LINE公式アカウントの使い方!登録方法やメリット、活用方法を紹介

ビジネスを展開するうえで、商品やサービスのファンであるリピーター客の存在は欠かせません。以前、コストをかけずにリピーター客を獲得するヒントを紹介しましたが、今回はリピーター客との距離を近づけるツールを取り上げます。

プライベートのやりとりにコミュニケーションアプリのLINE(ライン)を使っている人も多いのではないでしょうか。個人間のやりとりに利用するLINEとは別に、情報発信や集客に活用できるビジネス版LINEがLINE公式アカウントです。今回はリピーター客との距離を近づけるツールとして、LINE公式アカウントの開設方法から主な機能、料金プラン、Squareとの連携活用まで、ビジネスで使いこなすための基本をわかりやすく解説します。

📝この記事のポイント

  • LINE公式アカウントは、友だち登録したお客さまにメッセージを配信したり、1対1でチャットしたりできるサービス
  • クーポン、ショップカード、リッチメニュー、リサーチ、LINEコールなど、集客やリピーター獲得に役立つ機能を利用できる
  • 開設後は、あいさつメッセージやリッチメニューを設定し、予約・クーポン・ネットショップなどへの導線を整えておく
  • 料金プランはコミュニケーション・ライト・スタンダードの3種類があり、友だち数や配信通数に応じて選べる
  • Squareならネットショップやオンライン決済を簡単に導入できるため、LINE公式アカウントと組み合わせて使いやすい

目次



LINE公式アカウントとは

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LINE公式アカウントとは、LINE内で企業や店舗の公式アカウントを開設できるサービスです。日本国内では月間1億人以上(※2025年12月末時点)1がLINEを利用していることから、LINE公式アカウントを使うことでLINEを利用しているお客さまとの距離をぐっと縮めることが期待できます。

業種や規模を問わず、月間200通までのメッセージであればLINE公式アカウントは無料で利用できます。たとえば、店頭やホームページなどにQRコードを掲載し、LINEアプリを使用しているお客さまがQRコードを読み込んで友だち登録を行うと、トーク画面でそのお客さまにメッセージを送信できるようになります。詳しくは後述しますが、メッセージのほかにもクーポンを配布したり、ショップカードを作成したりとさまざまな機能を利用することができます。

LINE公式アカウントの開設方法

LINE公式アカウントを開設するには、どのようにすればいいのでしょうか。その手順を解説します。

ウェブサイトから申し込む

LINE公式アカウントを開設するには、LINE公式アカウントの作成ページで「LINE公式アカウントをはじめる」ボタンを押します。「ビジネスID」の登録画面が表示されるので、すでに使用している個人のLINEアカウントと連携させる、もしくはメールアドレスと必要情報を登録することで、LINE公式アカウントを作成できます。続いて、必要事項を入力し、管理画面にログインして基本情報を登録します。

複数あるプランから自社にあったものを選ぶ

LINE公式アカウントには、誰もが取得できる「未認証アカウント」と、LINEの審査を通過した場合に取得できる「認証済アカウント」があります。認証済アカウントには緑色の認証バッジが与えられ、LINEアプリ内での検索結果に表示されたり、広告が出稿できたりなどの利点があります。未認証、認証済みのアカウント種別による料金の差はなく、コミュニケーションプラン(無料)、ライトプラン(5,000円)、スタンダードプラン(15,000円)のいずれかを選択できるようになっています。

LINEの審査を通過した認証済アカウントが利用できる主な機能やサービスは、以下になります。

  • LINEアプリ内のアカウント検索結果に表示される
  • 販促用ポスターデータが無料でダウンロードできる
  • POPなど、友だち集めに有効なツールが発注できる
  • 「友だち追加広告」が利用できる
  • LINEの関連サービスにクーポンを表示できる

LINE公式アカウントの主な機能

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LINE公式アカウントを開設することで、どのようなことができるのか、その主な機能を紹介します。

メッセージ配信

友だち登録をしてくれたお客さまにメッセージを配信できます2。文章だけでなく、画像、音声、動画やスタンプも送ることが可能です。また、次項で詳述する絞り込み配信など、配信先を絞ることができるので、お客さまの年齢、性別、地域に合わせたアカウント運営やメッセージ配信を行うことができます。

絞り込み配信

メッセージ配信において、配信先を「属性で絞り込み」に選択することで、メッセージを配信するお客さまの属性を設定できます3。たとえば、複数の都市で多店舗展開を行っている飲食店であれば、ウェブサイトの都内にある店舗情報にアクセスしたことがあるお客さまという属性を指定し、「都内店舗限定ワインキャンペーン」などのメッセージを配信することができます。東京の店舗のキャンペーンを他の地域の店舗に興味があるお客さまに送ってもその効果はほとんど見込めませんが、配信先を適切に絞り込むことで、宣伝効果を高めることができます。

LINEチャット

友だち登録をしてくれたお客さまと1対1でコミュニケーションが取れる機能です2。トーク履歴が画面に残るので、忙しくてすぐに返信ができない場合も、後からメッセージ内容を確認して、返信することができます。

ショップカード

来店時や商品購入の特典として付与するポイントカードを発行・管理することができます2。紙のポイントカードやアプリなどは制作にコストがかかりますが、LINE公式アカウントのショップカード機能なら無料です。さまざまなキャンペーンと連動させての販促が可能になります。

クーポン

LINE公式アカウントを友だち登録してくれたお客さまに、店舗や企業で利用できるクーポンを送付することができます2。割引やプレゼントなどのキャンペーンに利用することで、再利用の機会を増やすことができるかもしれません。

リッチメッセージ

画像やテキスト情報を1つのビジュアルにまとめ、わかりやすく訴求する機能です2。通常のメッセージ配信で送った画像は、タップをすると画像が拡大されるだけですが、リッチメッセージでは画像にリンクを埋め込んだり、LINE公式アカウントのクーポンに誘導できたりするので、より訴求効果が高いといえます。

リッチビデオメッセージ

お客さまがタップしなくても、自動再生される動画を配信できる機能です4。動画は、縦型、横型、正方形などさまざまな形に対応していて、縦型動画の場合はトーク画面いっぱいに動画を再生することができます。また、動画再生終了後にアクションラベルを表示させ、設定した外部サイトに誘導することもできます。

リッチメニュー

トーク画面下部に固定で表示されるメニュー機能で、画像を設定することができます2。この画像をお客さまがタップすると、クーポンやショップカードなどのLINE公式アカウントの機能に誘導することができます。また、店舗や企業の自社サイトやネットショップ、予約サイトなど外部へのリンクも設定することができます。

LINEで予約

LINEの店舗情報ページやLINE公式アカウントのプロフィール、トークルームなどから予約ができる飲食店を対象とした機能です2。アプリを切り替えることがなく予約が完了するので、お客さまにとっては利便性の高い手段といえるでしょう。

応答メッセージ・AIチャットボット

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お客さまからのメッセージに対して、事前に設定しておいた応答メッセージで自動返信する機能6です。営業時間外や定休日など、すぐに手動で返信できない場合の一次対応に役立ちます。すべてのメッセージに対して一律の内容を返信する「一律応答」と、特定のキーワードを含むメッセージに対して設定済みの回答を返信する「キーワード応答」の2種類を設定できます。たとえば、キーワード「営業時間」を含むメッセージには、「当店の営業時間は午前10時から午後8時です」という内容を自動返信する、といった使い方ができます。

さらに複雑な質問に対応したい場合、「AIチャットボット(β)」機能7も活用できます。お客さまから届いたチャットの内容をAIが判別し、事前に設定したメッセージを自動返信する機能です。よくある質問と回答をPDFなどでアップロードすると、AIが内容を解析し、自動応答の内容を自動生成してくれます。キーワードの部分一致でもAIが判別して回答するなど、質問の文脈をAIが読み取ってくれるため、より精度の高い対応が可能になります。なお、利用には有料のオプションへの申込が必要です。

リサーチ

投票形式やアンケート形式で、お客さまの好みや意見を集めることができる機能8です。性別・年齢・居住地など、あらかじめ設定されている任意の項目を質問できる「質問設定」と、質問が自由に設定可能な「自由形式」を組み合わせたリサーチページを作成し、メッセージで配信することができます。店舗や企業のサービスに役立つデータを収集することが可能です。

アカウント満足度調査

アカウントに対するお客さまの満足度を無料で調査することができます9。アンケート形式のメッセージをお客さまに送り、店舗や企業で運営しているアカウントに対するフィードバックを受け取ることができます。満足度をスコア化できること、調査は90日に1回しか行えない点が特徴です。

LINEコール

無料で音声・ビデオ通話を行うことができる機能です2。店舗や企業は、通話用のURLやQRコードを発行できるほか、指定した電話番号への転送も行うことができます。通話の記録も残るので、通話後にLINEチャットでメッセージを送ることもできます。

LINE公式アカウント導入のメリット

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LINE公式アカウントは、他の方法と比べてどのようなメリットがあるのでしょうか。LINE公式アカウントをおすすめする理由を挙げてみました。

アプリ内でコミュニケーションが完結する

一昔前までは、店舗が行う販促としては、ハガキなどを利用したダイレクトメールなどが一般的でした。インターネットが普及した現在では、メールマガジンや専用アプリなど、さまざまな方法でお客さまにアクセスできます。その中でも、LINE公式アカウントはアプリ内でメッセージ配信から、クーポンの配布や通話まであらゆるコミュニケーションが成立します。

無料で利用できる

LINE公式アカウントのメリットは、無料でも200通までのメッセージ配信やLINE VOOM投稿などさまざまな機能を利用することができます。そのため、集客に予算を回すことが難しい中小企業でも導入可能です。有料プランを選択すれば、より多くの機能を利用できます。まずは、無料のコミュニケーションプランから始めてみてはいかがでしょうか。

コミュニケーションプランと有料プランの詳しい内容は、下記の「LINE公式アカウント有料版と無料版の機能比較」の項目を確認してください。

メッセージを開封する可能性が高い

お客さまがプッシュ通知機能をオンにしている場合、メッセージを受信するとスマートフォンの画面にポップアップが表示されます。そのため、チラシやメルマガなどと比べて、お客さまが内容をきちんと確認する可能性が高いといえるでしょう。注意点としては、頻繁にメッセージを送信するとお客さまがうっとうしいと感じ、プッシュ通知機能をオフにすることが考えられます。メッセージ配信は大切なお知らせに限定する方がいいでしょう。

リピーター獲得が期待できる

LINE公式アカウントで友だち登録を行ってくれたお客さまは、すでに店頭やホームページを通して店舗や企業のサービスについて認知しています。そのため、LINEを活用した積極的なコミュニケーションを行うことで、再来店や再利用を促すことができます。リピーターを獲得するのに適したツールといえるでしょう。

お客さまの登録が簡単になる

お客さまはQRコードにスマートフォンをかざしたり、LINE IDを入力するだけで簡単に企業やお店のLINE公式アカウントに友だち登録することができます。氏名やメールアドレスの登録が必要なメールマガジンなどに比べて、お客さまにとっては登録に手間がかからず、企業にとってもより多くのお客さまの登録を目指すことが可能です。店内のポスター、レシートやショップカードにQRコードを印字し、お客さまに友だち登録してもらいましょう。

顧客満足度の向上につながる

LINEチャットやLINEコールなど、お客さまと双方向のコミュニケーションが取れることで、顧客満足度につながることが期待できます。また、クーポンの送付やキャンペーンの通知など、友だち登録をしてくれたお客さまへ特典を設けることも、顧客満足度の向上につながります。

LINE公式アカウント有料版と無料版の機能比較

LINE公式アカウントは、無料版でもさまざまな機能が利用できます。有料版との違いは、月に送信できるメッセージ通数です。メッセージの数は、送付人数×メッセージ通数でカウントされるので、100人のお客さまにメッセージを送信したい場合は、月に2回までがコミュニケーションプランで利用可能な200通の範囲となります。

プラン 月額固定費 無料メッセージ通数 追加メッセージ料金
コミュニケーション 無料 200通/月 追加配信不可
ライト 5,000円(税別) 5,000通/月 追加配信不可
スタンダード 15,000円(税別) 30,000通/月 配信量に応じて変動(※)

※2026年10月1日に追加メッセージ料金の改定が予定されています10。改定後は、無料メッセージ超過分が20万通/月までの場合は1通3円(税別)、20万通を超えた追加メッセージは1通2.5円(税別)になります。最新の料金は公式サイトでご確認ください。

LINE公式アカウントを運用するうえでの注意点

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LINE公式アカウントを運用するうえで、注意しておきたい3つのポイントを紹介します。

1.友だち登録をしてもらわないとコミュニケーションが取れない

LINE公式アカウントでメッセージ配信やクーポンの送付ができるのは、友だち登録をしてくれたお客さまに限られます。店頭やホームページなどで積極的に告知して、友だちを増やす必要があります。友だち登録をしてくれたお客さまには、飲食店であればドリンクのサービスなどの特典を設けるとよいかもしれません。

2.ブロックに注意する

配信したメッセージがお客さまにとって必要ないものだと判断されると、ブロックされてしまう可能性もあります。ブロックされると、お客さまにはメッセージが配信されなくなるので、「頻繁にメッセージを配信しない」「夜遅くには配信しない」などの工夫をする必要があります。

3.メッセージ送信数によって料金が変わる

コミュニケーションプランでは、月のメッセージ送信数が200通と決まっており、追加メッセージの送信はできません。しかし、上記の表にもあるように、有料のスタンダードプランでは追加メッセージを送信することができます。友だち登録が多いアカウントは、メッセージの送信通数で費用が変わってくるので、注意が必要です。

アカウント開設後も、操作方法が分からない、効果的な使い方が知りたいという人向けに、LINEヤフーマーケティングキャンパスという無料の勉強会が開催されています。上手に活用しましょう。

LINE公式アカウントを活用した商品販売にはSquareを

「LINE公式アカウントで友だち登録してくれたお客さまをネットショップに誘導したいけど、ネットショップをまだ開設していない……」というお店や企業におすすめなのが、無料でネットショップを開設・運営できる「Square オンラインビジネス」です。初期費用・維持費用がかからず、決済手数料だけでネットショップが運営できるので、小規模なお店や企業におすすめです。

ネットショップを作るほど商品数がないというお店もあるかもしれません。その場合は、「Square リンク決済」という機能を使って決済用リンクを発行し、LINE公式アカウントでお客さまに知らせることができます。たとえば、クリスマスディナーセットやおせちなど、期間限定や数量限定で商品を販売しているお店におすすめの機能です。

お客さまにとっても企業にとっても手軽で便利なLINE公式アカウント。Squareと合わせて活用してみてはいかがでしょうか。

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執筆は2017年9月21日時点の情報を参照しています。2026年6月15日に記事の一部情報を更新しました。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。