安価でお酒と豊富な料理メニューをお客様に提供する居酒屋。居酒屋を経営するオーナーからは、「アルバイトスタッフの入れ替わりが多く、教育に手間がかかる」「メニューが多いため覚えきれずオーダーミスが発生する」といった声がよく聞かれます。
一方、居酒屋を訪れるお客様からは、「大人数の時の会計が面倒、お店によっては割り勘ができない」「会計のスピードが遅かったり、伝票にミスがあったりする」などの意見が上がることもあります。
このような悩みを解決に導いてくれるのがPOSシステムです。今回はPOSシステムの概要から、POSを導入するメリットや居酒屋におすすめのPOSレジを紹介します。
目次
- POSシステムとは
- 居酒屋がPOSレジを取り入れるべき五つの理由
・理由その1 : 教育時間の軽減
・理由その2: 注文ミスの軽減
・理由その4: 顧客満足度向上
・理由その3: 店舗管理の効率化
・理由その5: 今後の店舗運営改善 - 居酒屋のPOSならSquare!
POSシステムとは
POSシステムとは、Point Of Sales(販売時点情報管理)システムの略で商取引を行う場所で利用されるシステムです。
1970年代からアメリカで、レジ担当者の不正やミスを防ぐ目的で導入され、現在では多くの業界で導入されています。よく商品に付けられているバーコードをイメージしてみましょう。たとえば、レジでお会計をする時、店員は販売時に商品に取り付けられたバーコードを読み取ります。その情報は事前に商品情報が登録されたサーバーへと送信されます。情報を受信後、バーコード番号と一致する商品の情報をレジなどの端末に送り返すことで、レジではすぐに価格がわかるという仕組みです。
このような従来のPOSシステムから発展し、近年ではスマートフォンやタブレットをPOS端末として使用するPOSレジアプリも登場しました。また、POSシステムと経理システムなどを連携させ、売上情報や在庫状況なども一元的に管理する機能を持ったシステムもあります。
POSシステムをまだ導入していないようなら、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。また、すでに導入している場合でもそのメリットを最大限に活用しているか振り返ってみることをおすすめします。なぜなら、居酒屋が抱える多くの課題をPOSシステムが解決に導いてくれるためです。今回は大きく分けて五つの理由を紹介します。
居酒屋がPOSを導入すべき五つの理由
理由その1 : 教育時間の軽減
アルバイトスタッフの多い居酒屋は、スタッフの入れ替わりが激しい傾向があります。新人が入る度に教育する手間がかかります。
居酒屋で働くアルバイトスタッフの場合、多様なメニューを覚えるにもひと苦労です。そこで、すでにメニューが登録されているPOSを導入すると、このような手間を軽減することができます。メニューの種類が多く、かつ頻繁に変更がある居酒屋にこそ活用してほしいシステムです。
理由その2: 注文ミスの軽減
注文が手書きだと、書き間違いや読み間違いが注文ミス、注文漏れにつながる可能性があります。ピーク時には気をつけていてもミスを完全に防ぐことが難しいのではないでしょうか。居酒屋でアルバイトをしたことのある人へのアンケートでも、メニューを覚えることが大変だったという理由が上っています。
POSシステムを使えば、オーダーを取る時は登録されたメニューから選ぶだけなので、このようなミスを防止することが可能です。
理由その3: 顧客満足度向上
POSシステムの導入は、顧客満足度アップにも役立ちます。
テーブルオーダー(セルフオーダー)対応
テーブルオーダー(セルフオーダー)とは、ホールスタッフを介さずお客様自身で直接注文ができるシステムです。追加注文が多い居酒屋にとっては便利なシステムではないでしょうか。また、お客様が自身で注文を入力することで「スタッフを呼んでも来てくれない」「大きな声を出さなくてはならない」というようなストレスを和らげることにも役立ちます。
ハンディターミナル対応
ハンディターミナルとは、持ち運びができる大きさのデータ収集端末です。スタッフが携帯して簡単なボタン操作で注文を入力し、厨房に注文内容を送信します。厨房では注文が入り次第、すぐ調理に取りかかれます。
割り勘対応
現金による割り勘はもちろんのこと、現金とカードの組み合わせによる支払いに対応しているサービスもあります。大人数の利用でも、お客様の希望通りお支払いが可能です。このようなシステムを導入することで、大切なお客様をお待たせすることなく、スムーズに対応でき、顧客満足度の向上につなげることができます。
理由その4: 店舗管理の効率化
スタッフの出勤退勤の登録機能が付いているPOSシステムも多くあります。さらには、店舗ごとの売上管理や在庫管理も可能です。来店の状況によって変動する食材や飲み物もPOSシステムの在庫管理機能を使うと、リアルタイムで状況確認ができます。注文を受けたその場で在庫数を照合できれば、注文を受けてよいかどうかの判断もすばやくできます。 POSシステムで店舗管理の効率化を目指してみてはいかがでしょうか。
理由その5: 今後の店舗運営改善
POSシステムでは売上データを利用してさまざまな分析を行うことが可能です。売上分析は店舗運営を行う上で、経営者にとって欠かせない作業ではないでしょうか。データを集計し、メニューごとの売上傾向に、在庫調整や重点商品の販売促進、顧客の囲い込み施策など、POSシステムの情報を生かしてあらゆる角度から現状分析ができます。
すでにシステムを導入しているお店がどのようにデータを活用しているかは、AKHA AMA COFFEE JAPANの導入事例の記事も参考にしてみてください。
POSシステムを導入すると、人為ミスを未然に防ぐだけでなく、ピーク時の迅速な注文伝達・会計処理など顧客満足度向上にも効果的です。しかし、予算や使い勝手の面で導入に躊躇してしまうこともあるかもしれませんか。次章では、無料で導入できる飲食店に特化したPOSレジを紹介します。
居酒屋のPOSならSquare!
居酒屋におすすめなのが、Square レストランPOSレジです。おすすめの理由はなんといっても導入費用がかからない点、そして無料プランなら月額利用料もかからない点です。オーダーエントリーシステム、メニュー管理、テーブル管理など、居酒屋に便利な機能の多くが無料プランで利用できます。「有料の機能にも興味がある」という場合、有料プランにはたっぷり3カ月使えるトライアル期間が設けられているので、その間に使い勝手をじっくり確かめることができます。
導入に必要なのは、Squareの無料アカウントとiPadだけです。iPadにアプリをダウンロードするだけですぐに利用でき、簡単な操作でメニューやホールのテーブルレイアウトなどを登録することができます。お客様が来店したら、管理画面で空いているテーブルを確認して、人数を割り当てます。お客様の注文を受け付ける際に「サラダ」「焼き物」「揚げ物」などジャンルごとに色分けされた中から料理名をタップするだけなので、教育時間の軽減や注文ミスの軽減に役立ちます。
さらに、Square レストランPOSレジでは、Squareが提供するキッチンディスプレイシステムとも連携しています。キッチンディスプレイの画面からは、商品名、数量、トッピングなどが一目で確認できスムーズな調理と料理の提供に役立つでしょう。Square レストランPOSレジの無料プランの場合は月額3,500円、有料プランの場合は追加費用無しでキッチンディスプレイシステムを利用できます。
このように経営者、働くスタッフ、お客様にメリットの多いPOSシステム。ぜひこの機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。
飲食店ならSquareにおまかせ
Square レストランPOSレジなら、店内、オンライン、デリバリーのオーダーを1か所で管理して飲食店の運営をもっと効率化できます。メニューごとの売上レポートやシフトレポートなど、リピート率アップとコスト削減に役立つ機能が使える有料プランも。
Squareのブログでは、起業したい、自分のビジネスをさらに発展させたい、と考える人に向けて情報を発信しています。お届けするのは集客に使えるアイデア、資金運用や税金の知識、最新のキャッシュレス事情など。また、Square加盟店の取材記事では、日々経営に向き合う人たちの試行錯誤の様子や、乗り越えてきた壁を垣間見ることができます。Squareブログ編集チームでは、記事を通してビジネスの立ち上げから日々の運営、成長をサポートします。
執筆は2017年8月22日時点の情報を参照しています。2023年1月31日に一部情報を更新しました。 当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。 Photography provided by, Unsplash, ぱくたそ