セミナー運営にクレジットカード決済を導入しよう!注意すべきポイント4点も解説

対面やオンラインのセミナーを運営する際には、受講料の授受のためにクレジットカード決済を導入すると便利です。セミナーならではの利用シチュエーションを考え、クレジットカード決済のメリットとデメリットを比較してみましょう。セミナー運営へのクレジットカード決済導入までの期間や利用法など、導入の注意点も解説します。

目次


セミナーにクレジットカード決済を導入するメリット

セミナー運営において、受講料の受け取りや売り上げの管理は必ず発生する業務です。クレジットカード決済を導入することで、セミナー運営に以下のようなメリットが生じます。
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セミナー料金の回収を簡素化できる

クレジットカード決済が可能なセミナーであれば、支払いと受け取りがスマートに完結し、お金のやりとりに手をわずらわされることがありません。多人数が受講する場合や会計担当の人員が少ない場合も、クレジットカード決済に対応することでセミナーの会計を大幅に簡素化でき、手間やストレスを減らすことが可能です。会計対応の時間も短縮されることで受講者の待ち時間も減り、セミナーのスマートな運営を印象づけることにもつながります。

加えて、対面の場合は現金の受け渡しより、カードリーダーを介したクレジットカード決済のほうが衛生的かつ短時間で済むことから、感染症対策としてもおすすめです。

煩雑な現金管理が不要になる

対面型のセミナーで現金決済のみに限定してしまうと、釣り銭を用意する手間が発生する他、受け渡し時の金額の間違いといったトラブルが発生する可能性もあります。その点、クレジットカード決済はカードリーダー端末と通信環境さえあれば、金額の間違いが発生して受講者に不快な思いをさせたり、金額の確認作業に手間取ったりすることはありません。セミナー後に受け取った金額を集計する締め作業が不要な点も、クレジットカード決済の優れた機能です。

オンラインセミナー(ウェビナー)や対面型セミナーの事前決済の場合も、口座情報を公開して銀行振込などにするよりクレジットカード決済のほうが簡潔に手続きでき、入金確認もより短時間でできるというメリットがあります。何より、クレジットカード決済導入で会計全般を省力化することにより、セミナー開催そのものに集中的に時間や人員を使うことができる点が大きなポイントです。

高度なセキュリティーで個人情報が守られる

双方の口座を介する銀行振込より、クレジットカード決済ではやり取りする情報量が圧倒的に少なくて済む点も特徴です。クレジットカード決済の場合、専用システムを使って情報が送受信されるため、セミナー運営者は受講者個人のクレジットカード情報に触れることはありません。

高度なセキュリティー対策が施されたクレジットカード決済専用システムを使うことで、受講者の個人情報が守られ、安心してセミナーを運営することができます。対面型セミナーで事前予約と同時に支払いが発生する場合にも、クレジットカード決済の高いセキュリティー性が生かされ、受講者は高額でも情報流出などの不安なくセミナーに申し込みが可能です。

高額なセミナーも開催しやすい

対面型のセミナーの場合、受講者にとって現金を持ち歩いて支払う行為は手間ともいえ、受講料が高額であればなおさらクレジットカード決済が便利です。銀行振込などで一括で高額の支払いをすることへの抵抗感がある場合も、クレジットカード決済であれば分割払いなどの選択肢があるため、受講者にとって親切な決済方法です。クレジットカード会社が付与する利用ポイントが貯まることを理由に、クレジットカード決済を好む人もいます。

オンラインセミナーや事前決済の場合も、銀行振込を面倒に感じる人にとっては手軽なクレジットカード決済が用意されていることでセミナー参加の後押しとなり、集客アップも期待できます。

セミナーにクレジットカード決済を導入するデメリット

クレジットカード決済には、セミナー運営者にとってのデメリットもあります。運営者だけでなく、セミナー受講者の利便性も考えながら検討してみましょう。
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入金されるまでタイムラグがある

クレジットカード決済では、「決済日」と「入金日」は同一ではありません。多くの場合、クレジットカード決済が確定した日の翌月や翌々月に、事業者であるセミナー運営者の口座に入金されます。そのため、支払いを受け付けてから手元に受講料が入るまでにタイムラグがあることを理解した上で、セミナー開催日や受講申し込みの受け付け開始日を決める必要があります。

決済手数料がかかる

クレジットカード決済では、決済ごとの決済手数料をセミナー運営者が負担します。決済手数料は一般的に決済金額の3%から10%で、クレジットカードの種類や決済代行業者、販売品目や業種などによって異なります。

たとえば、受講料3,000円のセミナーなら手数料は90円から300円程度になります。現金管理などの手間がない分と考え、セミナーの料金や開催頻度に合う手数料のサービスを選びましょう。

クレジットカードを利用しない人もいる

日本では現在、20代から60代の人の約86%がクレジットカードを保有しているといわれますが、受講者の中にはクレジットカードをめったに利用しない人や保有していない人もいるでしょう。その場合は、他の決済方法も充実させる必要があります。

参考:JCB、「クレジットカードに関する総合調査」2021年度版の調査結果を発表

QRコード決済を希望する人もいる

決済方法の多様化が進み、クレジットカード決済と並んで、QRコードなどのキャッシュレス決済も幅広い年代の人に使われています。QRコードもクレジットカードと同じく対面・オンラインともに利用可能であることから、セミナーでも利用を希望する人がいるかもしれません。

受講者の利便性を考えてクレジットカード決済を導入するなら、QRコード決済についても同時に導入を検討してみてはいかがでしょうか。選択可能な決済方法を用意することで、ユーザーフレンドリーなセミナーとして付加価値を高めるという方法もあります。

セミナーへのクレジットカード決済導入で注意すべきポイント4点

対面またはオンラインでセミナーを企画し、開催告知や当日に向けてクレジットカード決済の導入を計画している場合、タイミングやコストについて前もって検討しておく必要があります。以下の4点のポイントを確認して、セミナーの開催計画を立てましょう。
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1. クレジットカード決済導入には1カ月前後かかる

クレジットカード決済への対応は、即日可能ではありません。事前に加盟店としての利用申し込みを行い、審査を経て導入に至ります。クレジットカード決済導入は、クレジットカード発行各社に個別に申し込む、または複数のクレジットカードを取りまとめて扱う決済代行サービスを申し込む方法と2種類あります。後者のサービスを利用すると審査や入金を一本化でき、手間が圧倒的に少なくて済むのでおすすめです。

決済代行会社への申し込みの場合、審査期間は数週間ほどかかります。そのため、クレジットカード決済を利用開始したい日から逆算して、余裕を持って申し込む必要があります。

2. 初期費用、月額利用料が発生するケースもある

クレジットカードや決済代行会社によっては、決済ごとの加盟店手数料とは別に、システム導入時の初期費用や月々の利用料がかかるケースもあります。決済代行会社の場合、コストの目安は以下の通りです。

  • 初期費用:0円から10万円程度
  • 月額利用料:0円から8,000円程度
    いずれも代行会社によって異なるため、セミナーの開催規模や利益率に見合う内容の代行サービスを選びましょう。不定期開催や開催頻度があまり高くないセミナーのためのクレジットカード決済導入なら、初期費用や固定費がかからないタイプのサービスが最適です。

3. 入金の締め日やサイクルは決済代行会社ごとに異なる

決済代行会社からセミナー運営者への入金は、会社ごとに決められたサイクルで行われます。
月末で締め、翌月または翌々月の10日、20日、末日などを入金日とする入金サイクルが一般的ですが、決済日から数日という短期間で入金されるサービスもあります。入金サイクルの短い決済代行サービスは、最低入金額の制限を設けている傾向があるため、セミナーの売り上げや資金繰りの状況などに応じてサービスを選ぶと良いでしょう。

参考:クレジットカード決済導入で知っておきたい入金サイクルとは?

4. 入金手数料は決済代行会社・登録銀行口座によっても異なる

決済代行会社は、セミナー運営者が指定した金融機関口座に入金しますが、その際に入金手数料が発生することがあります。入金手数料はもちろんセミナー運営者の負担となり、手数料を差し引いた金額が入金されます。

決済代行会社により入金手数料が無料のケースや、登録銀行口座ごとに入金手数料が異なるケースもあるため、契約前に複数の決済代行サービスを比較することで自分に合うサービスを賢く選択可能です。

セミナーにはSquareのクレジットカード決済

Squareのクレジットカード決済なら、前項で紹介したポイントを気にすることなく導入できます。申し込みはオンラインからでき、カードブランドによっては最短で申し込んだ当日から利用できます。初期費用はなく、一部の有料機能を除いてほとんどの機能が固定費0円で使えます。対面型のセミナーで当日クレジットカード決済を受け付ける場合、カード情報を読み取るカードリーダーが必要ですが、Squareなら4,980円(Square リーダー)で入手が可能。決済した日から最短で翌営業日にはスピーディーに入金され、入金手数料の負担もないのも、事業者にとって嬉しいところです。

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▲Square リーダーで決済を受け付けている様子

Squareのメリットをまとめました。

  • 導入は最短で申込当日から
  • 初期費用・月額費用は無料
  • カードリーダーは4,980円から
  • 入金は最短で翌営業日
  • 入金手数料は無料

キャッシュレス化が進む中、グローバルに開かれたセミナーだけでなく、国内向けのセミナーでもクレジットカード決済への対応はもはや必須といえるでしょう。クレジットカード決済を導入することで、セミナー運営者のみならず受講者にもさまざまなメリットがあります。セミナーの運営方法に合うクレジットカード決済の方法を選び、スムーズな開催を目指しましょう。

Squareなら今すぐキャッシュレス決済導入できる

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執筆は2022年6月27日時点の情報を参照しています。2023年4月20日に記事の一部情報を更新しました。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。