ネットショップにかかる手数料はコスト節約の鍵

多額の予算を割いて、専門家にネットショップ制作を依頼する時代も、いまや昔。最近では初期費用や維持費をかけずネットショップを開設できるサービスも増えており、低コストで気軽にネットショップをはじめられるようになりました。

しかし、ネットショップの売り上げの全額が、収入として手元に入るとは限りません。売上額からは、決済手数料、振込手数料や販売手数料など、さまざまな手数料が差し引かれます。どの手数料も数百円程度かもしれませんが、売上額にもよっては、年間で計算すると百万円以上にもなる可能性があります。売上額から差し引かれるコストをできるだけ少額に抑えられるよう、この記事ではネットショップ作成サービス検討時に、注目したい手数料について説明していきます。

ネットショップの手数料と注意点

決済手数料

手数料、と聞いて真っ先に思い浮かぶのが、決済手数料かもしれません。決済手数料とは、クレジットカード決済、キャリア決済などの決済手段を利用する際、決済代行業者もしくはネットショップ作成サービスに支払う手数料のことを指しています。

決済手数料は、決済方法に関わらず「一律」のサービスと、決済方法ごとに手数料率が異なるサービスの二つに分かれます。

一律の場合……
例:クレジットカード、後払い決済、キャリア決済、全て一律3.6%、など

決済方法ごとに手数料率が異なる場合……
例:クレジットカード決済は3.4%、ネット銀行の場合は取引ごとに78円、など

決済方法によっては、月々に固定費がかかったり、決済額が大きければ大きいほど手数料が増えたりなど、予想以上の費用がかかってしまうことがあります。「あまり多くの費用をかけたくない」という場合、サービスごとの決済手数料率はもちろんのこと、決済方法ごとの手数料率も押さえておきたい点です。以下の表では、代表的なネットショップ作成サービスの決済手数料を比較しています。

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※無料プラン、パーソナルプラン、プロフェッショナルプラン、パフォーマンスプランの場合、Visa、Mastercard、American Express、Diners Club、Discoverの決済手数料は3.60%、JCBの決済手数料は3.95%です。詳しくはこちらからご確認ください。

販売手数料・サービス利用料

モール型ECサイトなどにはつきものの、販売手数料。モールによっては5%を超えるものもあり、あまり安いものではありません。一方、ネットショップ作成サービスでは、販売手数料がタダ、もしくはモール型ECサイトに比べて手数料率が安く設定されていることが多いようです。

ただし、販売手数料は無料でも、注文ごとにサービス利用料が発生することもあります。「できるだけ売上額は手元に残しておきたい!」という場合は、サービス利用料の有無も確認しておきたいところです。以下の表では、ネットショップ作成サービスごとに販売手数料とサービス利用料を比較しています。

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振込手数料

売上額の入金時に発生する振込手数料も、注目したい費用の一つです。振込手数料は、無料、あるいは入金額問わず、一律で発生するサービスが多いようです。

また、一定の金額に満たない状態で入金を希望した場合、事務手数料が発生するサービスもあります。ネットショップで扱う商品の単価が低い場合、ビジネスが軌道に乗るまでは、事務手数料が差し引かれてしまう可能性があることを留意しておきましょう。

以下表では、ネットショップ作成サービスごとの振込手数料と事務手数料を比較しています。

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早期入金にかかる追加費用

ネットショップ作成サービスの多くは月1回ほどの入金サイクルを採用していますが、このスケジュールだと、手元の資金が不足してしまうことも考えられます。

早期入金オプションを備えたネットショップ作成サービスであれば、追加費用を支払うことで、通常の入金サイクルよりも早く売上額を振り込んでもらうことができます。たとえば通常月1回振り込まれる売上額を、翌日に振り込んでもらえる、といったオプションです。

ネットショップ作成サービスを検討する際には、以下を押さえておくと資金繰りにも安心でしょう。

  • 通常の入金サイクル
  • 早期入金オプションの有無
  • 早期入金オプションにかかる費用

たとえばSquareでネットショップを開設すると、売上額は最短翌営業日に振り込まれます。入金日まで日数が空かないため、早期入金のために追加費用を支払う必要はありません。振込手数料は無料。このように、入金サイクルが早いサービスを選んでおくのも、コスト節約になります。ネットショップ作成サービスごとの入金サイクルと、早期オプションにかかる費用を以下の表で見てみましょう。

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手数料でネットショップサービスを比較しよう

売上額から差し引かれる手数料は、実際、どれほどの額になるのでしょうか。年間で発生する手数料を計算した比較グラフ(※)を売上規模別に見てみましょう。

※比較表にある手数料は、早期入金オプションを利用した場合の費用を含みます。

年間の売上が60万円の場合

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上記のグラフでは、年間の売り上げが60万円のショップAを例に、手数料の年間合計額と、手元に残る金額を計算しています。全てのサービスで、無料プランを利用しています。

サービスによっては、売上額の20%近くが手数料として差し引かれています。Squareで差し引かれる手数料は、決済手数料(※)のみです。

※Visa、Mastercard、American Express、Diners Club、Discoverの決済手数料は3.6%、JCBの決済手数料は3.95%です。詳しくはこちらからご確認ください。

年間の売上が300万円の場合

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上記のグラフでは、年間の売り上げが300万円のショップBを例に、手元に残る金額を計算しています。

グラフ内の手数料には、有料プランの月額費用(※)も含まれています。

※グラフでは月額費用を「プラン利用料」と記載しています。

ショップBが利用しているのは以下のプランです。

BASE:無料プラン
STORES:1,980円の有料プラン
Square オンラインビジネス:1,200円の有料プラン(※)

BASEでは無料プランを利用していますが、手数料の合計額は有料プランを利用しているSTORESやSquareと比べて10万円以上、上回っていることがわかります。グラフを見ての通り、月額費用は手数料のほんの一部で、それ以外のコストが手数料の合計額を大きく占めていることがわかります。

※年間契約の場合のプラン価格です。Square オンラインビジネスの料金プランについて詳しくはこちら

年間の売上が1,200万円の場合

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最後に、年間売り上げが1,200万円のショップCの例を見てみましょう。

ショップCが利用しているのは以下のプランです。

BASE:無料プラン
STORES:1,980円の有料プラン
Square オンラインビジネス:6,800円の有料プラン(※)

※Visa、Mastercard、American Express、Diners Club、Discoverの決済手数料率が3.6%から3.3%になる有料プランです。また、プランの価格は年間契約をした場合のものです。Square オンラインビジネスの料金プランについて詳しくはこちら

BASEでは、手数料が年間で100万円以上かかり、売り上げの約10分の1を占めています。Squareでは、月々6,800円する月額費用が手数料に含まれているにも関わらず、月額費用無料のBASEと比べて、年間で60万円近く安く抑えられることがわかります。

「ネットショップを開設したい、でも、あまり予算は割きたくない……」という場合、最初に目がいくのは、月額費用かもしれません。しかし、できる限り手元に売上額を残したい場合は、数万円から数十万円の差が出る「各種手数料」の確認が欠かせないことが、この記事を通してわかりました。機能の多様さ、サイトの作りやすさ、デザインの柔軟性など、ネットショップ作成サービスに求める点はビジネスごとで異なりますが、記事で紹介した費用を踏まえたうえで取捨選択していくことも大切だといえるでしょう。

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執筆は2020年11月20日時点の情報を参照しています。2021年2月15日に記事の一部情報を更新しました。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。Photography provided by, Unsplash