世界各国からセレクトした家具や照明、雑貨を取り扱うMAARKET。オンラインストアから始まった同店は、2024年に実店舗をオープン。実物を目で見て、試して、スタッフに相談しながらじっくり選べる空間だ。
しかし高単価の家具は、その場で購入が決まるとは限らない。サイズや仕様を検討し、構成を変えながら、後日購入に至ることも多い。MAARKETでは、こうした家具選びの流れに合う決済サービスとして、Squareを選んだ。今回はショップマネージャーの伊野勝和さんに、実店舗での接客体験とSquare活用について伺った。
| 業種 | 小売業 |
| 業態 | インテリアショップ |
| 使用しているSquareのサービス | Square ターミナル、Square ハンディ、Square レジスター、Square 請求書、Square POSレジ リテール向け(プラスプラン) |
目次
- オンラインから実店舗へ。家具との出会いを広げるMAARKET
- 検討期間の長い家具販売に、Square 請求書という選択
- 売場で接客を続けたまま決済へ。広い店内で活用するSquareの端末
- 展示品と新品在庫を分けて管理。接客を助ける在庫確認と売上管理
- 何度訪れても、新しい発見のあるインテリアショップに
- Squareで実現できたこと

オンラインから実店舗へ。家具との出会いを広げるMAARKET
MAARKETは、株式会社インターオフィスが運営する家具・インテリアのオンラインストアとしてスタートした。ヨーロッパを中心に、世界各国からセレクトした家具や照明、雑貨を取り扱い、2024年にはその世界観を体験できる実店舗をオープンした。
店内には、オンラインで取り扱う商品の中から選ばれた家具や照明、雑貨が並ぶ。オンラインでは約2,000商品を取り扱い、実店舗ではその中から約300商品を展示。実物の質感やサイズ感を確かめながら、スタッフに相談できる空間になっている。
「店内にいるスタッフは、それぞれ家具が好きで知識を持っています。他のお店で聞くより詳しい話が聞ける、ここに来れば大体のものは試せる、という場所にしたいと思っています」

▲お話を伺ったMAARKETのショップマネージャー、伊野勝和さん
そして2026年7月には、店舗をリニューアルした。以前は店内にレジカウンターが2カ所あり、空間もいくつかのエリアに分かれていたが、中央にあった黒いレジカウンターの壁をなくし、約500平方メートルのフロアをより開放的な空間へと刷新。レジも1カ所に集約した。
「以前は壁があったので反対側が見えず、エリアごとにスタッフを配置する必要がありました。今は壁がなくなって見通しが良くなりましたし、お客さまにとってもレジが1つになって分かりやすくなったと思います。何より空間に開放感が出ましたね」
リニューアル後は、椅子をはじめとした家具の展示数も増えた。今後は約2カ月ごとにレイアウトや展示テーマを変え、デザイナーを招いたイベントなども行いながら、訪れるたびに新しい発見のある店舗を目指している。


▲リニューアル後のMAARKETの店内(写真提供:株式会社インターオフィス)
検討期間の長い家具販売に、Square 請求書という選択
MAARKETでは、高単価の家具や、サイズ・色・仕様をカスタムできる家具も多く取り扱っている。店頭で見積もりをとったあと、自宅でサイズを測り、仕様を検討してから購入を決めるお客さまも少なくない。
「早い方だと、一度帰ってサイズを測り、大丈夫そうだとなれば1日、2日で購入されることもあります。一方で、かなり時間をかけて検討される方もいらっしゃいます。半年ほど悩まれることもありますね」
なかでも、パーツや色を組み合わせて選ぶ家具は、検討の途中で仕様が変わることも少なくない。たとえばスイス発のモジュール家具ブランド・USMのように、扉の有無や構成によって金額が変わる商品では、店頭で見積もりを出したあと、メールでやり取りを重ねながら最終内容を決めていくこともある。
以前使用していたPOSレジでは、こうした後日決済に対応する方法に課題があった。店舗で接客した売り上げを、店舗側で完結して管理できる遠隔決済の手段を探していたのだ。

そこでMAARKETが導入したのが、Square 請求書だった。店頭で相談を受け、見積もりを作成し、メールで仕様を確認。最終内容が決まったらSquare 請求書を送り、お客さまは来店せずにカード決済を完了できる。
「Squareで遠隔決済ができると聞いたときに、『まさにこれだ』と思いました。本当にそこを導入したかったんです。以前から遠隔で決済することは多かったので、これは入れると違ってくると感じました。一度やり取りをしていれば、その後はメールで進められます。たとえば、以前購入した家具に一段足したいという場合も、メールで内容を確認して、そのまま決済していただくことができます。直接来店していただかなくてもいいので、お客さまにとっても楽になったと思います」
請求書の作成から送信まで簡単スピード対応
Square 請求書は決済機能付きのクラウド請求書サービスです。無料ではじめられ、自動送信や定期送信など便利な機能も盛りだくさん。フリーランス、個人事業主、業務請負やサービス請負業の請求業務を簡単に効率化できます。
Square 請求書は、現在MAARKETの決済の中でも利用が多いサービスになっている。伊野さんによると、決済全体の約半数を占めるそうだ。
大切な家具だからこそ、すぐに決めなくてもいい。実物を見て、スタッフに相談し、自宅で考え、納得してから購入する。その流れの最後に、来店せず決済できる仕組みがあることは、MAARKETの接客体験を後日までつなぐ役割を果たしている。

▲Square 請求書のイメージ
売場で接客を続けたまま決済へ。広い店内で活用するSquareの端末
リニューアル後のMAARKETでは、中央のレジカウンターにSquare レジスターを設置している。加えて、Square ターミナル1台とSquare ハンディ2台を導入し、店内の状況に応じて複数の端末を活用している。
「以前は『決済してきますので、少々お待ちください』とお伝えしたり、カード決済の際に『こちらまで来てください』とお願いしたりすることがありました。今はスタッフ側から端末を持って行って、その場で決済できるので非常に楽になりました」
約500平方メートルの広いフロアでは、お客さまが商品を見ている場所でそのまま相談が進むことも多い。レジカウンターでの決済に加え、打ち合わせスペースや売場など、そのとき接客している場所や混雑状況に合わせて、使いやすい端末を選んでいる。

さらに、売場で端末を使えることは、繁忙時にも役立っているそうだ。
「忙しい時期や、海外からのお客さまには、接客している端から決済をお願いされることもあります。そういうときは、機動性のある決済端末が非常に役立っています」
家具を見ながら相談し、その場の流れで決済へ進む。端末を売場に合わせて動かせることは、広い店内での接客を止めず、お客さまにとっても自然な購入体験につながっている。

展示品と新品在庫を分けて管理。接客を助ける在庫確認と売上管理
MAARKETでは、Square POSレジ リテール向けの機能も活用している。家具店ならではの在庫管理で工夫しているのが、展示品と新品在庫を分けて登録している点だ。
「同じ商品で新品が1点、展示品が1点あれば、新品1、展示品1という形でカウントしています。分かりやすいように、展示品は商品名の頭に『展』と入れて商品登録をしています」
接客中に在庫を確認する場面も多い。その際はパソコンで管理画面を開いて確認するほか、スタッフによっては、Square ハンディやタブレットを使って、売場でお客さまに商品を案内しながら在庫数を確認することもある。

▲パソコンで商品登録をする様子
また、Square データは日々の売上管理にも活用している。何がいくつ売れたのかを確認し、Squareから出力したデータを自社システムに取り込んで、在庫数の突き合わせを行っている。
実店舗には、オンラインストアから選ばれた多くの商品が並ぶ。Squareを使って展示品と新品在庫を分けて管理し、必要に応じて在庫を確認しながら、日々の売上も把握する。MAARKETでは、こうした日々の確認を重ねながら、スタッフが接客しやすい環境を整えている。

何度訪れても、新しい発見のあるインテリアショップに
リニューアルによって、MAARKETの店内はよりフラットで開放的な空間になった。今後はその空間を生かし、家具を販売するだけでなく、展示やイベントを通してさまざまな体験ができる店舗を目指している。
「大体2カ月に1回、レイアウトを変えています。フィーチャーするものも少しずつ変えていて、インテリアショップではありますが、毎回新たな体験ができるような面白さは意識しています。ここに来ると家具も見られるけれど、展示やイベントもあっておもしろいよね、という場所にしたいですね」

2026年10月21日までは、USMにフォーカスした企画展も実施している。自由に組み合わせられるUSMの魅力を、実店舗の空間の中で体験できる機会だ。
MAARKETの「AA」には、Aクラスのクオリティが積み重なることで、日々の暮らしの豊かさも積み重なっていくという想いが込められている。単に家具を販売するだけでなく、デザイナーの意図やつくり手のこだわり、そのプロダクトが生まれた背景まで伝えることも、MAARKETが大切にしている姿勢だ。
実際に触れ、空間の中で感じる。オンラインで調べ、じっくり選ぶ。MAARKETは、オンラインストアと実店舗の両方を通じて、家具との出会い方そのものを広げようとしている。

「Squareで遠隔決済ができると聞いたときに、『まさにこれだ』と思いました。本当にそこを導入したかったんです。以前から遠隔で決済することは多かったので、これは入れると違ってくると感じました。直接来店していただかなくてもいいので、お客さまにとっても楽になったと思います」 ー MAARKET ショップマネージャー 伊野 勝和さん
Squareで実現できたこと
家具選びの流れに合う、Square 請求書による遠隔決済
高単価の家具やカスタムできる家具を扱うMAARKETでは、見積もり後に自宅でサイズや仕様を検討し、後日購入に至るお客さまも少なくない。Square 請求書を活用することで、来店せずにメール上で請求書を送り、遠隔で決済まで進められるようになった。
広い売場での接客に合わせた、複数端末での決済対応
約500平方メートルの店内では、商品近くや打ち合わせスペースで接客が進むことも多い。Square レジスターのほか、Square ターミナル、Square ハンディを状況に応じて活用することで、スタッフがお客さまのもとへ端末を持って行き、その場で決済できるようになった。
展示品と新品在庫を分けた、在庫確認と売上把握
MAARKETでは、同じ商品でも展示品と新品在庫を分けて登録し、販売可能な在庫を確認しやすくしている。接客中の在庫確認や日々の売上把握にもSquareを活用し、スタッフが商品を案内しやすい状態を整えている。
記事に掲載されている店舗情報 (商品内容、価格、営業時間など) は2026年7月時点のものです。

