スーパーやコンビニだけでなく、飲食店にも広がりつつある「セルフレジ」。お客さま自身が会計の一部を行う仕組みですが、クレジットカードで支払う際に「どこにカードを入れるのか」「タッチ決済はどこにかざすのか」「暗証番号は必要なのか」と戸惑うお客さまには、スタッフのサポートが必要なときもあります。
店舗側が基本的な決済方法とトラブル時の対応を把握しておけば、お客さまから質問されたときにもスムーズに案内できます。この記事では、セルフレジでのクレジットカードの使い方から、エラーやカードの取り忘れへの対処法まで、店舗オーナー向けに解説します。
📝この記事のポイント
- セルフレジのクレジットカード決済は、ICチップ読み込み、タッチ決済、スマートフォンのタッチ決済に分けられる
- PINバイパスは2025年3月に原則廃止され、暗証番号を省略してサインで本人確認する方法は原則利用できない
- カードが使えない場合は、カードの挿入方向やタッチ位置、通信環境などを確認する
- カードの取り忘れや二重決済を防ぐには、決済完了画面や売上履歴の確認、防犯カメラの設置が対策になる
- Squareなら飲食店向けのクレジットカード対応のセルフレジを複数種類から選んで手軽に導入できる
目次
- セルフレジでのクレジットカード決済の使い方
・ICチップ読み込み
・クレジットカードのタッチ決済
・スマートフォンのタッチ決済
・決済完了までの基本的な流れ - セルフレジのクレジットカード決済で暗証番号やサインは必要?
・暗証番号の入力が必要・不要なケース
・セルフレジでサインが必要になることはある? - セルフレジでクレジットカードが使えない主な原因
・クレジットカードを読み取れない
・タッチ決済が反応しない
・暗証番号の入力でエラーになる
・クレジットカード自体を利用できない
・セルフレジや決済端末に問題が発生している - お客さまがクレジットカードを取り忘れたら?
・決済が完了したか分からない場合
・二重決済が疑われる場合
・クレジットカードの取り忘れを防ぐための対策 - セルフレジで分割払いは受け付けられる?
・分割払いに対応する際の注意点 - Squareでクレジットカード対応のセルフレジを導入しよう
・飲食店ならSquare キオスクで注文と会計をセルフに!
・自動釣銭機とSquareの決済端末で支払いをセルフに! - まとめ
- よくある質問
・セルフレジでクレジットカードが使えないときはどう対応すればよいですか?
・セルフレジでクレジットカード決済のエラーが出た場合はどうすればよいですか?
・セルフレジでクレジットカードの分割払いは受け付けられますか?
セルフレジでのクレジットカード決済の使い方

この記事では、上記のように「お客さまが専用端末を操作して支払うタイプのセルフレジ」について解説します。クレジットカード対応のセルフレジでは、お客さま自身が画面の案内に沿ってカード決済を進めます。まずは、セルフレジでのクレジットカード決済の種類について見ていきましょう。
ICチップ読み込み
まず1つ目は、ICチップ付きのクレジットカードを読み込ませる方法です。クレジットカード決済を選択したら、端末の案内に沿ってカードを決済端末に差し込みます。多くの場合、ICチップがある面を上にして、決済端末の差し込み口にクレジットカードを入れて読み取り、画面の指示に従って必要に応じてPINコード(暗証番号)を入力します。
決済が終わる前にカードを抜くと、エラーになることがあります。画面に「カードを抜いてください」と表示されるまで待つよう案内しましょう。カードの挿入方向や差し込み口が分かりやすいかを確認し、お客さまが操作に迷いやすい場合は、端末付近に簡潔な案内を掲示しておく方法もあります。
クレジットカードのタッチ決済
レジでクレジットカード決済をする際、「差し込みですか?タッチですか?」と聞かれたことがある人も多いでしょう。タッチ決済は、NFC(近距離無線通信)を利用し、対応するクレジットカードを決済端末にかざして支払う方法です。カードを差し込む手間がなく、スピーディーに会計しやすいのが特徴です。カードにタッチ決済対応マークがあり、セルフレジ側もタッチ決済に対応していれば利用できます。
タッチ決済対応の決済端末には通常、画面や端末上にタッチ対応マークがあります。マークがある部分にクレジットカードをかざすと、決済が完了します。画面上で金額が合っているかお客さまに確認してもらってから、カードをかざしてもらうように案内しましょう。
なお、2026年10月1日から、すべてのクレジットカード決済端末へのタッチ決済導入が必須化されます1。今後のクレジットカード決済はタッチ決済が主流になっていくことが見込まれるため、タッチ決済非対応の古い決済端末を使っていると、利便性の面でお客さまに不満を持たれるかもしれません。これからセルフレジや決済端末を導入・更新する店舗は、タッチ決済への対応状況を確認しておきましょう。
スマートフォンのタッチ決済
Apple PayやGoogle Payなどのモバイルウォレットにクレジットカードを登録している場合、対応するスマートフォンを決済端末にかざして支払うこともできます。スマートフォン側ではFace IDや指紋認証などによる本人確認が行われる場合があります。
店舗側は、スマートフォンのどの部分を端末のどこに近づけるか、顔認証などで画面ロックを解除する必要があるかを案内できるようにしておくとよいでしょう。多くのスマートフォンの場合、本体の上部または背面中央を端末にかざすことでうまく読み取れます。
決済完了までの基本的な流れ
セルフレジでの一般的な流れと、店舗側の確認ポイントをまとめました。
| 手順 | お客さま | 店舗側 |
|---|---|---|
| 1 | 商品や注文内容を確認する | 金額が正しいか確認する |
| 2 | 支払い方法でクレジットカードを選ぶ | 対応ブランドを表示する |
| 3 | カードを差し込む、またはかざす | 読み取り完了を確認する |
| 4 | 必要に応じてPINコードを入力する | 入力中は画面をのぞき込まない |
| 5 | 決済完了画面を確認する | レシートや売上履歴を確認する |
お客さまが商品スキャンから決済までを自分で行うタイプのセルフレジの場合、セルフレジが複数あると、スタッフが常に全員の会計操作を見るのは難しいでしょう。お客さまが困ったときの対応に加え、防犯の面からも複数台のセルフレジがある場合はスタッフを1人は配置しておくのがおすすめです。また、セルフレジ端末を選ぶ際には、決済が完了したことが画面や音で分かりやすく伝わるかを確認しておくのもよいでしょう。
セルフレジのクレジットカード決済で暗証番号やサインは必要?

クレジットカード決済でPINコード(暗証番号)が必要かどうかは、決済方法や取引金額、カードの種類などによって異なります。
暗証番号の入力が必要・不要なケース
ICチップを使ったカード決済では、PINコードの入力が必要になることがあります。
一方、タッチ決済の場合は、一定金額以下ならPINコードなしで決済できるのが一般的なため、「サインレス決済」とも呼ばれています。PINコードの入力やサインが不要な金額の上限は、お客さまが利用しているカードブランドによって異なります。
セルフレジでサインが必要になることはある?
従来は、クレジットカード決済時の本人確認の方法として、「PINコード(暗証番号)を入力する」あるいは「サインをする」の2通りから選ぶことができました。サインで本人確認をする方法は「PINバイパス」と呼ばれ、PINコードを忘れたときの救済措置として許容されてきましたが、不正利用防止の観点から2025年3月をもって原則廃止されています。
つまり、今後はセルフレジでサインが必要になることは基本ないと考えてよいでしょう。もし「PINコードを忘れたからサインで決済したい」とお客さまに言われた際は、サインでの本人確認は利用できなくなった旨をお伝えしましょう。
セルフレジでクレジットカードが使えない主な原因

セルフレジでクレジットカードが使えないときは、カード・決済端末・通信環境のどこかに原因があることが多いです。どこが原因かを切り分けて確認すると対処しやすくなります。
クレジットカードを読み取れない
クレジットカードを読み取れない場合は、以下の原因が考えられます。
- ICチップの向きが間違っている
- カードを奥まで差し込んでいない
- カードを決済完了前に早く抜いてしまった
- カードのICチップが汚れている
まずは、画面の案内に合わせて正しい向きでカードを差し込み直してもらいます。何度も失敗する場合は、タッチ決済や別のカードの利用を案内しましょう。
タッチ決済が反応しない
タッチ決済が反応しない場合は、以下の原因が考えられます。
(1) カードやスマートフォンをかざす位置がずれている
→決済端末のタッチマーク付近に、数秒間かざしてもらいましょう。
→スマートフォンの場合、本体の上部または背面中央を端末にかざしましょう。
→少し位置をずらす、端末が反応するまで少し待つことで解決する場合もあります。
(2) スマートフォンの画面ロックが解除されていない
→顔認証などで画面ロックを解除し、ウォレットを操作できるようにしてもらいましょう。
(3) ウォレットアプリの認証が完了していない
→スマートフォンの設定を確認してもらいましょう。
→決済端末にスマートフォンをかざしたあと、再度認証が必要な場合もあります。
(4) 金属製ケースがスマートフォンについている
→金属製のケースやアクセサリーが反応を妨げる場合があるため、外してもらいましょう。
上記を試しても反応しない場合、決済端末そのものがタッチ決済に対応していない、またはタッチ決済機能がオフになっている可能性もあります。特に古い決済端末では、ICカード読み取りとタッチ決済は別の設定になっている場合がありますので、一度確認してみてください。問題が解決するまでは、ICチップ読み込みでの決済で対応しましょう。
暗証番号の入力でエラーになる
暗証番号が正しくない場合や、カード側の利用条件などによって決済できない場合があります。また、暗証番号の入力ミスが続くと、カードが一時的に使えなくなることがあります。
お客さまが暗証番号を忘れた場合、店舗側で確認することはできません。店舗スタッフが暗証番号を聞いたり、代わりに入力したりすることはやめましょう。暗証番号が分からない場合は、別の決済方法を案内するのが現実的です。
クレジットカード自体を利用できない
利用限度額を超えている、有効期限が切れている、カード会社側で利用制限がかかっている場合は、店舗側では解決できません。別のカードでの決済を試し、特定のカードだけが使えない場合は、必要に応じてカード発行会社へ確認してもらうよう案内します。
また、決済端末が対応していないクレジットカードブランドでの決済は受け付けられません。お客さまがご利用のカードブランドを確認し、非対応であることを伝えましょう。
セルフレジや決済端末に問題が発生している
複数のお客さまで続けて決済できない場合は、カードではなくセルフレジや決済端末側の問題も疑われます。端末の電源や接続、ネットワーク、アプリの状態などを確認しましょう。カードリーダーが故障したときの対応も参考に、店舗ごとにトラブル時の手順を決めておくと安心です。
店舗で解決できない場合は、決済サービスのサポート窓口に問い合わせましょう。問い合わせ時にエラー内容や発生時刻、端末の状態を伝えられるよう記録しておくとスムーズです。レジが混雑している場合は、一時的に現金や別端末へ誘導し、サポートへの連絡は担当スタッフが行うように決めておくとよいでしょう。また、決済端末の導入や切り替えを考えている店舗は、自店の営業時間内にサポートデスクが営業しているかどうかも確認しておくと安心です。
お客さまがクレジットカードを取り忘れたら?

カード挿入型のセルフレジでは、決済後にお客さまがカードを取り忘れる可能性があります。店舗側では、忘れ物としての取り扱いルールに沿ってカードを適切に管理し、本人確認をせずに第三者へ渡さないよう注意します。
決済が完了したか分からない場合
カードを抜く前にお客さまが離れた場合や、エラー表示のまま画面が止まった場合は、売上履歴やレシートの有無を確認します。決済完了画面が出ていない場合でも、処理中だった可能性があります。お客さまに再決済を依頼する前に、管理画面で取引が成立していないか確認しましょう。
二重決済が疑われる場合
エラー後に再決済した場合など、お客さまが二重に支払ったのではないかと心配することがあります。同じ金額の決済が2回記録されている場合は、二重決済の可能性があります。取引履歴を確認し、必要に応じて返金処理を行います。
お客さまには、返金時期がカード会社によって異なることを伝えましょう。返金処理の控えを渡すとお客さまの安心につながります。
クレジットカードの取り忘れを防ぐための対策
取り忘れを防ぐには、画面表示と音声案内が役立ちます。「カードをお取りください」という画面・音声案内が分かりやすいセルフレジを選ぶとよいでしょう。
端末の近くに注意書きを掲示する、スタッフが巡回時にカード差し込み口を確認するなど、店舗側でも予防できます。タッチ決済を案内することも、カードの差しっぱなしを減らす方法の1つです。
セルフレジで分割払いは受け付けられる?
セルフレジで分割払いを受け付けられるかどうかは、決済サービスなどによって異なります。セルフレジそのものに分割払いの選択肢があるとは限らないため、導入前に確認が必要です。
分割払いに対応する際の注意点
分割払いに対応する場合は、利用できるカードブランドや回数、操作方法などを決済サービスに確認しておくと案内しやすくなります。セルフレジの画面でお客さま自身が支払い回数を選べるのか、スタッフによる操作が必要なのかも確認しておきましょう。
飲食店では少額決済が多いため、分割払いの需要は高くないことがあります。高額なコース料金や物販を扱う店舗では、対応可否を決済会社に確認するとよいでしょう。
Squareでクレジットカード対応のセルフレジを導入しよう
セルフレジと一口に言っても、フルセルフレジやセミセルフレジなどさまざまな種類があり、どれを導入すべきか迷うこともあるでしょう。Squareなら、飲食店向けのフルセルフレジから、会計操作をお客さまに行ってもらえる決済端末まで、業種やニーズ、予算などに合わせた複数のタイプから選べます。
飲食店ならSquare キオスクで注文と会計をセルフに!

ファストフードやラーメン店などの飲食店におすすめなのは、注文から決済までお客さま自身が操作できるセルフオーダーシステムのSquare キオスクです。お客さまは、店頭のSquare キオスクに表示されたメニューから注文したい品を選び、支払い画面からクレジットカードやQRコードなどのキャッシュレス決済(※電子マネー以外)を選択して支払います。クレジットカード決済は、ICチップ読み取りとタッチ決済の両方に対応しています。
お店側の導入も簡単です。必要な機器はSquare キオスク端末(29,980円/台)、端末に取り付けるiPad、注文内容を確認するためのタブレットやスマートフォンのみ。無料のSquareのアカウントを作成し、タブレットやスマートフォンにはSquare POSレジアプリ、iPadにはSquare キオスクアプリ(月額5,000円/台)をインストールすれば、すぐにセルフレジを導入できます。
自動釣銭機とSquareの決済端末で支払いをセルフに!
現金とクレジットカードなどのキャッシュレス決済の両方をセルフレジで受け付けたい場合は、POSレジと自動釣銭機、キャッシュレス決済端末を組み合わせた活用がおすすめです。このシステムでは、スタッフが商品をスキャンし、現金のやり取りを自動釣銭機が担当するため、現金管理の効率化と会計ミスの防止の両方が期待できます。
この方法なら、決済端末のSquare ターミナルとビジコム製BCPOSの自動釣銭機付きPOSレジセットを連動させて運用するのがおすすめです。クレジットカードなどのキャッシュレス決済はSquare ターミナルで操作してもらい、現金払いの場合は釣り銭を自動釣銭機から受け取ってもらう運用ができます。
Squareはサポート体制も充実しています。電話サポート受付時間は10:00〜23:00(年中無休)で、メールによるお問い合わせは24時間受け付けています。また、Squareの加盟店同士が分からないことを解決し合う「Square 加盟店コミュニティ」も便利です。
セルフオーダーをはじめるならSquare
Squareの非接触型セルフオーダーシステムは、飲食店スタッフの業務負担軽減に役立ちます。居酒屋やカフェ、フードトラックなどに最適で、お客さまはQRコードを読み取るだけ。メニュー閲覧から注文・決済まで自分のスマートフォンで完結できます。
まとめ
セルフレジのクレジットカード決済では、ICチップの読み込みやタッチ決済など複数の方法があります。お客さまが迷わず操作できるようにするだけでなく、カードが使えない、暗証番号でエラーが出る、カードを取り忘れるといったトラブルを想定して店舗側の対応を決めておくことも大切です。セルフレジを導入・更新するときは、決済方法だけでなく、トラブル時のサポートやPOSレジとの連携も含めて確認しましょう。Squareのように幅広い種類のセルフレジ形態から選べ、サポート体制が充実しているサービスも選択肢になります。
よくある質問

ここでは、セルフレジのクレジットカード決済についてよくある質問に答えます。
セルフレジでクレジットカードが使えないときはどう対応すればよいですか?
まずカードの挿入方向やタッチ位置、画面のエラー表示を確認します。改善しない場合は別のカードや支払い方法を案内し、複数のカードでエラーが続く場合は通信環境や決済端末の状態を確認しましょう。
セルフレジでクレジットカード決済のエラーが出た場合はどうすればよいですか?
エラー内容を確認し、決済が成立しているか取引履歴を確認します。原因が分からない場合は何度も決済を繰り返さず、利用している決済サービスのサポートへ問い合わせましょう。
セルフレジでクレジットカードの分割払いは受け付けられますか?
対応できるかどうかは決済サービスやクレジットカードブランドによって異なります。導入している決済代行サービスに確認しておきましょう。分割払いができる場合は、セルフレジ端末での操作方法も確認しておくとお客さまにスムーズに案内できます。
Squareのブログでは、起業したい、自分のビジネスをさらに発展させたい、と考える人に向けて情報を発信しています。お届けするのは集客に使えるアイデア、資金運用や税金の知識、最新のキャッシュレス事情など。また、Square加盟店の取材記事では、日々経営に向き合う人たちの試行錯誤の様子や、乗り越えてきた壁を垣間見ることができます。Squareブログ編集チームでは、記事を通してビジネスの立ち上げから日々の運営、成長をサポートします。
執筆は2026年8月25日時点の情報を参照しています。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。

