北海道・ニセコは、世界中からスキーヤーやスノーボーダーが訪れるスノーリゾートだ。良質なパウダースノー、羊蹄山を望む景色、街から山へ向かう高揚感。冬になると、国内外から多くのゲストがこの地を訪れる。
そのニセコ・ひらふエリアにあるのが、リズムジャパン最大規模のフラッグシップストアであるリズムヒラフだ。スキー・スノーボード用品のレンタルや販売に加え、レッスン、バックカントリーガイディング、カフェ、チューンナップなど、雪山で過ごす一日を支えるさまざまな機能を備えている。
今回は、リズムジャパンのシニアゲストエクスペリエンスマネージャーであるMelissa Leechさんに、リズムヒラフの店舗づくり、冬季の運営、そしてSquareを使った決済の仕組みについて伺った。
| 業種 | 小売業・レジャー業 |
| 業態 | スポーツ用品のレンタル・販売、レッスン、カフェ |
| 使用しているSquareのサービス | Square ターミナル、Square リーダー、Square スタンド、Square POSレジ、Square 請求書 |
目次
- レンタルからカフェまで。雪山を楽しむためのワンストップ拠点
- 冬の繁忙期を支える、わかりやすい決済の仕組み
- 店舗に戻らず決済。Square 請求書でレンタル延長をスムーズに
- 山で過ごす時間を、最大限楽しんでもらうために
- Squareで実現できたこと


レンタルからカフェまで。雪山を楽しむためのワンストップ拠点
リズムヒラフを訪れたのは、9月下旬。冬の繁忙期を前にしたニセコには、初秋の穏やかな空気が流れていた。店内にはマウンテンバイクやスケートボードが並び、ボルダリングウォールで体を動かす人も。カフェでは、ゲストがゆったりとした時間を過ごしていた。


だが、雪の季節が始まると、リズムヒラフの表情は大きく変わる。世界中からスキーヤーやスノーボーダーが訪れ、レンタル用品を受け取る人、ブーツや板の調整を相談する人、リテールエリアでギアを選ぶ人、カフェでひと息つく人で店内はにぎわう。午前中はこれから山へ向かうゲストが集まり、午後にはレンタル用品を返却する人や、滑り終えたあとに立ち寄る人も増えていく。



▲冬のリズムヒラフの様子(写真提供:リズムジャパン)
ひとつの店舗の中で、季節によって使われ方が変わり、時間帯によって人の流れも変わる。リズムヒラフは、レンタル、レッスン&ガイディング、リテール、カフェ、チューンナップを通じて、雪山での一日を始める前から、滑り終えたあとの時間までを支える場になっているのだ。
「品ぞろえの豊富さも私たちの魅力の一つですが、それ以上に大切なのはサービスです。単に用具を貸し出すのではなく、お客さまの記憶に残る体験を届けたいと考えています」

▲シニアゲストエクスペリエンスマネージャーのMelissa Leechさん
レンタルを予約したゲストは、来店後にチェックインを済ませ、フィッティングへ進む。スタッフはスキーやスノーボードの経験、山でどのような時間を過ごしたいかを聞きながら、ブーツやギアを選んでいく。技術スタッフは実際に日々山を滑り、その経験をもとに、その日の雪やゲストのレベルに合うギアを提案する。
ギアを受け取ったゲストは、そのまますぐにゲレンデへ向かうことができる。リズムヒラフから主要なリフトまでは徒歩3〜4分ほど。冬季には、店舗前に地域のシャトルバスも停車する。必要な準備を済ませたゲストが、そのまま山へ向かえる動線があることも、リズムヒラフの大きな特徴だ。

▲(写真提供:リズムジャパン)
その動線は、店のつくりにも表れている。混雑する冬季でも落ち着いて過ごせるよう、店内は開放的でゆとりのある空間になっており、大きな窓からは羊蹄山を望むことができる。カウンターを低めにしているのも、来店したゲストがすぐにスタッフの顔を見られるようにするためだ。


「多くのお客さまにとって、ニセコで最初に入るお店がこのリズムヒラフです。ここから休暇が始まり、山へ向かっていきます。だからこそ、私たちはゲストの体験を第一に考えています」
リズムヒラフが目指しているのは、流れ作業のようにゲストを案内することではない。初めて雪山に立つ人も、久しぶりに滑る人も、その人に合ったペースで必要なものを受け取り、安心して山へ向かえるようにすること。ゲストが雪山で過ごす一日は、リズムヒラフに入った瞬間から始まっている。
冬の繁忙期を支える、わかりやすい決済の仕組み
冬のニセコには、世界各国から多くのゲストが訪れる。その分、支払い方法も多様だ。クレジットカードやタッチ決済を利用するゲストもいれば、スマートフォンのウォレット決済を使う人もいる。香港や中国からのゲスト、日本国内のゲストのなかには、QRコード決済を選ぶ人も少なくない。国や地域によって慣れている支払い方法が異なるため、店頭では幅広い決済に対応できる環境が求められる。

▲(写真提供:リズムジャパン)
一方で、スタッフ側にも冬季特有の難しさがある。
「リズムジャパンでは、繁忙期になるとニセコだけで約450人のスタッフが運営に携わります。ゲストサービスカウンター、カフェ、ワークショップ、送迎など、Squareを使う場面は部署によって異なるため、短期間で操作を覚え、それぞれの持ち場で迷わず使えるようにする必要があります」
リズムヒラフでは、用途に応じてSquareの決済端末を使い分けている。レジカウンターで主に使うのは、iPadと接続して使うSquare スタンド。店頭での会計に加え、iPadのカメラを使った免税対応も行えるよう工夫している。

また、チューンナップやレッスンなど、カウンター以外で決済が発生する場面では、持ち運びしやすいSquare リーダーを活用。カフェではSquare POSレジを使い、登録したメニューから注文を受け付ける。ゲストサービスカウンターでは、レンタル延長や追加料金の支払いにSquare 請求書を取り入れている。

「お客さまごとに必要な対応が異なるからこそ、スタッフが使うシステムはシンプルであってほしいんです。Squareは画面が分かりやすく、新しいスタッフも覚えやすい。トレーニングする側にとっても、心配が少ない部分です」
多様なゲスト、多様な支払い方法、冬季に加わる多くのスタッフ。リズムヒラフの現場には、対応すべき場面がいくつもある。リズムジャパンは、それぞれの接点に合わせてSquareの端末や機能を使い分け、スタッフが迷わず対応しやすい環境を整えている。その積み重ねが、ゲストが支払いをスムーズに済ませ、次の体験へ進みやすい動線につながっているのだ。
店舗に戻らず決済。Square 請求書でレンタル延長をスムーズに
レンタル用品を受け取ったあと、ゲストはそのまま山へ向かう。だが、滑っているうちに「あと1時間レンタルを延長したい」といった追加の支払いが必要になるケースや、返却が遅れて追加料金が発生する場合もある。

▲(写真提供:リズムジャパン)
「以前は、そうした支払いのためにスタッフが請求書を一件ずつ作成し、別途メールで支払いリンクを送っていました。未払いの場合には、催促のメールも一件ずつ手動で送っていたんです。でも事業が広がるにつれて、この手作業の積み重ねがスタッフの負担になっていきました」
リズムジャパンでは現在、レンタル延長や追加料金の支払いにSquare 請求書を活用している。テンプレートを使って請求書を作成し、Squareから直接ゲストへ送付。未払いの場合は自動リマインダーも設定できるため、スタッフが一件ずつ催促メールを送る手間を減らせるようになった。

▲Square 請求書のイメージ
「お客さまには、支払いのためにお店へ戻ってきてもらったり、何度もメールや請求書を確認してもらったりするより、支払いをすばやく済ませて、できるだけ長く雪山を楽しんでほしいんです。私たちにとってもその方がスムーズですし、双方にとって良い流れだと思っています」
リズムジャパンが見ているのは、支払いそのものではなく、その先にあるゲストの時間だ。支払いのために店舗へ戻る時間や、メールを探す手間を少しでも減らせば、その分、ゲストはもう少し長く山にいられる。もう一本滑ることができるかもしれないし、仲間と過ごす時間を楽しめるかもしれない。
Melissaさんが大切にしているのは、ゲストが限られた休暇のなかで、山での時間を最大限に楽しめること。Square 請求書もまた、その想いを現場で形にするための仕組みのひとつだ。
請求書の作成から送信まで簡単スピード対応
Square 請求書は決済機能付きのクラウド請求書サービスです。無料ではじめられ、自動送信や定期送信など便利な機能も盛りだくさん。フリーランス、個人事業主、業務請負やサービス請負業の請求業務を簡単に効率化できます。
山で過ごす時間を、最大限楽しんでもらうために
リズムジャパンが目指しているのは、リゾートを訪れる人にとって、信頼できるパートナーであり続けることだ。スキーやスノーボードに慣れている人だけでなく、初めて雪山に立つ人や、久しぶりに滑る人にとっても、安心して相談できる存在でありたいとMelissaさんは話す。
「私たちは、すべての人に山を好きになってほしいと思っています。リズムジャパンのスタッフは“Friendly Expert”であることを大切にしています。専門的な知識を持ちながらも、ゲストに寄り添い、安心して山へ向かえるように支える存在でいたいんです」

その思いは、リズムジャパンの原点にも重なる。リズムジャパンはもともと、オーストラリアをルーツに持つ事業だ。日本の雪に魅了された創業メンバーがニセコを訪れ、数人で改装したトイレ棟を使った即席の店舗からスタートした。そこから少しずつ拠点を広げ、現在はニセコ、白馬、富良野でゲストを迎えている。

創業から20年。小さな拠点から始まったリズムジャパンは、今ではリズムヒラフのような大型店舗を構え、雪山で過ごす一日を支える存在へと広がった。
「創業時から毎年来てくださる方もいるんですよ。昨年は、そうしたお客さまのためにカフェでケーキとシャンパンを用意しました。創業者のMattも店に来て、直接感謝を伝えたんです。とても温かい時間でした」
規模が大きくなっても、見ている先は変わらない。ゲストができるだけ長く、気持ちよく、大好きな山で過ごせること。そのためにリズムジャパンは、店舗づくりや接客だけでなく、決済や請求、スタッフの働きやすさまで含めて、日々の運営を見直し続けている。
「ゲストには、山で過ごす時間を最大限に楽しんでほしいと思っています。そして、また戻ってきて、友人や家族、大切な人たちを連れてきてもらえたらうれしいですね」
ニセコを訪れたゲストが、リズムヒラフで準備を整え、安心して山へ向かう。アクティビティを楽しんだあとも、また行きたい、相談したいと思える場所であり続ける。リズムジャパンは、20年かけて育ててきた山への愛情とゲストへの想いを軸に、多くの人が山を好きになるきっかけをつくり続けている。


「お客さまには、支払いのためにお店へ戻ってきてもらったり、何度もメールや請求書を確認してもらったりするより、支払いをすばやく済ませて、できるだけ長く雪山を楽しんでほしいんです。私たちにとってもその方がスムーズですし、双方にとって良い流れだと思っています」 ー リズムジャパン シニアゲストエクスペリエンスマネージャー Melissa Leechさん
Squareで実現できたこと
多様な支払い方法に対応しやすい店頭決済
リズムヒラフには、世界各国からゲストが訪れる。クレジットカードやタッチ決済、スマートフォンのウォレット決済、QRコード決済など、ゲストによって慣れている支払い方法は異なる。Square スタンドやSquare リーダーなどを用途に応じて使い分けることで、レンタル、リテール、カフェ、チューンナップ、ゲストサービスなど、店舗内のさまざまな会計シーンに対応しやすい環境を整えている。
初めて使うスタッフも覚えやすい操作性
冬季には多くのスタッフが加わるリズムヒラフ。なかには、Squareを初めて使うスタッフもいる。Squareの画面は見やすく、操作も分かりやすいため、Melissaさんは「トレーニングの面ではあまり心配していない」と話す。短期間で多くのスタッフが現場に入る繁忙期でも、会計まわりの操作を覚えやすいことが、スムーズな店舗運営を支えている。
レンタル延長の支払いを、店舗に戻らず完了
レンタル期間を延長したいときや、追加料金が発生したときに活用しているのがSquare 請求書だ。以前はスタッフが一件ずつ請求書を作成し、未払いの場合は手動で催促メールを送っていた。現在はテンプレートや自動リマインダーを活用し、ゲストに分かりやすく支払いを案内できるようにしている。ゲストは店舗に戻らず支払いを済ませられるため、その分、山で過ごす時間を長く楽しむことができる。
記事に掲載されている店舗情報 (商品内容、価格、営業時間など) は2026年9月時点のものです。 (1)

