この記事は全7回にわたるSquareの決済端末スタートガイドの第6回です。ここでは前回の「テスト決済をしてみよう」で受け付けた1円の決済をもとに、返金処理(払い戻し)を行う方法を紹介します。
シリーズ一覧はこちらからご確認ください。
目次
Squareで受け付けた決済を返金する方法
Squareで受け付けたキャッシュレス決済はアプリ、あるいはパソコンから払い戻しができます。ここではアプリ上で返金する方法を紹介します。パソコンからの返金処理についてはこちらをご確認ください。
画面中央下にある「取引履歴」の文字(下記画像の黄枠部分)をタップします。
画面の左側に、今までの取引が新しい順に表示されます。返金したい取引(テスト決済の払い戻しをしたい場合は、1円)をタップしましょう。詳細情報<日付・時間・カードブランド・カード番号下4桁・金額>が表示されます。
取引の照合ができたら、同じページ左上にある「払い戻し」ボタンをタップします。一度処理をしたものはキャンセルできないため、本番では取引詳細情報をよく確認してから払い戻し処理をしてください。
Squareでは以下の払い戻しができます。
☑️すべての商品
☑️特定の商品
☑️決済額の一部ただし、決済方法ごとに利用できる返金処理方法が異なります。詳しくは、以下の表を参考にしてください。
すべての商品・金額 特定の商品 決済額の一部 クレジットカード ○ ○ ○ d払い
au PAY
メルペイ
Alipay+
WeChat Pay○ ○ ○ iD、QUICPay ○ × × PayPay
楽天ペイ○ × × 交通系IC × × × ※QRコード決済の払い戻しは手続き後24時間以内に行われます。詳しくはこちらの記事をご参照ください。
決済額の一部払い戻しや商品を指定しての払い戻しができない決済方法の場合は、該当の決済を全額払い戻したうえで、正しい金額で再度決済を行いましょう。
返金は、元の決済方法、あるいはeギフトカード/プラスチックのギフトカードを用いて行うことができます。お客さまが希望する方法を選択しましょう。あわせて、返金の理由も選択します。
払い戻しのボタンをタップすると、払い戻しが完了します。
返金ができる期間
元の取引日から1年以内(※)であれば、返金処理ができます。
※期日を過ぎた場合には、直接ご購入者さまに返金するなど、Square以外の方法で返金をしてください。また、その際は、銀行振込など履歴の残る方法で返金し、返金履歴も保管ください。その他、払い戻しに関しての注意事項についてはこちらをご確認ください。
返金可能な決済方法
返金可能な決済方法は、以下の通りです。
- クレジットカード
- iD、QUICPay
- QRコード
ただし前述のように、決済方法ごとに返金できる方法が異なります。以下の表をご確認のうえ、それぞれの決済方法で利用可能な返金方法を押さえておきましょう。
すべての商品・金額 | 特定の商品 | 決済額の一部 | |
クレジットカード | ○ | ○ | ○ |
d払い au PAY メルペイ Alipay+ WeChat Pay |
○ | ○ | ○ |
iD、QUICPay | ○ | × | × |
PayPay 楽天ペイ |
○ | × | × |
交通系IC | × | × | × |
※交通系ICでの支払いは払い戻しができません。何らかの理由で払い戻しを受け付ける場合、現金にて返金を行う形となり、決済手数料は返金されません。また、SquareのPOSレジ上では売上が計上されたままとなるので誤差が生じてしまう点をご注意ください。そのほかの返金可能な決済方法で払い戻した場合には、決済にかかった手数料も返金されます。
払い戻しは、クレジットカード会社やお客さまに連絡しなければいけないなど、何かと時間のかかる作業だったかもしれません。Squareなら、数分で行えるのがうれしいところです。
続けて【Square基本のき⑦】周辺機器と接続してみように進みましょう!
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執筆は2024年9月16日時点の情報を参照しています。2024年9月25日に記事の一部情報を更新しました。