完全版|無料ありおすすめCRMツール一覧|比較法も解説

CRM(顧客関係管理)ツールは、企業が顧客情報を整理・分析し、営業効率やマーケティング効果を高めるためのシステムです。ひとくちにCRMといっても、高機能で大企業に適したものから、低コストで中小企業が導入しやすいもの、マーケティングに特化したものまで多種多様に存在します。

無料で利用できるツールも増え、導入のハードルは下がっていますが、自社にとって本当に必要な機能やコストバランスを見極めて選ぶことが重要です。本記事では、CRMツールの選び方や比較ポイントを解説するとともに、おすすめのツールをタイプ別に紹介します。

📝この記事のポイント

  • CRMは自社の業務フローと規模に合致する必要機能を優先して選定することが成果への近道
  • ユーザー課金/機能課金/定額制の違いと将来コストを試算し、無料トライアルで検証する
  • 導入実績・日本語サポート・セキュリティー更新・API連携など運用面も確認を
  • まずはSquareの無料機能などでスモールスタートして運用を最適化
目次


CRMツールの選び方・比較ポイント

CRMツールは、導入すればすぐに成果が出るわけではありません。自社の業務内容や規模に適したものを選ぶ必要があります。機能や価格にばらつきがあるため、比較の際には「どのような業務に生かすのか」「どんな成長を見込むのか」を明確にすることが大切です。ここでは、選定時に押さえたいポイントを紹介します。

業務にあった機能があるか

最も重要なのは、自社の業務フローに必要な機能がそろっているかです。たとえば営業部門であれば、案件管理や顧客ごとの進捗をパイプラインで可視化できる機能が有用です。サポート部門であれば、問い合わせ履歴を自動的に記録し、過去の対応内容を参照できると引き継ぎがスムーズになります。

また、全社で利用するならタスク管理やレポート作成、ダッシュボード表示などの機能があると、業務全体の効率化につながります。逆に、必要以上に高度な機能は操作が複雑になり、使いこなせずコストだけが増える場合もあるため、利用目的を明確化し、必要機能を優先して選定しましょう。

部門 必須機能の例 活用メリット
営業部門 案件管理、パイプライン表示、リードスコアリング 商談の進捗を把握しやすく、成約率向上に寄与
サポート部門 問い合わせ履歴管理、FAQ連携、チャットサポート 過去対応の参照が容易で、担当交代もスムーズ
全社利用 タスク管理、レポート作成、ダッシュボード 情報共有が進み、経営判断にも活用可能

マーケティングに応用しやすいか

顧客情報を蓄積するだけでなく、マーケティングに活用できるかも重要です。CRMとメール配信ツールを連携させれば、購入履歴に基づいて特定の顧客にクーポンを送るなど、的確なターゲティングが可能になります。

さらに、オンラインの行動履歴やイベントへの参加状況を記録できるツールなら、見込み顧客のスコアリングを通じて、優先順位をつけた効率的な営業活動につなげられます。営業とマーケティングの情報を一元化できるCRMは、リードナーチャリングやパーソナライズ施策を強化したい企業に有効です。

活用シーン 必要な機能 得られるメリット
メールマーケティング メール配信連携、顧客セグメント管理 属性・購買履歴に基づくターゲティングが可能
リード管理 行動履歴の追跡、スコアリング 優先度の高い見込み客へ集中し、営業効率向上
部門間連携 営業・マーケティングのデータ統合 部門横断で顧客情報を活用し、施策を最適化

実績のある信頼できるツールか

どれだけ機能が豊富でも、運用面での信頼性がなければ長期利用は難しくなります。自社と同じ業種・規模の事例があるCRMは参考になります。

また、日本語での問い合わせが可能か、導入支援や操作トレーニングが用意されているかをチェックしましょう。セキュリティーや定期的なアップデート、APIによる外部サービスとの連携数なども、安心して長く使えるかを見極める基準になります。

予算にあった価格・料金システムか

料金体系は「ユーザー数課金」「機能ごと課金」「定額制」など多様です。営業人数が増えやすい企業はユーザー数課金だとコストが増えやすい一方、機能課金は必要な機能からスモールスタートしやすい利点があります。

無料トライアルや無料プランがあれば、実際の操作感を試したうえで投資判断が可能です。将来的に拡張が必要になったときにどのくらいコストが増えるのかを試算し、無理なく導入・運用できる料金体系を選ぶことがポイントです。

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おすすめCRMツール一覧【10選】

CRMツールには機能や価格、ターゲットとする業界・規模によって千差万別の選択肢があります。この章では、用途や目的に応じてすぐに使えるおすすめのCRMツールを厳選し、それぞれの強みと特徴をわかりやすく紹介します。

Square

  • 顧客リスト機能が無料で利用可能
  • POSレジ・キャッシュレス決済・予約管理など、全Square製品とシームレスに連携
  • 購入履歴・購入額・来店傾向などを一元管理できる

キャッシュレス決済サービスで知られるSquare(スクエア)が提供する顧客管理システムです。顧客の購入履歴や、予約情報、連絡先などを「顧客リスト」として一元管理でき、POSレジや請求書、オンライン決済など同社のサービスと連携してスムーズに運用できます。

顧客の購入傾向や来店頻度を可視化し、常連客への対応強化やリピーター獲得施策にも活用可能です。すべての基本機能はSquareのアカウントがあれば無料で使えるため、コストを抑えてCRMを始めたい店舗や中小事業者に適しています。

Mazrica Sales

  • 営業活動に必要な情報を一括管理
  • AIによる案件予測・名寄せ、名刺の取り込みに対応
  • 成長段階に応じた3つの料金プラン

Mazrica Sales(マツリカセールス)は、直感的なUIと豊富な機能を備えたSFA(Sales Force Automation)兼CRMツールです。顧客・案件管理はもちろん、企業データベース登録、営業プロセスの可視化、レポートによる分析などを通じて、チーム全体の生産性向上をサポートします。

AIによる案件の受注確度予測や顧客データの自動整理、名刺OCR取り込みといった自動化機能も充実しており、営業活動の属人化を防ぎながら成果を最大化できます。プランは事業規模やニーズに応じて選べる3種類が用意されています。

eセールスマネージャー

  • 国産のCRM兼SFA。導入から定着までの支援に強み
  • 顧客・案件・スケジュールの管理、日報・名刺OCR、AI活用や外部連携などを網羅
  • ユーザー数に応じた2つの料金プラン

eセールスマネージャー(esm)は、国産のCRM兼SFAです。顧客や案件、帳票などをシングルインプットで一括更新。ダッシュボードで状況を可視化できます。モバイルアプリや他社SaaSとの連携、柔軟な権限設定など、運用面も整っています。

また、AI機能「esm AIコンシェルジュ」では、商談メモの音声自動文字起こしや案件登録支援、ナレッジの自動サジェストや文章生成などを提供します。

Sales Cloud

  • パイプライン管理から見積・契約管理まで幅広くカバー
  • 売上予測、SlackやTableauなどとの連携で可視化・分析を強化
  • 事業規模と成長段階に応じた5つの料金プラン

Sales Cloud(セールスクラウド)は、世界的に利用されているSalesforceの営業向けCRMプラットフォームで、営業活動のあらゆる段階をサポートする機能を備えています。AIによるリードスコアリングや売上予測をはじめ、SlackやTableauとの連携により、リアルタイムで商談状況を可視化できる点が強みです。

さらに、見積から契約までをシームレスに管理可能。中小企業から大企業まで規模を問わず活用でき、営業効率の改善と収益拡大を後押しします。

Zoho CRM

  • CRM・SFA・MA(マーケティングオートメーション)をオールインワンで提供
  • AIアシスタント「Zia」による予測や提案で営業をサポート
  • 3ユーザーまで使える無料プランと、事業規模に応じた4つの有料プラン

Zoho(ゾーホー) CRMは、クラウド型のCRM兼SFAツールで、顧客管理から営業支援、マーケティングオートメーションまで幅広い機能を網羅しています。営業活動を可視化するレポートやダッシュボード、チームコラボレーション機能、外出先でも使えるモバイルアプリなど、現場に即した実用性が特徴です。

さらに、AIアシスタント「Zia(ジア)」が商談予測やタスク提案を行い、効率的な営業活動を後押しします。

Translead CRM

  • 直感的UIで顧客・案件情報を一画面で把握
  • スマートフォンから操作可能、AI名刺読み取りで外出先からも簡単に入力
  • 料金体系は要問い合わせ

Translead(トランスリード) CRMは、営業組織のDX(Digital Transformation)を実現するために設計された国産CRM兼SFAツールです。Excelに近い操作性で顧客情報や案件進捗を簡単に管理でき、関連データを一画面で確認できるシンプルさが強みです。

モバイルアプリから活動履歴を登録できるほか、AIによる名刺情報の自動取り込み機能も備え、営業担当者の事務作業を大幅に削減します。

Hubspot CRM

  • 無料で利用でき、期間制限のない充実した基本機能を提供
  • 顧客データや商談管理、パイプライン可視化まで一元化
  • 1,800以上の外部アプリと連携可能で、スムーズに拡張

HubSpot(ハブスポット) CRMは、スタートアップや中小企業に人気のあるCRMソフトウェアです。顧客データや商談、タスク、パイプラインを1か所に集約できるため、効率的な営業・マーケティング管理が可能です。さらに、レポートダッシュボードで営業やマーケティングの活動の可視化と、チームへの共有ができます。

アプリマーケットプレイスを通じて1,800種類以上のツールと連携できるため、既存の業務環境に組み込みやすく、成長に合わせた拡張が容易です。

kintone×Mailwise

  • kintoneアプリからメールの個別送信・一斉送信が可能
  • メール送受信履歴を顧客情報と一元管理
  • テンプレート機能で顧客情報を自動挿入

kintone(キントーン)×Mailwise(メールワイズ)は、顧客管理とメール対応を効率化するための連携ソリューションです。kintone上の顧客アプリからメール送信が可能になり、アドレスのコピペミスを防止しながらスムーズに対応できます。

メールの送受信履歴をkintone上で共有できるため、顧客とのやり取りを可視化し、チーム全体で情報を共有できます。さらに、テンプレート機能を活用すれば、会社名や顧客名を自動挿入でき、作業効率と正確性が向上します。

ホットプロファイル

  • 名刺管理と人脈の可視化で営業活動を効率化
  • 顧客データベースの自動作成と企業情報の自動付与で、営業を強化
  • 3つの料金プランから選択でき、具体的な金額は要問い合わせ

ホットプロファイルは、名刺管理を中心に営業活動全体を支援するCRM兼SFAツールです。名刺情報をデータ化し、自動で人脈や企業属性を可視化することで、顧客接点を最大限に活用できます。さらに、人事異動や企業ニュースも自動取得できるため、タイムリーな営業アプローチが可能です。

営業活動の進捗を可視化でき、レポートやタスク管理も標準搭載しています。加えて、顧客の自社ウェブサイトの閲覧行動やメールへの反応を追跡し、興味度の高い見込み客を抽出できるため、商談機会をぐんと増やせます。

Sansan

  • 名刺・企業情報・営業履歴を一元管理するビジネスデータベース
  • 名刺交換から人脈を可視化し、新規顧客の開拓を効率化
  • 3つの料金プランから選択でき、具体的な金額は要問い合わせ

Sansanは、法人向け名刺管理サービス市場でシェアNo.1を誇るクラウド型CRMです。名刺をスキャンして正確にデータ化し、全社で共有することで人脈を可視化します。

さらに、100万件を超える最新の企業情報を搭載しており、条件検索から効果的な営業リストを作成することも可能です。商談準備や顧客調査にかかる時間を大幅に削減できるため、業務効率化とコスト削減を同時に実現します。

おすすめCRMツールタイプ分けで比較

CRMツールは数多く存在しますが、目的や事業規模によって「どのタイプが最適か」は変わってきます。ここでは、代表的なCRMを「高性能タイプ」「低価格・使いやすさ重視タイプ」「マーケティングに強いタイプ」に分けて紹介します。

高性能のCRMツール

営業の成果を最大化したい企業や、部門を横断してデータを統合したい場合は「高性能タイプ」のCRMが有用です。高度な分析機能やAIによる営業支援、契約・請求管理まで一元化できるため、大企業や急成長を目指す企業に特に適しています。

ツール名 主な特徴 強み 料金体系/導入しやすさ
Sales Cloud(Salesforce) 世界的に利用される営業向けCRM。AIリードスコアリング、Slack/Tableau連携、見積・契約管理まで網羅 大規模導入に強く、営業サイクル全体を効率化 中〜高価格帯。中堅〜大企業向け
Mazrica Sales 直感的UI、AIによる案件予測・名寄せ、営業プロセスの可視化 国産で導入実績多数。自動化が充実 複数プランを用意
Zoho CRM CRM・SFA・MAを統合。AIの「Zia」による予測や提案、柔軟なカスタマイズ性 オールインワンで拡張性が高い 無料あり。有償プランは比較的リーズナブル

高性能タイプは費用対効果が大きく、営業やマーケティング活動の基盤を強化できます。特に中堅〜大企業では、データを一元管理し全社で共有できる点が競争力向上につながります。

使いやすく低価格なCRMツール

個人事業主や中小企業では「使いやすく低価格」なCRMが導入しやすいです。基本的な顧客管理や営業支援に必要な機能を揃えながら、無料または低コストで利用できる点が魅力です。

ツール名 主な特徴 強み 料金体系/導入しやすさ
Square POSレジや決済、予約情報と連携。顧客リストが基本無料 小規模店舗に最適で始めやすい 無料(高度機能は有料の場合あり)
HubSpot CRM 無料で基本機能が利用可能。顧客・商談・パイプラインを一元管理 無料ながら高機能。連携拡張が豊富 有料プランに拡張可能
Translead CRM Excelライクな操作性。AI名刺読み取り、モバイル最適化 営業現場に寄り添ったUI/UXで定着しやすい 料金は要問い合わせ

マーケティングに強いCRMツール

マーケティング施策を効率化し、顧客開拓や売上拡大を後押しするのが「マーケティング特化型」のCRMです。顧客データに加え、行動解析やスコアリング、人脈可視化などの機能を備えている点が特徴です。

ツール名 主な特徴 強み 料金体系/導入しやすさ
ホットプロファイル 名刺管理、人脈可視化、Web行動解析、スコアリング 営業+マーケティングを強化。新規開拓に強い 有料。営業強化を狙う企業に最適
kintone×Mailwise kintone上でメール送信や履歴管理。テンプレ機能で自動挿入 メール対応の効率化と顧客情報の一元化 kintoneとMailwiseの契約が必要
Sansan 名刺・企業情報・営業履歴を統合。100万件超の企業情報を搭載 名刺管理市場シェアNo.1。営業DXの推進に強い 有料(法人利用中心)。大手企業で導入実績多数

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CRMツールの価格・料金費用相場

CRMの提供形態は大きくオンプレミス型とクラウド型に分かれます。両者はコスト構造や運用負荷、拡張性が異なるため、自社の要件に合わせて比較検討することが重要です。

オンプレミス型の特徴

  • 費用感:初期費用は概ね50〜200万円、ランニングは1ライセンスあたり年5〜10万円が一般的とされます。加えてサーバー運用・ネットワーク管理・保守などの周辺コストを見込む必要があります。
  • メリット:自社要件への高い適合性、ネットワークやデータ保全を含む統制のしやすさ。レガシー基幹システムとの連携にも向きます。
  • 留意点:導入までのリードタイムが長く、総コストが高くなりがち。運用人員・スキルも必要です。

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クラウド型(SaaS)の特徴

  • 費用感:月額・ユーザー課金・機能課金が中心。初期費用は安価で、利用拡大に伴いコストが増加します(高度なMA、AI、外部連携はオプション課金となる場合があります)。
  • メリット:短期間での導入が可能です。自動アップデート、保守・可用性をベンダーが担保し、スモールスタートから段階的に拡張しやすいです。
  • 留意点:ユーザー数増や機能追加で長期TCO(総保有コスト)が膨らむ可能性があります。

SquareのCRMツールを使って無料で始めよう

初めてCRMツールを導入する際に気になるのが費用面です。多くのシステムはライセンス料や利用料金が必要ですが、SquareのCRMツールはアカウントを作成するだけで基本機能をすべて無料で利用できます。

Squareの顧客リスト機能では、顧客の実店舗・ネットショップにおける購入履歴や予約情報、決済情報といった顧客データを一元管理でき、POSレジクラウド請求書などSquareの他サービスともシームレスに連携できます。これにより、来店頻度や購入傾向の分析を通じて、リピーター施策や販促活動を強化できるのが特徴です。

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さらに、顧客データの自動更新や重複排除機能により、運用の手間を最小限に抑えられる点も中小事業者にとって大きなメリットです。

無料で利用できる範囲が広いため、まずは小規模にCRMを試してみたい事業者に最適です。必要に応じて他のツールを組み合わせれば、段階的に運用を拡大することも可能です。コストを抑えながら効率的に顧客管理を始めたい方は、SquareのCRMツールを活用してみてはいかがでしょうか。

Square導入のご相談は営業チームに

Squareサービスの導入を検討中のお客さまに、営業チームが導入から利用開始までサポートします。イベントでの利用や、複数店舗での一括導入など、お気軽にご相談ください。

まとめ

CRMツールは、単なる顧客データの保管庫ではなく、営業やマーケティング活動を効率化し、顧客との関係を深めて売り上げや事業成長を後押しするための仕組みです。高性能なツールは大企業や成長フェーズにある企業に適し、低価格で使いやすいツールは中小企業や個人事業主に最適です。

自社の業務フローや成長段階に合ったツールを選ぶことで、費用対効果を最大化できます。まずは無料プランやスモールスタートで試しながら、自社にとって最適なCRMを見つけ、顧客関係を強化していきましょう。

よくある質問

ここでは、CRMツールに関する代表的な質問に回答します。

CRMツールとは何ですか

CRMツールとは「Customer Relationship Management(顧客関係管理)」を実現するためのシステムで、顧客との関係を継続的に深め、売り上げや満足度を高める役割を担います。たとえば、顧客の名前や連絡先だけでなく、過去の購入履歴、問い合わせ対応の記録、キャンペーンへの反応などをまとめて管理できます。

こうした情報をもとに「リピーターには割引クーポンを配布する」「購入から一定期間経過した顧客にフォローメールを送る」といった施策を自動化できるため、属人的な営業に頼らず効率的に顧客と良好な関係を築けます。

CRMツールを比較する際にどのような点に注意すべきですか

最優先は業務目的に直結する機能の有無です。営業強化なら案件・パイプライン、マーケティング強化ならメール配信・スコアリング、サポートなら問い合わせ管理・チャット連携などが必須になり得ます。

加えて、料金体系(ユーザー数課金/機能課金/定額)、日本語サポート、API/外部アプリ連携、将来的な拡張時のコストを確認しましょう。

比較ポイント 具体例 確認すべき内容
機能面 案件管理、パイプライン、メール配信、問い合わせ管理など 部門(営業・マーケティング・サポート)に必要な機能があるか
料金体系 ユーザー数課金、機能課金、定額制など 利用拡大時のコスト増を許容できるか
サポート体制 日本語対応、導入支援、トレーニング 長期的に安心して運用できるか
連携性 API、外部アプリとの互換性 既存システムとの連携がスムーズか

CRMツールは無料で使えますか

はい、CRMツールには無料で利用できるものもあります。代表的なのは「HubSpot CRM」や「Squareの顧客リスト」で、基本的な機能を無期限で無料利用できます。小規模事業者やCRMを初めて導入する企業には非常に導入しやすい選択肢です。

ただし、無料版では「利用ユーザー数の上限」や「高度な自動化機能の制限」が設けられていることが多いため、将来的に業務が拡大することを見据え、必要に応じて有料プランへの移行を検討すると安心です。

CRMツールをおすすめする理由は何ですか

CRMツールを導入することで、顧客情報の一元管理とデータ活用が可能になり、営業効率やマーケティング効果が飛躍的に向上します。たとえば、過去の購入データを分析して再来店率の高い顧客にアプローチしたり、見込み客をスコアリングして優先度の高いリードに営業を集中させたりできます。

営業活動の標準化が進み「誰が担当しても一定の成果が出せる仕組み」が整います。結果的に成約率が上がり、リピーター獲得や顧客満足度の向上につながるため、売上拡大と企業成長を持続的に後押しします。


Squareのブログでは、起業したい、自分のビジネスをさらに発展させたい、と考える人に向けて情報を発信しています。お届けするのは集客に使えるアイデア、資金運用や税金の知識、最新のキャッシュレス事情など。また、Square加盟店の取材記事では、日々経営に向き合う人たちの試行錯誤の様子や、乗り越えてきた壁を垣間見ることができます。Squareブログ編集チームでは、記事を通してビジネスの立ち上げから日々の運営、成長をサポートします。

執筆は2025年10月10日時点の情報を参照しています。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。Photography provided by, Unsplash