▲写真提供 Rockhills Garden
業種: 飲食業
店舗: 川崎
OUR STORY
強いこだわりはない、人の“縁”でこうなった
築30年の商業ビルの7階と屋上をリノベーションして作った大人の秘密基地、Rockhills Garden(ロックヒルズガーデン)。オーナーの渡邉知さんにどのような場づくりを目指したかを伺いました。
空間デザインを褒めていただくことは多いのですが、特に強いこだわりはありませんでした。「尖らせたい」とは思っていたけれど、「こだわり」とはちょっと違う気がします。人の“縁”で、結果的にこんな空間になりました、という感じです。
例えば、Rockhills Gardenの和室。「ヴォロノイ畳」というユニークな畳に、エキセントリックな襖絵が組み合わさって不思議な空間になっていますが、この空間も人の縁です。目の前に、これから自由にデザインできる和室がある。その和室に、たまたまその時繋がっていた人の縁を投げ込んだら、こんな空間ができちゃいました、という。
ビルの屋上に設置したテントもそうです。最初からイメージしていたわけではありません。これは、弊社の事業パートナーのVILLAGE INC.さんが、たまたまキャンバスキャンプ(コットンテント・メーカー)の日本での独占販売権を持っていて、彼らとの酒呑み話で、「自由にできる屋上があるんですよ」と話したら、「じゃあ、ビルの屋上にテント張ってアーバン・キャンプって面白いじゃん」と。
僕の場合、これまでのキャリアでも人の縁で仕事をしてきたようなものなので、その延長でやっていたら(ある意味自然と)こんな「場」になりました。要は、「人の繋がりでできた空間」ですね。
最初から屋上テントやアーティストの和室(畳)がある空間…という具体的なイメージを描ける才能があったなら、きっと今頃、違う商売をやっていると思います(笑)。自分の存在ってなんだろうな、強みって何だろうなって考えたとき、僕の場合は「繋がりを産み出す」力だ、と思ったんです。
Rockhills Gardenの渡邉知さんと、築22年の事務所ビルを滞在型複合ホテルにコンバージョンON THE MARKS(オンザマークス)支配人吉岡明治さんの二人が語る「場づくり」について、詳しくは:【商いのコト】二人の職人が語る「場づくり」(1) こだわり
サービスレベルの向上にモバイル決済
Rockhills Gardenではオープン当初にSquareのクレジットカードを導入し、今はPOSレジも合わせて利用しています。具体的にどのように活用しているのかを伺いました。
ー具体的にどのようにご利用ですか?
BBQや研修、パーティーなど、大人数でいらっしゃることが多いので、タブレットをお客様のところまでお持ちしてお会計をしています。レジに足を運んでもらう必要がないので、友人や家族との時間を楽しまれているお客様へのサービスレベルが上がったと思っています。
ーPOSレジの導入で経営がラクになりましたか?
Squareデータから自動的に売り上げに関する情報が配信されるので、現場にいなくても瞬時に売上状況が把握できています。その分、安心して現場のスタッフにオペレーションを任せることができます。また、POSレジに事前にメニューを登録しているので、各メニューの売上情報が可視化され、メニュー変更や注力するメニューについて考える時にとても便利です。
ー今後実現したいことはありますか?
POSレジを使いはじめて一年が経過するので、今後は昨年の売上傾向をもとにスタッフのシフトなどリソース配置についても考えて行きたいと思っています。あと、高額な予約については、請求書機能を使って、事前決済も導入したいです。手ぶらでBBQ!を実現するためにも、クラウド請求書やカード決済をどんどん進めていきたいですね。
レジに足を運んでもらう必要がないので、友人や家族との時間を楽しまれているお客様へのサービスレベルが上がったと思っています。ーRockhills Garden(ロックヒルズガーデン)
モバイル決済が実現したこと
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サービスレベル向上:“大人の秘密基地”という非日常感を楽しんでいらっしゃるお客様に対して、レジなどに移動せずにお手元で会計ができるモバイル決済にしたことで、サービスレベルの向上が図れました。
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経営判断に役立つデータ:POSレジのデータはリアルタイムでスマートフォンから確認できます。売上情報が現場にいなくても把握できる上、直感的に売れ行きを把握できるデータが経営判断に役立っています。