これから一緒に働く新しい仲間が職場に来る初日は、先輩スタッフや経営者にとっても大切な日です。
今回は、初日に行うオリエンテーションを中心に、新しいアルバイトスタッフの受け入れについて紹介します。
初日が肝心
出勤初日は、新人、先輩共に期待と不安が入り混じっている状態でしょう。特に新しいアルバイトスタッフは、「業務についていけるか」「職場の人間関係に馴染めるか」などさまざまな不安を抱えていることも多いと考えられます。受け入れる先輩アルバイトスタッフや経営者には、このような不安や緊張を和らげる工夫が必要です。
また、第一印象も重要です。アンケートによると、アルバイトを辞めた理由として「店長や社員の人の雰囲気が悪いから」を多くの人が挙げています。
参考:バイト・パートが辞める理由・続ける理由と、定着のための対策(パーソルキャリア株式会社)
「冷たそう」「あまり歓迎してくれないみたい」など会社や先輩アルバイトスタッフ、経営者に対する第一印象がネガティブなものだと、新しいスタッフはますます不安な気持ちになり、「こんなはずではなかった」と早期退職につながる可能性もあります。
オリエンテーションの意義
オリエンテーション(orientation)には、「方向づけ」という意味があります。職場で実施する場合は、新しく入ったスタッフに対して、早く環境に慣れてもらうために行われる説明会を指します。オリエンテーションを、勤務初日に行う職場も多いでしょう。
新人の人数が少なかったり、時間に余裕がなかったりすると、オリエンテーションを行わずに、すぐに実務に入ってもらう職場もあるかもしれません。オリエンテーションを行う意義として、次のようなことが挙げられます。
理念を共有する
新しく一緒に働くスタッフには、会社の経営理念や方針、目標などを共有する必要があります。実務を行う中では、慌ただしくなかなか伝える機会がないかもしれません。実際に仕事を始める前に、オリエンテーションの時間を確保し、経営者や社員自らが伝え、会社が目指していることを一人ひとりの新人スタッフに浸透させましょう。「あらためて考える、リーダーシップとは何か」の記事もぜひ参考にしてみてください。
定着率を高める
オリエンテーションを通して、会社の理念や業務内容を丁寧に伝えることで、新しいスタッフはチームの一員として温かく受け入れてもらえていると感じるのではないでしょうか。オリエンテーションの時間は、業務に入る前のアイスブレイクの役割を果たし、その後の円滑なコミュニケーションにつながります。
オリエンテーションの内容
会社紹介
経営者や社員自ら、会社紹介をしましょう。理念や目標、組織体制などを説明します。ブランドブックや商品・サービスの説明資料を配ることも効果的でしょう。また、新しいスタッフに対してどんな期待を抱いてるかを伝えることも、モチベーション向上になるかもしれません。
業務内容や条件の確認
業務内容や条件について面接時や契約書で事前に伝えていたとしても、念のため勤務初日にも確認しましょう。不安を抱いたまま業務が始まってしまうと、職場への不信感が高まってしまうなど、最悪の場合早期退職につながる可能性があります。仕事を始める前に、再度双方の認識を確認することが大切です。
今後のスケジュール
新しく入ったスタッフは、今後どのようなことが待っているか不安な人も多いでしょう。少しでも不安を取り除くために、研修やOJTなど今後のスケジュールを伝えます。
職場ツアー
新人の紹介や各チームとの顔合わせ、化粧室や給湯室の場所など、職場内を紹介する職場ツアーをしましょう。細かなことはまだ分からなくても、全体像が分かることで安心感を得られます。
また、バイトリーダーやメンターなど、新しいスタッフにとって悩みを相談しやすい近い立場の人の紹介も忘れないようにしましょう。
事務連絡
就業規則や機密保持誓約書、制服の取り扱いやセキュリティカードの管理方法などの事務連絡をします。また、情報リテラシーの重要性やハラスメントを受けたと感じた際の相談窓口なども併せて伝えましょう。
新しい仲間が加わり、従業員が増えたらきちんと従業員管理を行うことは、経営者の責任です。Squareのスタッフ管理を使えば、勤怠管理だけでなく、従業員ごとの売り上げデータの管理もできるので、適切な評価やフォローアップにつながります。ぜひ導入を検討してみてください。
新しいスタッフの受け入れで大切なこと
新しい仲間を温かい気持ちで受け入れるようという気持ちをスタッフ全員が持つことが大切です。あらかじめ新しいスタッフの名前や初出勤日を職場全体で共有し、積極的に挨拶をしたり、声をかけたりすることで緊張を和らげる工夫をしながら温かく迎え入れましょう。
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執筆は2018年4月17日時点の情報を参照しています。
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