小売店にオススメ、WeeblyでECサイトを始めるメリット

24時間365日、インターネットに接続できる環境であればどこにいてもショッピングを楽しめるECサイト。自社の商品をもっと多くの人に知ってもらいたい、使ってもらいたいと考え、ECサイトの導入を考えている小売店オーナーもいることでしょう。しかし、日々の業務で忙しい中、どうすれば商品の魅力を最大限に伝え、集客そして売り上げにつながるようなECサイトを作れるのか悩んでいる人もいるかもしれません。

予算に余裕があれば専門の業者に依頼することもできますが、最近ではウェブサイト作成の専門知識がなくても、自分で簡単にECサイトを作ることができるツールが登場しています。

今回は、ECサイト作成ツールを使うメリットと、おすすめのECサイト作成ツールWeeblyを紹介します。

目次


ECサイト作成ツールを使うメリット

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ECサイト作成ツールを使うメリットは六つあります。

1, 編集がしやすい
ECサイトの運営では、品目が増えた、価格を変更したなど、ちょっとした情報の更新が必要になることがあります。そのようなとき、自分でいつでも簡単に編集できるECサイト作成ツールを使っていれば、専門の業者に依頼しなくても最新の情報をすぐに反映させることができます。

2, コストを抑えられる
ECサイトの作成を専門業者に依頼すると、数十万円から数百万円かかることがあります。ECサイトには常に最新の商品情報を載せたいと考えた場合、更新のたびに業者に依頼すると、その都度費用が発生します。ECサイト作成ツールを使えば、自分で更新作業ができる上に月々数千円程度でECサイトを維持・運営できます。

3, SEO対策ができる
SEOとは「Search Engine Optimation」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と呼ばれます。SEO対策とは、インターネット上の検索エンジンで自社のサイトを検索結果の上位に表示されるようにし、自社のECサイトへの訪問者を増やすことを目的とした対策です。

たとえば、スマートフォンやタブレットなどでアクセスするユーザーの利便性まで考えてサイトが作られているかどうかも検索結果に影響します。そのため、モバイル端末で問題なく閲覧できるようにすることもSEO対策の一つです。

ECサイト作成ツールの中には、サイトの説明やキーワードを入力していくだけで簡単かつ自動的にSEO対策ができるようあらかじめ設定されているツールがあります。

4, ソーシャルメディアと連携できる
FacebookやTwitter、Instagramといったソーシャルメディアのメリットは、直接コミュニケーションができるという、ユーザーとの距離の近さです。ECサイト作成ツールでは、主要なソーシャルメディアを簡単に連携させることができます。

5, アプリでも使える
アプリがあれば、外出先でも簡単にスマートフォンやタブレットからサイトの更新や管理をしたり、お客様からのコメントをリアルタイムで確認したり、問い合わせに対応したりすることができるため、作業時間を効率化できます。

6, 決済サービスが選べる
ECサイト作成ツールの中には、クレジットカード決済サービスと連携しているものもあります。すでに店舗で使っている決済サービスを選べば、ECサイトと実店舗の売上情報が1カ所にまとまり、経理処理の手間を省くことが可能になります。

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Weeblyをオススメしたい六つのポイント

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前述の六つのポイントを踏まえて、今回おすすめしたいのが、米国サンフランシスコ生まれのWeeblyです。Weeblyは2018年4月にカード決済サービスを提供するSquareが買収しています。

Weeblyは、ドラッグ&ドロップで簡単にECサイト、ウェブサイト、ブログが作れるサービスで、全世界で4,000万人を超えるユーザーが利用しています。Weeblyで作ったECサイトでは、デジタル商品やサービスも販売できます。受注管理機能に加え、メールマガジンの発行や、割引や送料無料などマーケティングに合わせたクーポンを作ることもできます。

それでは、Weeblyについて前述の六つのポイントから見てみましょう。

1, 編集がしやすい
Weeblyの使い方はいたって簡単です。アカウントを作成したら、ウェブサイトのみの作成か、オンラインショッピング機能をつけたECサイトの作成かを選びます。この設定は後から変更可能です。

好きなテンプレートを選び、ドメイン名を入力します。ドメイン名は元から使っていたものを使用することも、新たに購入することも可能です。テンプレートやドメイン名も後から変更できるため、いろいろ試せます。

無料画像や自分のコンピューターからアップロードした写真は、ドラッグ&ドロップで配置していきます。スライドショーの設定や、YouTubeやVimeoなどから動画を埋めこむこともできます。

ECサイトの編集では、扱う商品のジャンルや説明、画像、価格などを入力していけば商品の登録が完了します。送料に影響する重量や、同じ商品の色違いやサイズ違いなどの有無を入力できるのも便利です。

2, コストを抑えられる
Weeblyはオンライン上でサイトを作成するツールなので、パソコンにダウンロードして使うホームページ作成アプリケーションなどのように、バージョンをアップグレードするたびに費用がかかるといったことはありません。

Weeblyの5種類のプランのうち、ECストア向けの料金プランは、月額12ドルのProプラン、25ドルのビジネスプラン、38ドルのPerformanceプランの3種類です。

在庫管理やクーポンコードの発行など、各プランで使える機能が異なります。詳しくはWeeblyのウェブサイトの価格ページをご確認ください。

3, SEO対策
WeeblyならSEO対策も簡単です。実際の作業はウェブサイトの説明とキーワードを入力するのみです。また、スマートフォンやタブレットで見やすいようにレスポンシブデザインにも対応しているので、モバイル用のサイトを別に作成する手間をかけずに済みます。

自社のECサイト内にブログを作成するのも簡単にできます。話題になっているキーワードを取り入れて自社の商品やサービスに関係する内容について投稿すれば、検索エンジン経由で訪問者を増やしていくことができます。

4, ソーシャルメディアと連携できる
Weeblyでは、InstagramやFacebookなどさまざまなソーシャルメディアと連携が可能です。

5, アプリでも使える
Weeblyのアプリを使えばモバイル端末からサイトの作成・編集ができます。

6, 決済サービスを選べる
Square、Stripe、PayPalから選ぶことができます。Squareの場合、一回の取引ごとに決済手数料3.6%がかかります。利用可能なカードブランドはVisa、Mastercard、American Express、Diners Club、Discover、JCBで、最短で決済日の翌営業日に入金されます。

SquareをECサイトと実店舗の両方で利用すれば、在庫管理機能と連携させ、取引情報を一つにまとめて管理することも可能です。

Weeblyには、無料でウェブサイトを作成できるプランもあります。独自のドメインを利用できない、広告が表示されるなど制限がありますが、まずは無料で試し、気に入ったら本格的に導入してみるのも良いかもしれません。

執筆は2019年4月3日時点の情報を参照しています。 2023年4月28日に記事の一部情報を更新しました。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。Photography provided by, Unsplash