レジ接客の​基本の​流れや​用語 、​注意したい​言葉遣いまと​め

レジ業務では、​接客の​流れや​適切な​言葉遣いが​重要です。​本記事では、​飲食店や​小売店での​レジ接客の​基本フローを​はじめ、​正しい​敬語の​使い方や​ポイントに​ついて​紹介します。

目次


レジで​接客を​する​流れ

レジ接客では、​スムーズな​流れを​意識する​ことが​大切です。​飲食店と​小売店では​接客の​流れが​異なる​ため、​それぞれの​ケースに​応じた​対応を​学びましょう。

飲食店の​場合

飲食店では、​正確な​会計処理とていねいな​言葉遣い、​迅速な​対応が​重要です。​ここでは​飲食店の​会計時に​必要となる​接客の​流れに​ついて​解説します。

伝票を​受け取る

支払いで​お客さまから​伝票を​受け取る​際は、​両手でていねいに​扱い​「伝票を​お預かりいたします」と​伝えます。​店員の​言葉遣いが​店舗の​印象を​左右する​ため、​正確な​フレーズを​意識しましょう。​特に​混雑時は、​迅速に​対応しながらも​言葉遣いが​乱れないように​心掛けましょう。

合計金額を​お客さまに​告げる

メニュー名や​数量を​読み上げながら、​レジに​注文内容を​打ち込んでいきます。​頼んでいないなどの​指摘が​あった​場合には、​「申し訳ございません。​ただいま確認いたします」など​落ち着いて​応答しましょう。

合計金額を​伝える​際は、​ゆっくり​「お会計は​〇〇円で​ございます」などと​伝えます。​お客さまが​聞き​取りやすいように​配慮する​ことが​大切です。

支払い​方法を​確認し、​それぞれに​対応を​する

お客さまの​支払い​方法を​確認します。​不明な​場合は​「お支払い​方法は​いかが​なさいますか?」​「現金、​クレジットカード、​QRコード決済が​ご利用いただけます」などと​声掛けを​しましょう。​誤った​決済処理を​防ぐため、​お客さまが​選択した​支払い​方法を​復唱しながら対応します。

レシートを​発行し渡す

「レシートで​ございます」と​伝えながら、​両手で​渡します。​お釣りが​ある​場合は、​「〇〇円の​お返しです」と​伝えます。​お客さまに​よって​レシートが​不要な​場合も​ある​ため​「レシートは​ご入用ですか?」と​確認してから​渡すようにしましょう。

小売店​(コンビニ・スーパーなど)の​場合

小売店では、​商品の​スキャンや​梱包などが​ある​ため、​特に​間違いなく​対応する​接客が​重要です。​それぞれの​ポイントに​ついて​解説します。

商品の​スキャンもしくは​金額を​手入力する

受け取った​商品の​点数を​確認して​「ありがとう​ございます。​○点お預かりいたします」などと​確認してから、​バーコードを​スキャンして​商品を​登録します。

サイズや​種類の​違いが​ある​商品の​場合には、​「コーヒーは​Mサイズで​お間違い​ありませんか?」​「○○は​3本入りですが、​お間違いないでしょうか?」など、​顧客が​誤った​商品を​注文していないかの​確認を​促します。

商品を​梱包する

梱包する​際は、​「商品を​お包みしますので、​少々​お待ちください」など​ひと声を​かけてから​手早く​作業します。​袋詰めする​際は​「袋は​ご利用に​なりますか?」と​お客さまに​確認し、​有料の​場合には​料金を​伝えます。

合計金額を​お客さまに​告げる

合計金額は、​「○○円です」​「○○円で​ございます」と​伝えます。​また、​ポイントカードや​クーポンを​持っているかどうかも​確認して、​金額が​変更になる​場合は​「料金が​変更に​なりまして​○○円です」と​伝えましょう。

支払い​方法を​確認し、​それぞれの​対応を​する

「お支払い​方法は​いかが​なさいますか?」と​確認し、​適切な​決済処理を​します。​現金の​受け渡しが​ある​場合には​「○○円を​お預かりします」、​釣銭は​「○○円の​お返しです」とていねいに​案内しましょう。

レシートを​発行し渡す

レシートを​発行した際は、​「レシートで​ございます」と​伝えます。​おつりが​ある​場合は​「○○円の​お返しと、​レシートの​お渡しです」が​おすすめの​表現です。​先に​お金を​渡してから​レシートを​渡しましょう。

レジ接客時の​用語

レジ接客では、​正確な​やり取りに​加えて​簡潔で​わかりやすい​表現が​求められます。​基本の​接客用語を​押さえて、​お客さまに​好印象を​与えるようにしましょう。

基本の​接客7大用語

お客さまとの​良好な​関係を​築く​ためには、​言葉の​選び方が​重要です。​ここでは​接客業で​頻繁に​使用する​7大接客用語を​紹介します。​正しい​敬語表現と​使用する​場面、​意識すべきポイントを​習得して、​自然に​使いこなしましょう。

いらっしゃいませ

「いらっしゃいませ」は、​お客さまを​迎える​基本の​接客用語です。​来店を​歓迎する​気持ちを​込めて、​お客さまに​目を​合わせて​明る​い声の​調子と​大きさで​伝えましょう。​語尾を​短くすると​フォーマルな​雰囲気に、​伸ばすと​カジュアルで​元気な​印象に​なります。

お待たせいたしました

「お待たせいたしました」は、​注文や​リクエストを​受けて​お客さまを​待たせた​場合に​使用する​接客用語です。​「お待たせしました」も​使用できますが、​謙譲語の​「いたす」を​組み合わせた​「お待たせいたしました」を​使うとよりていねいです。

かしこまりました

「かしこまりました」は、​相手の​指示や​要望を​承った​際に​用いる​敬語表現です。​「分かりました」​「了解しました」と​同じ​意味を​持ちますが、​接客業では​謙譲語である​「かしこまりました」を​使う​ことで、​より​丁寧な​印象を​与えます。

「承知しました」よりも​格式が​高く、​主に​接客業や​ビジネスシーンで​使用されます。​お客さまに​安心感を​与え、​信頼関係を​築く​ために​適した​言葉です。

少々​お待ちください

「少々​お待ちください」は、​一時的に​お客さまを​待たせる​際に​用いる​接客用語です。​待たせる​ことを​申し訳なく​感じて​使う​表現の​ため、​「ちょっと​待っていてください」ではなく、​「少々​お待ちくださいませ」​「少々​お待ちいただけますでしょうか」などと​伝える​ことも​あります。

申し訳​ありません

「申し訳​ありません」は、​ミスや​トラブルに​対して​謝罪する​ための​接客用語です。​「すみません」​「申し訳​ありません」は​接客では​あまり​用いません。​「申し訳ございません」は​さらに​丁寧な​表現です。​状況に​応じて、​補足説明を​つけ加えましょう。

恐れ入ります

「恐れ入ります」は、​お客さまに​依頼や​要望を​伝える​際に​用いる​接客表現です。​「ありがとう​ございます」と​同様に​感謝の​意味でも​使われますが、​クッション表現と​して​相手の​意に​沿わない​ことを​詫びる​場合にも​用いられます。

ありがとう​ございます

「ありがとう​ございます」は、​お会計後や​来店時に​伝える​感謝の​言葉です。​そのままでもていねいな​表現ですが、​「誠に」​「たい​へん」​「いつも」などを​加える​ことで、​感謝の​度合いが​補足できます。

飲食店・​小売店の​レジ接客用語

ここでは、​飲食店・​小売店の​レジ接客で​よく​使われる​用語に​ついて​紹介します。

ご利用​ありがとう​ございます

お会計の​際には​「ご利用​ありがとう​ございます」と​感謝の​気持ちを​伝えましょう。​「本日は​ご来店いただき​ありがとう​ございます」など、​シーンに​応じて​使い分けましょう。

こちらの​レジで​承ります

お客さまが​レジを​探している​場合や、​別の​レジに​誘導する​際は​「こちらの​レジで​承ります」​「こちらで​お会計を​お願いいたします」と​案内しましょう。

な​お、​「伺う」は​「聞く」の​謙譲語です。​用件を​聞く​場合に​「伺います」と​いう​ことは​ありますが、​レジ接客の​際に​「こちらの​レジで​お伺いします。​」と​いうのは​誤用です。

伝票を​お預かりいたします

伝票会計の​場合は、​「伝票を​お預かりいたします」と​伝えて、​お客さまの​注文内容を​確認しましょう。​受け取る​際には​「ありがとう​ございます」と​一言​添えると、​より​いっそうの​気遣いが​感じられます。

商品を​お預かりいたします

梱包の​際は、​「商品を​お預かりいたします」と​伝えましょう。​袋詰めの​際には​「袋に​お入れしても​よろしいでしょうか?」と​確認すると、​よりていねいな​印象を​与えます。

お会計は​〇〇円で​ございます

会計時には​「お会計は​○○円で​ございます」と​明確に​伝えましょう。​お金を​受け取る​場合は​「頂戴します」です。​「○○円に​なります」​「○○円から​お預かります」は​誤用の​ため、​適切な​敬語表現を​使いましょう。​お釣りが​ある​場合は、​「○○円を​お返しいたします」と​伝えます。

ポイントカードは​お持ちですか

会計時に​ポイントカードの​有無を​確認する​場合、​「ポイントカードは​お持ちでしょうか?」と​尋ねます。​「ポイントカードの​方は​お持ちですか?」は​不自然な​表現なので​避けましょう。

お支払い​方法は​いかが​なさいますか

現金や​キャッシュレス決済の​選択肢が​ある​場合、​「お支払い​方法は​いかが​なさいますか?」と​尋ねてみましょう。​お客さまが​答えた後は​「○○での​お支払いですね、​ありがとう​ございます」と​確認すると​安心感を​与えます。

レシートで​ございます

レシートを​渡す際は、​「レシートで​ございます」と​伝えます。​店舗から​顧客に​渡すと​いう​点に​注目して​「レシートを​お渡しします」と​いう​ことも​可能です。

間​違えやすい​接客敬語に​注意

レジ接客では、​誤った​敬語を​使わないように​注意が​必要です。​ここでは、​特に​誤用が​多く​みられる​接客用語に​ついて​紹介します。

〜に​なります

「なる」は​Aから​Bに​変化する​場合に​使う​表現です。​会計時に​「○○に​なります」と​伝えるのは​正しく​ありません。​許容される​ことも​ありますが、​合計金額を​伝える​場合や​おつりを​渡す場合には、​「○○円で​ございます」​「○○円を​お返しいたします」と​伝えましょう。

〜の​方

「〜の​方」は​過剰敬語に​なりやすい​表現です。​「ポイントカードは​お持ちですか?」のように、​シンプルで​分かりやすい​表現を​心掛けましょう。

〜から​お預かりいたします

顧客が​支払うべき​金額は​明確なので、​「○○円から​お預かりいたします」と​「から」を​つける​必要が​ありません。​たとえば、​「1,000円を​お預かりいたします。​お釣りは​200円で​ございます」または​「1,000円を​頂戴して、​お釣り200円を​お返しいたします」のように、​無駄を​省いた​分かりやすい​表現を​用いましょう。

レシートの​お返しです

レシートは​店舗が​お客さまから​預かっていて​返す​ものでは​ありません。​そのため​「お返し」と​いう​表現は​あまり​推奨されません。​「レシートで​ございます」​「レシートを​お渡しいたします」が​正しい​接客用語です。

どちらに​いたしますか​ / どうかいたしましたか

顧客が​困っている​ときに​かける​一言は、​「どちらに​いたしますか」ではなく​「どちらに​なさいますか?」​「どちらを​ご希望でしょうか?」が​適切です。​また、​「どうかいたしましたか?」よりも​「何か​お困りでしょうか?」の​ほうが​自然な​接客表現です。

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レジ接客で​気を​つける​ポイント

レジ業務は​単に​お金を​やりとりするだけではなく、​身だしな​みや​挨拶、​スムーズな​進行などで​お客さまに​「また​来たい」と​思わせる​ことが​大切です。​レジ接客で​気を​つけるべきポイントを​詳しく​見ていきましょう。

身だしな​み

身だしなみは、​清潔感を​大切に​します。​制服は​常に​整え、​爪の​長さや​香水の​量にも​注意が​必要です。​店舗の​雰囲気に​合わせて​顧客に​不快感を​与えないようにしましょう。

挨拶

笑​顔や​声の​トーンで​相手に​与える​印象が​変わります。​笑顔と​明る​い声で​挨拶する​ことで、​接客の​印象が​向上します。​お客さまの​ほうを​向いて​「ありがとう​ございました」​「またぜひご利用くださいませ」などの​挨拶を​自然な​雰囲気で​伝えましょう。

スムーズな​流れ

レジ接客が​もたつくと​お客さまに​悪い印象を​与えかねません。​バーコードや​キーボードの​位置を​覚えるなど、​必要な​ことは​あらかじめ把握して​スムーズな​対応を​心がけましょう。​マニュアルを​作成して​対応の​流れを​統一すると、​業務効率の​向上が​図れます。

会計時の​正確さ

商品の​スキャンや​お釣りの​やりとりなどで​起きる​ミスを​防いで、​適切に​支払いを​受け付けなければなりません。​正確な​会計を​徹底する​ことで、​お客さまの​信頼を​得るとともに​クレームや​トラブルの​防止に​つながります。​また、​人的な​ミスを​防ぐためには、​POSレジの​導入も​有効です。

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POSレジを​導入する​ことで、​レジ業務の​効率が​向上し、​ミスの​削減に​つながります。​ここでは、​Square POSレジの​メリットに​ついて​紹介します。

無料ですぐに​始められる​POSレジアプリ

Square POSレジアプリは、​ダウンロードして​初期設定するだけですぐに​使用できます。​専用の​端末を​購入する​必要がなく、​スマートフォンや​タブレットが​あれば​無料で​導入できる​ため、​初期投資を​抑えながら、​効率的な​会計処理の​導入が​可能です。

また、​シンプルな​操作性の​ため、​個人経営の​店舗や​小規模ビジネスでも​スタッフの​負担軽減が​図れます。

キャッシュレス決済対応で​会計時間短縮

Square POSレジと​Squareの​キャッシュレス決済端末を​組み合わせる​ことで、​クレジットカード​QRコード決済にも​対応できます。​現金の​やり​取りが​不要になる​ことで、​お釣りの​ミスが​予防できます。

さらに​非接触決済にも​対応している​ため、​顧客の​支払い​方法の​選択肢を​広げられる​うえに、​飲食店など​衛生面の​配慮が​必要な​店舗でも​利用しやすいです。​スムーズな​会計処理に​より、​レジの​待ち時間​短縮が​図れます。

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Square レジスターを​使った​お会計の​様子

事前の​商品・サービス登録で​会計ミスも​軽減

Square POSレジでは、​商品や​サービスを​事前に​登録できる​ため、​商品コードや​金額の​手入力が​減らせます。​そのため、​金額の​打ち間​違いや​会計ミスを​予防できます。

また、​販売データの​記録や​在庫管理も​可能です。​商品点数の​多い​小売店や​飲食店では、​レジ業務の​負担を​軽減しながら正確な​会計を​実現するのに​役立ちます。

まと​め

レジ接客では、​基本の​流れや​適切な​用語を​身に​つける​ことが​重要です。​敬語の​誤用を​防ぎ、​スムーズな​対応を​心がけましょう。​Square POSレジは、​無料で​手軽に​始められる​ほか、​キャッシュレス決済対応や​商品登録機能などが​あり、​接客業務の​効率化に​つながります。​スムーズな​会計処理で​顧客の​待ち時間を​減らす​ことで​顧客満足度の​向上が​図れます。​POSレジの​活用で、​店舗運営の​効率化を​図りたい方は​ぜひ活用を​検討してみましょう。


Squareの​ブログでは、​起業したい、​自分の​ビジネスを​さらに​発展させたい、と​考える​人に​向けて​情報を​発信しています。​お届けするのは​集客に​使える​アイデア、​資金運用や​税金の​知識、​最新の​キャッシュレス事情など。​また、​Square加盟店の​取材記事では、​日々​経営に​向き合う​人たちの​試行錯誤の​様子や、​乗り越えてきた壁を​垣間見る​ことができます。​Squareブログ編集チームでは、​記事を​通して​ビジネスの​立ち上げから​日々の​運営、​成長を​サポートします。

執筆は​2025年3月7日​時点の​情報を​参照しています。​当ウェブサイトから​リンクした​外部の​ウェブサイトの​内容に​ついては、​Squareは​責任を​負いません。