飲食店が​取り組むべき繁忙期対策9選。​業務削減・売上アップの​方法を​紹介

繁忙期とは​普段よりも​予約が​立て​込み、​来店客数が​どっと​増え、​1年のなかでも​特に​忙しい​時期の​ことを​指します。​この​記事では​繁忙期に​向けて、​飲食店が​効率よく​お店を​回すために​できる​ことや、​売上拡大に​向けてできる​ことを​紹介します。

目次


飲食店の​繁忙期は​いつ?

飲食店の​繁忙期は​一般的に​12月、​3月、​4月だと​いわれています。​忘年会、​送迎会、​歓迎会などが​行われる​時期です。​これらの​月以外の​タイミングでも、​立地に​よっては​繁忙期が​訪れる​ことも​あります。

たとえば​店内から​満開の​桜を​眺められる​飲食店では、​花見シーズンに​予約が​どっと​増えるかもしれません。​人気観光スポット周辺に​位置する​飲食店なら、​ゴールデンウィークなどの​大型連休に​観光客で​混み合う​ことも​あるでしょう。

おおまかな​傾向は​ありつつも、​立地などに​よって​繁忙期は​多少異なる​ものだと​覚えて​おきましょう。​飲食店の​繁忙期を​以下に​まと​めて​おきます。

  • 忘年会シーズン​(12月)
  • 送迎会シーズン​(3月)
  • 歓迎会シーズン​(4月)
  • お盆や​ゴールデンウィークなどの​大型連休
  • ボーナスが​出る​時期​(6月下旬〜7月下旬、​12月)
    など

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業務効率化に​取り組む方法5つ

飲食店ドットコムの​調べに​よると、​調査対象の​飲食店の​うち4割は​「人手が​不足している」、​3割は​「何とか​足りている」と​回答しており、​多くの​飲食店が​人手不足に​課題を​感じている​ことがうかが​えます。​解決策と​して、​お客さまが​自身で​お会計を​済ませる​セルフレジや、​配膳ロボットを​導入する​飲食店も​出てきました。​ただ​導入コストが​膨大な​ため、​現実的な​施策ではないと​感じる​飲食店経営者も​多いかもしれません。

低コストで​導入できる​業務削減方法も​意外と​たくさん​あります。​ここでは​無料、​あるいは​低コストな​ものに​絞って​業務量を​減らす方法を​紹介します。​閑散期など、​時間に​余裕の​あるうちから​取り​組んで​みては​いかがでしょうか。

参考:【5類移行後初調査】人手不足で​飲食店の​6割が​運営上に​影響。​コロナ前より​利益が​増えた​店舗は​25%​(2023年6月30日、​株式会社シンクロ・フード)

(1)​QRコード注文を​導入する

最近では​導入する​飲食店も​少し​ずつ​増えてきた​QRコード注文。​お客さまは​テーブルなどに​設置して​ある​QRコードを​読み取り、​表示された​メニューから​注文します。​接客の​場面が​減る​ため、​その分キッチンの​人員を​増やせるかもしれません。

QRコード注文を​導入するには、​手順が​簡単で​コストも​お手頃な​Squareの​セルフオーダー機能が​おすすめです。

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Squareの​管理画面から​注文用の​ページを​作成し、​自動で​発行された​QRコードを​印刷して​テーブルに​掲示します。​QRコードは​テーブルや​席に​応じて​発行できるので​配膳ミスの​心配も​ありません。​お客さまは​注文時に​決済まで​完了できるので、​会計の​時間も​省けます。

セルフオーダー機能のは​じめかたに​ついては​以下の​記事を​参考に​してください。

▶︎ 飲食店で​セルフオーダーシステムを​導入するべき?​メリットや​導入方法を​解説

注文ページに​メニューを​追加する​方法は​簡単。​詳しくは​こちらの​動画で​紹介しています。

(2)​予約システムを​導入する

息を​つく​暇もない​ほど​忙しい​ときに、​電話が​立て​続けに​鳴る……​なんて​ことを​経験した​ことが​あるかもしれません。​電話対応の​回数を​減らす方法と​して​挙げられるのが、​予約システムの​導入です。​お客さまから​希望日を​伺い、​空き状況を​調べ、​連絡先を​聞き取り、​書きと​める……と​いう​予約受付の​作業は、​何かと​時間がとられます。​予約システムを​導入すると、​こうした​作業が​すべて​オンライン上で​行われるので、​負担を​まるっと​削減できます。​さらに​予約ラボの​調査では、​ネット予約を​利用していると​答えた​人が​8割以上も​いたそうで、​一定の​需要が​ある​ことが​伺えます。

参考:【2022年版】予約は​ネットが​主流に​|年代別・サービス別の​予約方法に​関する​調査レポート​(2022年12月22日、​予約ラボ)

オンライン上で​予約を​受け付けるには​必ずしも​専用の​予約サイトを​立ち上げる​必要は​なく、​飲食店ポータルサイトの​予約受付機能を​活用する​こともできます。​自店舗に​合った​方法を​模索してみると​いいでしょう。

(3)​在庫管理システムを​活用する

在庫管理は​繁忙期、​閑散期に​関わらず​徹底して​おきたい​ところです。​人気メニューに​必要な​材料を​確認したらなんと​在庫は​ゼロ……​そんな​事態が​発生すれば、​機会損失が​生じてしまいます。​繁忙期には​通常と​仕入れ量が​異なる​ことも​大いに​考えられる​ため、​過去の​売上データなどを​参考に​しながら適切な​数を​仕入れましょう。

手書きの​在庫管理表や​自前の​エクセルシートなどで​在庫管理を​している​場合は、​在庫管理システムの​活用に​切り替えてみると​業務効率化が​図れます。​特に​オンライン上で​利用できる​クラウド在庫管理システムだと​プログラムを​インストールするなど​複雑な​手順なしではじめられるので、​導入も​手軽です。

在庫数を​こまめに​登録していく​点では​変わり​ありませんが、​過去の​データと​簡単に​比較できる、​在庫数が​少なくなった​ときに​アラート通知が​来るなどの​機能が​あるので、​状況が​把握しやすくなり、​業務量削減に​貢献します。

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(4)​POSレジに​メニューを​登録しておく

POSレジは​ある​ものの、​商品登録は​しておらず​メニューの​金額を​毎回​打ち込んでいる​お店、​そもそも​POSレジを​使用していない​お店も​あるかもしれません。​手間が​かかるうえ、​金額の​打ち間違いは​忙しい​とき​ほど​起こりやすい​ものです。

POSレジを​導入していない​場合は​POSレジを​導入し、​商品情報の​登録を​していない​場合は​商品情報を​登録して​おきましょう。​お会計時には​適切な​メニューを​選択するだけで​価格が​自動で​出てくるので、​打ち間違いも​起こりにくく、​お会計も​スムーズです。

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Squareが​提供している​POSレジは​無料で​使える​うえ、​各メニューの​画像を​登録する​こともできます。​画像が​あれば、​メニューの​選択ミスも​防げるでしょう。​繁忙期に​新しい​従業員が​入った​場合も、​操作が​わかりやすいので​トレーニングに​手間取らないはずです。​さらに​Squareには​売上分析機能も​あるので、​売れ行きの​いい​メニュー、​芳しくない​メニューが​瞬時に​把握できます。

▶︎Square POSレジに​ついて​詳しくは​こちら

(5) キャッシュレス決済に​対応する

キャッシュレス決済を​導入するのも​業務効率化に​つながる​方法の​一つです。​財布から​小銭を​探したり、​お釣りを​数えたりと、​現金の​やりとりは​何かと​時間が​かかります。​株式会社ジェーシービーが​実施した​調査に​よると、​決済ごとに​かかる​平均時間は​以下の​通りでした。

  • 非接触型決済:8秒
  • クレジットカード決済:12秒
  • QRコード決済:17秒
  • 現金決済:28秒

参考:決済速度に​関する​実証実験結果​(2019年8月28日、​株式会社ジェーシービー)

見ての​通り、​現金決済が​最も​長く​かかります。​28秒は​長いように​感じないかもしれませんが、​たとえば​1日に​200人の​お客さまが​来店した​ことを​想定すると、​その差は​歴然です。​現金決済と​非接触決済で​比べてみましょう。

非接触型決済にかかる時間(200人想定):200×8秒=1,600秒(約27分)
現金決済にかかる時間(200人想定):200×28秒=5,600秒(約93分)

93分(現金決済)-27分(非接触型決済)=66分(1時間6分)

▲差は​1時間以上!

このように​総合的に​見ると、​キャッシュレス決済を​受け付ける​ことは​業務削減に​つながると​いえるでしょう。​Squareならさまざまな​キャッシュレス決済方法を​1台で​受け付けられる​端末を​4,980円から​提供しているので、​予算を​抑えて​キャッシュレス決済に​対応したい​飲食店には​ぴったりの​サービスです。

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売上アップに​向けた​対策4つ

続いて、​売上拡大を​狙う​ために​飲食店が​繁忙期に​向けて​準備すべきことも​見ていきましょう。

(1)​必要な​人員を​確保しよう

人手不足の​状態で​繁忙期を​迎えてしまうと、​たとえ満席の​日が​続いたとしても、​料理の​提供まで​かなりの​時間が​かかってしまったり、​従業員一人​ひとりが​疲弊してしまったりと​飲食店・​お客さまの​双方に​とって​望ましくない​状況を​招いてしまいます。

最近では​人手が​足りない​ときにだけシェフを​雇える​「出張シェフサービス」も​登場しています。​こう​いった​心強い​サービスを​活用すると​回転率も​上がり、​客数の​上限も​増やせるかもしれません。​ただし人​件費が​発生する​分、​コストと​売り上げの​バランスを​見る​必要は​あるでしょう。

(2)​限定メニューを​打ち出そう

繁忙期に​向けて​「忘年会スペシャルコース」​「ゴールデンウィーク限定メニュー」など、​限定感の​ある​メニューを​打ち出す​ことも​売上アップの​戦略の​一つです。​通常メニューより​少し​高い​価格設定に​しておく​ことで、​売上アップを​狙います。​目指すは、​期間中に​目標数を​売り切る​ことです。​ポスターなどの​販促物を​活用しメニューを​大々的に​打ち出したり、​接客トークに​織り交ぜたりして​メニューを​宣伝しましょう。

(3)​特典を​用意しよう

繁忙期は​一般的に​外食が​増える​時期ですが、​書き入れ時に​しっかりと​売り上げを​出していくには​数ある​飲食店のなかから​選ばれる​飲食店になる​必要が​あるでしょう。​満席状態を​しっかり​確保するには、​何かしらの​特典を​用意しておくと​いいかもしれません。​たとえば​「忘年会コースを​事前に​予約すると​10%オフ」​「歓送迎会シーズンに​来店すると、​飲み物が​1杯目は​無料※5名以上の​団体に​限る」など、​来店は​もちろん、​再来店を​促せるような​特典も​用意して​おきましょう。​繁忙期シーズンの​1カ月前など​早いうちから​特典に​ついて​周知を​し、​お客さまを​引き寄せ、​売上拡大を​狙いましょう。

(4)​POSレジで​売上分析を​しよう

繁忙期に​限らず、​売り上げを​伸ばすには​データ分析が​欠かせません。​詳細な​データ分析は​以下の​ことに​つながります。

  • 適切な​仕入れ数が​把握できて、​ロスを​減らしコスト削減になる
  • これまでの​傾向を​もとに​売れ行きの​いい​新メニューを​開発できる
  • 割引などの​特典の​効果を​把握し、​次回の​キャンペーンに​生かせる

ただ​繁忙期には​なかなか​売上分析に​時間を​かけられないでしょう。​そこで​エクセルシートに​計算式を​打ち込むと​いった​煩雑な​作業を​しなくても、​知りたい​情報が​瞬時に​把握できるような​POSレジが​あると​助かるはずです。

Square POSレジを​使っている​場合、​以下の​画像に​あるように​曜日別、​時間別の​売上情報を​ひと目で​確認できるようになります。​商品情報を​登録している​場合、​「商品別売上」を​クリックすれば、​商品ごとの​売り上げも​知る​ことができます。​これらの​機能は​無料です。

▶︎Square POSレジを​ダウンロードしてみよう

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Squareで​繁忙期対策を​しよう!

Squareは​慌ただしい​繁忙期を​乗り越えるのに​役立つ、​さまざまな​サービスを​提供しています。​この章では、​繁忙期に​特に​役立つサービスを​あらためて​振り​返っていきます。

QRコード注文を​導入するには……

QRコード注文用の​ページを​作るには、​「Square オンラインビジネス」を​利用しましょう。​注文は​もちろん決済も​同時に​完了できるので、​お客さまは​食べ終わったと​同時に​退店でき、​接客の​場面を​ぐんと​減らせます。

▶︎Square オンラインビジネスで​セルフオーダーと​QRコードを​設定する

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▲Squareで​作成した​注文ページの​イメージ

また、​Square オンラインビジネスの​ほかに、​Squareは​モバイルオーダーアプリ​「funfo」とも​連携しています。​無料で​使えるので、​気軽に​使い心地を​試してみる​ことができます。​導入には​以下の​ページを​ご参考ください。

▶︎連携機能​「funfo」に​ついて​詳しくは​こちら

POSレジを​一新、​導入するなら……

導入も​操作も​簡単な​「Square POSレジアプリ」を​活用しましょう。​タブレットや​スマートフォン上で​使える​POSレジシステムで、​利用料は​無料です。​POSレジアプリに​蓄積された​売上データは​アプリからも​確認できますが、​ブラウザから​Squareの​管理画面に​ログインすると​より​詳しい​情報を​見る​ことができます。​商品情報を​事前に​登録しておけば、​メニューの​売れ行き、​曜日ごとの​売り上げ、​指定期間ごとの​売り上げなどを​簡単に​把握できます。​繁忙期に​絞って​分析する​こともできるでしょう。​一定期間を​過ぎると​データが​消える​こともないので、​前年比での​分析なども​簡単に​できます。

▶︎Square POSレジアプリを​使う

キャッシュレス決済を​導入するなら……

Squareの​決済端末を​導入しましょう。​さまざまな​ニーズに​合わせて​三つの​決済端末を​用意していますが、​コストを​抑えたい​場合には​4,980円で​手に​入る​Square リーダーが​おすすめです。

導入に​かかるのは​端末代金のみ。​決済を​受け付けた​ときにだけ決済手数料が​発生しますが、​月額利用料は​ありません。​売り上げの​入金が​最短翌営業日と​いう​ところは​うれしい​点です。​対応している​キャッシュレス決済方法と​それぞれの​手数料は​以下から​ご確認ください。

▶︎Square リーダーを​購入する

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Squareなら​今すぐ​キャッシュレス決済導入できる

カード決済、​タッチ決済、​電子マネー決済、​QRコード決済が​簡単に​始められます

繁忙期は​書き入れ時であると​同時に、​効率よく​業務を​こなす​ことが​求められる​時期でも​あります。​閑散期など​時間に​少しでも​余裕が​ある​時期から、​早速取り組みは​じめてみては​いかがでしょうか。


Squareの​ブログでは、​起業したい、​自分の​ビジネスを​さらに​発展させたい、と​考える​人に​向けて​情報を​発信しています。​お届けするのは​集客に​使える​アイデア、​資金運用や​税金の​知識、​最新の​キャッシュレス事情など。​また、​Square加盟店の​取材記事では、​日々​経営に​向き合う​人たちの​試行錯誤の​様子や、​乗り越えてきた壁を​垣間見る​ことができます。​Squareブログ編集チームでは、​記事を​通して​ビジネスの​立ち上げから​日々の​運営、​成長を​サポートします。

執筆は​2023年10月9日​時点の​情報を​参照しています。​当ウェブサイトから​リンクした​外部の​ウェブサイトの​内容に​ついては、​Squareは​責任を​負いません。​Photography provided by, Unsplash