文章を書くのが得意、写真の腕に自信がある、特定の分野にとても詳しいという人は、自分で書いた文章や写真をコンテンツとして販売してみてはいかがでしょうか。コンテンツ販売はネットショップに興味はあるものの、物理的な在庫を抱えたくないという人には選択肢の1つになります。本記事では、コンテンツ販売のためのコンテンツの作り方と販売方法を説明します。
📝この記事のポイント
- コンテンツ販売は、情報(文章・写真・動画など)を商品として販売するビジネスモデル
- オンラインで完結し、デジタル商品なので有形在庫や保管コストが不要
- 得意分野や経験を棚卸しし、ニーズ調査と形式選びをしてコンテンツを作る
- 販売方法は「販売サービス」「ネットショップ」「独自ページ」の3種類がある
- プラットフォーム(BASE・STORES・note・Squareなど)選びと発信が成果を左右する
目次
- コンテンツ販売とは
・コンテンツ販売とは?
・コンテンツ販売の種類と具体例 - コンテンツ販売のメリット
・オンラインで完結できる
・有形在庫を抱えなくて済む
・副業で少しずつ実践できる - 販売コンテンツ商品の作り方
・好きなことや得意分野、経験を生かせるコンテンツを考える
・コンテンツを作る
・関連書籍などで事実確認する - 初心者でも簡単!コンテンツ販売のやり方・始め方
- コンテンツ販売に使えるプラットフォーム
・BASE(ベイス)
・STORES(ストアーズ)
・note(ノート)
・Square オンラインビジネス - まとめ
- よくある質問
・コンテンツ販売のメリットは何ですか?
・コンテンツ販売の商品は具体的にどのようなものがありますか?
・コンテンツ商品を売るプラットフォームはどんなサイトがありますか?
・コンテンツ販売は副業で始められますか?
コンテンツ販売とは
コンテンツ販売とは、文章・写真・動画などの情報を商品として提供し、対価を得るビジネスモデルです。近年はインターネットやSNSの普及により、個人でも比較的始めやすい収益化手段として注目されています。
コンテンツ販売とは?
コンテンツ(contents)は、英語で「中身」「内容物」を表す言葉です。インターネットの文脈では、文章・写真・動画・音声などの情報そのものを指すと考えるとよいでしょう。コンテンツ販売とは、こうした情報の中でも、読み手にとって役に立つ、またはおもしろいと感じられる内容を商品として販売するビジネスのことです。
一見すると特別なスキルが必要に思えるかもしれませんが、必ずしも専門家である必要はありません。本業や趣味で培った知識や経験を生かし、「自分にとっては当たり前」の情報が、他の人にとっては価値のあるコンテンツになることもあります。
コンテンツ販売の種類と具体例
具体例を挙げてみましょう。会員限定の有料動画、部分的に有料のブログ記事、古くからあるものでは有料のメールマガジンもコンテンツ販売の一形態です。コンテンツの内容は多くの人が持つ悩みや疑問に答えるもの、投資はじめ金融について書かれたもの、レシピや作り方など多岐に渡ります。
「コンテンツ販売とは無縁」と考えている人にもコンテンツ販売のチャンスがあるかもしれません。たとえば、農業と合わせてコンテンツ販売が収入を支えているという農家・園芸家もいます。「本業=得意分野」と考えてコンテンツ販売で副収入を得る道を探してみるとよいでしょう。
コンテンツの販売金額は100円ほどのものから数万円のものまでさまざまです。小さな利益で多くの人にアプローチするのか、特定の興味を持つ人にターゲットを絞って高額なコンテンツを販売するのか、コンテンツ販売を軌道にのせるには戦略が重要になります。100円でコンテンツを売るのも簡単なことではないので、漠然とコンテンツ販売をはじめてみたいという人は、まずは小額のコンテンツを作ってコンテンツ販売を体験してみるとよいでしょう。

コンテンツ販売のメリット
コンテンツ販売は、インターネット上ですべての工程が完結でき、物理的な商品を扱うビジネスと比べても多くの利点があります。ここでは、代表的なメリットを3つの観点から見ていきましょう。
オンラインで完結できる
コンテンツ販売は、制作から販売、決済、提供までをオンライン上で完結させることができます。実店舗を構えたり、対面で商品を受け渡したりする必要がないため、場所や時間に縛られにくい点が特徴です。
また、文章・画像・動画など、自分に合った表現方法を選べるのも魅力です。たとえば料理が得意な人であれば、調理のコツや手順を文章と写真でまとめるなど、無理のない形でコンテンツを制作できます。
有形在庫を抱えなくて済む
コンテンツ販売で扱うのは、デジタルデータです。そのため、一度作成したコンテンツはコピーして何度でも販売でき、在庫を補充する必要がありません。保管場所や在庫管理、売れ残りといった心配もなく、物理的な商品を扱うネットショップと比べて運営の負担が軽くなります。
仕入れにあたる費用は、主に自身の人件費や機材費、通信費、取材費などですが、工夫次第でコストを抑えることも可能です。売れ残りによる大きな赤字を抱えにくい点は、コンテンツ販売ならではのメリットといえるでしょう。
副業で少しずつ実践できる
コンテンツ販売は、好きなことや得意分野を生かしやすく、一人でも始めやすいため、副業との相性が良いビジネスです。最初から大きな収入を目指す必要はなく、小さなコンテンツを作って販売しながら、経験を積んでいくことができます。
副業として続ける中でコンテンツに人気が出れば、収入の柱の1つとして育てることも可能です。自分のペースで取り組める点も、コンテンツ販売の大きな魅力といえるでしょう。

販売コンテンツ商品の作り方
コンテンツを販売するには、まずオリジナルのコンテンツを作成しますが、「コンテンツをどうやって作ったらいいのだろう?」とつまずいてしまう人もいるかもしれません。ここではコンテンツの作り方の概要を3つのステップで紹介します。
好きなことや得意分野、経験を生かせるコンテンツを考える
どのようなことが好きか。得意分野はあるだろうか。コンテンツの内容や方向性について迷ったら、自分の好きなことや得意なことをどんどん書き出していくとよいでしょう。その中で情報を販売できそうな分野をみつけます。どのような情報のニーズがあるのか、競合はいるのか、インターネットを使って調べましょう。自分で売れそうだと思うコンテンツと、他の人が知りたいと思うコンテンツは必ずしも同じではないからです。
特に得意なことがないという人もいるかもしれません。そのような場合でもコンテンツ販売のチャンスがあります。受験、就職、結婚、出産、子育て、介護、病気など、自分自身では特段変わった経験でないと思っていても、他の人の役に立つ場合もあります。どのようなコンテンツのニーズがあるか調べて、自分の経験を役立てられそうな分野を探りましょう。
作成するコンテンツのイメージがつかめてきたら、どのような形式のコンテンツにするのかについても考えましょう。コンテンツ販売というと、手軽に作りやすい文章コンテンツを思い浮かべがちですが、コンテンツは文章だけでなく、動画、写真、音声またはそれらを組み合わせたものもコンテンツです。伝えたい情報のイメージと購入者のニーズから適切な形式を決めるとよいでしょう。たとえば、忙しい人に対してニュースを解説するのであれば、文章でなく、音声も1つの選択肢です。動画という手もありますが、忙しい人は目と耳両方を使うコンテンツよりも、ながら聞きができるコンテンツを好むかもしれません。
コンテンツを作る
何についてどのような形式でコンテンツを作るかが決まったら、いよいよコンテンツを作り始めます。最初のコンテンツにはしっかり取り組みたいという人も多いかもしれませんが、時間をかけすぎてコンテンツが永遠に完成しないのでは本末転倒です。想定するコンテンツ購入者が知りたい情報をコンパクトにまとめた小さめのコンテンツを現実的なスケジュールで完成させる目標を決めておくとよいでしょう。
初めての小さなコンテンツを作るにあたって、特殊な道具は必要ありません。文章はパソコンやスマートフォンで入力できますし、スマートフォンでは工夫次第で品質のよい写真や動画、音声を撮れます。
わかりやすいコンテンツを作るには、コンテンツを作り始める初期段階でコンテンツの構成を決め、概略を決めておくことです。頭の中にあるイメージを手当たり次第コンテンツにしようとすると収集がつかなくなりますが、概略を決めて見出しの間を埋めるようにしていけば、内容がぶれることなく、わかりやすいコンテンツに仕上げられます。たとえば、文章であればタイトルと見出しを決めて間を埋めていく、動画であればラフな構成を用意してから撮影を始めるといった具合です。コンテンツの細部では、抽象的な内容だけでなく、具体的な例え話を入れると、内容がわかりやすくなります。
わかりやすいことと合わせて、コンテンツによっては内容が人の心に届きやすいことも重要です。コンテンツの販売者は情報を提供する教える側かもしれませんが、上から目線だったり、自慢話が多かったりしたら、購入者のリピート買いは期待できず、悪い評判の原因になりかねません。購入者の心に届きやすいコンテンツにするには、自分自信の体験、特に失敗談などを盛り込んで相手の思いによりそい、相手のことを考えて情報を共有するという姿勢でコンテンツを作るとよいでしょう。
関連書籍などで事実確認する
コンテンツを作るにあたって、わからないことや疑問に思うことが出てくるかもしれません。これはプロのコンテンツ作成者でも起こることで、わからないことや疑問に思うことがあったからといってコンテンツ販売を断念する必要はありません。このような場合、プロは入念に事実確認をしています。コンテンツを作っている人の思いを伝えることも大事ですが、「~かもしれない」「~だと思う」といった推測や憶測の多いコンテンツでは説得力がありません。客観的な事実や数字を参照しながら、コンテンツに間違いがないことを確認し、必要に応じて情報のソースを引用するなどして説得力のあるコンテンツに仕上げましょう。
また、医療や金融といったクリティカルなトピックでは、間違ったコンテンツが他者の健康や資産に害をおよぼすことにもなりかねません。事実確認と合わせて、責任を持ってコンテンツを作成する必要があります。当該分野の専門家でない場合は、いち個人の経験談である旨を明記するのが無難です。
初心者でも簡単!コンテンツ販売のやり方・始め方
コンテンツが完成したら、いよいよコンテンツを販売しましょう。コンテンツの販売方法には、大きく分けて3つの販売方法があります。
①コンテンツ販売サービスに登録して販売する
②ネットショップ作成サービスを利用して販売する
③独自の販売ページで販売する
具体的なコンテンツ販売サービスについては次項で例を挙げますが、コンテンツ販売サービスはパソコンやスマートフォンがあれば、コンテンツの販売から収益の受け取りまででき、誰にでも使いやすいサービスといえます。ただし、便利な一方で少なからずコンテンツの販売手数料がかかります。
コンテンツは情報という商品で、一般的なネットショップ作成サービスを使ってネットショップを開設し、そのネットショップで販売できます。コンテンツ販売に特化した機能は期待しにくい一方、サービスによっては月額使用料がかからず、手数料がコンテンツ販売サービスと比べて安いものもあります。
自由に手数料をかけずにコンテンツを販売したいという人は独自の販売ページを作ってコンテンツを販売するのも一つの手です。ただし、コンテンツ管理や決済機能を盛り込むにはある程度のITの知識が必要です。また、コンテンツ販売サービスやネットショップ作成サービスのように、SNSと連動できたり、利用者を記事から記事へ誘導したりする仕組みがないため、コンテンツの販売促進により力を入れる必要があります。
3つの選択肢にはそれぞれのよさがありますが、「はじめてコンテンツ販売に挑戦する」「ITにはあまり詳しくない」という人はコンテンツ販売サービスなどのサービスを使ってみるとよいでしょう。使ってみて手数料を安く抑えたいといった希望があれば、他の手段を検討するのでも遅くはありません。

コンテンツ販売に使えるプラットフォーム
コンテンツ販売を始める際は、どのプラットフォームを利用するかが重要です。国内には、デジタルコンテンツの販売に対応したさまざまなサービスがあり、販売方法や目的に応じて選ぶことができます。
BASE(ベイス)
BASEは無料でネットショップを開設できるネットショップ作成サービスです。デジタル商品の販売にも対応しており、コンテンツを商品として登録し、購入者にデータを提供できます。
デザインテンプレートや拡張機能が充実しているため、専門知識がなくてもショップを作りやすい点が特徴です。将来的に物理的な商品とコンテンツを併売したい場合にも対応しやすいでしょう。
STORES(ストアーズ)
STORESも手軽にネットショップを開設できるサービスです。デジタルコンテンツ販売機能が用意されており、文章や画像、動画などのコンテンツをオンラインで販売できます。
操作がシンプルで、初めてネットショップを運営する人にも使いやすい点が魅力です。コンテンツ販売を中心に、小規模から始めたい人に向いています。
note(ノート)
noteは、文章や写真、音楽、映像などを投稿できるコンテンツプラットフォームです。ブログのように記事を公開し、投稿者が価格を設定することで有料販売ができます。
検索やSNS経由で記事が読まれやすく、既存の読者層にアプローチしやすい点が特徴です。まずはコンテンツを公開し、反応を見ながら販売につなげたい人に適しています。
Square オンラインビジネス
決済サービスのSquareが提供するオンラインビジネスの機能を使えば、オリジナルのネットショップを作成してデジタルコンテンツを販売できます。
実店舗でSquareのキャッシュレス決済やPOSレジを利用している場合は、オンライン販売と合わせて管理できる点もメリットです。コンテンツ販売だけでなく、幅広いビジネス展開を考えている人にも向いています。
ネットショップを無料で開始するならSquare
Square オンラインビジネスはモバイル対応のオンラインストアを無料で構築できるサービスです。実店舗と在庫を自動で連動させたり、店頭受取やデリバリーに対応していたりと、便利な機能が豊富。無料でECをはじめたい小売店や飲食店に向いています。
まとめ
コンテンツ販売は、文章・写真・動画などの情報を商品として提供し、対価を得るビジネスモデルです。デジタル商品であるためオンラインで完結し、在庫を抱えずに始められる点が大きな魅力です。まずは好きなことや得意分野、経験を棚卸しし、需要を調べたうえで小さなコンテンツから作ってみると、無理なく実践できます。
販売方法は、コンテンツ販売サービス・ネットショップ作成サービス・独自ページの3つがあり、初心者は手軽なサービスから始めるのがおすすめです。BASE・STORES・note・Square オンラインビジネスなど、自分の目的や運営スタイルに合ったプラットフォームを選び、発信と改善を重ねながら継続的な収益化を目指しましょう。
よくある質問
コンテンツ販売のメリットは何ですか?
コンテンツ販売のメリットは、オンラインで完結でき、在庫を抱える必要がない点です。一度作成したデジタルコンテンツは繰り返し販売できるため、コストを抑えながら収益化を目指せます。また、場所や時間に縛られにくく、自分の得意分野を生かしやすい点も魅力です。
コンテンツ販売の商品は具体的にどのようなものがありますか?
代表的なものには、有料のブログ記事やノウハウ記事、動画講座、オンラインセミナーのアーカイブ、電子書籍、音声コンテンツなどがあります。レシピ、学習教材、仕事の手順書、趣味や専門知識の解説など、幅広いジャンルがコンテンツ商品として販売されています。
コンテンツ商品を売るプラットフォームはどんなサイトがありますか?
国内では、記事や作品をそのまま有料販売できるnote、ネットショップ形式でデジタル商品を販売できるBASEやSTORESなどがあります。また、実店舗とオンライン販売をまとめて管理できるSquareを活用する方法もあります。
コンテンツ販売は副業で始められますか?
はい、コンテンツ販売は副業として始めやすいビジネスです。初期費用を抑えて小さく始められ、本業の合間に少しずつコンテンツを作成・販売することも可能です。副業として経験を積み、軌道に乗れば収入の柱の1つに育てることもできます。
Squareのブログでは、起業したい、自分のビジネスをさらに発展させたい、と考える人に向けて情報を発信しています。お届けするのは集客に使えるアイデア、資金運用や税金の知識、最新のキャッシュレス事情など。また、Square加盟店の取材記事では、日々経営に向き合う人たちの試行錯誤の様子や、乗り越えてきた壁を垣間見ることができます。Squareブログ編集チームでは、記事を通してビジネスの立ち上げから日々の運営、成長をサポートします。
執筆は2021年3月24日時点の情報を参照しています。2026年1月22日に記事の一部情報を更新しました。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。

