現地決済は古い!? Squareでイベントの事前決済をしよう

▶︎ここではビジネスオーナーのさまざまな悩みをSquareで解決する方法を紹介します。

今回は、モロッコ料理が楽しめる飲食店を経営するB作さん(36歳)から届いたお悩みをもとに、Squareのお役立ち機能を紹介します。

Square 担当者さま

モロッコ料理の魅力を伝える飲食店を経営しているものです。

いろんな人にモロッコ料理の奥深さに触れてもらおうと、
これまでお店やイベントなどで定番メニューから
あまり知られていないメニューまで数多く提供してきました。
そんななか「自宅でもモロッコ料理を作れるようになりたい!」という声を
この頃たくさんいただくようになりました。
要望に応えて「モロッコ料理を自宅で作れるようになろうの会」を開催することにしました。

目下の課題は、参加費用の回収方法です。

当日払いという手もありますが、直前にバタバタとキャンセルが出て
「見込んでた収益が入らない!」ということが起きないように、
事前決済がいいかなと考えています。

参考までにどういう決済システムがあるのかざっと見ましたが、
手数料が結構取られてしまう印象でした。
今後も定期的に続けていくことを考えると、
取り分が多いほうがもちろんこちらとしてはうれしいです。

Squareにもイベントの事前決済を受け付けられるシステムがあると聞きました。
できればあまり時間をかけずにはじめたいので、
簡単なシステムであればぜひ前向きに検討したいと考えています。
詳しく教えてもらえますか。よろしくお願いします。

B作さん、ご相談いただきありがとうございます。

B作さんの悩みをまとめると、

  • イベントの参加費を事前に回収したい
  • 手数料が安いサービスがいいが、なかなか見つからない
  • 簡単にはじめたい

この3点のようですね。

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今回はB作さんのお悩み解消につながる機能として、Square リンク決済(旧Square オンラインチェックアウト)を紹介していきます。イベントの事前決済を受け付けたい人はぜひ参考にしてください!

目次



そもそもSquare リンク決済って何?

Square リンク決済は、誰でも簡単に決済リンクを作成できる機能です。

決済リンクって何?と思うかもしれません。決済リンクは簡単に言うと、オンライン決済画面に飛べるリンクです。

以下が、Instagramのプロフィールに決済リンクを貼り付けた例です。

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イベント参加者が決済リンクをクリックすると、以下のようなオンライン決済画面に遷移します。

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オンライン決済画面に名前・電話番号・クレジットカード情報などを入力すれば、決済完了です。

ECサイト不要でオンライン販売が可能に

Square リンク決済なら会計リンクを作成しSNSやメールで共有するだけ。ECサイトがなくても誰でも簡単ににオンライン販売が可能です。

ここからはB作さんが気になっている点について、答えていきますね。

作成は簡単にできるの?

決済リンクを作るのはもちろんのこと、オンライン決済画面を作るのって専門知識が必要なのでは……と一瞬思ってしまうかもしれません。

Square リンク決済なら、専門知識はなくても問題なし。リンクの種類を選択して(※)、以下の三つさえ入力すればリンクの作成は完了します!

  • イベント名
  • イベントの参加料金
  • イベントの説明

B作さんの場合、決済画面のページにクスクスやタジンの画像を入れたいかもしれません。画像の追加は任意ですが、もちろん入れることもできます。

このように難しい作業は一切なく、隙間時間でパパッと作ることができます。

※今回は「支払いを受け付ける」を選択して、イベントの事前決済用リンクを作りますが、商品を販売するリンクや、寄付を募るリンクの作成も可能です。

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リンクができたら、あとはSNSやメール、DM(ダイレクトメッセージ)などに貼り付けて共有するだけです。たとえばB作さんがInstagramをお持ちなら、興味を持った人にこのようにしてリンクを共有できるでしょう。

  • プロフィールにリンクを追加する(この章にある最初の画像を参照)
  • DMで参加希望の問い合わせを受けたら、リンクを共有して決済を促す(下記参照)

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B作さんは簡単に事前決済を受け付けられる方法を探しているという話でしたが、上記の決済リンクならすぐにでも使っていただけます。

実は決済リンクを作成すると、

  • QRコード
  • 購入ボタン

も自動的に生成されます。

「決済リンクで事が足りそう」という人は、こちらを飛ばして、手数料はどれくらいかかるの?にお進みください。ここからはQRコードと購入ボタンの活用方法をサクッと説明します。

QRコードの活用方法

QRコードを使うと、参加希望者はQRコードを読み取ることでオンライン決済画面にアクセスすることができます。

QRコードのおすすめの活用方法は、イベントのポスターやチラシなどにQRコードを印刷してしまうことです。

これまで、チラシでは下記のように参加を促していませんでしたか。

「参加希望の方は電話でお問い合わせください」「まずはチラシにあるURLにアクセス」

参加に一手間かかると、いくらチラシを見て参加したい気持ちが生まれたとしても、意欲が失せてしまうかもしれません。

スマートフォンで読み取るだけで決済画面に進めるQRコードがあれば、「参加したい」と思った瞬間に、参加費用の支払いまで済ませることができてスムーズです。B作さんがもし「モロッコ料理を自宅で作れるようになろうの会」のチラシを制作して、各テーブルのメニューに宣伝がてら忍ばせるとしたら、QRコードも載せておくといいかもしれません。

QRコードはPNGファイルとしてダウンロードできるので、チラシを制作するデザイナーなどにも簡単に共有することができます。

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購入ボタンの活用方法

購入ボタンとは、ホームページやネットショップ上にある「今すぐ購入する」などの文字が書かれたボタンに扮したリンクです。参加者はボタンをクリックすると、決済画面に飛ぶことができます。

購入ボタンは、ブログや自身のウェブサイトで利用します。「リンクを貼り付けるだけじゃダメなの?」と思うかもしれませんが、購入ボタンのほうがサイト訪問者の視界にもパッと入りやすく、ローマ字が羅列したリンクをそのまま貼り付けるよりも収まりがいいため、クリック率の向上が期待できるかもしれません。

B作さんもブログなどがあれば、「モロッコ料理を作ろう!」というテキストを加えたボタン(※)を投稿に挿入して、イベントを宣伝してみてはどうでしょう。

※テキストの内容は自由に変えることができます。

導入例を見ると、イメージも湧きやすいかもしれません。

長門(ながと)湯本温泉では、600年ほどの歴史を誇る恩湯(おんとう)の再建を記念したイベントで、Square リンク決済の購入ボタンを利用しました。

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購入ボタンの埋め込み方法は、とても簡単です。やることは、決済リンクと同時に作成される埋め込みコードを、ブログやウェブサイトの編集画面に貼り付けるだけ。

長門湯本温泉のイベントの決済まわりを担当した白石慎一さんも、とても簡単にページに挿入することができたそうです。

「(イベントの)チケットを商品として登録すると、決済リンクと(決済ボタンの)埋め込みコードが発行されて、それを自分のホームページに貼り付けるだけじゃないですか。なので、すごく簡単。専門的な知識はまったく必要ないので、ハードルはものすごく低いですよね」 ー長門湯本温泉観光まちづくり計画 白石慎一さま

詳しい方法はこちらでも説明しているので、手順に従って試しに組み込んでみてはいかがでしょうか。

決済リンク、購入ボタン、QRコードそれぞれの使い方をあらためて振り返りましょう。

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手数料はどれくらいかかるの?

B作さんのメッセージには、できたら手数料があまり取られないサービスがいい、とありましたね。たしかに売り上げから手数料が多く引かれてしまうと、惜しい気持ちになるかもしれません。一人当たりの参加費が安く、参加人数の少ない小さなイベントの場合は、なおさらでしょう。

Square リンク決済を使えば、かかるのは決済ごとの手数料のみです。Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discoverの6ブランドのクレジットカードによる決済が可能となります。

合わせて、ほかのイベント管理ツールやオンライン集金ツールにかかるコストも、気になりますよね。以下の表では代表的なサービスと、Squareを利用した際にかかる手数料などを比較しています。

  Square Peatix WorksPay EventRegist
チケット販売手数料 - 4.9%+99円/チケット1枚 - 8%
決済手数料 3.6%/決済ごと - 無料プラン:6.6%
プレミアムプラン:4.6%
-
出金手数料、振込手数料 - 210円(振込手数料) 無料プラン:275円
プレミアムプラン:275円
振込金額3万円以下の場合:160円
振込金額3万円以上の場合:250円
月額利用料金 - - 無料プラン:0円
プレミアムプラン:495円
-
サービス利用料金総額 3.6%/決済ごと チケット販売総額の4.9%+99円×チケット販売枚数+210円 無料プラン:6.6%(決済ごと)+275円
プレミアムプラン:4.6%(決済ごと)+275円
チケット金額の8%+160円(または250円)

また、上記の手数料に加えて追加料金を支払うと、Peatix(ピーティックス)では集客に取り組むことができたり、EventRegist(イベントレジスト)では来場者をトラッキングできたりもします。それなりの予算を割いても問題ない、参加者のチェックインをスマートフォンやタブレットで行いたい、などの場合には、このような追加機能も魅力的かもしれません。

ただ、B作さんのように手数料をできるだけ抑えて、まずは代金を事前に回収できれば言うことなし、というのであれば、Square リンク決済はぴったりでしょう。

もう一つ、いつイベントの参加費が振り込まれるか、は見落としがちな点です。資金繰りを考えれば、できるだけ早めの入金が助かるでしょう。ところがイベント管理ツールなどを利用すると、イベント終了後から数日、あるいは振込申請後から数日経たないと入金がされないのが一般的のようです。Squareであれば、最短で参加者が決済をした日の翌営業日に振り込まれます(※)。参加費の回収をイベント終了後まで待たなくてもいいのは、うれしい点かもしれません。上記で紹介したサービスの入金サイクルも見てみましょう。

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※Squareの振込スケジュールについてはこちら

Square リンク決済のはじめかた

ここでは、Square リンク決済を使い始める上でアカウント登録は必要か、どう使い始めればいいのか、などの疑問に答えていきます。

アカウントを作成して利用開始!

Square リンク決済は、Squareの無料アカウントを作成するだけ(※)で使いはじめることができます。

※クレジットカード決済を受け付けるには、加盟店審査に通過する必要があります。

アカウントが作成できたら、以下の方法で早速決済リンクを作りましょう!

Squareのアカウント管理画面、Square データには決済リンクを通じた支払いがリアルタイムで更新されていくので、どれだけの参加者が支払いを終えているかはログインすればすぐに把握できます。

「支払いがある度に通知がほしい!」という場合は、指定したメールアドレスにお知らせが届くよう設定することもできますよ。

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B作さん、いかがでしたでしょうか。手間もコストも最小限に抑えて、誰でも簡単にイベント代金を事前回収できる機能としてSquare リンク決済を紹介しました。まずはぜひ「モロッコ料理を自宅で作れるようになろうの会」でお試しください!

ECサイト不要でオンライン販売が可能に

Square リンク決済なら会計リンクを作成しSNSやメールで共有するだけ。ECサイトがなくても誰でも簡単ににオンライン販売が可能です。


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執筆は2021年8月17日時点の情報を参照しています。2024年7月31日に記事の一部情報を更新しました。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。