季節に合わせた集客のアイデアを~新生活が始まる4月編~

新年度のスタートである4月は、入学や入社など新生活が始まる時期です。歓迎会など「出会い」をテーマにしたイベントが増え、気候も暖かくなるのでお花見のようなアウトドアイベントにも最適な季節です。

今回は、季節に合わせた集客のアイデアを〜春が訪れる3月編〜に続き、4月の集客に役立つアイデアを紹介します。

エイプリルフール

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エイプリルフール(April Fool’s Day)とは、4月1日の午前中は軽い嘘やいたずらで人をだましても許されるという風習です。エイプリルフールの由来には諸説ありますが、西洋から、大正時代に日本に伝わったとされています。

参考:エイプリルフール(語源由来辞典)

近年ではさまざまな企業がエイプリルフールをプロモーションに活用しているようです。たくさんの人の興味関心を集めるために、この日のために特別なウェブサイトを立ち上げたり、企業同士でコラボレーションしたりするなど、消費者が楽しめるような「おもしろい嘘」を仕込んでいます。

Twitterでつぶやくだけのものから特別サイトを立ち上げるものまで規模はさまざまですが、多くの人におもしろいと思ってもらえれば、話題となり情報が拡散し、プロモーション効果を生み出すこともあります。

「嘘」を考えるときには、その嘘によって消費者が不快に感じたり、誤解を招いたりしないようなものを考えましょう。

入園・入学・入社シーズン

日本では4月は新年度のスタートであり、まさに「出会い」の季節です。そこで「お友だちキャンペーン」「新生活応援キャンペーン」など、これから新しい生活を始める人向けのサービスを企画してみてはいかがでしょうか。

たとえば、

新生活応援キャンペーン
・コワーキングスペースで新規登録者を対象に3カ月間月額10%オフ
・飲食店で新入社員(または新入生)にはドリンク1杯サービス
・布団や枕、シーツをセットにしたお得なセットの提供
友だちキャンペーン
・お店のソーシャルメディア(Facebook、Twitter、LINE@など)をフォローしてくれたら10%オフ
・友だちを連れて来たら10%オフ

などが考えられます。

他にも「フレッシャーズ」「新入生」「歓迎会」「進級」「進学」など、この時期はキャンペーンに使えるキーワードが盛りだくさんです。

ソーシャルメディアにお店の写真やキャンペーンの料金情報を投稿しておくと、初めてお店を訪れる人の不安な気持ちを解消できるかもしれません。

お花見

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「春といえば、お花見!」と答える人も多いのではないでしょうか。2017年に実施されたお花見に関する調査では、約74%の人が「1回以上お花見に行きたい」と答えています。

参考:お花見調査2017(株式会社ウェザーニュース)

お花見の起源をたどってみると、すでに平安時代には、貴族たちが春を代表する花として桜を愛で、歌を詠んだり宴を開いたりして楽しんでいたそうです。また、農民の間でも、豊作祈願の行事として花見が行なわれていました。江戸時代になると、春の行楽として桜を見ながら酒を飲みかわす花見が庶民の間に広がりました。

参考:季節の行事 花見の歴史(暮らし歳時記)

桜が咲く季節には、自治体や企業による「桜まつり」が各地で開催されます。桜まつりの開催に合わせて、飲食店なら行楽で食べやすいお弁当や惣菜を、小売店ならお花見関連グッズをアピールしてみてはいかがでしょうか。

また、桜の花びらのかたちをデザートに取り入れたり、パッケージに桜のイラストを入れたりなどして、春らしい明るくうららかな雰囲気を演出する方法もあります。

人出が多い時期には臨時の店頭販売も検討してもよいでしょう。店頭販売の難点の一つはレジ設置です。Squareならアカウントを作成後、普段使っているスマートフォンやタブレットに無料のアプリをインストールし、専用のIC カードリーダー(Square Reader)と接続するだけで、クレジットカード決済を受け付けられます。Square Readerは7,980円で導入できるため、初期費用が抑えられます。審査に通過すれば最短即日から利用開始でき、決済手数料を引かれた金額が最短で翌営業日に振り込まれます。ぜひ導入を検討してみてください。

ゴールデンウィーク

昭和の日は国民の祝日のひとつです。昭和天皇の誕生日で、死去に伴いみどりの日になりましたが、2007年の法改正によってみどりの日は5月4日に変更、4月29日が「昭和の日」になりました。

昭和の日から大型連休に入る人も多いでしょう。ゴールデンウィークは、旅行や帰省で多くの人が動く時期です。同時に、飲食店や小売店、旅行関連のビジネスにとっては書き入れどきでもあります。

連休中に人が集まる場所:遠方から来た人が喜ぶイベント
メニューや商品のラインアップに、その土地の特産物を使ったものを取り入れてみてはいかがでしょうか。また、近隣の見どころマップなどを作成してお客様が手に取れるようにしておくと喜ばれるでしょう。

連休中に人が通過する場所:移動中の人が喜ぶイベント
長距離の運転や電車移動で疲れた人がちょっと休憩したくなるようなサービスや、リラックスできるようなイベントを考えてみましょう。たとえば、飲食店では化粧室を開放したり、疲れが取れるハーブティーをサービスしたりすることなどが挙げられます。マッサージ店であれば移動中の人に向けたクイックプランの割引キャンペーンを行うのもよいかもしれません。

連休中に人が少なくなる場所:常連客が喜ぶイベント
お店によっては、ゴールデンウィーク中に客足が落ちることがあります。しかし、その間にも来店してくれるお客様にきちんとおもてなしをすることで、今後もお店に通い続けてもらうきっかけになります。繁忙期には難しいお客様とスタッフが交流できるようなイベントの開催もおすすめです。

新規顧客を獲得するチャンスが多い4月、集客アップにつなげてみてはいかがでしょうか。

執筆は2018年3月20日時点の情報を参照しています。2019年5月14日、2020年7月1日に記事の一部情報を更新しました。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。Photography provided by, Unsplash