飲食店のセルフオーダーシステム「Square キオスク」で業務効率アップ

飲食店経営を成功させるためには、業務の効率化と顧客サービスの向上が欠かせません。人手不足に悩んでいる店舗では、セルフオーダーシステムが非常に役立ちます。

今回は、Squareが提供するセルフオーダーシステム「Square キオスク」について解説していきます。

目次


Square キオスクとは?

Square キオスクは飲食店向けに設計されたセルフオーダーシステムです。セルフオーダーシステムを使うことで、お客さまは好きなタイミングで自由に商品やサービスを注文できます。決済機能を内蔵したSquare キオスク端末とSquare キオスクアプリを連携させることで、メニューの閲覧から注文、支払いまでをお客さま自身で済ませられます。
jp-blog-kiosk-Futeishoku_A0042

Square キオスクを導入するメリット

人手不足を補える

Square キオスクを使うと、お客さま自身で注文と決済をすばやく済ませることができます。その分、フロアのスタッフ数を減らせたり、注文の調理や提供といった人手が必要な業務にスタッフを回せたりします。Squareがアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアの飲食店経営者を対象に実施した調査では、回答者全員が人員不足問題を解消するためにテクノロジーや自動化システムを利用していると答えており、36%が注文受付時に自動化システムやテクノロジーに頼っているとしています。
セルフオーダーシステムの導入は、人員不足の解決に役立つだけでなく、多くの飲食店が直面している人件費高騰の問題にも有効です。

顧客満足度が向上する

セルフオーダーシステムを利用することで、お客さまは自分のペースで注文・決済ができます。ランチタイムなどで混雑した店内だと、呼んでもなかなか店員が来なかったり、お会計したくてもレジに店員がいなかったりすることがあります。こうしたストレスを解消し、顧客満足度の向上にも貢献するのがセルフオーダーシステムです。お客さまのオーダーを間違えるといったミスも発生しません。

スペースを有効活用できる

Square キオスク端末は、本体がおよそ32cm✕20cmとコンパクトなつくりになっており、大規模なレイアウト変更をしなくても設置できるのが特長です。壁に固定したり、カウンターに置いたり、別売りのフロアスタンドと組み合わせれば自立させることもできます。お客さまの利用を促すために「セルフオーダーをご利用ください」といったサインを近くに設置しておくことをおすすめします。

jp-blog-kiosk-Brewery

収益アップにつながる

セルフオーダーシステムの導入は、顧客単価アップにつながる可能性があります。店員と顔を合わせずに注文できることで、お客さまは躊躇することなく多めに注文したり、トッピングをリクエストできたりします。
さらに、セルフオーダーシステムではお客さまが画面を操作する際に、自動的に商品のサイドメニューやトッピング、テイクアウトにするかどうかの選択肢が表示されます。Square キオスクにも、お客さまの注文内容に基づいて追加メニューを提案するアップセル機能があります。サイドメニューや飲み物、セットメニューなどを自動でおすすめすることで、顧客単価アップにつながります。

顧客の動向をデータで把握できる

セルフオーダーシステムでは、お客さまの操作内容が正確に記録されるため、メニューの注文数や売上金額を通じて、お客さまの購買パターンや好みを深く理解できます。こうしたデータを活用すれば、人気メニューに特化したキャンペーンを実施するなど、よりターゲットを絞ったマーケティング展開も可能になります。
Square キオスクとSquare ロイヤルティを連携させることで、リピーター獲得施策の実施も可能です。お客さまは注文の際に、簡単な操作でポイントプログラムへの登録手続きやポイント獲得を行うことができます。

Square導入のご相談は営業チームに

Squareサービスの導入を検討中のお客さまに、営業チームが導入から利用開始までサポートします。イベントでの利用や、複数店舗での一括導入など、お気軽にご相談ください。

Square キオスクを導入するには

1.導入前にまずビジネスニーズを分析しよう

セルフオーダーシステムが自店舗に合っているかどうかをまず検討しましょう。テイクアウト専門のコーヒーショップや定食屋、ラーメン店のようなお客さまの滞在時間が短い店舗では、ササッと注文を済ませられるセルフオーダーシステムの導入が、サービスの効率化やスペースの有効活用に役立ちます。

jp-blog-Self-Service-Kiosks-counter

一方、お客さまの滞在時間が長いフレンチレストランや和食料理店だと、フロアやキッチンにいるスタッフの負担を減らすために、ハンディ端末やキッチンディスプレイの方が役に立つかもしれません。Squareは、以下の機能および端末を提供しています。

※Square ターミナルをハンディとして利用するにはSquare レストランPOSレジの有料プラン登録が必要です。

2. 用途に合った組み合わせを選ぼう

ビジネスニーズが明確になったら、次は端末とアプリを選びましょう。セルフオーダーシステムの導入には、(1)お客さま用(2)スタッフ用の端末とアプリが必要です。

(1)お客さまが注文・決済するための端末とアプリ

Square キオスクアプリ(月額5,000円/台)
Square キオスク端末​(29,980円/台)(※1)
iPad​(Square キオスク端末に​取り付けます)(※2)

複数店舗を経営している、あるいは店舗内にセルフオーダー端末を複数台設置したい場合は、上記の端末とアプリが複数必要になります。

※1 Square キオスクは​電子マネーに​対応していません。​ご了承ください。
※2 iPad(第10世代)、iPad Pro 11インチ(第1〜第4世代)、iPad Air(第4、第5世代)、iPad Air 11インチ(M2)に対応しています。

(2)スタッフが注文を確認するための端末とアプリ

​​Square POSレジアプリ
Square レストランPOSレジアプリ​
​​​上記のアプリを​インストールしたタブレットや​スマートフォン
Square キッチンディスプレイ(任意)
キッチンプリンター(任意)

お客さまが注文・決済した内容を確認するには、Square POSレジまたはSquare レストランPOSレジをインストールしたタブレットかスマートフォンが必要です。キッチンとフロアの両方で注文を確認したい場合は、複数台必要です。また、フロアではSquare レストランPOSレジで注文を確認しつつ、キッチンではSquare キッチンディスプレイに注文内容を表示させるといったことも可能です。

複数台の導入を検討している、自店舗に合う組み合わせを知りたい場合は、営業チームまでお問い合わせください

3. セルフオーダー端末を設置しよう

端末の台数や組み合わせが決まったら、設置場所を選びましょう。Square キオスクの場合、業者に設置を依頼する必要はありません。設置に必要な取り付け金具はすべて同梱されています。また、設置場所を変更する際も、簡単に取り外して別の場所に移動できます。

4. お客さまに利用方法を伝えよう

お客さまがスムーズに利用できるよう、案内方法を考えましょう。店内ポスターを掲示したり、簡単な操作手順を添えたりすることができます。また、セルフオーダー端末を利用すると割引になるなど、特典の付与が利用を促すこともあります。


Squareのブログでは、起業したい、自分のビジネスをさらに発展させたい、と考える人に向けて情報を発信しています。お届けするのは集客に使えるアイデア、資金運用や税金の知識、最新のキャッシュレス事情など。また、Square加盟店の取材記事では、日々経営に向き合う人たちの試行錯誤の様子や、乗り越えてきた壁を垣間見ることができます。Squareブログ編集チームでは、記事を通してビジネスの立ち上げから日々の運営、成長をサポートします。

執筆は2024年11月8日時点の情報を参照しています。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。