▶︎ここでは店舗オーナーの悩みをSquareで解決する方法を紹介します。
今回は、雑貨店を経営するA子さん(31歳)から届いたお悩みをもとに、Squareのお役立ち機能を紹介します。
Square 担当者さま
世界各国の雑貨を販売する店舗を経営している者です。
今のところは1店舗だけですが、
ヨーロッパの雑貨に特化した店舗も開きたいと
考えているところです。
ただ、今のPOSレジは少しわかりにくく、
使いこなせていない部分があります。
特に、店舗を増やしていく上で売上分析を
もっと簡単にできるPOSレジに変えたいと思っています。
Squareだと、どのような機能が使えますか。
具体的な活用方法も教えてもらえると、
とてもうれしいです。
A子さん、ご相談いただきありがとうございます。
A子さんの悩みを噛み砕くと、
(1) 複数店舗の売上管理を行いたい
(2) 今利用している複雑なシステムから、簡単なシステムに切り替えたい
(3) 売上分析を経営に生かしたい
この三点が悩みのタネのようですね。
今回はA子さんのお悩み解消につながる機能として、Squareの売上レポート機能を紹介していきます。
業種問わず、複数店舗を開きたい、売上管理をなるべく簡単に行いたい事業者もぜひ参考にしてみてください!
目次
Squareの売上レポートって、どうやって使うの?
まずはSquare POSレジアプリをダウンロード
Squareでは、Square POSレジアプリ、あるいは小売店に特化したSquare リテールPOSレジアプリをご利用いただくと、売上レポート機能が使えるようになります。
※ Square POSレジアプリとSquare リテールPOSレジアプリの違いについては、こちらからご確認ください。
今回は主にSquare POSレジアプリの利用について触れていきますね。まずはSquare POSレジアプリをお手持ちのタブレット、またはスマートフォンにダウンロードしましょう。ダウンロード・利用に費用はかからないので、ご安心ください。
利用をはじめるには無料アカウントも必要になるので、こちらもあわせて作成ください。アカウントの作成は数分で終わり、アカウントができれば、すぐに利用を開始できます。
パソコンからアカウントにログインしよう
商品情報を登録をし、Square POSレジアプリでお会計を受け付け始めると、売上情報がリアルタイムでどんどん蓄積されていきます。蓄積された売上情報をもとに、Squareが自動で売上レポートを作成していくので、A子さんにはアカウントにログインしてもらうだけで、日別・商品別・時間帯別の売り上げなどを一瞬にして確認できるようになります。
「今日の売り上げはいくらだろう」「昨日一番売れた商品はなんだったのだろう」などはアプリからも確認できるので、スマートフォンさえあればいつでもどこからでも把握できちゃいますが、「去年の今頃はどれくらい売り上げを出していただろう」「何時が一番混むのだろう」などの細かな点については、パソコンからSquare データにログインして、確認しましょう。
この記事では、Square データにログインして確認できる内容を主にカバーしていきますね。具体的には以下を把握できるようになります(星がついているものは、アプリからも見れます)。
- 期間別売上★
- 日別売上
- 週間売上
- 年間売上
- 時間帯別売上
- 支払方法別売上★
- 曜日別売上
- 商品別売上★
- カテゴリ別売上★
- 店舗別売上
- 従業員別売上
- 端末別売上
上記の機能は全て無料で利用することができます。
具体的にはどういう活用方法があるの?
ここまでは売上レポートの使い方、Square データで確認できる内容を説明してきました。
ただ、A子さんからは具体的な活用方法も教えてほしいという声をいただいていましたね。この点については、すでにSquareの売上レポートを活用している事業主のみなさまの声が参考になるかもしれません。ここでは実際にSquareの加盟店様の売上レポート活用方法を紹介します。
複数店舗の管理が行える
A子さんのお便りからは、二店舗目も持ちたいという話が出てきました。Squareなら、先ほど作成した無料アカウントに最大300店舗を紐づけることができます。店舗を増やすたびに費用が追加でかかることもなく、店舗ごとにアカウントを分けて管理する手間もありません。
アカウントにログインするだけで、全店舗の売上情報が把握できるようになります。もちろん店舗ごとの売上情報も確認できます。
A子さんとは少し業態が違いますが、フレーバーナッツとグラノーラの専門店、「NOOKS FOODS」では3店舗でSquareをご利用いただいています。マネージャーの福田真也さんは基本的に一店舗にいることが多いため、他店舗の売上情報はスマートフォンやパソコンから見ることも多いそうです。
「うちみたいに店舗が多いところだと、どの店舗の売上情報も一瞬で把握できるのは助かります」ーNOOKS FOODS マネージャー 福田真也さま
仕入れのスケジュールが立てやすくなる
あまり売れ行きのよくない商品を必要以上に仕入れてしまわないためにも、評判のいい商品の在庫を切らさないためにも、常に把握しておきたいのは商品ごとの売り上げです。Squareなら「過去一カ月」「先週」など気になる期間の商品ごとの売り上げをすぐに確認することができます。
さまざまな作家の器を取り扱う、器と洋服のセレクトショップ「岡の」では、まさに商品別売上を仕入れに役立てているそうです。
「アイテムごとの売上分析はすごく参考になっています。たとえばこの商品が今月動いてないってなると、そろそろ新しいのものをオーダーしてみようか、などもわかりますし。スケジュール感が見えてきますね」ー岡の オーナー 片岡亜紀子さま
売り上げを逐一追うよりも、在庫が一定の数を下回った際に通知で知らせてほしい、という事業主もいるかもしれません。もしA子さんがそのような機能を希望する場合は、在庫少アラートを設定しておく、という手もあります。通知はSquareの管理画面にも出てきますが、登録しているメールアドレスにも送られてきますよ。
売上目標が立てやすくなる
日本全国からとっておきの雑貨・食品を販売する「神楽坂プリュス」では、季節商品を今年も扱うかの判断を、去年の売れ行きをもとに下すそうです。売上目標を立てる上でも、参考にしたい昨年の売り上げ。Squareでは、指定した期間の商品別売上をすぐに絞り出すことができます。売上情報は、Squareで決済を受け付け始めた日まで遡って確認することができますよ。
「売上データを見れば、去年がどうだったかがすぐにわかるでしょ(※)。そうすれば『今年どうする』の判断材料がすぐにとれるので、すごく便利です」ー神楽坂プリュス 安美和さま
商品の並べ方に生かせる
古書店の「書肆スーベニア」では、新書と古書の両方を取り扱っています。週に2、3回新旧交えた本が入荷されるなか、オーナーの酒井隆さんはどの本を出して、どの本を一回下げようかという作業を毎日のように行うといいます。店頭に出す新書と古本の割合は、売上レポートの商品別売上を見ながら決めているそうです。
A子さんのお店では世界の雑貨を販売しているとのことでしたが、売上レポートから「どの国の雑貨が今、人気なのか」「需要が高いのはどういった種類の雑貨か」など、細かな売れ筋・死に筋などが把握できるようになると、売れ行きを考慮した上で商品の並べ方を決められるようにもなります。また、死に筋商品を知ることは、店舗の課題を知ることでもあります。商品ごとの売上情報は、このように課題を発掘する上でも役立たせることができるでしょう。
人件費削減に取り組める
A子さんは今、お店を一人でまわしているのでしょうか。今は一人だとしても、二店舗目を始めるとなれば、おそらく新たな従業員を雇うこととなるでしょう。店舗には何時に何名の従業員がいたほうがいいのか。このような疑問は、店舗の混み時が把握できると判断しやすくなります。客足が少ない時間は少ない人数でまわすようシフトを組めば、人件費の削減にもつながります。
店舗の混み時は、Squareが自動で作成する時間帯別売上のグラフからすぐに把握できます。タイ生まれのカフェ、AKHA AMA COFFEE JAPANでも、売上情報を見て人員配置を決めたそうです。
「朝はのんびり一人でやってもらってるんですけど、だいたい昼を超えたら二人立ってもらうようにしてます。それこそ売り上げを見て、いたほうがいいよねってなりました。データがリアルタイムですぐに見れるので、何でもデータと相談しています」ーAKHA AMA COFFEE JAPAN オーナー 市川純平さま
もちろん、混む時間は曜日ごとで異なるかもしれません。特に忙しい曜日はSquareが自動で作成する「曜日別売上」のグラフからもパッと確認できます。人員配置に限らず、NOOKS FOODSでは、店舗の混み具合を把握することで営業時間の変更にも踏み込めたそうです。
「もともと代々木上原店は11時から20時で営業していました。ただ夜の時間帯の需要が少ないことと、従業員の負担を軽減するためにも、現在は1時間短くして11時から19時で営業しています。これはSquareのデータをもとに判断しました」ー NOOKS FOODS マネージャー 福田真也さん
A子さん、いかがでしたでしょうか。SquareならPOSレジで受け付けた決済をもとに、自動で売上情報が集計されることがわかったかと思います。日々の売り上げはグラフで見れたり、期間を指定して検索をかけられたり、と気になる情報をすぐに引っ張り出すことができます。従来のようにエクセルに売上額を一から入力したり、自らグラフを作ったりする手間と時間が省ける分、売上管理がぐんと楽になるかもしれません。
また、売上レポート機能を活用すると、より的確な判断をもとに無駄なコストを削減したり、売上拡大を狙ったりすることができます。ところが導入コストや月額費用がかかれば、導入したい気持ちにも少しブレーキがかかるかもしれません。売上レポート機能を含んだPOSシステムは月額利用料金がかかるものも多くありますが、Squareなら導入も利用も無料です。まずはその使い心地を肌で実感ください!
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執筆は2021年7月20日時点の情報を参照しています。
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