集客力アップ!薬局でクレジットカード決済を導入するには

保険薬局に関する調査によると、保険薬局の店舗数は毎年増加し続け、2014年時点ではコンビニエンスストアやスーパーマーケット、小学校よりも数が多いことが分かっています。店舗数が増えている分、集客に悩んでいる経営者も多いかもしれません。ポイントカード制度を取り入れたり、ソーシャルメディアで情報発信をしたりさまざまな集客の方法がありますが、お客様にアピールするポイントのひとつに、クレジットカード決済が挙げられます。

参考:保険薬局の現状分析(内閣府)

お客様にはクレジットカードを利用すればポイントが貯まるといったメリットがある一方、薬局側は顧客層が広がることが期待できます。すでに大手のドラッグストアチェーン店では、クレジットカード決済を導入しているお店も多いようです。

今回は、薬局でクレジットカード決済を導入する際のメリットや懸念点を紹介します。

日本でのカード決済普及状況

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医療機関でもカード払い可能に

訪日外国人観光客数の増加や、政府を含めたキャッシュレス推進の動きなどにより、さまざまな業界でクレジットカード決済導入の動きがみられます。

たとえば、スーパーマーケットの中には、無人のレジを設置して人件費の削減を図っているところもあります。この無人レジでもクレジットカードなどの現金以外の支払方法が可能です。こうした時代の変化に合わせて、これまでクレジットカード払いができなかった分野でも導入が始まっています。その一つが医療機関や薬局などの医療分野です。

東京都では「都立病院改革」の一環として、都立病院でクレジットカードが使えるようになりました。他の公立病院でもクレジットカードの導入が進んでいます。

参考:カードによる医療費の支払方式の拡大(総務省)

「病院でもカード決済!導入をおすすめする理由」の記事もぜひ参考にしてみてください。

手数料は店側が負担する

クレジットカード払いの場合、店舗側(加盟店)は決済手数料を負担する必要があります。決済手数料を商品やサービスの値段に上乗せしてお客様に負担をさせるのは、加盟店規約違反になり、判明した場合にはカード会社から是正指導が入ることがあります。

参考:クレジットは5000円以下お断りの店に「規約違反」を指摘したら認められた…利用制限はルール違反?(オトナンサー)

このような加盟店としてのルールを理解している一方で、決済手数料がネックになってカード決済を導入していない経営者も多いのではないでしょうか。モバイル決済を導入することで、従来の手数料よりもコストを抑えられる可能性があります。「経営者なら知っておきたい!クレジットカード決済手数料について」の記事もぜひ参考にしてみてください。

カード決済導入のメリット

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選ばれる薬局になるために

年々薬局が増加する中、処方する薬で競合店との差別化を図ることは難しいでしょう。しかしながら、その他のサービスを充実させることが集客につながることもあります。クレジットカード決済の導入によって、お客様は支払いの選択肢が増えるので、顧客満足度の向上が期待できるのではないでしょうか。

クレジットカード決済導入のメリット

クレジットカード決済導入のメリットはさまざまですが、薬局なら病院で処方箋をもらったお客様が手持ちの現金が足りないときに、現金を引き出しに行かなくて済むことが一番のメリットといえるかもしれません。体調が優れない中、ATMや銀行に行く負担が減るだけでお客様の満足度が上がるのではないでしょうか。他のメリットとしては、次のようなものがあります。

・支払方法が増えることで客層の幅が広がる
・現金の扱いが減る
・釣り銭のやり取りが少なくなり、会計に費やす時間が減る
・閉店後、レジに残っている現金を確認する作業の手間が減る
・カード払いのお客様は購入額が高くなる傾向があり、客単価アップが期待できる

参考:クレジット取引における利用者のアンケート調査結果(社団法人日本クレジット協会)

訪日外国人観光客の集客

ドラッグストアで市販薬や日用品を大量に購入する訪日外国人観光客を目にしたことがあるかもしれません。日本よりもクレジットカード決済が普及している国から来た人にとっては、カードの利用可否はお店を選ぶ大きなポイントになると考えられます。

待ち時間の短縮

薬を待つ人にとってのストレスのひとつに、待ち時間の長さが挙げられます。また、二次感染を心配してなるべく早く帰りたい人もいるでしょう。クレジットカード決済を導入し、小銭のやりとりをなくすことでスムーズなやりとりを期待できます。

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カード決済導入の懸念点

クレジットカード決済導入についての懸念点としては、次のようなことが考えられます。

・導入時のコストがかかる
・決済から入金までのタイムラグ
・決済手数料で利益が減り、資金繰りが困難になる可能性
・機械操作が難しい
・個人情報の流出やカードの不正利用などが発生するリスク

クレジットカード決済には、契約をするカード会社や決済代行会社にもよりますが、導入時のコストのほかに月々の利用料金がかかる場合があり、さらに毎回の支払ごとに手数料が差し引かれます。また、決済と同時に入金があるわけではないため、キャッシュフローに影響が出る可能性もあります。

たとえばSquareなら導入にかかる費用は、決済端末(Square リーダーSquare ターミナル)の購入費のみ。クレジットカード決済やQRコード決済、電子マネー決済を受けつけた際には決済手数料がかかりますが、月々の固定費用はなく、決済がないときには費用はかかりません。また、キャッシュレス決済の売り上げは最短で翌営業日には登録した金融機関に振り込まれます。

Square リーダーなら、ICカードリーダーと普段使っているスマートフォンやタブレット端末で簡単にクレジットカード決済を受けつけることができます。「タブレットなどのモバイル端末がない」「レシートプリンターも用意したい」などの場合には、POSレジとレシートプリンターが一台に凝縮されたオールインワン決済端末(Square ターミナル)がおすすめです。決済まわりが一台で完結します。

Square リーダーまたはSquare ターミナルを薬局で導入する方法やそのメリットについて詳しくは、こちらからご確認ください。

コストをかけずに、ICカードリーダーと普段使っているスマートフォンやタブレット端末で簡単にクレジットカード決済を受けつけることができるので、ぜひ導入を検討してみてください。

執筆は2018年4月9日時点の情報を参照しています。2022年9月15日に記事の一部情報を更新しました。現時点では、タクシー・ハイヤー等での電子マネー決済のご利用はできません。ご了承ください。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。 Photography provided by, Unsplash