に​ある​預金から​支払うのが、​銀行決済です。​銀行決済と​聞くと、​ATMなどに​足を​運んで​振り込む​ことを​想像する​人が​多いかもしれませんが、​最近では​ネットバンキングや​バーチャル口座決済、​Web口座振替など、​銀行決済と​いっても​方法は​さまざまです。

なかでも​代表的な​サービスと​して​挙げられるのは​「Pay-easy​(以下、​ペイジー)」。​お客さまは​注文画面で​支払い​方法に​「ペイジー」を​選択すると、​ネットバンキングを​通じて​決済できるのは​もちろんの​こと、​各金融機関の​ATMで​支払う​こともできます。​銀行は​114行、​信用金庫で​あれば​255庫と、​多くの​金融機関が​利用できるのも​特徴的です。

コンビニ決済と​同様、​クレジットカードを​利用しない​層を​囲える​決済方法では​ある​ものの、​入金確認の​作業に​時間と​手間が​かかると​いう​懸念点が​あります。

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キャリア決済

ネットショッピングの​代金を​携帯の​利用料金と​一緒に​支払えるのが、​キャリア決済です。​代表的な​サービスと​しては、

  • ドコモ払い
  • auかんたん決済
  • ソフトバンクまと​めて​支払い

などが​あります。​注文画面から​キャリア決済の​画面に​遷移し、​そこから​注文内容を​確認して​決済を​完了させると​いう​流れです。

お客さまから​してみると​ログインIDと​パスワードを​入力するだけで​決済を​完了できると​いう​便利さが​ある​ものの、​キャリア決済の​手数料は​クレジットカード決済より​高く​設定されている​傾向に​あり、​事業者には​負担になる​ことも​考えられます。

ID決済

ID決済は、​事前に​登録している​大手サービスの​ログインIDと​パスワードを​入力し決済する​方法です。​以下のような​大手サービスが​あります。

  • 楽天ペイ
  • Amazon Pay
  • LINE Pay
  • Apple Pay
  • Google Pay
  • PayPal

お客さまに​とっては​登録済みの​決済方法から​支払える​ため、​クレジットカード情報などを​いちいち入力せずに​済むと​いう​メリットが​あります。

電子マネー決済

電子マネーと​いえば、​「Suica」を​はじめと​する​交通系IC、​または​「nanaco」などの​流通系電子マネーが​すぐに​思い浮かぶかもしれません。​ECサイトなどで​利用される​電子マネーの​場合、

と、​コンビニエンスストアなどで​簡単に​購入できる​プリペイド式の​電子マネーの​ほうが​一般的なようです。​いずれも​購入した​プリペイドカードに​記載されている​IDを​決済時に​打ち込んで​使用します。​コンビニ決済や​銀行決済と​同じく、​クレジットカードが​ない層でも​使える​決済方法です。

オンライン決済の​メリット

販売機会を​増やして、​売上拡大

わざわざ実店舗に​足を​運ばなくても、​インターネットから​サービスに​申し込めたり、​商品を​購入したりできる​利便性を​求める​消費者は​年々​増えています。

2020年8月に​総務省が​発表した​「家計消費状況調査​(2020年6月分)」に​よると、​インターネットショッピングを​利用した​世帯(2人以上の​世帯が​対象)の​割合は​50.8%と、​これまでの​調査のなかで​最も​高い​割合を​記録しています。

参考: 家計消費状況調査 ネットショッピングの​状況に​ついて​ ​(⼆⼈以上の​世帯)​ -2020年​(令和2年)​6⽉分結果​-​(総務省統計局)

ECサイトは​買い物の​利便性を​高め、​お客さまを​囲い込む集客ツールに​なりえますが、​売上拡大に​つなげる​ためには、​ターゲット層が​求める​決済方法を​提供する​ことが鍵です。

商品の​購入を​検討している​ECサイトに​希望の​支払い​方法が​なかった​場合、​消費者がとる​行動を​見てみましょう。​SBペイメントサービスが​調査を​した​ところ、​以下のような​結果が​出ました。

物販サイトに​希望する​支払い​方法が​ない​場合
他の​サイトで​同じ​商品を​探して​購入すると​答えた​女性……​61.3%
他の​サイトで​同じ​商品を​探して​購入すると​答えた​男性……​63.5%

参考: 【調査結果​】ECサイトで​希望の​決済手段が​ない​場合の​離脱率は?​(2019年9月13日、​SBペイメント株式会社)

調査結果からは、​希望する​決済方法が​なければ、​見込客の​半数以上を​逃してしまう​可能性が​ある​ことが​伺えます。​見込客を​しっかり​捕まえ、​売り上げに​つなげる​ためにも、​ECサイトに​導入する​決済方法は​吟味して​おきたい​ところです。

売上管理が​簡単

オンライン決済の​売上管理は、​意外と​簡単です。

複数の​オンライン決済方法を​取り​扱っている​決済サービスが​多い​ため、​管理画面に​ログインするだけで​複数の​決済方法の​売上データが​ひと目で​確認できるように​仕組みが​整っています。​負担を​最小限に​抑える​ためにも、​管理画面の​見や​すさや​操作のしやすさは​決済サービスを​検討する​際に​注目してみると​いいでしょう。

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オンライン決済の​注意点

情報漏えいと​不正利用被害の​可能性

オンライン決済で​最も​注意を​払わなければいけないのは、​情報漏えいと​不正利用被害です。​不正利用は​簡単に​いえば、​何かしらの​理由で​カード保有者以外の​手に​渡った​カード情報が​不正に​使われてしまう​ことを​指します。

情報漏えいと​不正被害の​大きな​原因と​して​あるのは、​ECサイトに​適切な​セキュリティー対策が​講じられていない​ことです。​SSL対応などを​はじめと​する​セキュリティー対策が​組み込まれているかは、​オンライン決済サービスを​導入する​際に​必ず​確認して​おきたい​ところです。​万全な​セキュリティー対策が​取れていなければ、​事業主が​大きな​損失を​被る​可能性が​出てきます。

知らずに​痛手を​受けてしまわないためにも、​決済サービスを​検討する​際には​セキュリティー対策の​中身に​ついて​欠かさず​確認しましょう。

オンライン決済サービスの​選び方

これまで​オンライン決済を​受け付ける​際には、​取り扱いたい​決済方法を​提供する​会社と​個別契約を​結ぶのが​基本的な​流れでした。​コストも​手間も​膨大で、​なかなか​踏み込めずに​いたビジネスも​少なくなかったかもしれません。​しかし、​近年では、​一つの​決済サービスと​契約を​結び、​審査に​通過する​ことで、​複数の​決済手段を​まと​めて​低コストで​取り扱えるようになりました。

多くの​オンライン決済サービスは​実店舗での​決済手段も​提供しており、​決済代行会社とも​呼ばれます。​ここでは​オンライン決済サービスを​選ぶうえで、​重要視したい​ポイントを​見ていきましょう。

初期費用・運営費・手数料は​予算内か

最近では、​初期費用や​月額費用が​無料と​いう​決済サービスが​増えています。​まずは​低コストで​始められる​サービスに​絞り、​そのなかから​必要な​機能が​揃った​ものを​探すのも​選び方の​一つです。

初期費用や​固定費用以外に​注目したいのは、​手数料です。​決済手数料に​加えて、​サービスに​よっては​以下の​手数料が​かかる​ことも​あります。

振込手数料……​300円ほど
入金日を​早める​際に​かかる​手数料……​300円ほど

1回の​金額は​少額でも、​年間で​計算すると​なかなかの​コストになるかもしれません。​決済手数料以外にも​手数料が​潜んでいないかどうかを​確認しておくと、​コスト削減に​つながります。

資金繰りに​影響しない​入金サイクルか

お客さまが​購入してから、​売上額が​事業者の​口座に​振り込まれるまでの​入金サイクルは、​決済サービスに​よって​大きく​異なる​点です。​月末締め翌月払いの​サービスも​あれば、​翌営業日入金の​サービスも​あるので、​資金繰りに​困らないためにも​必ず​確認しておくべき点です。

セキュリティー対策は​万全か

前述のように、​万全な​セキュリティー対策がとれていない​ECサイトは、​情報漏えいや​不正利用の​獲物に​なりかねません。​以下のような​対策が​講じられているかどうかを​確認しておくと​いいでしょう。

  • 安全に​クレジットカード決済を​取り扱う​ための​セキュリティー基準である​PCI DSSには​準拠しているか
  • ネットを​介した​個人情報漏えいを​防止する​手段と​して、​SSLサーバー証明書を​導入しているか
  • 本人認証サービスの​3Dセキュアに​対応しているか

利用する​客層に​合った​決済方法が​揃っているか

オンラインで​買い物を​する​際に、​購入者が​使い​慣れている​決済方法は、​年齢に​よっても​異なります。​SBペイメントサービスが、​通販サイトで​使われる​決済方法を​年代別で​調べた​ところ、​20代から​60代までは​クレジットカードを​希望する​人が​半数以上を​占めている​ことが​明らかに​なりました。

クレジットカードの​保有率が​低い​10代に​関しては、​コンビニ決済や​キャリア決済、​後払いなどの​利用が​他の​年代に​比べて​多い​傾向に​ありました。​このように​ターゲットと​する​お客さまの​年齢層を​明確に​したうえで、​その​年代が​希望する​決済方法が​扱えるかどうかも​確認して​おきたい​ところです。

参考: 【調査結果​】通販サイトで​最も​利用される​決済手段とは?​決済手段導入の​ポイントを​解説​(株式会社SBペイメントサービス、​2019年8月28日)

Squareで​オンライン決済を​はじめよう

ここまでは​ECサイトなどでの​販売を​念頭に​置きながら、​オンライン決済に​ついて​触れてきました。​なかには​「ECサイトを​立ち上げるのは​大変そう……​でも、​できるだけ早く​オンラインにも​進出したい」と​考える​事業者も​いるかもしれません。​ECサイトを​作らなくても、​すぐに​オンライン決済を​受け付けられる​ツールと​しておすすめなのが、​Square リンク決済です。

Square リンク決済は、​商品の​名前や​値段を​登録するだけで​決済画面に​飛べる​お会計リンク​(URL)が​作れる​機能です。​対応している​決済方法は、​ネットショッピングでは​最も​利用されている​クレジットカード決済​(※)。

※利用できる​カードブランドは、​Visa、​Mastercard、​American Express、​Diners Club、​Discover、​JCBと​なります。​詳しい​決済手数料に​ついて​詳しくは​こちらから​ご確認ください。

ここでは​Square リンク決済の​特長を​見ていきましょう。

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・​必要なのは、​無料アカウントの​作成の​み

Square リンク決済を​使うには、​まず​無料アカウントを​作成しましょう。​その後、​審査に​通過すれば​すぐに​オンライン決済を​受け付けられるようになります。​審査結果は、​最短申込当日に​通知されます。

・手数料は​3.6%

これまでは​4%から​7%ほどが​相場だと​いわれていた、​クレジットカードの​決済手数料。​Square リンク決済で​あれば、​手数料は​3.6%​(※)です。

※詳しくは​こちらから​ご確認ください。

・入金は、​最短翌営業日

Squareで​あれば、​決済手数料を​差し引いた​売上額が​最短で​翌営業日に​指定の​口座に​振り込まれます​(※)。​振込手数料など、​決済手数料以外の​金額が​発生する​ことは​ありません。

※三井住友銀行・みず​ほ銀行を​ご登録の​場合:0:00 から​23:59 までの​決済分が、​決済日の​翌営業日に​振り込まれます。
三井住友銀行と​みずほ銀行以外の​金融機関口座を​ご登録の​場合:毎週​水曜日で​締め、​同じ​週の​金曜日に​合算で​振り込まれます

・セキュリティー対策も​完備

Square リンク決済は​特別な​手続きなしで​PCI DSSに​準拠でき、​ページの​SSL化と​3Dセキュアにも​対応できるので、​安心して​決済を​受け付ける​ことができます。

・定期購入に​対応可能

Square リンク決済の​サブスクリプション機能を​利用する​ことで、​週に​1回、​月に​1回、​3カ月に​1回などの​定期的な​購入の​支払受付にも​対応が​できます。

・​実店舗と​オンラインでの​売り上げを​一つの​アカウントで​管理

実店舗と​合わせて​オンラインでの​展開も​検討している​場合、​実店舗と​オンラインでの​売上を​一つの​管理画面で​まと​めて​確認できると、​効率が​よくなります。

実店舗での​決済には、​無料で​利用できる​Square POSレジを​使いましょう。​この​ワンステップを​挟むだけで、​実店舗での​売り上げも​Square リンク決済で​得た​売り上げも、​一つの​アカウントですべて​確認できるようになります。

店舗だけでなく、​オンラインで​商品や​サービスを​提供する​際に​必ず​検討する​オンライン決済。​この​記事では、​オンライン決済サービスの​種類や​メリット、​また、​導入する​サービスを​選ぶうえでは

  • 購入者が、​実際に​通販サイトなどで​利用している​決済手段を​知る​こと
  • 資金繰りに​困らない​サービスである​こと
  • セキュリティー対策が​完備されている​こと

などが​大切である​ことを​説明してきました。​昨今は​実店舗に​行かなくても、​指先から​すぐに​ほしい​商品や​サービスを​手に​入れられる​オンラインへの​進出が、​売上拡大の​鍵と​なっています。​ターゲットと​する​お客さまの​年齢層や、​割ける​コストなどを​明確に​したうえで、​適切な​サービスを​見い出し、​オンラインでの​サービス提供を​はじめてみては​いかがでしょうか。

ECサイト不要で​オンライン販売が​可能に

Square リンク決済なら​会計リンクを​作成しSNSや​メールで​共有するだけ。​ECサイトがなくても​誰でも​簡単にに​オンライン販売が​可能です。


Squareの​ブログでは、​起業したい、​自分の​ビジネスを​さらに​発展させたい、と​考える​人に​向けて​情報を​発信しています。​お届けするのは​集客に​使える​アイデア、​資金運用や​税金の​知識、​最新の​キャッシュレス事情など。​また、​Square加盟店の​取材記事では、​日々​経営に​向き合う​人たちの​試行錯誤の​様子や、​乗り越えてきた壁を​垣間見る​ことができます。​Squareブログ編集チームでは、​記事を​通して​ビジネスの​立ち上げから​日々の​運営、​成長を​サポートします。

執筆は​2020年9月4日​時点の​情報を​参照しています。​2025年2月​5日に​記事の​一部情報を​更新しました。​当ウェブサイトから​リンクした​外部の​ウェブサイトの​内容に​ついては、​Squareは​責任を​負いません。​Photography provided by, Unsplash