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越境ECで世界へ!越境ECのメリットと導入の手順

経済産業省が行った電子商取引に関する調査によると、2016年(平成28年)、中国の消費者による日本及び米国事業者から越境ECを介した購入額は、2.2兆円(前年比32.6%増)となったそうです。中国では「新中産階級」と呼ばれる人々が越境EC市場を支えており、規制緩和などから今後さらに市場は拡大するとみられています。「新中産階級」を主に占めるのは1980年代生まれの人たちといわれています。

参考:
「平成28年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る 基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」調査結果要旨(経済産業省)

中国、80後が「新中産階級」の主力に インターネットなどの分野に集中(人民網日本語版)

中国人の欲しい物が変わった–アリババ越境ECトップ訪日の理由(Newsweek)

2015年の新語・流行語大賞に輝いた「爆買い」は、百貨店などの小売業に大きな利益をもたらしたといわれています。日本製品を大量に購入した観光客が帰国後もオンラインショップを通してリピート買いをしたり、知人友人に口コミを広めたりしたことが、越境ECの需要につながっていると考えられます。

今回は話題の越境ECのメリットと始め方について説明します。

越境ECとは

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「越境」とは国境を越えることを意味し、「EC」は「electronic commerce(エレクトロニックコマース=電子商取引)」の略です。越境ECとは、インターネット通販サイト(オンラインショップ)を通じた国際的な電子商取引のことを指します。クロスボーダーECとも呼ばれます。

国境を越えた電子商取引を行う越境ECでは、自国内向け(母国語)のウェブサイトだけではなく、外国語にも対応したウェブサイトを通じて積極的に海外の消費者に対しても販売促進を行います。BtoC(企業対個人の電子商取引)が主要ですが、他にも企業同士によるBtoB(企業間の電子商取引)や、個人同士によるCtoC(消費者同士の電子商取引)があります。

越境ECのメリット

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事業の存続と拡大のために日本国内だけでなく、海外に目を向ける経営者に越境ECによる市場開拓が注目されています。越境ECのメリットには以下の2点があります。

世界中の新規顧客層の獲得

実店舗と違って、越境ECでは国や地域を限定せずに対象を広げることができます。たとえば中国語のウェブサイトがあれば、中国本土以外にも、台湾や香港、シンガポール、アメリカやヨーロッパなど世界各地にいる中国語を使う人たちに商品を宣伝できます。英語のウェブサイトがあれば、アメリカ、イギリスやオーストラリアなど英語圏の国だけでなく、英語を理解する世界中の消費者を相手に商売をすることが可能です。海外では手に入りにくいものや日本独自のものを越境ECを通じて販売することで、全世界から新規顧客を獲得できるのではないでしょうか。

特に中国はEC市場の中で世界最大規模といわれています。アンケートによると、中国の消費者が越境ECを利用する動機としては「商品の品質が担保されている」を選ぶ人が最も多く、外国製商品に対する信頼が高いことが伺えます。商品の安全性や品質をアピールすることが、中国市場開拓には欠かせないといえるでしょう。

参考:中国における越境ECの動向(2016 年)(日本貿易機構)

参入の手軽さ

すでに販売している商品があれば、越境ECを始めるために必要なものは外国語のウェブサイトのみです。もちろんウェブサイトの運営や配送の手配を整える必要はありますが、海外に実店舗を出すための投資に比べたら費用も時間もかけずに済む場合が多いです。

このように参入の手軽さと、グローバルに市場を拡大できる点が越境ECの魅力といえます。では、実際に越境ECを始めるにはどうすればいいのでしょうか。

越境ECを始める方法

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一口に越境ECといっても、さまざまな方法があります。その中でもショッピングモールの海外販売機能を利用する方法と、自社でウェブサイトを構築する方法を紹介します。

前者のメリットは、集客力がもともとあるため自社で広告などを出す必要がなく、すぐに出店ができる点です。自社のサーバーで管理も不要で、注文や決済、配送などのシステムも用意されている形式に沿うだけです。ただ、出店する際の契約料や手数料を支払う必要があります。ウェブサイト自体も自由にカスタマイズできないことが多く、お客様にとっては数多くの出店者の中の一つでしかないためお店のブランド戦略につながらないことがあります。

一方、自社で作るウェブサイトはもちろん契約料や手数料を支払う必要がありません。また、ウェブサイトのデザインもカスタマイズでき、マーケティング戦略にあったサイトを作ることができます。自社のブランドをお客様に認識してもらえるというメリットもあります。デメリットとしては、集客にとても時間がかかる点です。また、ウェブサイトに不具合があった際は自社で解決しなければならないという、サイト管理の手間が挙げられます。

海外向けのECサイトを作る場合は、ローカライズも重要になってきます。その国で好まれるデザインや表現がありますので、事前にきちんとリサーチをする必要があります。自社にサイトを構築できる専門家がいない場合は、外注をするのが一般的かもしれません。また、越境EC用にウェブサイトを作ったは良いものの、コストに見合うだけの集客と利益がなければ事業の維持は難しいでしょう。ECサイトで成功するためには、販売戦略を練る必要があります。「集客力に差をつける!ネット販売のためのおすすめ機能まとめ」の記事もぜひ参考にしてみてください。

たとえばSquareなら、英語にも対応したネットショップを作ることができます。日本語表記にもできるので、まずは国内からはじめて、ゆくゆくは海外のお客様にもアプローチしていきたい、と考える事業主にははじめやすいサービスです。無料プランからネットショップを開設することができるので、コストに頭を悩ませることなくはじめることができます。詳しい機能や料金などについては、こちらからご確認ください。

越境ECで重要になる決済手段。お金の取引はそのまま信用問題に関わりますので、慎重に決める必要があります。日本では、オンラインでの買い物には銀行振込、コンビニ決済、クレジットカード決済などの決済方法が用いられています。国によって、消費者が好む決済手段も異なってきます。事前にターゲット国ではどのような支払い方法が普及しているかを調べることが大切です。

越境ECを始めた後は、サイトのアクセスを増やすための戦略も必要になってきます。ECサイトの運営については「失敗しないECサイトのための運用方法まとめ」の記事もぜひ参考にしてみてください。

ECサイトの市場規模はBtoCおよびBtoB共に堅調に増加を続けており、今後さらに伸びることが予想されています。市場開拓に越境ECを検討してみてはいかがでしょうか。

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執筆は2018年1月11日時点の情報を参照しています。2020年10月20日に記事の一部情報を更新しました。
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