Apple Payは、iPhone、Apple Watch、iPadなどの端末に搭載されている決済機能です。デジタル端末をお財布の代わりに使えることから、デジタルウォレットやモバイルウォレットとも呼ばれています。調査によれば、世界中で5億人以上(2020年時点)がこの決済機能を使っています。
Apple Payは近距離無線通信規格(NFC)を介した非接触型決済の一種類です。NFCは10センチ程度の狭いエリア内で、カードや機器同士を近づけてデータ通信をするのに使われている通信技術です。身近な例だと、Suicaなどの交通系ICカード、マイナンバーカード、運転免許証などに使われています。
Apple Payは非常に安全な決済方法です。 Apple Payを利用するには、顔認証(Face ID)、指紋認証(Touch ID)またはパスコードによる認証が必要です。たとえiPhoneやApple Watchを紛失しても、Apple Payを一時的に利用停止にすることで悪用を防ぐことができます。また、店員にカードを渡すことなく、端末にかざすだけで支払いができるため、クレジットカードなどよりも安心して使えると感じるお客さまもいるかもしれません。
「できれば無料でApple Payに対応したい!」というビジネスオーナーにおすすめの方法が、Squareが提供している「iPhoneのタッチ決済」または「Tap To Pay on Android」という機能です。これらの機能では、お手持ちのiPhoneまたはAndroid端末を決済端末として利用します。受け付けられるのは、タッチ決済対応のクレジットカードやApple Payなどに登録されているクレジットカードのみですが、新しく端末を購入する必要がないので、手軽にApple Payを導入できる方法です。
Apple Payにはクレジットカードを登録することもできれば、電子マネー(交通系ICカード、iD、QUICPay)を登録することもできます。なので、お客さまが「Apple Payで払います」と言ったら、どちらなのかを確認するとよりスムーズに決済ができます。詳しくはこちらを参考にしてください。