ポップアップストアとは、短期間だけ特定の場所に出店する店舗を指し、雑貨やコスメ、洋服や食品などさまざまな分野で活用されるプロモーション方法です。常設店より柔軟に出店でき、ブランド認知やテスト販売にも活用できます。
本記事では、実店舗との違いや出店のメリット、場所、費用、決済、運用時の留意点など、ポップアップストアを成功させるコツを紹介します。
📝この記事のポイント
- ポップアップストアは数日から数週間の期間限定店舗で、販売・認知向上・市場調査に活用できる
- 出店場所はレンタルスペース、商業施設、既存店舗の一角、貸店舗などから目的に合わせて選ぶ
- 出店費用は場所・期間・什器などで変わり、荷物の配送料や駐車場代などもコストに入れて考える
- 成功にはターゲットに合う場所・時期、事前集客、データ収集、決済準備が重要
- Squareなら決済端末の購入・レンタルやスマホのタッチ決済で短期出店にも対応できる
目次
- ポップアップストアとは?実店舗との違い
- ポップアップストアを出店するメリット
・ブランドの認知度を広めるきっかけになる
・顧客と対面でコミュニケーションが取れる
・常設店を構えるよりもハードルが低い
・テストマーケティングができる - ポップアップストアを出店できる場所の例
・レンタル用スペース
・商業施設内のイベントスペース
・既存ショップの一部スペース
・貸店舗 - ポップアップストアの出店費用はどれぐらい?
- ポップアップストアを成功させる6つのコツ
・最適な出店場所と時期を選ぶ
・多方面から集客をする
・インスタ映えを狙う
・ECサイトへの誘導を促す
・データ収集の仕組みを作る
・キャッシュレス決済に対応する - ポップアップストアでキャッシュレス決済を受け付けるといい理由
・現金管理の手間が減る
・レジ締めの時間が短縮される
・すぐに導入できる
・売上分析ができる
・売上アップにつながる - Squareをポップアップストアで利用する3つの方法
・決済端末を購入する
・レンタルして利用する
・iPhoneのタッチ決済/Tap to Pay on Androidを利用する - まとめ
- よくある質問
・ポップアップストアは何日くらい出店するものですか?
・ポップアップストアの出店費用はいくらぐらいですか?
・アパレルでポップアップストアを開くメリットは何ですか?
ポップアップストアとは?実店舗との違い

ポップアップストアは、数日から数週間といった形で期間を限定して開設するショップを指します。短期間の運営のため、常設の実店舗を設営するより出店のリスクが低く、場所や期間、方法など状況に応じて柔軟に運用できるのが特長です。このような販売形態は「ポップアップ販売」とも呼ばれます。
実店舗が長期にわたって着実な売り上げと利益を追求するのに対し、ポップアップストアは短期集中型で費用対効果を検証できます。ブランド認知や新規顧客獲得のプロモーション、新商品・サービスのテストマーケティングなどに活用できます。
ポップアップストアは、食品やアクセサリー、アパレルなど幅広い商品の販売に活用されています。特にアパレル業界では、実店舗を持たずにECサイトのみで展開するブランドが顧客と直接交流したり、商品の試着機会を提供したりする場としても利用されています。
ポップアップストアを出店するメリット
ポップアップストアの出店には、ブランドの認知度向上や顧客との直接交流、テスト販売などのメリットがあります。
1. ブランドの認知度を広めるきっかけになる
ポップアップストアの出店は、これまでブランドを知らなかった顧客層に周知する機会となります。期間限定という特別感やブランドの世界観を反映した店舗により、SNSやメディアでの拡散も期待できます。
2. 顧客と対面でコミュニケーションが取れる
小規模のスペースで商品・サービスを紹介するため、来客と直接コミュニケーションを取れます。顧客がどの点に関心を持っているかを知り、その場で説明や相談対応を行うこともできます。
3. 常設店を構えるよりもハードルが低い
ポップアップストアは、常設の実店舗と比べて総合的な費用を抑えられるため、出店へのハードルを下げることができます。常設店で発生する家賃や光熱費などの長期的な固定費を避け、小規模で簡易的な店舗設計にすることも可能です。
4. テストマーケティングができる
来客との直接の交流を通じて、ブランドや新商品への反応を確認できます。商品の使い心地や改善点を聞き、今後の商品開発や販売方法の検討に生かせます。
ポップアップストアを出店できる場所の例

ポップアップストアは、目的やターゲットに合わせてさまざまな場所に出店できます。
1. レンタル用スペース
レンタル用スペースは、広さや備品を選べるため、費用を抑えながら出店できます。テーブルや椅子、什器類を借りられる場合もありますが、出店目的に合う場所かを確認しましょう。
2. 商業施設内のイベントスペース
購買目的の来場者にブランドをアピールしやすい場所です。エスカレーター脇など通常は店舗ではない場所を使う場合は、ブランドイメージに合ったブースづくりも重要です。
3. 既存ショップの一部スペース
既存のカフェやアパレルストアの一部を利用する方法もあります。ブランドイメージに近いショップを選べば、関心の高い顧客層にアピールしやすくなります。
4. 貸店舗
路面店の空き店舗などを一時的に借りる方法です。店舗前を歩く人がターゲット層に合うか、改装がどの程度必要かを検討しましょう。一時利用でも費用が高額になる場合があります。
ポップアップストアの出店費用はどれぐらい?
ポップアップストアの費用は、レンタルするスペースによって大きく変わります。
たとえば、革製品のポップアップストアやワークショップなどを集めた「東京レザーコネクト2026」では、金曜の「ワークショップブース」と「革屋さんブース」の出店料が1日10,000円に設定されています1。一方、東京ドームシティ プリズムホールで開催の「東京ハンドメイドマルシェ2026秋」2のワークショップブースの出店料は1日23,800円と、同じ都内でもイベントの規模感や場所などで差があることがわかります。商品と予算に合う場所を探して出店しましょう。
一例として、1日1万円のスペースを3日間借りて雑貨のポップアップストアを出店する場合の出店費用を考えてみましょう。
・レンタルスペース費用 10,000円/日×3日=30,000円
・レンタル什器(2~3種類) 10,000円
・チラシやショップカード印刷費用 3,000円
・その他消耗品(袋・テープなどの消耗品)10,000円
・運賃(荷物の配送料)、駐車場代など 10,000円
合計 63,000円(スタッフの人件費、決済関連の利用手数料等を含まず)
新商品のプロモーションなどの大きなプロジェクトでは、数十万~数百万円をかけて人通りが多い場所を借りる場合もあります。また、同じイベントでも、曜日やブース種別で出店料が異なるシステムになっている場合もあります。
ポップアップストアを成功させる6つのコツ

ポップアップストアは無計画に出店しても効果は得られません。目的に合わせた運営のポイントを見ていきましょう。
1. 最適な出店場所と時期を選ぶ
いつ、どのような層の人が訪れる場所かを把握し、商品のターゲットになるかを確認しましょう。ファミリー層ならショッピングモールや公園、若年層なら駅やファッションビルなどが候補です。季節や行事も考慮して出店期間を選びます。
2. 多方面から集客をする
出店前に自社サイトやSNSで告知し、顧客へメルマガを送るなど、多方面から集客します。近隣のカフェやショップにチラシやポスターの設置を依頼する方法もあります。
3. インスタ映えを狙う
「インスタ映え」を意識した店舗や商品ディスプレイでSNS投稿を促し、来店につなげます。
4. ECサイトへの誘導を促す
来店後もつながりを保てるよう、自社ECサイトやSNSへ誘導しましょう。ショップカードや割引クーポンにQRコードを掲載する方法もあります。
5. データ収集の仕組みを作る
来店者の満足度や商品評価、売上高、販売個数、客単価、ECサイトへの流入数など、出店目的に合うKPI(重要業績評価指標)を設定し、次回の改善に生かします。
6. キャッシュレス決済に対応する
キャッシュレス決済への対応も検討しましょう。現金管理や会計の負担を減らし、支払い方法の選択肢を増やせます。
ポップアップストアでキャッシュレス決済を受け付けるといい理由
ここからは、ポップアップストアでキャッシュレス決済を導入する効果を具体的にみていきましょう。
1. 現金管理の手間が減る
つり銭の両替・管理や現金受け渡し時の金額ミス、盗難など、現金管理の負担を軽減できます。
2. レジ締めの時間が短縮される
キャッシュレス決済が増えると、現金とレジの売上高を照合する手間が減ります。クレジットカード決済や電子マネー決済と連動するPOSレジなら、現金を含む売上高をまとめて確認できます。
3. すぐに導入できる
大掛かりな決済システムを構築せずに導入できるサービスもあります。スマートフォンとBluetoothでつなぐ決済端末や、スマートフォンでタッチ決済を受け付ける方法もあります。
4. 売上分析ができる
POSレジと組み合わせれば、売上高や在庫、平均単価、商品別の販売個数などを確認できます。出店後の販売実績を整理し、次回の改善に活用できます。
5. 売上アップにつながる
多様なキャッシュレス決済に対応すると、来店者が希望する方法で支払いやすくなり、購入機会を逃しにくくなります。
Squareをポップアップストアで利用する3つの方法
ポップアップストアを開設する際、どのようにしてキャッシュレス決済を導入すればよいのでしょうか。ここからはキャッシュレス決済サービスのSquareを例に、キャッシュレス決済を導入する方法についてみていきましょう。
1. 決済端末を購入する
まず、Squareでアカウント登録をします。アカウント登録は無料です。アカウントの申込審査の結果は、最短で当日に分かります。
アカウント登録と合わせて、決済端末を選びましょう。小型でリーズナブルなSquare リーダー(税込4,980円)から、レシートプリンター内蔵のSquare ターミナル(税込39,980円)まで、ニーズに合わせて選べる複数種類の決済端末が用意されています。決済端末はSquareの公式サイトから注文するか、急ぎの場合は家電量販店での購入も可能です。

データ管理のメリットを最大限に生かすにはSquare POSレジとのセット運用がおすすめです。売上管理と在庫管理、顧客動向などの各種データを一元的に管理することにより、売上分析レポートなどの機能を使って効率のいい事業経営や市場への参入が可能となります。
カードも電子マネーも、決済はこれ1台で
Square ターミナルは、クレジットカードや電子マネーに対応したオールインワンの決済端末です。スタイリッシュなデザインに、レシートプリンター内蔵で持ち運びも可能。カフェや美容サロン、アパレル店など、決済に柔軟性とスピードを求める店舗にぴったりです。ビックカメラやヨドバシカメラなど、家電量販店でもお求めいただけます。また、初期費用をかけずに始めたい方には、お手持ちのスマホを使った「スマホでタッチ決済」もおすすめです。
2. レンタルして利用する
Squareでは決済端末の貸し出しもしています。1回限りしか利用しない、あるいは数年に1度しか使わないなどの場合は、レンタルを検討してみてもいいでしょう。レンタルの詳細については、こちらからお問い合わせください。
3. iPhoneのタッチ決済/Tap to Pay on Androidを利用する
「iPhoneのタッチ決済」または「Tap to Pay on Android」は、スマートフォンに顧客のクレジットカードをかざすだけで決済が完了する便利な機能です。受け付けられるのは、タッチ決済に対応したクレジットカード、またはApple Payなどのモバイルウォレットです。

カードまたはモバイルウォレットをかざすだけの決済は手軽で、レジの時間も短縮でき、顧客を待たせることがないため、顧客満足度の向上も期待できます。
まとめ
ポップアップストアは、ブランドイメージを拡張し、マーケティングの機会としても活用できる、近年注目のプロモーション方法です。
短期間での成果が求められるため、商品・サービスのアピールや顧客とのコミュニケーションに注力できるよう、事前にしっかり準備を整えましょう。
Squareのキャッシュレス決済を導入しPOSレジとセットで活用することにより、売上管理や出庫の動向、顧客データを統合的に活用した市場戦略が容易になります。ぜひご検討ください。
よくある質問
ポップアップストアの出店を検討する際によくある質問に答えます。
ポップアップストアは何日くらい出店するものですか?
数日から数週間程度の期間限定で開設するケースが一般的です。1日だけのイベント出店など、目的や会場によって期間は異なります。
ポップアップストアの出店費用はいくらぐらいですか?
費用は会場、期間、ブースの広さなどで変わります。スペース代のほか、什器、印刷物、配送・交通費、決済関連費用も含めて見積もりましょう。
アパレルでポップアップストアを開くメリットは何ですか?
新作や限定商品を手に取ってもらい、ブランドの世界観を対面で伝えられます。EC中心のブランドなら、顧客の反応を直接聞く機会にもなります。
Squareのブログでは、起業したい、自分のビジネスをさらに発展させたい、と考える人に向けて情報を発信しています。お届けするのは集客に使えるアイデア、資金運用や税金の知識、最新のキャッシュレス事情など。また、Square加盟店の取材記事では、日々経営に向き合う人たちの試行錯誤の様子や、乗り越えてきた壁を垣間見ることができます。Squareブログ編集チームでは、記事を通してビジネスの立ち上げから日々の運営、成長をサポートします。
執筆は2024年6月25日時点の情報を参照しています。2026年10月14日に記事の一部情報を更新しました。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。


