大阪・肥後橋にあるHAJIMEは、国内外から多くのゲストが訪れるガストロノミーレストランだ。料理、空間、サービスを通じて独自の世界観を表現し、特別な一日を過ごす場所として、世界中の食を愛する人々に選ばれている。
HAJIMEが大切にしているのは、食事を単なる料理の提供で終わらせないこと。一皿に集中できる空間づくり、ゲスト一人ひとりに合わせたサービス、そして店を出るまで続く余韻。そのすべてを含めて、ここでしか味わえない体験をつくっている。
今回は、HAJIMEのマネージャー・冨浪翔さんに、HAJIMEが大切にするおもてなしと、Square ターミナルを活用した会計まわりの工夫について伺った。
| 業種 | 飲食業 |
| 業態 | ガストロノミーレストラン |
| 使用しているSquareのサービス | Square リーダー、Square ターミナル |
目次
- 大阪から世界へ。HAJIMEが築いてきた独自の食体験
- 食事を超えた体験を届ける、HAJIMEの世界
- 退店までの流れに寄り添う、HAJIMEの会計
- 一皿の料理から、まだ見ぬ領域へ
- Squareで実現できたこと

大阪から世界へ。HAJIMEが築いてきた独自の食体験
HAJIMEは、2008年5月に誕生した。シェフの米田肇氏は、理工学部を卒業後、システムエンジニアを経て料理の道へ進んだ独自の経歴を持つ。自然、地球、宇宙に存在する「均衡と調和」を料理で表現し、料理、空間、サービスを通じて独自の世界観をつくり上げてきた。

▲HAJIMEのシェフ、米田肇氏(写真提供:HAJIME)
約3時間30分にわたるコースでは約400種類の材料を用い、0.1℃、0.1mm、0.1g単位まで細部を追求する。皿の上に表現されるのは、単なる料理ではない。ゲストが一皿ごとに向き合い、想像し、HAJIMEの世界を体験するための時間だ。

▲料理を通じて、世界を楽しむ。HAJIMEの世界観を表す一皿(写真提供:HAJIME)
「私自身は、この近くにあるホテルの専門学校に通っていました。当時は、こんなに近くにHAJIMEという店があることも知らなかったんです。求人を見て知り、挑戦する気持ちでアルバイトを始めました。その後まさか自分が、このようなレストランで社員として働けるとは思ってもいませんでした」

▲お話を伺ったHAJIMEのマネージャー、冨浪翔さん
冨浪さんが入社した頃は、コロナ禍の影響もあり、海外からのゲストはほとんどいなかったという。だが、入社から半年ほど経った頃にインバウンドの制限が緩和されると、海外からの予約が一気に増えた。現在は通年で海外ゲストが約7割を占め、春や秋の観光シーズンには8割を超えることもある。
大阪で生まれたHAJIMEは、いまでは国内外から訪れる多くのゲストにとって、旅の目的地の一つになっている。特別な一日を楽しみに訪れる人々を迎えるために、冨浪さんをはじめとするスタッフは、日々のサービスと体験づくりに向き合っている。
食事を超えた体験を届ける、HAJIMEの世界
HAJIMEが目指しているのは、単に料理を提供することではない。冨浪さんは、HAJIMEの世界観についてこう話す。
「ここにしかないもの、HAJIMEでしか出せないものを大切にしています。料理を通して、この世界観を楽しんでいただくというコンセプトです。ホールは、象徴的なものを除いて、花やテーブル上の装飾などはあまり置かず、すごくシンプルにしています。テーブルだけにスポットライトを当てて、料理だけに集中して楽しんでいただけるような空間にしているんです」

海外から訪れるゲストのなかには、美術館で作品を見るように、料理を通じて芸術を楽しむ人もいるという。その盛り付けを写真に収める人もいれば、撮影せずに目の前の食事に集中する人もいる。過ごし方はさまざまだが、それぞれのゲストがHAJIMEの世界に向き合う時間を楽しんでいる。
冨浪さんが現場で大切にしているのは、「お客さまには、絶対に感動して帰っていただきたい」という想いだ。
「そのために、私たちは一切妥協しません。お客さまが帰られるとき、心の温度が上がっている。そんな状態を目指して、日々の業務にあたっています」
HAJIMEの体験は、料理だけで完結しない。空間、照明、サービス、そしてゲストが店を出るまでの余韻。そのすべてを一つの流れとして捉え、細部にまで気を配っている。
退店までの流れに寄り添う、HAJIMEの会計
HAJIMEにとって会計は、料理やサービスを通じてつくってきた体験の最後にある、大切な接点の一つだ。コースの最後の料理を提供したあと、ゲストには少しゆっくり過ごしてもらう。その後、ゲストから会計の依頼があったタイミングで、スタッフが会計伝票を持参する。
会計の進め方は、ゲストの様子に合わせて柔軟に変えている。早めに退店したい様子のゲストには、伝票とSquare ターミナルを同時にテーブルに持参し、その場で決済してもらう。一方で、ゆっくり会計を進めたいゲストや、タクシーを呼ぶ必要があるゲストには、まず伝票を提示し、その後Square ターミナルを持参することもある。

さらに、人目につかない場所でスマートに会計を済ませたいゲストには、カウンターでの決済を案内することもある。テーブルで完結する場合も、カウンターへ案内する場合も、HAJIMEが大切にしているのは、ゲストの過ごし方や退店までの流れに合わせて、最後まで自然な流れで会計を進めることだ。

「会計は、体験の最後に現実味を感じやすい場面です。だからこそ、丁寧さを保ちながら、お食事の余韻を損なわないスムーズな清算を意識しています。Square ターミナルは操作がシンプルで、テーブルに持っていったときも空間になじみやすいので、持参したときの違和感が少ないところもありがたいですね」
操作がシンプルで分かりやすいことも、現場では大切なポイントだ。HAJIMEでは、決済専門の担当者がいるわけではなく、各テーブルを担当するスタッフが会計まで対応する。導入時にはSquare から受けたレクチャー内容をスタッフ全員に共有し、現場で使い始めた。

料理の余韻を残したまま、会計を丁寧に、なおかつスピーディーに終えること。HAJIMEでは、Square ターミナルを活用しながら、おもてなしの最後の時間までを大切にしている。
カードも電子マネーも、決済はこれ1台で
Square ターミナルは、クレジットカードや電子マネーに対応したオールインワンの決済端末です。スタイリッシュなデザインに、レシートプリンター内蔵で持ち運びも可能。カフェや美容サロン、アパレル店など、決済に柔軟性とスピードを求める店舗にぴったりです。ビックカメラやヨドバシカメラなど、家電量販店でもお求めいただけます。また、初期費用をかけずに始めたい方には、お手持ちのスマホを使った「スマホでタッチ決済」もおすすめです。
一皿の料理から、まだ見ぬ領域へ
HAJIMEでは、同じゲストに同じ料理は出さない。基本となるコースの大きな流れはありながらも、再び訪れたゲストには、新しい料理、新しいコースを提供する。そのため、来店履歴や過去に提供した内容を把握することも、日々の大切な業務の一つだ。一度訪れた人にも、次に訪れたときにはまた新しい体験を届ける。
「今後も、私たちHAJIMEにしか出せない、より新しいものを毎日作り上げてお出ししていくことが大切だと思っています。また、料理以外のさまざまなジャンルと組みながら、より良い世界をつくっていくことも目指しています」

HAJIMEの挑戦は、料理だけにとどまらない。料理業界全体をより良くしていきたいという想いから、医療、宇宙、空間芸術、社会課題など、多様な分野と組みながら新たな世界をつくる構想も進めている。その取り組みは「Six Gastronomies」と名付けられている。HAJIMEが今後目指すのは、食を起点に、身体、空間、社会、そしてまだ見ぬ領域へと体験の可能性を広げていくことだ。
HAJIMEの店内には、象徴的なオブジェクトが浮かんでいる。料理の設計図が織りなす、地球のようなそのオブジェクトの中心には、うっすらとハート型が隠れていた。

目の前の料理に向き合うことで感じる、生きることへのまなざし。その料理や世界観を創り出す人の想い。ひとつの皿から広がる体験は、食を起点に、身体、空間、社会、そしてまだ見ぬ領域へとつながっていく。
「会計は、体験の最後に現実味を感じやすい場面です。だからこそ、丁寧さを保ちながら、お食事の余韻を損なわないスムーズな清算を意識しています。Square ターミナルは操作がシンプルで、テーブルに持っていったときも空間になじみやすいので、持参したときの違和感が少ないところもありがたいですね」 ー HAJIME マネージャー 冨浪翔さん
Squareで実現できたこと
ゲストの様子に合わせたスムーズな会計対応
HAJIMEでは、ゲストの様子に合わせて会計の流れを変えている。早めに退店したいゲストには、伝票とSquare ターミナルを同時に持参してテーブルで決済。人目につかない場所で会計したいゲストにはカウンター決済を案内することもあるSquare ターミナルは持ち運びやすく、操作もシンプルなため、スタッフがその場の状況に合わせて会計に対応しやすい。
独自の世界観を壊さないデザイン性
Square ターミナルは全面液晶のシンプルなデザインで、テーブルへ持参したときにも店内の空間になじみやすい。料理やサービスでつくってきた余韻を最後の会計で崩さないよう、会計の速さや動線だけでなく、端末のデザイン性も評価されている。
記事に掲載されている店舗情報 (商品内容、価格、営業時間など) は2026年9月時点のものです。 (2)

