QRコード決済の導入でレジ操作の課題を解決!

キャッシュレス決済の中でも、ここ数年で利用者が急速に増加しているのがQRコード決済です。株式会社インフキュリオンの調査によると2019年10月時点で35.7%だった利用率は、2021年12月時点で56%と約20%も伸びています。ポイントやキャンペーンを利用して買い物ができるお得さや、スマートフォンで決済が完了する便利さが利用者増加の理由となっているようです。

利用者の増加に合わせて、QRコード決済を導入する事業者も増えています。支払い方法の選択肢を増やすことで売上向上が期待できるといったメリットのほかに、QRコード決済はレジ業務の効率アップにも貢献します。

この記事では、レジ業務に関する課題に着目し、QRコード決済を導入することで得られるメリットや課題解決について解説します。

参考:
増税後のQRコード決済利用率が3倍に拡大。最も利用されているアプリはPayPay(株式会社インフキュリオン 2019年11月)
QRコード決済の利用率が56%と過去最高を更新 注目を集めるBNPL(後払い決済サービス)の利用者は約7割が女性(株式会社インフキュリオン 2021年12月)

目次



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レジ操作・レジ業務で発生する課題

小売店や飲食店、宿泊施設、美容院など、さまざまな場所でレジが利用されています。レジ操作やレジ業務にまつわる課題には主に以下のようなものがあります。

会計ミスが起きる

金額の打ち間違いや釣り銭の間違いによる会計ミスの発生は、店舗として一番避けたいところでしょう。会計ミスは顧客からのクレームにつながるだけでなく、レジ締めの際に金額の差異が発生するトラブルにもつながります。特に飲食店などピークタイムのある店舗では、スピーディーな作業が求められる分、打ち間違いといったミスも起こりやすくなりがちです。会計ミスを防ぐためには、レジ操作のマニュアル作成、入力金額の指差し確認、高額紙幣の声がけといった対策が挙げられます。

業務負担が大きい

レジに関わる業務には、会計だけでなく、釣り銭の確認・準備、レジ締めなども含まれます。売上金の入金や釣り銭の準備で銀行やATMに行ったり、閉店後にレジ締めをしたりなど、手間や時間だけでなく、神経を使う作業が多いため、業務負担が大きくなりがちです。

また、打ち間違いなど、ミスが発生した時のレジ操作の仕方を事前に把握し、スタッフ間で共有しておく必要があります。通常の操作と異なる上、マイナス計上やお客様への返金作業、クレーム対応などが加わり、通常業務が滞る要因となります。

データの取得ができない

商品、単価、数量、購入者の性別や年齢層などのデータを分析し、お客様の購買動向を把握したり、売り上げの増減理由を探ったりなど、売上目標の達成には売り上げのデータ分析は欠かせません。会計や売上集計といった基本的な機能しか備わっていないレジスターを利用している場合、詳細なデータを記録することはできないため、別の手段を利用する必要があります。

感染症対策が難しい

新型コロナウイルス感染症の影響により、不特定多数が触れる現金の受け渡しを行わない非接触型決済の需要が高まっています。直接手渡ししない、コイントレーを使うなどの工夫をしていても、スタッフが手やコイントレーをこまめに消毒する必要があるなど、スタッフの負担が増える点が気になる事業者は多いかも知れません。
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QRコード決済で解決できること

前章で紹介したレジ操作・レジ業務の課題を、QRコード決済を導入することでどのように解決できるのかを解説します。

会計ミスを防止し業務負担を軽減する

QRコード決済は現金の授受がなく、QRコードをスキャンして決済が完了するので、釣り銭や計算の間違いといった会計ミスを防ぐことができます。また、お客様1人あたりの対応時間の短縮につながり、店舗が混み合う時間にスピーディーかつ、正確なレジ業務が行えるので店舗スタッフの負担も軽減されます。QRコード決済を導入しても現金決済が無くなるわけではありませんが、扱う現金が減ることで、ATMや銀行に行く頻度が減り、レジ締めにかかる時間も短縮でき、作業効率の改善につながります。

POSレジ機能と連動しデータを取得できる

「POS」とは「Point of Sales」を略したもので、商品を販売した時点で、「いつ」「どのようなお客様に」「どのような商品を」販売したのかなどの情報を記録し、集計できるシステムです。POSシステムが搭載されたレジを「POSレジ」といいます。どの時間帯にどのような商品がよく売れているかなどのデータを管理・分析する機能が備わっているものもあります。POSレジには高額なものもありますが、POSレジの機能を搭載したPOSレジアプリをタブレットやスマートフォンにインストールするだけで利用できるものもあります。POSレジアプリとQRコード決済アプリを連動させることで、売上データの一元管理が可能です。低コストで導入できるので小規模事業者も取り入れやすいでしょう。

衛生面の不安が軽減できる

QRコード決済では、現金に触れることなくQRコードの読み取りで決済が完了する「非接触型決済」が可能になります。新型コロナウイルス感染症の拡大で、他人との身体的距離や、接触に敏感になる人が増えました。QRコード決済など非接触型のシステムを導入することで、利用者の安心や信頼獲得にもつながるかもしれません。

QRコード決済サービスを選ぶポイント

セキュリティ対策

QRコード決済を導入する際、セキュリティ面を懸念する事業者は多くいるでしょう。特に決済では、顧客情報の漏洩や、不正アクセスを防ぐために高いセキュリティが求められます。各QRコード決済サービスは、2段階認証や、クレジットカードや口座番号の暗号化といったさまざまなセキュリティ対策を行っています。どのようなセキュリティ対策があるのか、補償が付帯しているかは事前に確認しておきましょう。

ECサイトへの対応

実店舗だけではなくECサイトの運営も行なっている場合、ECサイトでも利用できるQRコード決済サービスを選ぶといいでしょう。実店舗の場合、QRコードをスキャンして決済しますが、ECサイトではQRコードのアカウントのIDを入力して決済を行います。「ID決済」と呼ばれるこの決済方法は、氏名、住所、電話番号といった情報を入力する手間が省けることが利用者にとっての利点です。スムーズな決済で顧客獲得も見込めます。

導入・運用コスト

QRコード決済にかかるコストには、初期導入費用、月額費用、決済手数料、振込手数料などが挙げられます。ほとんどのQRコード決済サービスは初期費用や月額費用を無料で提供していますが、決済手数料や振込手数料は各サービスによって異なります。事前に確認して、店舗の運営スタイルや予算にあった、導入・運用費用のサービスを選びましょう。主要なQRコード決済4社の各費用を下記の表にまとめています。

主要QRコード決済サービス導入・運用コスト比較表

  PayPay 楽天ペイ d払い※5 au Pay
初期導入費用 無料※2 無料 無料 無料
月額利用料 無料※2 無料 無料 無料
端末代 ※1 無料 無料 無料 無料
入金サイクル 月1回
(早期振込サービスあり)
翌日入金可能※3 月2回 月1回もしくは月2回
(早期振込サービスあり)
決済手数料 1.98% ※2 3.24%〜※4 3.24% 2.6%(税別)
振込手数料 月1回無料 無料
(楽天銀行の場合)
無料 無料
ECサイト対応 ×

※1 手持ちのスマートフォン、もしくはタブレットを利用する場合
※2「PayPayマイストア制限プラン」を利用する場合
※3 振込口座を楽天銀行に指定した場合。楽天銀行以外は入金依頼と振込手数料が必要
※4 支払い元が楽天カード以外のJCBの場合3.74%
※5 決済パートナーとしてクラウドペイを利用した場合

決済代行サービスの利用

QRコード決済サービスの導入には、各QRコード決済サービスと個別に契約をして導入する「個別契約」と、決済代行サービスを利用して複数のQRコード決済サービスを一括で導入する「一括契約」の二つの方法があります。「個別契約」では、サービス毎に申込手続きを行い、加盟店契約をする必要があります。また、各サービス毎に入金サイクルなどが異なるため、売り上げの管理が煩雑になるというデメリットがあります。一方で、決済代行サービスを利用することで、複数のQRコード決済を一回の申込手続きで導入でき、入金も一本化されるので、QRコード決済の導入・運営にかかる負担が大幅に軽減されます。複数のQRコード決済サービスの導入を検討している場合、決済代行サービスの利用がおすすめです。

レジ業務の効率化を図ることで、顧客やスタッフの満足度向上や事業運営全体の生産性向上につなげることができます。レジ業務の効率化に役立つQRコード決済の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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執筆は2022年6月8日時点の情報を参照しています。
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