クレジットカード読み取り機とは?カード決済端末の歴史と選び方

クレジットカード決済を受け付けるには、カード情報を読み取り、カード会社へ照会し、支払いを完了させるための機器やシステムが必要です。現在では、カードを差し込むIC対応端末、カードやスマートフォンをかざすタッチ決済対応端末、スマートフォンやタブレットと連携するモバイル決済端末など、さまざまな方法があります。

一方で、カード決済の仕組みは最初から今のようにスピーディーだったわけではありません。かつてはカード表面の凹凸を紙に転写するインプリンターが使われ、その後、電話回線やインターネット回線を使って信用照会を行うCAT端末、ICチップ対応端末、タッチ決済対応端末へと進化してきました。

この記事では、カード決済に必要となるクレジットカード読み取り機が、時代とともにどのように変遷してきたかを、各端末の特徴とあわせて紹介します。これから決済端末を導入・見直しする人に向けて、現在の端末選びで確認したいポイントも解説します。

📝この記事のポイント

  • クレジットカード読み取り機は、インプリンターからCAT端末へと進化し、現在はタッチ決済対応機種が普及
  • 本人確認の方法もサインからPINコード(暗証番号)へと変化し安全性が向上
  • 2026年10月1日からはすべてのクレジットカード決済端末にタッチ決済機能を搭載することが必須に
  • 決済端末を選ぶうえでは、対応できるクレジットカードブランドや、QRコード・電子マネーなどほかの対応決済方法も検討するのがおすすめ
  • Squareなら、カードリーダー型やオールインワン型など、事業規模や会計シーンに合わせた決済端末を選べる
目次


クレジットカード読み取り機とは

クレジットカード読み取り機とは、クレジットカードの情報を読み取り、カード会社や決済ネットワークに照会して決済を行うための機器です。カードリーダー、CAT端末、決済端末など、文脈によってさまざまな呼び方があります。

現在の決済端末は、カード情報の読み取りだけでなく、暗証番号入力、タッチ決済、レシート発行、売上管理、POSレジ連携など、複数の機能を備えたものも増えています。日本のキャッシュレス決済比率は2025年に58.0%(国内指標)となり、決済額は162.7兆円に達しました1。店舗側にとっても、クレジットカードをはじめとしたキャッシュレス決済への対応は、売上機会やお客さまの利便性に関わる重要なテーマになっています。

ここからは、カード決済端末の歴史を振り返ってみましょう。

インプリンターを使ったカード決済

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現在では見かけなくなりましたが、クレジットカード情報の読み取りには、かつてインプリンターという機械が使われていました。インプリンターは、カード表面に浮き出たカード番号、有効期限、カード保有者名などを、複写式の売上票に転写するための機器です。

インプリンターを使った決済では、加盟店情報や決済金額などを手書きで記入し、お客さまに署名してもらいます。カードの有効性を確認するには、カード会社の信用照会窓口に電話し、口頭で承認番号を取得する必要がありました。さらに、決済を完了させるには売上票をカード会社に送る必要があり、現在のカード決済と比べると手続きに時間がかかりました。

インプリンターには、通信環境がなくても使えるという特徴があります。そのため、停電時や通信障害時の予備手段として保管されるケースもあります。ただし、カード情報や金額を手作業で扱うため、入力ミスや不正利用のリスクがあります。そのため、現在はインターネット接続を使って照会する決済端末が利用されています。

CAT端末の普及でカード決済がスピーディーに

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電話回線やインターネット回線の普及とともに、インプリンターに代わって広がったのが、CAT端末です。CATは「Credit Authorization Terminal」の略で、クレジットカードの信用照会を行う端末を指します。

CAT端末では、クレジットカード情報を読み取り、カードの有効期限や利用限度額、盗難・紛失届の有無などをカード会社に照会します。これにより、店舗はカードの有効性をその場で確認し、売上処理を進められるようになりました。

初期のCAT端末では、磁気ストライプを読み取る方式が一般的でしたが、カード情報を盗み取るスキミングなどの不正利用リスクが課題でした。その後、カード情報を暗号化して格納できるICチップ付きカードが普及し、対応する決済端末の普及が進んでいきます。

クレジットカードの加盟店には、クレジットカード情報の適切な管理や、不正利用防止対策が求められており、加盟店向けのルールも時代とともに変わってきました。たとえば、インプリンター時代にはサインで本人確認を行なっていましたが、磁気ストライプやICチップの読み取りによって、決済端末に暗証番号を入力することで本人確認を行うようになりました。現在では、暗証番号の代わりにサインを使用する「PINバイパス」は原則廃止されています。

このように、カード決済端末の進化は、会計を速くするだけでなく、安全性を高めるための歴史でもあります。

IC対応・モバイル型の決済端末の登場

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現在の店舗決済では、ICチップを読み取れる端末や、タッチ決済に対応した端末、スマートフォンやタブレットと連携するモバイル決済端末が広く使われています。

IC対応の決済端末では、クレジットカードを端末に差し込んでICチップの情報を読み取り、暗証番号を入力する決済方法が利用できます。次の章で詳しく解説するタッチ決済対応の端末では、クレジットカードやスマートフォンに搭載されたモバイルウォレットをかざすだけで決済が完了します。

さらに、持ち運びに便利なモバイル型の決済端末も登場しました。スマートフォンやタブレットに専用アプリを入れ、カードリーダーや小型端末と組み合わせて決済を受け付ける方法です。専用回線や大がかりな機器を用意しなくても始めやすいため、小規模店舗、移動販売、イベント出店、個人事業主などにも向いています。

たとえばSquare リーダーは、スマートフォンやタブレットと接続して、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済を受け付けられるカードリーダー型の決済端末です。無料で利用できるSquare POSレジと組み合わせることで、会計や売上管理、在庫管理なども行えます。

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▲Square リーダーの使用例

また、レシートプリンターやPOSレジ機能もまとめて使いたい場合は、オールインワン型のSquare ターミナルのような端末も選択肢になります。1台で決済、レシート発行、売上確認まで行いやすいため、レジまわりの機器を増やしたくない店舗にも向いています。

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▲Square ターミナルの使用例

今後はタッチ決済が主流に

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現在では、クレジットカードを端末に差し込んで読み取る方法からさらに進化し、カードやスマートフォンを決済端末にかざすタッチ決済の利用が拡大しています。

タッチ決済はカードをスタッフに手渡したり、端末に差し込んだりせずに支払えるため、会計時間の短縮やお客さまの利便性向上につながります。飲食店や小売店、サービス業、イベント販売など、幅広い業種で活用されています。

なお、クレジットカード国際ブランドルール改定に伴い、2026年10月1日までにすべてのクレジットカード決済端末にタッチ決済(非接触決済)機能を搭載することが必須化されました2。これに伴い、タッチ決済非対応の端末は2026年10月1日以降、使用できなくなる見込みのため、現在ご利用中の端末にタッチ決済機能がない場合は、交換などの対応が必要になります3

今お使いの端末を確認し、タッチ決済非対応の場合はご利用中の決済サービスに端末の切り替え方法を相談しましょう。また、これを機に今の運用で不便だと感じている点や、QRコードなど新たに対応したい決済手段を洗い出し、決済端末POSレジなどの刷新を検討するのもおすすめです。

時代に合わせた決済端末を選ぶポイント

カード決済端末は、時代とともに「カード情報を読み取る機械」から、「多様な支払い方法と店舗運営を支えるツール」へと役割が広がっています。これから決済端末を導入・見直しする場合は、以下の点を確認しましょう。

確認ポイント 確認したい内容
対応決済手段 クレジットカード、電子マネー、QRコード決済などに対応しているか
利用シーン レジ横で使うか、テーブル会計や屋外販売で持ち運ぶか
端末費用・手数料 端末代、月額費用、決済手数料、振込手数料を含めた総コストが合っているか
入金サイクル 売上金がいつ入金されるか、資金繰りに影響しないか
POSレジ連携 会計、在庫管理、売上分析、会計ソフト連携などを効率化できるか
セキュリティー IC決済、タッチ決済、PCI DSSなど、安全な決済に必要な基準に対応しているか

特に、古い端末を使い続けている場合は、ICチップやタッチ決済への対応状況を確認することが重要です。カード決済ができているように見えても、最新のセキュリティー基準や決済方法に十分対応できていない可能性があります。

Squareでカード決済・タッチ決済に対応しよう

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Squareの決済端末はすべてタッチ決済に対応しており、店舗の規模や会計シーンに合わせて複数の決済端末を選べます。小規模店舗や移動販売で使いやすい小型カードリーダーのSquare リーダーや、レシートプリンターを内蔵したSquare ターミナル、スタッフ側とお客さま側の2画面搭載で会計しやすいSquare レジスターなど、用途に合わせた端末があります。

また、決済端末を使わずにタッチ決済を受け付けたい場合は、対応するiPhoneまたはAndroidスマートフォンを使う方法もあります。iPhoneのタッチ決済Tap to Pay on Androidを利用すれば、対応するスマートフォンでタッチ決済対応カードやモバイルウォレットを受け付けられます。

Squareの決済端末やPOSレジを活用すると、会計だけでなく売上管理やレポート確認も行いやすくなります。カード決済端末の買い替えやキャッシュレス対応の見直しを検討している場合は、Squareも有力な選択肢になります。

Squareなら今すぐキャッシュレス決済導入できる

Squareはアパレル店やカフェからサービス業まで、あらゆる業種に対応するキャッシュレス決済サービスです。クレジットカード決済、電子マネー決済、QRコード決済が簡単に始められます。アカウント作成は無料、月額利用料も0円。売上は最短即時入金、スマホを使ったタッチ決済なら端末購入も不要と、キャッシュレス化をはやさでサポートします。

まとめ

クレジットカード読み取り機は、カード情報を紙に転写するインプリンターから、信用照会を行うCAT端末へと移行し、現在はICチップ読み取りやタッチ決済対応の端末へと進化してきました。カード決済の歴史は、会計を速くし、安全性を高め、お客さまの支払い方法を広げてきた歴史でもあります。

2026年10月からはすべてのクレジットカード決済端末にタッチ決済機能の搭載が必須化されるため、今後はますますタッチ決済が主流になっていくことが見込まれます。今使っている端末がタッチ決済に対応しているか確認し、必要に応じて決済サービスや端末の見直しを進めましょう。


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執筆は2017年3月21日時点の情報を参照しています。2026年9月2日に記事の一部情報を更新しました。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。