ベストなネットショップ店名の選び方とは?造語のヒントから7つの注意点まで

ネットショップの顔でもある店名は、マーケティングや宣伝においても重要な要素です。他のネットショップとの違いを表現した店名にするだけでなく、商標登録やECサイトのドメインも考慮して決定する必要があります。ベストなネットショップ店名を選ぶためのヒントや注意点を解説します。

目次



ネットショップの店名が重要な理由

実店舗であれば、店名がわからなくても、住所やロケーションさえわかればたどり着くことが可能です。しかし、ネットショップの場合は店名による検索が重要であるため、覚えやすさは必須条件だといえます。店名次第では口コミでも広まりやすく、宣伝効果にもつながります。

逆に、読めない店名、長すぎる店名、覚えにくい店名は、ネットショップ名による検索の妨げになってしまいかねません。他のネットショップ名やブランド名に似ている店名も同様です。ネーミングの失敗がネットショップの機会損失にならないよう、店名は慎重に考える必要があります。

ネットショップの店名を考える4つのヒント

店名によってどのようにそのネットショップらしさを表現するかは、ひらめきだけで決まるものではありません。既存のネーミング例を思い浮かべながら、四つのヒントを参考にしてみましょう。

商品ジャンルを店名に入れる

たとえば、「靴下屋」なら靴下が、「シュープラザ」なら靴(シュー)がメインの取り扱い商品であることは一目瞭然です。特定ジャンルの商品に特化したネットショップや、ニッチな分野に特化したネットショップであれば、商品ジャンル名そのものを店名に入れることで、お客様にわかりやすく、覚えやすく、かつその分野でのネットショップの堂々たる存在感をアピールすることも可能です。

オリジナリティーを大切にする

店名は、ネットショップの個性をアピールする手段でもあり、唯一無二のものにする必要があります。しかし、まだ誰も使っていない新たな店名をひねり出すのは至難の技。そこで、以下のテクニックと例を参考にしながら、クリエイティブな発想で店名を考えてみてはいかがでしょうか。

  • 二つ以上の言葉をつなげて造語に
    例)カルピス(カルシウム+サルピス)、インスタグラム(インスタント+テレグラム)

  • 言葉の繰り返しでリズム感を生み出す
    例)Francfranc(フランフラン)、anan(アンアン)、WOWOW(ワオワオ)

  • 頭文字をつなぎ合わせて独創的な響きに
    例)LOHACO(=Lots of Happy Communities)、ASICS(=Anima Sana In Corpore Sano)

  • 日本語をアルファベット表記しておしゃれに
    例)Gokuri(ごくり)、Kracie(暮らしへ)

  • キーワードの頭文字・語尾をアレンジしてユニークに
    例)爽健美茶(爽やかに、健やかに、美しく)、EDWIN(DENIMの綴りから発想)

  • 擬人化して身近な印象に
    例)激落ちくん、どん兵衛、なっちゃん

  • 擬態語・擬音語を使って親しみやすく
    例)ポッキー、ごきぶりホイホイ

  • ダジャレを取り入れてカジュアルに
    例)ASKUL(明日+来る)、湯名人

ショルダーコピーとセットで考える

ショルダーコピーとは、店名や企業名などの上に配置し、セットで使われるキャッチコピーのことです。一般的に、得意分野やスローガンなどが組み込まれ、ネットショップのイメージを伝えるために役立ちます。

以下、架空のネットショップの、ショルダーコピーがある例とない例とを比較してみましょう。

ショルダーコピーなし(店名のみ) ショルダーコピーあり
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ショルダーコピーなしの例では、ネットショップの店名から「何を売る店か?」が漠然としかわからず、店名によっては全くわからないものもあります。一方、ショルダーコピーと店名がセットになっていると、何を、どんな風に、誰に売るネットショップなのかが具体的にわかります。

このように、ネットショップの店名はショルダーコピーとセットで考えることで、説明的な店名にする必要がなくなります。ショルダーコピーと並べた際の字面のバランスも考えたいところです。

ネーミング案を募集する

自分で考えた店名のアイデアがいまひとつなら、一般公募でアイデアを募るという方法もあります。ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトには、プロのライターやコピーライターなども登録しているため、有料で店名案を作ってもらうことが可能です。ネットショップのコンセプトやターゲットを丁寧に伝えることが、客観的な目線で練られた優れた案を集める鍵となります。
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ネットショップの店名を考える際の7つの注意点

ここまでに紹介したヒントを基にネットショップ店名の候補をいくつか考えたら、以下の注意点7項目をチェックリストとして、当てはまるかチェックしてみましょう。

1. 記憶に残りやすいか?

しっかり考え抜かれたネットショップの店名であっても、覚えにくく難解では、ネット検索がされにくくなります。ポイントは、「ターゲットにとって簡単かつ記憶しやすい店名であるか」です。若者がターゲットのネットショップに、年配のお客様が覚えやすいタイプの店名を付けても、その価値は発揮されません。

2. 店のコンセプトに合うか?

店名はネットショップの顔ともいえる存在です。ネットショップのイメージを伝え、ターゲットに魅力的と感じられる店名は、そのものがネットショップのコンセプトを体現します。

同じ言葉でも、漢字、平仮名、片仮名、アルファベットで表すのでは印象が異なります。柔らかい音、強い音、どっしりした音など、発音したときの印象も大切です。

外国語や造語を店名に使う場合、俗語などの用法でおかしな意味になってしまわないかもしっかり確認してから名付けましょう。

3. 読みやすい、発音しやすいか?

ネットショップへの電話やメールでの問い合わせなどのシーンも想定すると、難読漢字を含む店名や、発音の難しい外国語を含む店名などは避けたほうが良いでしょう。

簡単な単語でも、たとえば「ai」は「エーアイ」または「アイ」と読めるため、片仮名で検索された場合に異なる検索結果が出てしまいます。このような「複数の読みが考えられる店名」は、SEO対策のためにも避けたほうが無難です。

4. 同名店舗、似たような店名はないか?

店名を決める際は、ネットショップだけでなく、他の店舗、企業、ブランドなど、さまざまな固有名詞との同一性や類似性を気にする必要があります。たとえば、有名ブランド名に酷似した店名のネットショップは、独自店舗としての認知向上が難しいばかりか、インターネットの検索エンジンに同一名称と判断され、ユーザーが検索しても自社サイトにたどり着けない可能性があります。似た店名が他にも複数あると、検索順位をアップさせることも簡単ではありません。

ネーミング専用の検索サイト「Nomyne」を使えば、商標登録の如何にかかわらず、店名候補が既に使用されているか確認できます。

5. 商標登録は可能か?

店名候補を考えたら、特許庁のサイトの情報を参考に、商標登録済みかを確認しましょう。他のネットショップや企業と同一の名称を無断で使うことを避けるだけでなく、さらに、自社のネットショップ店名を商標登録するときのことも考えておくこともお勧めします。

商標登録は数万円の費用がかかりますが、ネットショップの開店後でも良いので出願して登録されれば、せっかく選んだ店名が他で使われることを防ぐことができます。商標登録できる名称にはさまざまなルールがあり、全角文字のみ使用、文字修飾なし、改行なし、30文字以内などの他、使える記号にも制限があるため、事前に確認しておきましょう。

6. ドメインを取得できるか?

ネットショップと不可分な存在であるサイトのURLを決める際、ドメインには店名を入れるのが一般的です。ドメインとは、URLの「◯◯◯.com」や「◯◯◯.jp」などの◯◯◯の部分。商標登録が可能な店名だからといって、そのままのドメインも取得可能かは調べずにはわかりません。なお、「&」など一部の記号はドメインで使えないことも覚えておきましょう。

もし、店名候補そのままのドメインが既に存在する場合は、店名を再度検討することも考えましょう。ユーザーが店名でネットショップを検索しようとした際に、より店名と近いドメインのサイトを誤って選んでしまうかもしれないからです。

Panabeeは英語のサイトですが、その言葉が既にドメインに使用されているかを調べることができる便利なツールです。ブルーのハートマークが表示されたら、使用可能なドメインです。さらに、入力した言葉に似た単語や、類似型の使用可能なドメイン案も提示してくれるので、ドメイン取得前に非常に参考になります。

7. 流行に左右されていないか?

ネットショップの店名は、基本的に、一度決めたらビジネスが好調である限り使い続けるものです。来年、再来年、あるいは10年後にも色褪せない店名を決めるには、流行に影響された選び方を避けましょう。トレンドワードや人気ドラマのセリフなどは、1年もしないうちに古臭く感じられる可能性があります。

このように、ネットショップの店名は、マーケティングや事務手続きなどビジネス運営の多様な側面に影響を与えます。ぜひ慎重に検討し、ネットショップの成長に寄与する店名を選びましょう。

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執筆は2021年6月20日時点の情報を参照しています。
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