流行りを作ろう!小さなお店でもできるマーケティング

オンラインショップにしても実店舗にしても、お店を経営するビジネスオーナーなら、必ず意識しているだろう流行。今巷では何が話題になっているのか、商品やサービスを流行らせて大きく売上高を伸ばすにはどうすればいいのか、日々考えているのではないでしょうか。

例えば、ハンドスピナーというおもちゃをご存知ですか?指で回転させるとても小さな玩具で、ペン回しに似た面白さがあるようで、今アメリカでは爆発的に流行っています。

Squareが公表した加盟店の売上トレンドによれば、2月の時点では34個程度の売上数だったにも関わらず、3月には859個、4月には26,223個、5月末には151,241個と急激に数字が伸びている様子が分かります。残念ながらこの数字は6月に入って減少傾向にあるようですが、アメリカでは禁止令が出た学校もあるほどの流行り具合です。

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ここまでの流行を作るのは難しいとしても、これからお店をオープンしようと考えている方や、小さなお店を一人で回しているビジネスオーナーにおすすめのマーケティング方法をお伝えします。

マーケティングにも断捨離が大事

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ウェブサイト、ブログ、FacebookやInstagram、Twitter、チラシ、ポスター、ショップカード等、お店を多くの人に知ってもらうための手段は年々増えるばかりです。

マーケティングや販売促進をすること、トレンドや流行に乗ることは、売上を作るためにはもちろん大事ですが、ただここで一度立ち止まって考えていただきたいのは、本当に全部をやる必要があるかどうかです。

例えば、ウェブサイト。どの会社にもウェブサイトがある時代ですが、何年も更新されていなかったり、デザインが古かったりする場合、ウェブサイトを見た人はちょっと残念に感じるかもしれません。ウェブサイトの作成や更新作業に慣れていたら問題ありませんが、この作業に自信がないとしたらあえてウェブサイトを作らないという手もあります。

参考:飲食店が独自ウェブサイトを持つべき理由

チラシやポスターなどの印刷物も同様です。もし、オンライン販売のお店ならこれらの印刷物は必要ありません。近隣の住民に来てほしいのなら周知のためにチラシは大切ですが、もし一人でお店を回すのにチラシを配る時間が取れそうにもないと判断したら、印刷物に使う予算を他のことに回してみてはどうでしょうか。

例えば、コーヒーショップならお店のロゴ入りのプリペイドカードを用意すれば、近隣で働くサラリーマンはお財布を持たずにカードだけで気軽にコーヒーを買いに来られます。小売店なら3,000円以上購入のお客様だけに、紙やビニールのショッパーの袋でなく、ロゴ入りのエコバックを提供してはいかがでしょうか。エコバックなら他の用途にも使えるので、自然とお店の宣伝になります。

参考:
ロゴを発注する前に、デザイナーに伝えるポイントを確認しましょう。
お客様を呼び寄せる「オリジナル」導入のすすめ

SNSを使い分ける

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ウェブサイトがなければ、営業時間やお店のコンセプトなどの情報はどこに載せれば良いのでしょうか?ここで活かせるのがソーシャルメディアの存在です。ソーシャルメディアも一つ一つ特性が異なります。ここでは特徴の一部をご紹介しますので、ご自分のビジネスと相性の良いものを選んでみてください。

まずはFacebookです。Facebookページを作成すれば、基本情報に加えて、営業日の変更のお知らせや店主の日記など、画像や動画、文章を使って様々な情報を投稿することができます。投稿に「いいね」が付けばつくほど、お店の宣伝にもなります。ウェブサイトに問い合わせフォームを付ける代わりに、メッセージ機能を使えば、お客様と一対一のやり取りも可能です。

Facebook社が運営するInstagramも今では利用者の多いソーシャルメディアの一つです。Instagramの主な機能は写真の共有で、掲載する写真のビジュアルがとても重要になります。ユーザーに若い女性が多いことも特徴です。もし、女性をメインターゲットにしているお店なら、Instagramの運用に力を入れると良いかもしれません。写真や文章にリンクを付けることができないので、一枚一枚の写真でいかに見た人の関心を惹き付けるかが大切になります。

参考:いいね!獲得で飲食店を有名に!Facebook活用法

次は140文字でつぶやきを投稿するTwitterです。今では文字だけではなく画像や動画も投稿できます。ツイートを誰かがリツイートすればするほど情報が拡散されていきます。投稿だけでなく、リツイートをしたり、フォローをしたり、フォロワーとのやり取りを楽しんだり、中高生の利用が多いことも特徴です。最近では修学旅行にTwitterを活用する高校もあり、バラバラに班行動する生徒に集合場所や忘れ物の連絡をする際に役立てているようです。

どのソーシャルメディアにも共通するのは更新頻度です。もし、年に数回しか更新しないならアカウントを作る意味はあまりないと言えます。Facebookだけ、Instagramだけと使うソーシャルメディアを絞るのもアイデアですし、更新する時間や頻度を最初から決めておくと更新忘れが起きないかもしれません。

また、ソーシャルメディアの機能も常に変化しています。ハッシュタグの使い方、投稿方法等、新しい機能のチェックは欠かさずに行いましょう。

あえて何も発信しない

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ここまでソーシャルメディアの使い方について話してきましたが、発信をしないという方法もあります。

例えば、オーダーメイドのテーラーの場合、ファッションの流行はあまり大きく影響しないかもしれません。また、予約が立て込んでしまうと一着を仕立てるのに時間がかかってお客様を長くお待たせしてしまうことも。

工事や修理、整体などの業種にも同じことが言えます。肩こりや水道漏れに流行りはありませんし、フォトジェニックな写真を投稿するのも難しいです。これらの業種に必要なのは、お客様にとって分かりやすい説明かもしれません。

参考:売り上げアップに必ず繋がる集客法〜住宅のリフォーム・修理編

もし、実店舗があるなら料金表を見やすい文字で店舗の前に設置したり、電話でオーダーを受けているのなら電話後なるべく時間を置かずに見積書をメールやFAXで送ったり、お客様が安心して利用できるような工夫を取り入れましょう。

顧客リストを作り、定期的にその後の状況を伺うようなメールやはがきを送ってみるのも良いかもれしれません。

参考:読まれないメルマガにさようなら。メールマーケティングを始めるべき理由まとめ

執筆は2017年6月14日時点の情報を参照しています。