4月の入学・入社シーズンが落ち着き、夏に向けて気温も上がり始める5月は、ゴールデンウィークや運動会など、家族で出かけるイベントが多い時期です。
今回は、季節に合わせた集客のアイデアを〜新生活が始まる4月編〜に続き、飲食店を中心に5月の集客アイデアを紹介します。
メーデー(5月1日)
メーデー(May Day)とは、毎年5月1日に世界的に開催される労働者の祭典です。発祥は米国で、1886年5月1日に労働者たちが「8時間労働制」を求めてストライキをしたことが始まりとされています。日本では、1920年に東京で開かれた集会が最初だそうです。
飲食店での集客としては、日頃仕事で頑張っている人たちに向けた特別サービスを提供してみてはいかがでしょうか。仕事終わりのお客様に疲れを癒してもらえるように「メーデー割引」としてお得な割引サービスを充実させるのもいいでしょう。当日の割引もいいかもしれませんが、次回来店時のドリンク1杯が無料になるクーポンを発行するのも喜ばれるかもしれません。
ゴールデンウィーク
例年、4月下旬から5月上旬にかけてゴールデンウィークがやってきます。2018年は長いところでは4月28日(土)から5月6日(日)までの大型連休になるようです。多くの人にとって、1年を通じて数少ない大型連休ですが、この中には国民の祝日として5月3日の「憲法記念日」、5月4日の「みどりの日」、5月5日の「こどもの日」が含まれています。
「憲法記念日」は、1947年5月3日に現行の日本国憲法が施行された日、「みどりの日」は「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」意図で制定されました。5月5日の「こどもの日」については、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日とされています。
ゴールデンウィークに向けたキャンペーンと、「こどもの日」を意識した集客アイデアを紹介します。
まず、ゴールデンウィークは、地方の飲食店にとっては帰省客の増加に合わせた売り上げアップのチャンスです。ファミリー層向けの割引やサービスを提供してみるのも効果が期待できます。期間中にファミリーで来店されたお客様に対して、1品サービスや5%割引などお得だと感じられるサービスはインパクトを与えられるのではないでしょうか。「ファミリー層にアプローチ!居酒屋集客のヒント」の記事もぜひ参考にしてみてください。
また、ゴールデンウィークは、スポーツやバーベキューなどアウトドアでのイベントを楽しむ人も増えるでしょう。イベントの後の打ち上げは売り上げを伸ばす絶好のチャンスです。普段、飲み放題プランがあるお店であれば、90分の飲み放題にプラス30分延長サービスを付けるなどお得感をアップするとより選ばれやすいお店になるのではないでしょうか。
さらに、事前予約サービスもおすすめです。1週間前までに10名以上の予約を確定したら幹事1人分無料サービスや割引サービスを導入するのも方法のひとつです。
次に、5月5日「こどもの日」向けのアプローチを紹介します。端午の節句にあたるため、小さな子どものいる家庭では子どもの成長を願ってちまきや柏餅を食べることが多いのではないでしょうか。飲食店でもメニューのひとつにちまきや柏餅などこどもの日を連想させるものを提供してみてはいかがでしょう。また、会計時のお菓子やおもちゃのプレゼントも小さな子どものこころをつかめます。
母の日(5月の第2日曜日)
母親に対して感謝の気持ちを伝え、お祝いをする母の日も、集客力アップの機会です。母の日が近づくとカーネーションのプレゼントやさまざまなキャンペーンが行われます。
飲食店なら、ファミリー層向けのセットメニューを取り入れましょう。ご年配のお客様をターゲットにするならば、食べやすい和食ベースのメニューなどがおすすめです。また、食後のデザートにも一工夫をしましょう。お母様と一緒に来店された家族連れには食後のデザートとして和菓子やプチケーキなどをサービスしてみてはいかがでしょうか。事前に予約をいただいたグループには「おかあさんいつもありがとう」のプレートが付いたケーキを用意してみるのもいいかもしれません。
オリジナルデザインのギフトカードを導入
自店限定カードを作る運動会
調査によると、運動会の開催時期は「9月」に続き、「5月」にもよく開催されているようです。
参考:待ちに待った運動会。当日のお弁当はどうしてる?(ベネッセ 教育情報サイト)
運動会が終わったあとはクタクタになって疲れているため食事を作る余裕がなくなる家庭も多いと考えられます。ビール一杯無料サービスなど運動会で頑張ったお父さんやお母さんをねぎらうサービスを取り入れてみましょう。また、5月も下旬になると気温も上がり冷たいメニューが恋しくなる人も多いでしょう。お通しに冷奴などの冷たいメニューを用意しておくことも、おもてなしにつながるのではないでしょうか。
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執筆は2018年4月6日時点の情報を参照しています。
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