新潟カツ丼 タレカツ | Square ターミナル導入事例

「タブレットもいらない、プリンターが一体型になっていて、それ単体で決済と集計ができるとなると、Square ターミナルの一択でした」–株式会社ラグーンインターナショナル代表 阿部信明さま

黄金色の衣に包まれた揚げたてサクサクでジューシーなカツを醤油ベースの甘辛タレにくぐらせ、どんぶりに入ったホカホカご飯のうえに乗せる……想像するだけで思わずお腹が鳴りそうなこのメニュー「タレカツ丼」を提供しているのが「新潟カツ丼 タレカツ」(以下、タレカツ)だ。新潟市発祥のB級グルメとして地元の人に愛されてきたタレカツ丼の専門店であり、東京、京都、大阪に11店舗を展開している。

タレカツを運営する株式会社ラグーンインターナショナル代表の阿部信明さんは新潟県の出身。昔から親しんできたタレカツ丼を東京でも食べたいという思いから縁もあって、経験のなかった飲食業に飛び込むことになった。2007年に東京・神保町に1店舗目を開業。以降、都内を中心に店舗を増やし、2021年5月には吉祥寺北口店、6月には大阪・心斎橋にもお店をオープンさせている。

開業以降長らくお会計では現金しか扱っていなかったタレカツが初めてのキャッシュレス決済端末として選んだのは、Square ターミナル。キャッシュレス決済導入に踏み切ったきっかけ、Square ターミナルの使用感を阿部さんに伺った。

業種 飲食業
業態 タレカツ丼専門店
利用しているサービス Square ターミナルSquare データ
導入を検討した理由 タブレットが不要で、レシートプリンターを内蔵した決済端末を探していた
Squareが役に立っている点 ・低コストで複数店舗にキャッシュレス決済を導入
・スペースを取らないコンパクトなオールインワン決済端末
・スタッフに負担をかけずにキャッシュレス決済を導入

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JR中央線・吉祥寺駅北口を出て、買い物客で賑わう吉祥寺サンロード商店街を真っ直ぐ進み最初の信号を右折すると、タレカツ吉祥寺北口店の看板が目に飛び込んでくる。11時のオープンと同時に次々とお客様が訪れ、イートインのみならずテイクアウトを利用する人も多いようだ。老若男女と客層は広く、中には懐かしい味を食べたいと遠くから訪れるお客様もいるという。

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飲食業界の経験が全くなかった阿部さんが飲食店経営を始めたのは14年ほど前。決済を扱うIT企業で会社員をしながら大手飲食店の知人に協力してもらい、神保町に1号店をオープンした。開業の1週間後には土曜日のお昼の番組に生出演。ご当地グルメブームも相まってお客様は順調に増え、阿部さんはこれ一本でやって行こうと決めた。

コロナをきっかけに、キャッシュレス決済を導入

初めての飲食店経営、上手く行かないことも考慮して、失敗してもなんとか返せる金額を初期投資の上限額に設定し、コストを抑えるべく小さめの店舗で始めた。前職を通じて決済手数料の高さなどを知っていたからこそ、お店にはクレジットカード決済を導入しなかった。

「今は3%台になってますけど、当時は4%、5%の世界で。飲食の場合、営業利益率は10%あれば良い方なんですね。その半分近くを決済手数料に取られるのは暴利だなというのが一番の理由でした。あとは、当時はそんなに優れた決済端末がなく、決済だけで1分以上かかる。お客さんが並んでるランチタイムに、決済だけでスタッフが一人取られるのは手数料以上に機会損失が大きいなと。その2つがネックでずっと入れてなかったです」

開業から10年以上現金のみの対応だったタレカツがキャッシュレス決済導入に踏み切ったきっかけは、新型コロナウイルス感染症の拡大。接触機会を減らすべく、モバイルオーダー(※)を採用したところ、利用者が多いことに気付いた。合わせて、クレジットカードが使えないと知って帰ってしまうお客様の存在も気になっていた。

※:現在モバイルオーダーは利用は一時停止しています。

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「やっぱり入れないとまずいかなと。いろいろ調べたら、結構簡単で時間も取られずに導入できると分かって、決済手数料も3.25%(※)と比較的安くなってたので」

※:対面決済の場合、Visa、Mastercard、American Express、JCB、 Discover、Diners Club、QRコード(PayPay)、交通系電子マネー(PiTaPaを除く)、QUICPay、iDの決済手数料は3.25%です。

キャッシュレス決済を導入するにあたって、決済端末にはいくつか条件があった。各店舗にはすでにレジスターを入れているので、既存のレジと合わせて利用でき、かつスペースを取られるようなタブレットやレシートプリンターの追加購入が必要ないもの。

「タブレットもいらない、プリンターが一体型になっていて、それ単体で決済と集計ができるとなると、Square ターミナルの一択でした」

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Square ターミナルは1台で税込39,980円。全店舗に入れるとなると、それなりにコストがかかるが、端末の代金は気にならなかっただろうか。

「タブレットとプリンターを買えば、その倍にはなる。そう考えると、一台で小さくて、しかも充電すればワイヤレスで一日使える。金額はハードルにはならなかったです」

Square ターミナルにはPOSレジ、液晶ディスプレイ、レシートプリンターが内蔵されている。片手で持てるコンパクトなサイズで、一台でクレジットカード、電子マネー決済に対応し、レシートや領収書の発行もできる。置けるスペースが限られているというお店には丁度よい決済端末だ。

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お会計の3割がキャッシュレス決済

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▲タレカツ吉祥寺北口店の店長、石川さん。

キャッシュレス決済を初めて導入する際に気になるのが、導入スピードとオペレーションへの負担だ。この二点に関しては、どうだったのだろうか。

「ウェブから申し込みをして、店舗ごとのアカウントを作って、端末や消耗品関係を購入したら、大体2日目には使えるようになりましたね。他は使ったことないので分からないですけど、おそらく一番早いんじゃないでしょうか」

Squareではオンライン上で申し込みが完結する。早ければ、申し込みから1日、2日程度で一部のカードブランドは使えるようになる。時間がかからないという点では、スタッフへのトレーニングも同じだ。タレカツでは、店長と副店長に向けて使い方を10分程度説明をしただけで、特に時間をかけた研修やマニュアルの作成は必要なかった。

「操作性が良いと評判です。分かりやすいって。使い勝手に対する不満はなかったですね」

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Squareを導入したのが、2021年の3月。取材をした6月時点で、3割以上のお客様がキャッシュレス決済を利用している。

「傾向としては交通系ICが結構多いですね。うちの場合、金額が1,000円以内に収まることが多いので」

決済の仕組みをよく知っていたからこそクレジットカード決済の導入には抵抗があった。そんな阿部さんに導入後の感想を聞くと、「お客様の利便性が上がっているし、カード決済がないことで逃がしていた機会を取り戻せていると思います。Square ターミナルから送られてくる決済金額も、毎日店舗から上がってくる数字とずれてたことがないですね」と話してくれた。

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2020年から続く感染拡大の影響でどの飲食店も大きな打撃を受けている。幸い、タレカツでは前々からフードデリバリーサービスを利用していたこともあり、大きく売り上げが落ち込むことはなかったが、それでも客足が思ったほど延びなかった店舗もある。

阿部さんはこのピンチをチャンスと捉え、積極的に出店したいと考えている。発祥の地である新潟市でも10店舗以上展開しているところはない。タレカツ丼専門店というユニークさを生かして、東京、大阪や名古屋などで大都市を中心に常に新規開店の候補物件を探している。そして店舗展開のみならず、新しい業態にも挑戦したいと話す。

「宅配だけなのですが、美味しいとんかつ屋さんをやろうかと。吉祥寺北口店にちょうど2階があって、2階からデリバリースタッフの出入りができるので、ここだったら宅配ができるなと思ったんですよね」

タレカツ1号店の開業から14年、とんかつの宅配専門店という阿部さんの次の挑戦が楽しみだ。

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▲タレカツ吉祥寺北口店。1階にカウンター席とレジ、2階にテーブル席とキッチンがある。

「タブレットとプリンターを買えば、その倍にはなる。そう考えると、一台で小さくて、しかも充電すればワイヤレスで一日使える。金額はハードルにはならなかったです」ー株式会社ラグーンインターナショナル代表 阿部信明様

Squareが実現したこと

低コストで複数店舗にキャッシュレス決済を導入

初めてキャッシュレス決済を導入する場合、システムの操作に必要なタブレット端末と、レシートプリンター、決済端末を全部足すと10万円以上はかかる。複数の店舗で導入するとなると、それだけコストが嵩むが、Square ターミナルなら半額以下で必要な機能が全部搭載された決済端末を導入できる。

スペースを取らないコンパクトなオールインワン決済端末

店舗が比較的狭い、レジスペースが限られているなど、決済端末を置くスペースが取れない場合、Square ターミナルならサイズがコンパクト、かつコードレスで使える。場所を取らず、使わないときには仕舞っておくこともできる。

スタッフに負担をかけずにキャッシュレス決済を導入

タレカツでは特に研修時間を設けることなく、10分程度の説明で店舗スタッフがすぐに端末を使いこなせるようになった。

Squareでは、キャッシュレス決済端末POSレジなど、飲食店の運営に役立つサービスや機能を多く提供しています。

Square導入のご相談は営業チームに

Squareサービスの導入を検討中のお客さまに、営業チームが導入から利用開始までサポートします。イベントでの利用や、複数店舗での一括導入など、お気軽にご相談ください。

この事例に登場したSquareのサービスは:

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