請求書の書き方に不備がある場合、内容の確認や書類の訂正に時間を取られるだけでなく、希望の期日までに支払いを受けられないおそれもあります。そうなると資金繰りだけでなく、取引先との信頼関係にも影響しかねません。
目次
請求書の書き方のルールは?
・特定のフォーマットはないインボイス制度における変更点 請求書作成の前に、取引先と確認するべき6つのこと 請求書の記載事項
・必須項目
・任意項目
・適格請求書(インボイス)に必要な追加項目面倒な請求書発行業務を、Square 請求書で無料で自動化
・無料なのに高機能!ミスを防止できて安心
・スマートフォンから請求書や見積書を簡単に作成できる
・英語での請求書も作成可能
請求書の書き方のルールは?
宛名 発行者情報 取引年月日 取引内容 合計
特定のフォーマットはない
ただし、大事なのはわかりやすさ。取引先が必要な情報を一目で正しく把握できる書き方やレイアウトを心がけましょう。
インボイス制度における変更点
インボイスの場合は記載事項が定められており、上で紹介した5点に加えて登録番号や税率ごとに区分して合計した対価の額などがが必要です。適格請求書の記載項目について、詳しくは後半で解説します。
請求書作成の前に、取引先と確認するべき6つのこと
取引内容によっては、やりとりしている相手と請求先が異なる場合があります。そのため、請求書に記載すべき会社名や屋号、部署名、担当者名を確認しておきましょう。
また、送付先も確かめておくと安心です。郵送やFAXでの送付の際は住所や番号を、メールで送る場合は宛先メールアドレスのほかCCに含めるべきアドレスも確認します。
請求内容の内訳は請求額に関わるため、誤解のないようにしましょう。また合計金額については、手数料や消費税などの内訳まで認識をそろえます。
銀行振込の場合、振込伴う手数料をどちらが負担するのかも明確にしておきましょう。「取引先が負担すると思っていたら、手数料が引かれて振り込まれていた」など想定外の事態を避けられます。
期限は取引先の支払いサイクルに合わせて設定するのが一般的です。それ以外の希望がある場合は事前にすり合わせておきましょう。
売上額や、消費税の計算によって端数が出る場合があります。切り捨て、四捨五入、切り上げのいずれの対応にするのか、取引先と合意しておきましょう。
請求書の送付方法は、郵送、FAXでの送信、メールへの添付、専用システムへのアップロードなどが考えられます。メール添付の場合は、指定の件名やファイルの形式、ファイル名のルールなども確認しておくとスムーズです。
請求書の記載事項
必須項目
1. 取引年月日
取引が発生した年月日を示すもので、請求日ではありません。年は西暦・和暦のどちらでもかまいませんが、請求書内で統一するようにしましょう2. 宛名
事前に確認した請求先企業名や部署名、担当者名を書きます3. 発行者情報
作成者(たいていの場合は請求者)の正式な会社名や屋号、担当者氏、住所、連絡先を記載します。押印やロゴマークは必須ではないものの、正式な書類であるという印象を与えたい場合は、それらを含めたテンプレートを準備してもよいでしょう4. 取引内容
「どんな商品やサービスをいくつ取引したのか」を表す項目です。単価、数量、合計を簡潔に記載し、必要に応じて別紙で明細を作成します5. 合計の内訳
小計、消費税、手数料などの内訳も記載しましょう。取引内容によっては消費税が対象外になったり、源泉徴収の対象になったりする場合があります。詳しくは国税庁のウェブサイトで確認してください
任意項目
A. 請求書番号
各請求書に固有の番号をつけておけば、管理がしやすいほか、請求書に関して問い合わせが来た場合の対応がスムーズになります。特に、毎月複数の請求書を発行する場合に便利ですB. タイトル
納品書や見積書などの似た書類と取り違えないよう、「この書類は、請求書である」と一目でわかるようなタイトルをつけますC. 支払い期限
事前に取引先と合意した日付を記載しますD. 振込先
銀行振込を指定する場合は、金融機関名、銀行コード、支店コード、口座番号など、振込に必要な情報をすべて記載し、一切の混乱がないようにします。また取引先が都合のよい金融機関を選べるよう、複数の振込先情報を提示できると親切です
適格請求書(インボイス)に必要な追加項目
登録番号:適格請求書発行事業者として登録した番号です。登録時に交付された通知書で確認できます 軽減税率の対象品目である旨の記載:インボイスでは、どの取引内容が軽減税率の対象となるかを明示しなければなりません 税率ごとに区分して合計した対価の額(税込または税抜)および対象税率:合計の内訳の部分では、10%の消費税率の対象となる対価の合計と、8%対象の対価の合計をそれぞれ明示します
税率ごとに区分した消費税額:税率ごとの消費税額の合計も分けて記載します
面倒な請求書発行業務を、Square 請求書で無料で自動化
無料なのに高機能!ミスを防止できて安心
請求書の送信:作成後にPDFをダウンロードし、メールに添付する必要はありません。請求先のメールアドレスを入力すれば、その場で送信できます 請求先の定期送信:定額サービスを提供しているなど、毎月、同じ取引先やお客さまに同じ金額の請求書を送っておる場合、事前に設定しておけば自動的に請求書が発行・送信されます 支払いリマインダーの自動送信:支払期限の前日や当日などにリマインダーを送ることができます 支払い状況の確認:Square 請求書にはクレジットカード決済機能がついています。クレジットカードで取引先が支払った場合、支払い状況をメールや管理画面で確認できます カード情報の保存:取引先やお客さまのクレジットカード情報を保存し、次回以降の請求に使うことができます